忘却エンドロール

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映画「ミトン」「レター」「ママ」観ました

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Tag:ソ連 

ファンタジー企画の最後の作品は、大好きな「チェブラーシカ」の監督ロマン・カチャーノフの短編集。どれも10分と短く、セリフもないんだけど、人形の細やかな動きで感情の機微を丁寧に描いています。哀愁ただよう音楽も相変わらず素敵で、寂しさやそれを包み込む母子の愛情にあふれた作品でした。
ミトン

『ミトン:Varezhka(MITTEN)』ソ連’67

犬を飼いたいのに母親に反対され、しょんぼりしていた女の子アーニャのお話。
あまりの可愛さに絶叫しちゃいました。窓の外で犬と遊ぶ子どもを眺める様子とか、本ばっかり読んでいるお母さんを横目に寂しそうにしている様子とか!!
しかも、紐のついた赤い手袋を子犬に見立てて遊び始めるんですよ…。通りがかりの犬さえも足を止めてしまう寂しい光景。その後のファンタジックな展開には、きゅんきゅんしっぱなしで、ひとりでと悶えてました(笑)
ラスト、母親が娘の寂しさと自分の過ちに気付き、ハッとして、すぐに娘のために走るところが良かったです。アーニャの代わりに『ありがとうお母さん!!』と抱きつきたい。

『レター:Pismo(LETTER)』ソ連’70

戦争に行った父親からの手紙が途絶え、不安げな母親を心配する少年のお話。
これもよかった…。母親を思いやる息子の気持ちがひしひしと伝わってきて。手紙が途絶える前の、二人だけの貧しい生活でも笑顔が絶えない様子とのギャップがね。人形なのに、息遣いまで聞こえてきそう。
母親を思う息子の気持ちが奇跡を起こす展開も、その時に父親の船長の帽子を被っているところもよい。
ラスト、二人を見つめる郵便屋さんたちと一緒に、温かな気持ちになれました。

『ママ:MAMA』ソ連’72

幼い息子を寝かしつけ買い物に出かけたママが、長蛇の列でなかなか帰れず息子を心配するお話。
これはファンタジーではなかったけど、やっぱり素晴らしい作品でした。当時の物不足な社会情勢を反映してるのを知らないと、ちょっとわかり辛いものはあったけど。
列に並びながら、ちょっと青い顔で、もし坊やが剃刀で遊んだら、もし家に泥棒が入ったら、もし窓の外に出てしまったら…。考えれば考えるほど不安になっていく母親の気持ちがひしひし伝わってきます。
坊やが最優先で、文字通り走って買い物に出かけ、人にぶつかっても見向きもせず、走って帰ってくるところも素敵。
ネタバレだけど、坊やが何事もなく安らかに眠っている様子を確認して、安堵のあまり一筋の涙をこぼす様子に、もらい泣きしそうになりました。

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「チェブラーシカ」観ました

■ Comment

可愛いですね☆

この監督さんの作品も、楽天にあるみたいなので
「夜のとばりの~」監督さん作品とともに、いずれ借りて鑑賞しますね~!

ところで、こちらお借りして・・・
「マルタの鷹」を見ました。
ひとこと感想を書かれていましたが、
あれは、あの男があの女を思うキモチのことでしょうか? よく分からなくて・・・。

私の感想は
「三つ数えろ」よりはずっとマシだった。
昔から聞いていた作品で、見たかったから見られて良かったし、保存したけど、
いつか再見したらよく分かるのかな?
難しい作品でした。
ジョン・ヒューストンのデビュー作だってだ~マジ凄い!

この程度でした(笑)。

あと、窓の養生が今日の午前に終わって、空が見られるし、
ベランダ以外の窓は開けられるようになりました♪
嬉しい!

でも花粉が入るので、自分が寝る部屋は開けられないのですけど(爆)
それでも窓から外が見えるだけで幸せなんだな~って思えます♪
2013/03/08 (Fri) 13:43  miri〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ!
この監督さんの作品もいいですよ~。すっごい可愛らしい人形を使っているのに、どこか哀愁ただよう大人の雰囲気なんです。
ご覧になったらまたお話しましょうね♪

> 「マルタの鷹」を見ました。、
> あれは、あの男があの女を思うキモチのことでしょうか? よく分からなくて・・・。

ラストで「君を愛してるけど探偵は相棒の仇は討つんだ」的な事を言ってましたよね。あれを聞いて、ミステリアスな美人に惹かれてたとしても、中身はただのクズだと気付いたんだし、愛する要素どこにもないじゃん!と思いまして。
”愛してるけどそれに流されない俺カッコイー”っていう感じがして笑えました。恋に恋する乙女みたいに、ハードボイルドな自分に酔ってるだけだと思います。

> 「三つ数えろ」よりはずっとマシだった。
> 昔から聞いていた作品で、見たかったから見られて良かったし、保存したけど、
> いつか再見したらよく分かるのかな?
> 難しい作品でした。
> ジョン・ヒューストンのデビュー作だってだ~マジ凄い!

デビュー作だったんですか~。この作品に影響を受けた作品がたくさんあるのはわかったけど、こういうジャンルがあまり好きじゃないので眠かったです。筋を追うのも面倒くさい。最初から「あの女が犯人なんでしょ?」と思ってぼけーっと観てしまいました(笑)

> でも花粉が入るので、自分が寝る部屋は開けられないのですけど(爆)
> それでも窓から外が見えるだけで幸せなんだな~って思えます♪

お~、それは良かった。やっぱり空が見えるのと見えないのでは全然違いますよね。わたしは花粉の少ない早朝と夜に換気してます。
網戸用花粉フィルターというのが良いみたいですよ。
2013/03/09 (Sat) 09:23  宵乃〔編集〕  

突撃しま~す!

>ファンタジー企画の最後の作品は、大好きな「チェブラーシカ」の監督ロマン・カチャーノフの短編集。

「チェブラーシカ」がすごく良かったので、こちらも借りて見ました☆

>どれも10分と短く、セリフもないんだけど、人形の細やかな動きで感情の機微を丁寧に描いています。
>哀愁ただよう音楽も相変わらず素敵で、寂しさやそれを包み込む母子の愛情にあふれた作品でした。

仰るとおり!
多くの人に見て頂きたい、知って頂きたい、
何気に(今のところ)今月の洋画1位に急浮上☆☆☆

>『ミトン:Varezhka(MITTEN)』67年ソ連製作
>犬を飼いたいのに母親に反対され、しょんぼりしていた女の子アーニャのお話。

以下、宵乃さんのご説明と感想通り。
こういう作品は説明が難しいから、マジ凄い人ですね、貴女☆

>アーニャの代わりに『ありがとうお母さん!!』と抱きつきたい。

どちらかというと、お母さんの立場で見てしまい、
犬を抱えてダッシュして、2人と1匹で抱き合いたいです♪

>『ママ:MAMA』72年ソ連製作
>これはファンタジーではなかったけど、やっぱり素晴らしい作品でした。
>当時の物不足な社会情勢を反映してるのを知らないと、ちょっとわかり辛いものはあったけど。

共産主義のほころびが見え始め、行列が出来た頃でしょうね~。

>幼い息子を寝かしつけ買い物に出かけたママが、長蛇の列でなかなか帰れず息子を心配するお話。
>ネタバレだけど、坊やが何事もなく安らかに眠っている様子を確認して、安堵のあまり一筋の涙をこぼす様子に、もらい泣きしそうになりました。

この話は、事実として自分が同じことを経験しているので、もうどうにもこうにも
あの青い顔と言い、人に構わず走ると事か、胸をギュッとつかまれました。。。
子供たちの小さかった頃を思い出させてくれました。。。

>『レター:Pismo(LETTER)』70年ソ連製作
>戦争に行った父親からの手紙が途絶え、不安げな母親を心配する少年のお話。

やはりソ連という国は、ずっと平和ではなかったのだな~と、しみじみ・・・。

>母親を思う息子の気持ちが奇跡を起こす展開も、その時に父親の船長の帽子を被っているところもよい。

あぁいうシーンも現実ではなくても、誰もがこころ当たりのあるような成り行きで
本当に泣けそうでした。

>ラスト、二人を見つめる郵便屋さんたちと一緒に、温かな気持ちになれました。

ハイ、私の見たDVDはこの順番でして、この話が最後で「きっと・・・」と
希望が見えて3作品ともに、それぞれの良さが胸に迫りました♪

素晴らしい監督さんをご紹介下さり、本当にありがとう~!
2013/04/18 (Thu) 08:40  miri〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ。miriさんがきっと気に入るだろうなぁと思っていたので、観てくださって、気に入ってもらえて本当に嬉しいです♪
たくさんの人に観てもらいたい名作ですよね!

> 以下、宵乃さんのご説明と感想通り。
> こういう作品は説明が難しいから、マジ凄い人ですね、貴女☆

ありがとうございます。もうTVの前でもだえっぱなしの10分間で、それと作品のよさが伝わったなら本望です!

> どちらかというと、お母さんの立場で見てしまい、
> 犬を抱えてダッシュして、2人と1匹で抱き合いたいです♪

きっとみんながハグしたい衝動に駆られる作品!

> この話は、事実として自分が同じことを経験しているので、もうどうにもこうにも
> あの青い顔と言い、人に構わず走ると事か、胸をギュッとつかまれました。。。
> 子供たちの小さかった頃を思い出させてくれました。。。

自分の経験と重なるとさらに身につまされますよね…。男性がつくった作品というのが驚きです。きっと母親の事をよく見ていたんでしょうね。

> やはりソ連という国は、ずっと平和ではなかったのだな~と、しみじみ・・・。

「ママ」といいこちらといい、ソ連という国を知るにも良い作品でした。

> あぁいうシーンも現実ではなくても、誰もがこころ当たりのあるような成り行きで本当に泣けそうでした。

たった数分の作品とは思えないくらい心に染み渡るのは、そういう誰でも共感できるような光景を丁寧に描いているからかなぁ。わたしもウルウルしっぱなしでした。

> ハイ、私の見たDVDはこの順番でして、この話が最後で「きっと・・・」と
> 希望が見えて3作品ともに、それぞれの良さが胸に迫りました♪

あ、順番はわたしもこれが最後で、年代とファンタジー企画だったということでこの感想が一番下にしました。
母親をテーマにした3作品で、順番もきちんと考えられていて、このソフトもほしいですね~。

> 素晴らしい監督さんをご紹介下さり、本当にありがとう~!

気に入ってもらえて本当に良かったです♪
こちらこそ、借りて観て下さって本当にありがとうございました。
2013/04/18 (Thu) 12:14  宵乃〔編集〕  
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