2012年11月に観たお薦め映画

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「つみきのいえ」観ました

 | アニメ/人形アニメ  com(6) 
Tag:日本 

つみきのいえ
製作:日本’08
監督:加藤久仁生
ジャンル:★ファンタジー/ドラマ

【あらすじ】海面上昇で水没しつつある街。水位が上がるたび、積み木のように上へ家を建て増し、穏やかにひとり暮らしをしていた老人がいた。そんなある日、彼はお気に入りのパイプを海中へと落としてしまい、それを拾うためにダイビングするが…。

たった12分の無声アニメーションなんですが、とても心にしみる作品でした。
水彩風の柔らかいタッチで、海ににょきにょきはえた奇妙な街を描いていて、その不思議な光景を観ているだけでも楽しいです。
孤独な老人の小さな冒険も感動的。水没してしまったかつての家に潜っていくたびに、鮮明によみがえる記憶…。
冷たく薄暗い水の中なのに、こんなにも温かい気持ちになれるなんて!
心洗われるようでした。
ナレーションなしで観ることをおススメします。

映画「過去を逃れて」観ました

 | サスペンス  com(0) 

過去を逃れて
原題:OUT OF THE PAST
製作:アメリカ’47 97分
監督:ジャック・ターナー
原作:ジェフリー・ホームズ
ジャンル:★サスペンス/犯罪

カリフォルニアの小さな町。ガソリンスタンドを経営するジェフの前に、黒服の男が現れる。男と話した後、彼は恋人のアンに過去を打ち明けるのだった。ニューヨークで私立探偵をしていた頃、彼はギャングのボスの依頼で、4万ドル盗んで消えた愛人キャシーを連れ戻す仕事を引き受け…。

「午前0時の映画祭」というオンライン上映イベントがあったので観てみました。「午前十時の映画祭」は若い世代が参加できないという事で便乗した始まった企画らしいです(笑)
典型的なフィルムノワールかぁと思って観ていたら、後半にはぐいぐい引き込まれました。男を惑わし騙すファムファタールと、惑わされつつも手玉には取られないスマートな探偵、そして恩と不義理は忘れないギャングのボス。彼らの巧妙な駆け引きが見ごたえあります。
似た雰囲気の美人が3人登場して時々混乱したけど、「三つ数えろ」よりは分かりやすいかな。
ファムファタールを演じるジェーン・グリアが素晴らしいんですよ。恐ろしいほどに冷酷で利己的な女を見事に演じてます。外見が美しいだけに、その本性の醜さが際立ってました。
一方、主人公もめちゃくちゃカッコよくて、目の前に罠があると気付くと、その罠に向かいながら敵の思惑を推察し、逆にそれを利用してしまうような頭の切れる男です。あんまりカッコいいから、やたらとキスシーンが多くても「当然だよなぁ」と納得してしまいました(笑)
そんな素晴らしい主演ふたりに負けず劣らず光っていたのが、ギャングのボス…ではなく、主人公の元で働く聾唖の少年です。釣竿を使って主人公を助けるシーンには「そんな使い方があったのか!」と驚かされたし、アンへの優しい嘘にはグッときました。主人公の名前が書かれた看板に向かって挨拶するラストも秀逸。
ハッとするような印象的なカットや粋なセリフも多く、未公開なのが不思議です。リメイクしたら「カリブの熱い夜」になってしまったというのも理解できない…!
この作品の上映が終わる前にイベントに気付いてよかったです。

第34回ブログDEロードショー「スパイ・ゲーム(2001)」

原題:SPY GAME
製作:2001年アメリカ
監督:トニー・スコット
開催:2012/11/30~12/2
スパイ・ゲーム(2001)
ロバート・レッドフォードとブラッド・ピット、新旧の二枚目スターが競演するスパイ映画。ふたりの工作員の活躍と、徐々に師弟関係が壊れてゆく過程をえがきつつ、中国の刑務所にいれられた弟子を救出する、痛快な頭脳戦が繰り広げられます。
「そのスピードで」の犬塚ケンさんがリクエストして下さいました。
理由は…今年8月に亡くなったトニー・スコット監督の代表作のひとつで、
持ち前のスタイリッシュな映像だけでなく、人間味を感じさせる映画だから。
との事です。

企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

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映画「台風騒動記」観ました

 | 社会派  com(2) 
Tag:日本 

台風騒動記
製作:日本’56
監督:山本薩夫
原作:杉浦明平
ジャンル:ブラックコメディ

【あらすじ】巨大台風の直撃を受け、大きな被害を受けた海辺の小さな町。県会議員、町長、議長たちは、無事だった小学校をわざと取り壊し、国から一千万円の補助金を受け取ろうと画策していた。だが、大蔵省から監査官が来るという知らせを聞き…。

台風後の不正補助金申請にまつわる田舎町のあれこれを滑稽に面白おかしく描いた作品。…なんだけども、今もどこかしらで行われてそうで、あんまり笑えないかも?
まあ、この映画で描かれる不正役人は誇張・単純化されたお馬鹿さんばかりなのでクスクス笑えるシーンもあるんですが、やっぱり切実に困っている人たちを完全に無視して自分の利益の事ばかり考えてる人間には嫌悪感を覚えます。三島雅夫さんが演じる役の憎たらしさと言ったらもう!
どちらかというと、考えさせられる社会派作品でした。
芯のしっかりした女性教師と、彼女に想いを寄せるも、不正摘発できるほどの勇気はなかなか出せない代用教員。そして、彼の友人で「なんたらフィリップにそっくり」と言われる青年と、影のある花形芸者の、二組のカップルの恋模様は楽しめました。
イラストは、友人が子どもたちに「かたつむり」を歌っているシーン。子どもたちが喜ぶ様子に、小学生の頃、これと「ぶんぶんぶん」の歌詞の一文字一文字の間に「る」を入れて歌うのが流行ったのを思い出しました。昔から子どもに人気のある歌だったんですね~。
ラストに出る「災害の後には人災がやってくる」という言葉が印象的です。

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「白い巨塔(1966)」観ました

お気に入りマンガ「妖怪研究家ヨシムラ」

 | マンガ/アニメ  com(2) 

妖怪研究家ヨシムラ
だいぶ久しぶりのような気がしますが、好きなマンガの紹介です。
今はもう閉鎖したらしいデイリー4コマで連載されていたwebマンガ「妖怪研究家ヨシムラ」。ほのぼの妖怪系(?)が好きな私にはぴったりの、シュールかつゆる~い空気がたまらない作品です。
内容は、妖怪研究家のひげメガネのおっさんヨシムラが妖怪の世界に行き、取材のために妖怪たちと戯れるというもの。妖怪たちはみんな暇をもてあましているというか好奇心旺盛で、ヨシムラが行くと構ってくれるんですよ。
有名なのからそうでないのまで色々な妖怪がいて、それぞれ面白おかしく、そして可愛いく描かれてるんですよね~。”あかなめ”なんて綺麗な女の人だったりするし(笑)
こういう不思議生物のへんてこな生態と、人間との交流を描いた作品大好き!
妖怪だけじゃなくて、モンスターとか宇宙人でもOK。考えてみると「宇宙家族カールビンソン」もそんな感じだし。
くすくす笑わせるだけじゃなくて、どこか無常観が漂っているところもツボでした。
一巻で終わってしまったのが寂しいです…。

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大好きなマンガ「動物のお医者さん」

映画「白い嵐」観ました

 | 青春  com(4) 
Tag:リドリー・スコット 

白い嵐
生まれて初めて乳首を描きました(笑)
原題:WHITE SQUALL
製作:アメリカ’96
監督:リドリー・スコット
ジャンル:★青春/アドベンチャー

【あらすじ】1960年。親の反対を押し切って海洋学校の訓練航海に参加した17歳のチャック。彼は11人の少年たちや船長らと帆船アルバトロス号に乗り込み、大海原へと出帆する。厳しい訓練やトラブルを経て、彼らの間にはいつしか強い仲間意識が生まれるが、いざ帰還という時に最大の危機が訪れ…。

航海の描写の素晴らしさと、青春ドラマにやられました。
海と空と船がホント輝いているんですよ。移り変わる空や波の様子の中で、帆を張ったり舵をとったり掃除をしたり、航海してるって感じが伝わってきて、それだけで船好きは楽しめます。
後半の見所の一つである白い嵐の描写も大迫力で驚きました。CGなしでどうやって撮ったんだという、本気で俳優さんたちが心配になってしまう荒々しい波が恐ろしい…。怪我人とか出なかったんでしょうか?
また、青春ドラマも見ごたえありましたね~。若干誰が誰だかわからなくなる時もあったけど、親のケンカから逃れるために木に登っていた兄弟の話とか、勉強ができない仲間を助けるくだりとか、女学生との交流にはしゃぐ様子とか、船長とのいざこざとか、航海中に起きた様々な出来事を経て成長していくのがしっかり描かれていて、自然と感情移入できました。…イルカのくだりは『ギャーーーー!』って感じだったけど。でもまあ、彼も一生忘れられずに悔やみ続けると思うよ。
最後の法廷シーンでは、チャックの言葉が胸に響きました。冒頭とは一味違う強いまなざしが印象的で、あのフランクがベルを鳴らすのも良かったです。
深い余韻を残す王道青春映画でした。
ちなみに、原題はホワイトストームで、当時はまだ解明されていなかった気象現象のこと。現在ではダウンバーストと呼ばれているそうです。

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映画「ミクロの決死圏」観ました

ミクロの決死圏
原題:FANTASTIC VOYAGE
製作:アメリカ’66
監督:リチャード・フライシャー
ジャンル:★SF/アドベンチャー

物質の縮小技術の問題点を克服した東側の科学者が、亡命の際に襲われ意識不明となる。科学者の命を救うには、医療チームを乗せた潜航艇を縮小して体内に注入し、脳の内部から治療するしかない。チームの中にスパイが紛れ込んでいると考え、特別情報部員グラントも同行する事になるが…。

ちらほら見覚えあるけど、ほぼ初見です。
これいいですね~。合成がちゃちなのも気にならず、すぐに物語に引き込まれました。
いきなり小さくなれとか言われて拒否権もない可哀相な主人公なんだけども、美人科学者コーラも同行すると聞いて乗り気になってしまうところが素敵です(笑)
こんな彼に大事な任務を言いつける大佐も度胸があるけど。
滅菌処理のシーンではつい「アンドロメダ…」と比べてしまって「え、それだけ?」と思ってしまいましたが、小さくする過程は緊張感がありました。
第一段階で潜水艇ごと5cmくらいに縮められ、第二段階では何故か人間が装置を運んできて(土台と同じで部屋に備え付けの方が安全のような?)、静か~にゆっくりと水面に浮かべます。その時の艇内からは巨大な人間の足が見えて、一緒になって踏まれやしないかとハラハラしてしまいました。
そして、水面というのが巨大な注射器に入った生理食塩水で、第三段階で注射器ごと小さくするというのもいいですね~。これを真剣に作ってる様子を想像するだけで楽しいです。
また、体内に入ってからはうって変わって幻想的な世界に感動してしまいました。手作り感があっても、想像力を刺激する魅力があるんですよ。ふわふわ流れる血球に、ひらひら漂う謎の物体、ぼんやりと光る細胞壁!
彼らがついロマンティックな事を言ってしまう気持ちもわかります。
でも、大佐?が砂糖に寄ってきたアリンコをつぶそうとして、ふと思いとどまるシーンが一番のお気に入りだったり。
ラストは要人の生死なんて頭から吹っ飛んでいる様子で、そんな大佐の様子に感動してしまいました。
原題にあるとおり”幻想的な旅”を楽しめる、お気に入りの作品です。

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映画「ミセス・ダウト」観た

 | ファミリー  com(6) 

ミセス・ダウト
原題:MRS.DOUBTFIRE
製作:アメリカ’93
監督:クリス・コロンバス
原作:アン・ファイン
ジャンル:コメディ

【あらすじ】子煩悩だが失業中の俳優ダニエルは、一家の家計を担いつつ家事もこなしていた妻ミランダに、ついに離婚を告げられる。養育権を奪われ、週一度限られた時間にしか子どもたちに会えなくなった彼は、初老の英国婦人ミセス・ダウトファイアとなり家政婦として子どもたちに会いに行くが…。

ロビン・ウィリアムズの女装は見事でしたね~。再見だけど、こんなに品のある老婦人になれるなんてと驚いてしまいました。
その中身が、良い意味でも悪い意味でも子供心を忘れていない主人公で、素が出てしまう時のギャップが笑えます。…やりすぎで笑えないところも多かったけど。
でも、こういうところがあるから、あのラストで最高のハッピーエンドというのがとても納得できるんですよね。
ミセス・ダウトに心を許したミランダが、夫には話せなかった(真面目に聞いてくれなかった)話をするシーンが印象に残ります。
「夫といるときの自分が嫌になったのよ。子供にとっても、こんな母親じゃ悪影響でしょう…。」
ミセス・ダウトになってからは、馬鹿をやめてミランダを支えることもできたダニエル。本当に子どもたちの幸せを考えていたなら、もっと早く妻の苦悩に気付いていたはずです。
最後まで「”自分”が子供と一緒に楽しく暮らしたい」という想いが優先してしまった彼にとって、このハッピーエンドが限界だよなぁ…と思ってしまいました。

古いPCにLubuntuを入れてみました

 | PC関係  com(2) 

記事にするほどのものでもないんですけど(適当なので役に立つ内容でもないです)、これにかかりきりで映画を観れなかったので…。興味ない人はスルーしちゃって下さい。

実は、新しいPCを買ったら古いマシンにフリーOSを入れたいなぁと、ずっと前から考えてたんですよ。OSなんて今までwindowsしか使った事ないし、もうすぐサポートが切れるXPの代わりに、あの低スペックマシンを活かせるOSがあると聞いたので(ちなみに富士通のFMV-NB75KTでメモリ増設済み)。
Lubuntuとは、フリーOSのなかでも有名なLinuxのUbuntuを軽量化したもので、CPUがPentium M、メモリ約1.5GBのうちの古いPCでも普通に使えます。

今回はお手軽にできる、wubiというインストーラーでXPが入ってるCドライブにインストールする方法を試しました。
この方法だとXPを消す心配もなく、インストールもアンインストールも簡単にwindows上でできるので安心です。linux初心者はまずこれから試すのがいいですね。

wubiを起動すると、インストールドライブ、インストールサイズ(5~30GB)、デスクトップ環境(Ubuntu、Kubuntu、Xubuntu、Mythbuntu、Edubuntu、Lubuntu)、言語、ユーザー名、パスワードを決めるよう求められます。
しかし、lubuntuを選んだら何故か途中で止まってしまいました。
諦めてubuntuをインストールしてから、ubuntu上でlubuntuにチェンジする方法に挑戦。時間はかかったものの、今度は上手くいきました。(後で調べたら、lubuntuのisoファイルを公式サイトからダウンロードして、その中のwubiを使えば出来るみたい?

再起動してubuntuを起動すると、さすがにこのPCではもっさりした動き。
まずは、何故か日本語を設定する項目が見あたらなかったので、ubuntuソフトウェアセンターからソフトウェアの管理が簡単に行えるSynaptic-package-managerをインストール。起動してLanguage Suppotを検索したところ、やっぱり入ってなかったのでインストール。起動してlanguage-pack-jaを選んだか、またはSynapticで探してインストールしたような気がします(細かいところは忘れた)。

次に、Synapticでlubuntu-desktopを検索してインストール…しようとしたら、今度は”依存関係にある~がないのでできません”とか言われたし!
その~を検索してインストールしようとしたら、さらに別の~がないから…と同じ事を5回くらい繰り返すことに…。やっとこさインストールできるものにたどり着き、順番にさかのぼって選択して一気にインストールしました。
もしかしてubuntuソフトウェアセンターで探した方が簡単だった?

やっとlubuntuだぁ!と思ったら、今度はubuntuからlubuntuに変える方法がわかりません。調べまくった挙句、一度ログアウトしてログイン画面のubuntuのアイコンをクリックするとlubuntuが選べる、という簡単な手順だとわかりました。
簡単すぎてあまり書くひとがいないのね…。

やっとお目にかかれたlubuntuはぱっと見、XPに近いです。動作もXPくらいの軽さかな。ubuntuのアプリケーションが残っているみたいで、ブラウザやオフィスソフトなど、重複して入ってました。(lubuntuはubuntuをLXDEというデスクトップ環境にしたものなので、LXDEをインストールするべきでした…)
ブラウザは、firefoxとgoogle Chromeの派生元であるChromiumが入ってたんですが、chrome系は苦手なのでSynapticでアンインストール。いざfirefoxを使おうと思ったら、またしても日本語化できない…!(涙)
やっぱり日本語を選択する項目がなかったので、アドオン入手の画面でLanguage Pack Install Helperを検索し、それを使ってJapanese Language Packを選択…したんだったかな?
で、日本語入力も出来なかったので、Synapticでibus-mozcを検索してインストールしました。半角のキーか、ctrl+スペースキーで変更できたと思います。

あとはいらないソフトをアンインストールしたり、Ubuntu Unity関係のパッケージ?をアンインストールしたり、セキュリティ関係のソフト(ClamTkとufw)など必要なソフトを入れたりすれば、まあ普通に使えそうです。
アスキーとか日経からubuntuムックがインストールCD-ROM付きで出てるので、それを買えば誰でも簡単に移行できると思います。ただ、電気代を考えると、古いPCは諦めて新しいのに買い換えた方がいいかも?
私みたいに一度はLinuxを使ってみたいとか、愛着があるからサブ機として使っていきたいという人にはおススメです。

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windowsXPとZorin OS liteのデュアルブートにしたくて…

映画「ふしぎの国のアリス(1951)」観ました

 | ファミリーアニメ  com(3) 
Tag:にゃんこ 

ふしぎの国のアリス(1951)
原題:ALICEINTHEWONDERLAND
製作:アメリカ’51
監督:クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスケ、ウィルフレッド・ジャクソン
原作:ルイス・キャロル
ジャンル:ファンタジー/アニメ

【あらすじ】時計うさぎを追いかけて穴に落ちてしまった好奇心旺盛な少女アリス。たどり着いたのは、今まで見たこともない魔可不思議な世界だった。彼女はへんてこな住人たちと出会いながら、うさぎを追っていくが…。

一つ一つの出来事を真面目に考えたら頭がおかしくなりそうな内容を、まったくそんな気にさせない楽しいノリで一気に見せてくれるアニメ作品でした。
不思議の国のアリスの世界をよくぞここまで、という感じ。まあ、原作もそんなにくわしいわけではないですが、観ている間は本当にこんな世界が存在していると思わせてくれます。
個人的に好きなのは、チェシャ猫、いもむし(歌がいい!)、いかれ帽子屋かな。あと、可哀相なとかげのビルとか(笑)
子供の頃に読んで印象に残っていた”トドがカキを騙して食べる”くだりは、今観てもうわぁって感じでした。食べる側と食べられる側で意思疎通できてしまうのって、なんだか怖い!
ほいほい知らない人に付いて行ってはいけない、という教訓もあったりして、ちゃんと子供向けに作ってあるんですよね~。
好奇心旺盛で、ちょっと独特な小走りをするアリスも可愛かったです。挨拶の仕方を何度も注意されているのは、きっと普段から言われ続けていた事なんだろうな。
いつも言いつけを守らず突っ走っちゃうからこんな事に…と泣いてしまうシーンもあったりと、成長していく様子が見られるのもいい。ハチャメチャなだけの作品じゃないんです。
いつも拍手イラストを描くたびに、参考画像を探してこの作品のいろんなシーンを目にしていたけど、映画を観るのは今回がたぶん初めてでした。
観られてよかったです!

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映画「ピーター・パン(1953)」観ました

映画「レオン」観ました

レオン
原題:LEON
製作:フランス・アメリカ’94
監督:リュック・ベッソン
ジャンル:★アクション/ドラマ

【あらすじ】ニューヨーク。イタリア系マフィアのボスであるトニーの依頼を黙々とこなしていた孤独な殺し屋レオン。ある日、アパートの隣室に住む少女マチルダとふとしたことで知り合うが、その翌日、彼女の家族が麻薬絡みで惨殺される。そんなマチルダを彼は見捨てる事が出来ず…。

(風邪を引いて寝込む前に)久しぶりに再見しました。TVの吹き替え版です。
闇からすっと登場して、仕事を遂行してすっと闇に消えていく…冒頭からジャン・レノに痺れます。ナタリー・ポートマンのマチルダは可愛いにも程があるという感じだし、もうこの頃の二人が観られるだけで幸せ!
惨劇のあった部屋を素通りして、レオンの部屋の前で泣きそうになりながら「開けて!」と訴え、やっと扉が開いて彼女を明るい光が包むシーンがいいですね。インプリンティングの瞬間という感じで(笑)
その後、可愛い名前ねと言われて牛乳噴いたり、ブタさんのミトンでマチルダに笑顔を取り戻すくだりも愛おしい。レオンが意外と器用なのには驚き、駆け引き上手なマチルダのたくましさには感心しました。
悪役も悪役らしくて大好きです。ヤクをキメた時の首の動きとか、その正体なんてまったく感じさせないイカレっぷり。忘れてたので、すっかり騙されたし!
マチルダとレオンの狙撃訓練とか、ものまねゲームも可愛くて可愛くて…。師弟であり、家族であり、友人で恋人でもあるような、そんなふたりの関係が素敵です。
とくに印象に残ったのが、外で待っていたマチルダが少年に声を掛けられているのを見て、レオンが真剣に注意するエピソード。本気で心配されているのを実感して満たされていくのが、マチルダの目の表情から伝わってくるんですよね~。
完全版ではないからかもしれないけど、二人の間にあるのは純愛というより家族愛に限りなく近いものに見えました。
あと、レオンの一番の親友である観葉植物を学校の前に植えるラストシーンの良さに気付けたのも良かったです。レオンは守りたかったものを守り通したんだよね…。
初見と同じ感動とはいかなかったけど、思い出深い大好きな作品です。

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「サブウェイ」観た

拍手ログ 不思議の国のアリスシリーズ 6~8

 | イラスト関係  com(0) 
Tag:にゃんこ 

アリス、巨大化
『うさぎの家で』
ダイナの話におびえ、どうぶつたちはにげだし、
またひとりぼっちになってしまったアリス。
そこにうさぎがあらわれ、
家に行ってせんすと手ぶくろをとってくるよう言いつけました。
でも、家で小さなビンをみつけたアリスは、ついそれを飲んでしまい…。

いもむしの忠告
『いもむしの忠告』
なんとか小さくなってうさぎの家からにげだしたアリス。
「もうすこし大きくなるには、どうしたらいいでしょう?」
森でであった、”いもむし”にたずねます。
”いもむし”は水パイプをふかしながら、とぎれとぎれにこたえました。
「…キノコの、片側でせがのび…反対側でせがちぢむ。」

アリスシリーズ8『コショウから逃げ出して』
『コショウから逃げ出して』
やっと好きな大きさになったアリス。
あとはおうちへ帰る道をさがすだけです。
通りがかりの家で道をたずねようとしますが、そこは部屋じゅうコショウだらけ。
おお泣きするあかんぼうを助けると、アリスは家からにげだしました。
しかし、あかんぼうはこぶたに変わり、ついてきたチェシャ猫はニヤニヤわらって消えてしまいました。

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拍手ログ 不思議の国のアリスシリーズ 4~5

映画「三人の名付親」観た

 | 西部劇  com(3) 
Tag:ジョン・フォード 

三人の名付親
原題:THREE GODFATHERS
製作:アメリカ’48
監督:ジョン・フォード
原作:ピーター・B・カイン
ジャンル:★西部劇/ドラマ

【あらすじ】西部のならず者三人組、ボブ、ピート、キッドは、銀行襲撃に失敗し灼熱の砂漠に逃亡した。保安官スイートの追撃を受け、三人は水を求めて砂漠をさすらう。そこで、身重の女を乗せた幌馬車を発見した彼らは、水がほとんどない状況で赤ん坊を託され…。

タイトルとはかけ離れた展開からはじまって、どうなるのかと思ったけど、なかなかの異色西部劇でした。
冒頭で、姪夫婦と出会わなかったか保安官の妻にたずねられるんですが、その姪夫婦が起こした不幸な事故がきっかけで、三人は赤ん坊を世話することになるんですね~。見事な展開です!
ここにたどり着くまでの間に、この三人が根っからの悪人ではないことがしっかり描かれているので(超がつくほど仲間想い)、生き残った赤ん坊を守ろうという流れにも違和感ありませんでした。…まあ、なんでそんな奴らが強盗なんて、と考えると変ですが(笑)
赤ん坊の世話なんてしたことがない彼らが、水がほとんどない状況の中、育児指南書や聖書を片手に、赤ん坊にグリースを塗ったり、サボテンを搾ったり、子守唄を歌ったりする姿がほほえましい。
後半は宗教色が強いものの、すっかり父親の顔になってしまった彼らの魅力と、赤ん坊の将来を考えるにつれ自分の生き方を見直す心理描写、砂漠でのサバイバルの緊張感で、ぐいぐい引き込まれました。
ただ、ラストは時代的なものなのか、ジョン・ウェインだけいいとこ持ってきすぎなのが気になっちゃいましたね~。別にロマンスの予感とかいらなくない?
三人の友情を胸に、この子を立派に育てるぞと空に誓うような感じで良かったような。母親に誓った時みたいに。

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