映画「ヒックとドラゴン」観た

原題:HOW TO TRAIN YOUR DRAGON
製作:アメリカ’2010
監督:クリス・サンダース、ディーン・デュボア
原作:クレシッダ・コーウェル
ジャンル:★ファミリー/ファンタジー/アドベンチャー
【あらすじ】村を守るため、ドラゴンと戦い続けるバーク島のバイキングたち。そのリーダー、ストイックの息子ヒックは、気が優しくて非力な落ちこぼれだった。ある日、彼は皆が恐れるナイト・フューリーを打ち落とすが、止めをさせず、あまつさえ“トゥース”と名付けエサをあげるようになり…。
まだ続いてるファンタジー企画第5弾!
王道ストーリーながら、ヒックとトゥースが心を通わせていく過程が自然で、いつの間にか彼らと一緒に冒険できるような作品でした。
憎むべき敵の目に”怯え”を見たことから始まった、ヒックとドラゴンとの交流。
持ち前の優しさと賢さ器用さを発揮して、ヒックはトゥースとの距離を縮めていきます。
”ドラゴンを倒す事がすべて”な村では認めてもらえなかった彼の才能と、お父さん譲りの勇気。それがなかったら、彼らは理解しようとすることもなく殺しあっていたかもしれません。
「リロ&スティッチ」の監督さんらしく、警戒心が解けていってからの”トゥース”の仕草がとってもキュートでした。くりっとした瞳で見つめて、小首をかしげる様子なんて仔犬みたい!
初めて触れようとした時、もどかしくてトゥースの方から近づくところは、なんだか初々しいキスシーンみたいでした(笑)
ふたりが空を駆け抜けるシーンはサイコーです。スピード感あふれる映像が気持ちよく、3Dだったら本当に空を飛んでいるみたいな気分になれそう!
また、ドラゴンの知識によって危険な修行を乗り切り、仲間たちの彼を見る目がみるみる変っていくのも良かった。悔しがるヒロインや、一喜一憂する父親の心の機微も、言葉より映像で表現していて、出番が少なくても納得できました。
ペット発言はちょっといただけないものの、冒頭でドラゴンを害虫(pests)と呼んでいたのにかけてるそうで、翻訳の問題みたい。
怪獣大決戦を終えてのラストはちょっと驚きでした。色々とそこに込められた意味もあるんだろうけど、一番大事なのは、それでも二人一緒なら、家族や仲間が笑っていられれば、サイコーに幸せだっていうことだよね!
<2020/01/20>ヒックとドラゴン2(ひっくとどらごん2)
HOW TO TRAIN YOUR DRAGON 2
米’2014 102分
アニメ/アドベンチャー/ファンタジー/ドラマ
【あらすじ】ドラゴンと人間が共存するバーク島。ヒックは、ドラゴンのトゥースに乗って探検していたところ、見慣れない島を発見。そこで巨大なドラゴンを操る集団を見つけるが、何と彼らはバーク島を狙っていて…。
一作目を見たのが大分前なのもあって、あまりノレなかったです。面白いことは面白いし、トゥースとの絆にはウルっときました。でも、めちゃくちゃカッコいいところを見せていたお父さんが…。新しく加わった住民のうち、改心した男の方はいいけど夫と息子を捨てたも同然の人に良い印象は抱けない。歌って踊るシーンはよかったけどね。ラストは明るい雰囲気なのに、見てるこっちはしんみりしてしまいました。
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■ Comment
今でも何故この作品を劇場で観たのかわからないのですが、ホントに観て良かったと思っているアニメです
「魔女の宅急便」のジジみたいな顔したドラゴンなんてありえないと思ったのですが、そんなこと気にならないくらいストーリーに引き込まれてしまいました
良い作品ってのは瑣末なことなど呑みこんでしまう力があるんだなと思います
ラスト、あれだけのことがあってただの「めでたしめでたし」だったらまぁそれはそれで納得はしたでしょうがこれほど感激はしなかったと思うのです
それでもこ~ゆ~ハッピーエンドもあるのだと感慨に耽ったのでした・・・
僕の方にコメント入れてくださってありがとうございます
ホントに好きな作品だったのでうれしかったです
トラックバックとかもできたらさせていただきたいと思います
> 今でも何故この作品を劇場で観たのかわからないのですが、ホントに観て良かったと思っているアニメです
HAMさんにも映画の神様がついてるんですよきっと!
この作品なら劇場で観るのとDVDで観るのじゃだいぶ違いますもんね~。素敵なめぐり合わせでしたね♪
> 「魔女の宅急便」のジジみたいな顔したドラゴンなんてありえないと思ったのですが、そんなこと気にならないくらいストーリーに引き込まれてしまいました
ジジですか~、たしかに似てます!!
お座りして、クビをかしげる様なんて、ホント愛らしいですよね。ドラゴンらしさはないけど(笑)、飛んでるときのカッコよさとのギャップもよかった。
> 良い作品ってのは瑣末なことなど呑みこんでしまう力があるんだなと思います
絵柄からは想像もつかない、楽しくて考えさせられて感動できる作品でした!
同じ監督さんの「リロ&スティッチ」も家族愛を感じられる素晴らしい作品ですよ~。
> それでもこ~ゆ~ハッピーエンドもあるのだと感慨に耽ったのでした・・・
思い切った事をしましたよね。ホント、あれだけの事があっても笑顔でいられるところに感動しました。
> 僕の方にコメント入れてくださってありがとうございます
> ホントに好きな作品だったのでうれしかったです
いえいえ、HAMさんの記事を読んで「いつか絶対観るぞ~」と思ってたくらいで、こちらこそ感謝してます。
素晴らしい作品を紹介して下さってありがとうございました♪
これも好きな作品です。
昨年、たつ年にふさわしいドラゴン映画として教えてもらいました。
>警戒心が解けていってからの”トゥース”の仕草がとってもキュートでした。
言葉がなくても、キモチは伝わるっていうのが
見事に示されていましたね。本当にかわいかったです!
>ふたりが空を駆け抜けるシーンはサイコーです。
風景もよかったし、本当に一緒に飛んでる気持ちになれました!
実はヒックのお父さんの声がジェラルド・バトラーなので
(エンドロールを観てから気付くと言うファン失格ぶりですが(^^;)
最初から注目して再見したいです。
> これも好きな作品です。
> 昨年、たつ年にふさわしいドラゴン映画として教えてもらいました。
これだけ竜がわんさか登場する作品も珍しいですよね(笑)
たしかに辰年にぴったりです。
> 言葉がなくても、キモチは伝わるっていうのが
> 見事に示されていましたね。本当にかわいかったです!
ここらへんは「リロ&スティッチ」の最初の出会いを思い出しました。目の表情や仕草の表現の上手さは、ポリゴンになっても変らないどころか、水を得た魚だったかも!
空中シーンなんて何度でも体験したいくらいですよね。
> 実はヒックのお父さんの声がジェラルド・バトラーなので
> (エンドロールを観てから気付くと言うファン失格ぶりですが(^^;)
ジェラルド・バトラーさんはあまりよく知らないけど、『Dear フランキー』では渋い男の背中を見せてくれたような気がします。
わたしは好きな俳優さんを声だけで判別する自信はまったくないな~。それどころか顔を見ても気付かない可能性が…(笑)
これ、勇気・友情・努力と三拍子揃っていて爽快感もあって
親子の絆やトゥースとの友情など、色々な要素が
上手い具合に絡み合って、とっても自然に笑みがこぼれてきちゃうような、あたたかみのある作品でしたね!
ラストは意外性があったものの、そこは不屈の精神で乗り切るってところも爽やかでした
私はスティッチは苦手なんですけど、トゥースはだんだんと可愛らしくみえてきちゃいました!
> 色々な要素が上手い具合に絡み合って、とっても自然に笑みがこぼれてきちゃうような、あたたかみのある作品でしたね!
いらっしゃいませ!
盛りだくさんなのに上手くまとめてあって、子どもだけでなく大人も思いっきり楽しめる作品でした。
技術に頼るのではなく活かしている感じなのも素敵です!
> ラストは意外性があったものの、そこは不屈の精神で乗り切るってところも爽やかでした
子供向けではなかなか観られないラストでしたね。あれだけのことがあっても笑顔でいられたのは、相棒、家族、仲間が一緒だからなんだよなぁと、しみじみ思えました。ホント自然と笑顔になれる爽やかなラストでした。
> 私はスティッチは苦手なんですけど、トゥースはだんだんと可愛らしくみえてきちゃいました!
makiさんはスティッチ苦手でしたか~。仕草で可愛さを倍増させるのが得意な監督さんだと思います。トゥースのわんこ(にゃんこ?)座りはメッチャ可愛かった♪