忘却エンドロール

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映画「ミラーを拭く男」観た

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Tag:日本 

ミラーを拭く男
英語題:THE MAN WHO WIPES MIRRORS
製作:日本’03
監督:梶田征則
ジャンル:★ドラマ/ロードムービー

【あらすじ】定年間近のサラリーマン皆川勤は、事故で女の子を轢きそうになってからふさぎ込んでいた。そんなある日、ふと思い立って事故現場のカーブミラーを拭き、やがて全国のカーブミラーを拭こうと決意し…。

前に一度観てずっと心の隅に引っかかっていたというか、カーブミラーを見かけるたびに思い出してました。
これだけしゃべらない主人公も珍しいですよね。ただ黙々とカーブミラーを磨き、家族に問われても、TVカメラを向けられても、自分でも理由がわからないみたいに言葉が出てこない。結局最後まで彼の気持ちが言葉にされる事はないけど、お遍路みたいなものかも?
汚れたカーブミラーを見れば事故で失われた命や、加害者になってしまう恐怖が思い浮かび、磨いている間は心が安らぐ。磨かずにはいられないんでしょう。
そんな不器用な男がカーブミラーを磨く様子と、カーブミラーのある妙に美しい風景、そして周りで騒ぐ人々が淡々と描かれてます。BGMは単調なんだけども、一歩一歩着実に歩み続ける主人公っぽくてすごくいい。
非現実的なところもあるし、頼られてパニクって自分が事故に遭おうとするなどブレることもあったけど、ラストは主人公も、家族も、TVも、生きがいを探していた中年男性たちもみんな満足という感じで、なんかホッとします。
家のことは子供たち(すでに社会人)に任せて、理解できなくても夫と一緒にいる事を選んだ奥さんがステキでした。

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