映画「心霊写真」観た
原題:SHUTTER
製作:タイ’04
監督:パークプム・ウォンプム、バンジョン・ピサヤタナクーン
ジャンル:★ホラー
【あらすじ】友人の結婚式の帰り道、カメラマンのタンと恋人ジェーンは、突然飛び出してきた女性を車ではねてしまう。その場から逃げ去ったふたりだったが、彼が現像した写真に女の顔が浮かび上がり…。
これも面白かったです。「シャッター」を観ようかと思ったんだけど、オリジナルの方が怖いという事なので。
幽霊モノではよくある展開ではありましたが、主人公の仕事道具でもある”カメラ”を上手く使って、恐怖を盛り上げていました。
写真に写る影がコチラを見たり(あんな小さな影によく気付いたなぁ)、暗室でのゾッとする体験、暗闇でカメラのフラッシュのたびに怯える主人公の顔が見えるなど、演出が手堅くてジャパニーズホラー寄りなので親しみやすい。
途中で来るか!?と思わせておいて、笑いに持っていくのもよかったです。
それに、わたしが嫌いな復讐モノの要素、”勘違い”と”無差別”が完全になかったのも良かった。筋の通った良識ある悪霊さんなんです(笑)
まあ、私的に悪霊って、鬼や悪魔みたいなものが死者の姿と記憶を利用しているか、もしくは操っているものだと思うので、復讐がどうとか筋が通ってるかなんて、あんまり関係ないんですけどね。
悪い事をすれば必ず自分に還って来るという、昔ながらの教訓ホラーなのはポイント高いかな。
ラストはよくあるオチなのに、まったく違って感じられるのが面白いです。ある意味ハッピーエンドだったのでは。
ふたりとも、末永くオシアワセニ!