映画「エド・ウッド」観ました

原題:ED WOOD
製作:アメリカ’94
監督:ティム・バートン
ジャンル:★伝記/ドラマ
【あらすじ】ある日、往年のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシと出会った映画青年エド。ふたりは瞬く間に意気投合し、ルゴシは俳優としてもう必要とされてないと嘆いた。そんな時、自分にぴったりの映画が製作されると知り、ルゴシを出演させることを条件に、その映画で監督デビューを飾るが…。
再見。やっぱり大好きです。映画が大好きな気持ちと、映画を愛する人への尊敬が伝わってきて、映画好きには心地良いんですよね~。
冒頭から雰囲気たっぷりで、吸血鬼の語りや、墓場をうねうねと進みながら墓石の文字を映していくタイトルバックが素敵。
あえてモノクロなのも効果的でした。途中、ドレスの色をおじさんに尋ねたら「どちらが赤だ?色の見分けなんてつかんよ」と言ってて笑えます。
ベラとの出会いから無二の親友になっていく様子も微笑ましくて、彼の演技を目を輝かせて見つめる様子は、純粋にただの一ファンという感じ。
この人をまたスクリーンの世界に連れ戻したいという気持ちや、弱っている彼を思い遣る気持ちがひしひし伝わってきて、もう序盤からうるうるしてしまいました。
一方で、何がなんでも映画を撮りたいという姿勢や、どんなに作りや演技を妥協しても自分が伝えたい事はしっかり伝えるところなど、服装倒錯者で孤独を感じていた彼の、そういう強いところも見せてました。
もし彼らが出会ってなかったら一体どんな道を歩んでいたのか…。でもきっと出会う運命だったと思えるふたり。
彼らが心から映画を愛し、映画という居場所を求めているから、彼らに協力してくれる人々も、いつも大変そうなのに楽しそうにやってるんですよ。
こういうところが、ティム・バートンや多くの人の心を掴んだんでしょうね。
ルゴシの最後のフィルムを観ながら、熱っぽく語る姿が印象に残ります。
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■ Comment
素晴らしいイラストです☆
そして温かい想いの伝わってくる記事で、胸がいっぱいになりました。
宵乃さんからこの作品へ、監督からエドさんへ、きっとジョニデからも・・・。
>・・・映画好きには心地良いんですよね~。
>・・・タイトルバックが素敵。
>この人をまたスクリーンの世界に連れ戻したいという気持ちや、
>弱っている彼を思い遣る気持ちがひしひし伝わってきて、もう序盤からうるうるしてしまいました。
ハイ、もう、その通りで~!!!
>・・・そういう強いところも見せてました。
そういうところがなければキレイごと的作品になったように思うので、
あって良かったと思います。
>もし彼らが出会ってなかったら一体どんな道を歩んでいたのか…。
>でもきっと出会う運命だったと思えるふたり。
ツインソウルかもしれませんね~。
必ずそうなるべくして、と、私も思います。
>・・・ティム・バートンや多くの人の心を掴んだんでしょうね。
この作品を作らずにはいられなかった監督の「想い」は、
見ている人に間違いなく伝わりますね!
映画が好きな人なら、いつかは見てほしい作品ですね♪
2013/03/14 14:33 miri〔
編集〕
宵乃さん、おはようございます。
>映画が大好きな気持ちと、映画を愛する人への尊敬が伝わってきて、
>映画好きには心地良いんですよね~。
愛にあふれた映画でしたね。
ティム・バートンがどんなにエドの事が好きかというのが
画面を通してヒシヒシと伝わってきました。
>もし彼らが出会ってなかったら一体どんな道を歩んでいたのか…。
>でもきっと出会う運命だったと思えるふたり。
偶然ではなくて、必然だと思いますよね!
再見したい映画がどんどん増えていってます。
リストを作っとかないと覚えきれないです。笑
> このシーン大好きなんです!
> 素晴らしいイラストです☆
ありがとうございます!
わたしも”このシーンしかありえないな”と思える選択で満足です。
> そして温かい想いの伝わってくる記事で、胸がいっぱいになりました。
> 宵乃さんからこの作品へ、監督からエドさんへ、きっとジョニデからも・・・。
そう言って頂けて嬉しいです(照)
そうですよね~、ジョニデの素晴らしい演技はエドへの尊敬が込められているように感じました。
> そういうところがなければキレイごと的作品になったように思うので、
> あって良かったと思います。
そうそう、彼を色々な面から描いててよかったです。
そこら辺にも愛を感じますよね。
> ツインソウルかもしれませんね~。
> 必ずそうなるべくして、と、私も思います。
同じように感じられたようで嬉しいです♪
> この作品を作らずにはいられなかった監督の「想い」は、
> 見ている人に間違いなく伝わりますね!
> 映画が好きな人なら、いつかは見てほしい作品ですね♪
あの再現率は彼の作品を何度も何度も観てないとできないです!
きっと、彼の作品からあふれ出る想いを受け取って、それを多くの人に伝えたいと思ったんでしょうね~。エドの想いもバートンの想いもひしひし伝わってきました。
はい、多くの映画好きに観てほしいです!
おはようございます。
ホント、愛にあふれた映画でした。エドを敬愛するティム・バートンの熱烈な想いは、誰かがこの作品を観るたびに天まで届きそうです。
> 偶然ではなくて、必然だと思いますよね!
自然とそう感じられました。バートンもそう思って撮ったんでしょうね。彼がエドの作品にであったのも必然かも。
> 再見したい映画がどんどん増えていってます。
> リストを作っとかないと覚えきれないです。笑
あはは、わたしもです。ものぐさでリストを作るのも忘れてるけど(笑)
観るべき時が来たらきっと何もしなくても巡りあえるはずです。たぶん!
これはいい映画ですね!見て良かったです!
この映画を見ると、エド・ウッドと言う人は変な人だけど映画に対して非常に愛情を持った人だったと思いました。
自分好みの映画を作る為にまずは金策。それがなかなかうまく行かない。
そのあたりがユーモラスに描かれてますね。
女装趣味があり、変人なんだけど、わかり易い人だったんでしょうね。
エド・ウッドに担がれて随分無理をして演技をするベラ・ルゴシ。
可笑しくもあり、悲しくもありました。
彼が亡くなった場面は思わず涙ぐんでしまいました・・・・。
あの二人は父親と息子みたいな、いい友達関係です。
その二人を演じた二人の役者も名演ですよ!
いろんな人が書いてらっしゃるように、ティム・バートン監督がエド・ウッドに対して敬意を持ってこの映画を撮った、その気持ちが伝わる映画でした。
またこの映画を見たいですね。
2013/03/18 16:15 間諜X72〔
編集〕
いらっしゃいませ!
この作品は映画好きなら共感できますよね~。
わたしもこの作品で彼の事を知り、その映画への深い愛が伝わってきて、彼の作品も観てないのに彼のファンになってしまいました!
> 自分好みの映画を作る為にまずは金策。それがなかなかうまく行かない。
> そのあたりがユーモラスに描かれてますね。
そうそう、明るく観られるのが良かったです。
バートンとジョニデの腕でしょう。
> エド・ウッドに担がれて随分無理をして演技をするベラ・ルゴシ。
> 可笑しくもあり、悲しくもありました。
わたしも、ルゴシがタコと格闘するシーンではふと物悲しい気持ちになりました。
> 彼が亡くなった場面は思わず涙ぐんでしまいました・・・・。
> あの二人は父親と息子みたいな、いい友達関係です。
> その二人を演じた二人の役者も名演ですよ!
再見時には前半から泣けてくるので覚悟して下さい!
俳優さんも素晴らしかったし、実際に深い絆で結ばれていたんでしょうね…。感動です。
> いろんな人が書いてらっしゃるように、ティム・バートン監督がエド・ウッドに対して敬意を持ってこの映画を撮った、その気持ちが伝わる映画でした。
本当にその通りでした。天国のエド・ウッドにもきっと届いていると思います♪
>わたしも、ルゴシがタコと格闘するシーンではふと物悲しい気持ちになりました。
そうなんですよ!
エド・ウッドは何か抜けてる人だし、いい加減。
それをフォローするルゴシ。いいですね!
それを演じた役者さんはアカデミー賞を受賞?
素晴らしい演技です!
それと宵乃さんのイラストは相変わらず素晴らしいです!
天性の素質ですね!
2013/03/20 20:36 間諜X72〔
編集〕
> エド・ウッドは何か抜けてる人だし、いい加減。
> それをフォローするルゴシ。いいですね!
ですね~、愛すべき名コンビでした。
> それを演じた役者さんはアカデミー賞を受賞?
> 素晴らしい演技です!
一度観たら忘れられない演技でしたよね。
受賞も納得です。
> それと宵乃さんのイラストは相変わらず素晴らしいです!
> 天性の素質ですね!
いやぁ、照れますね。いつも観て下さってありがとうございます♪
宵乃さん、おはようございます。
やっと記事を書きました。
「グレンとグレンダ」も教えてもらった方法で観れました。
(分割ファイルの続きの場所がわからなかったので、
詳しく説明していただいてよかったです。
ありがとうございました。)
エド・ウッドの作品を観れば観るほど、
ティム・バートンがどれだけ彼の作品を愛していたかがわかり
余計にうるうるしてます。
俳優さんたちも見事に再現していましたね。
(女装はジョニー・デップの方が似合っていましたが。笑)
せっかくなので、「怪物の花嫁」と「プラン9・・・」も
観てみようと思います。
いらっしゃいませ!
「グレンとグレンダ」観られましたか~。ひとりでも多くの「エド・ウッド」ファンに観てもらいたいですよね!
> エド・ウッドの作品を観れば観るほど、
> ティム・バートンがどれだけ彼の作品を愛していたかがわかり
そうなんですよね!!
もう彼の作品の隅々まで、エド・ウッドへの愛と尊敬が詰まっていて、相乗効果で感動できました。散々言われているウッド作品ですが、きっと彼のおかげで多くのひとが目にして、楽しめたと思います。
> (女装はジョニー・デップの方が似合っていましたが。笑)
あはは、確かに!
エドもそこは嫉妬しちゃうかも(笑)
> せっかくなので、「怪物の花嫁」と「プラン9・・・」も
> 観てみようと思います。
一昨日「怪物の花嫁」を観終えました!
これもエドとルゴシが好きなら必見です。
この三つがパブリックドメインなのは確認できたけど、他にもあるのかなぁ?
時間があったら探してみようと思います。