2011年06月に観たお薦め映画

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ジェリーフィッシュ」観ました

 | ドラマ  com(4) 
Tag:イスラエル フランス 

ジェリーフィッシュ
原題はヘブライ語でクラゲ。
製作:イスラエル、フランス’’07
原題:MEDUZOT(JELLYFISH)
監督:エトガー・ケレット、シーラ・ゲフェン
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】浮き輪をつけた迷子の少女と出会ったウェイトレス・バティア。スイートに泊まる女性と部屋を交換する事になった新婚夫婦ケレンとマイケル。言葉の不自由なフィリピン人介護ヘルパーのジョイ。イスラエルの美しい海辺の街テルアビブを舞台に、不器用なために孤独感を抱える人々を描く。

一昨日、扇風機を出して寝る前に灯りを消したら、コードに足を引っかけて扇風機が倒れ、カバーが外れて羽が一枚バリーンと割れてしまいました。瞬間接着剤で直したけどね!
暑いしイラストで力尽きたので簡単に書きますが、それぞれの不器用さがほんと共感できて、終盤はなんてことない小さな出来事でうるうるしてしまいました。とくに、幻想的な展開を見せるバティアのエピソード。両親との思い出をほとんど持たない彼女が、他人の子供の頃の8ミリフィルムに見入ってしまうシーンでは涙が…。
詩人の最後はああでなきゃいけなかったのか疑問ですが、彼女に対抗して(?)新婦ケレンが書いた詩も良かったです。

→Read More

映画「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」観た

 | ラブコメ/ロマコメ  com(4) 
Tag:フランス 

プライスレス 素敵な恋の見つけ方
製作:フランス’06
原題:HORS DE PRIX
監督:ピエール・サルヴァドーリ
ジャンル:★コメディ/ロマンス

【あらすじ】高級ホテルで働くジャンは、美女イレーヌと夢のような一夜を過ごす。だが、そのせいで彼女は玉の輿を逃し、彼が金持ちでないと知るやいなや冷たくあしらった。彼女に貢いで一文無しになった彼は、裕福な未亡人マドレーヌと出会い…。

最近はストーリーや評判をチェックしてから観るかどうか決めているんですが、この作品はストーリー的にはアウトだったものの、わりと評判が良いみたいなので観てみました。
いや、この設定で気にせず楽しめるっていうのは凄いですね。監督のセンスと役者の演技力の賜物でしょうか。
金目当ての連中に地味に傷つきつつも、金で繋ぎとめようとしてしまう金持ちのさがとか微妙に感じさせつつ、詰めの甘いジゴレットとジゴロなりたて男との恋愛模様を軽く楽しく見せていました。

傘をイメージしたオープニングからオシャレな雰囲気。ジャンが傘の飾りのついたカクテルを彼女に造ってあげたのが二人の出会いで、それを気に入った彼女が飲み終わるたびに傘を髪に挿していくのがチャーミング。
オドレイ・トトゥは4作品くらいでしか観たことがなかったんですが、案外角度美人(失礼)で、でも目を輝かせた時の表情がホントに可愛かったです。

一方、コメディアンであるガド・エルマレが演じるジャンは、金持ちじゃないとバレてから全財産貢いでまで彼女の側に居たがる姿が一途で痛々しい。でも、未亡人と出会ってジゴロの道を歩み始めた彼の変貌がめざましかったです。中身は一途なウェイターの彼のままなんだけども(時々ウェイターの技を見せるのが面白い)、イレーヌに教わったテクニックを駆使して戦利品や”実感”を得ていくうちに、自信がついてサマになっていくんですよね。なにより、彼女と一緒に居るときの表情が本当に嬉しそうです。戦利品の腕時計を見せるため、彼女と一緒に居た男に火を借りるシーンが最高でした。

ラストはイレーヌがお金より大切なものに気付いて彼と逃避行するんですが、それに至るまでの心境の変化も自然だったし、最後にふたりともちゃんと心から謝って逃避行に出るところが良かったです。あと、1ユーロの使い方も。
ちなみに原題はHORSが”外に”PRIXが”価格”だから、邦題と同じく”お金では買えないもの”という意味でよさそう。

映画「アナコンダ」観た

 | ホラー/パニック  com(4) 

アナコンダ
製作:アメリカ’97
原題:ANACONDA
監督:ルイス・ロッサ
ジャンル:★ホラー/パニック/アドベンチャー

【あらすじ】伝説の部族を求めてアマゾンの奥地に入った映画監督テリーの撮影隊。途中、蛇狩りの男サローンを拾い、ジャングルに詳しい彼はガイドを買って出る。だが、彼の目的は、体長14mもの人喰いアナコンダの巣に行く事だった…。

TVでやってて、そういえばこれはまだ書いてなかったなぁ、ということで再見しました。
結構好きなモンスターパニックもので、外れが多いこのジャンルの中、かなりイイ線いってると思います。CGがちゃちだし、アナコンダ自体の出番も少なかったりしますが、密猟者サローンがいい具合にイカレてるんですよね。
最初から不穏な空気を纏った男で、いちおう猫を被っているものの、ねっとりした視線や含みのある言葉、垣間見える我の強さなんかがあって、アナコンダのいない序盤から緊張感を生んでいました。
本性を現してからもまた凄くて、本来ならアナコンダの一匹や二匹、銃があればどうにかなるレベルだったのに、生け捕りしたい彼はことごとく邪魔をします。その度に犠牲者は増えるし、燃料はなくなるし、「生き残るにはオレに頼るしかないぜ?」と態度がでかくなっていくしで、どんどん主人公たちを追い込んでいくのが見事。(彼にカニバサミで殺された女の人がカワイソ~!)
もちろん主人公たちも黙ってやられているばかりではなく、一度は結託して彼をふんじばりました。ピンチを乗り越えて友情が芽生えた、美人監督と黒人カメラマン、そして口の悪いリポーターの3人組が大好き!
でも、最後まで生残れるのはその内のふたり…。途中で退場してしまったキャラが一番好きだっただけに、非常に残念です。
終盤はサローンが人間離れした復活を遂げて、やっぱりB級だなぁと思わずにはいられないんだけども、それでも最後までテンポよく観られました。モンスターパニックものが好きなら一度は観といていいかも!
…読み返したら、サローンがモンスターみたいな感想になってるよ(笑)

関連記事
「山猫は眠らない1、2、3」観た
「アナコンダ2」観た

映画「バットマン リターンズ」観た

バットマン リターンズ
ショーウインドウを覗き込む猫
製作:アメリカ’92
原題:BATMAN RETURNS
監督:ティム・バートン
ジャンル:SFアクション

【あらすじ】ゴッサム・シティに現れた謎のペンギン男と、シティの実力者シュレックが手を組んだ。ふたりで町を裏から支配しようというのだ。やがて、それはバットマンの知るところとなるが、彼の前にキャット・ウーマンと名乗る新たな敵も現れ…。

今回はキャット・ウーマンが主役って感じでした。さすがスピンオフ作品がつくられただけありますね。
上司の秘密を知ったために殺され、にゃんこに囲まれて生き返るというよくわかんないけど幸せそうな展開を迎えたにも関わらず、復讐に生きるっていうのが「バットマン」らしいです。ここで新しい人生を謳歌しちゃったら話にならないけども。
部屋の中にネオンで「HELLO THERE」と書いてあった辺り、初めから変わり者だったようですが、ネオンのOとTを破壊して「HELL HERE」にしたり、コスチュームを作ってみたり、所構わず側転バック転してみたりと、おちゃめで可愛いエキセントリックウーマンでした。

一方、奇形だった為に赤ん坊の頃下水に捨てられたペンギン男さんも、結構いい味出してましたね。ペンギンと名乗るためにペンギンを集めたのか、それとも下水にペンギンがいたからペンギンと名乗るようになったのか、悩んでいたらウィキペディアに”動物園に置き去りにされたペンギンに育てられた”って書いてありました。あれ、そんな説明あったっけ?
とりあえず、彼が乗り回していたアヒルちゃんと、バットモービルを遠隔操作していたデパートの屋上とかにある乗り物バットモービルバージョンで無性に遊びたくなりました。
やや説明不足なところもあったものの、悪役のキャラクターと哀愁ただよう散り際がよかったです。

あと、この後ジョエル・シューマカー監督のを見て、ティム・バートンの「バットマン」はゴッサムシティも魅力的だったんだなぁとしみじみ思いました。このおかしな街のそこかしこで、変な人たちが何か企んでる気がします。

関連記事
「シザーハンズ」観た
「バットマン」観た

映画「バットマン(1989)」観た

バットマン
製作:アメリカ’89
原題:BATMAN
監督:ティム・バートン
原作:ボブ・ケイン
ジャンル:★SFアクション

【あらすじ】闇に紛れ悪を倒す怪人バットマンの噂が流れる、犯罪都市ゴッサム。ボスに陥れられバットマンとの闘いに敗れたジャックは、ジョーカーと名乗り彼らに復讐を開始する。一方、バットマンを追う記者ビッキーは、富豪ブルースと出会い…。

BSプレミアムで特集してたので、久しぶりに再見しました。バットマンシリーズはたぶん、これとビギンズくらいしかちゃんと観てません。
ヒーローものは宿命とかなんとか影の部分があったりしますが、トレードマークやらお手製スーツやらがある限りシリアスにはなりきれないと思うので、こういうコミックからそのまま抜け出してきたような雰囲気の方が好きですね~。個人的にビギンズは楽しめなかったし。
やはり主役はジャック・ニコルソン演じるジョーカーって感じがしました。バットマンも格好いいっちゃ格好いいんですが、彼そのものというよりバットモービルやアイテムの数々があって”バットマン”になれるので、そのままでも悪夢を見せてしまいそうなジョーカーのインパクトには勝てません。イカれてるけどどこかコメディチックで、ティム・バートンの描いたバットマンの世界に溶け込んでいました。
顔を焼かれた愛人が、彼に仮面を外せと言われて無表情のまま従う様子が地味に怖かったです。

あと、バットマンを支える執事アルフレッドがいいですね。デート中に急用が入って、それを彼女に伝えるよう頼むついでに「あと、さりげなく褒めておいて!」と頼まれ、それを伝えに行ったら彼女も急用が入っていて「…それと、なにか詩も添えて!」と頼まれ…。そんな日常を余裕でこなしていく姿は、ある意味バットマンより格好いい!
一家に一台、バットモービルとアルフレッドがほしい…。

関連記事
「ダークナイト」感想
「バットマン リターンズ」観た
「マーズ・アタック!」観ました(ティム・バートン監督)

映画「ボンボン」観た

ボンボン
製作:アルゼンチン’04
原題:EL PERRO(BOMBO'N: EL PERRO)
監督:カルロス・ソリン
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】ガソリンスタンドをクビになり、娘夫婦の家で肩身の狭い日々を送っていたフアン・ビジェガス。ある日、人助けをした彼はお礼に血統書付きの大きな犬”ボンボン”を贈られてしまう。娘に大反対されたため、彼は犬と一緒に車の旅を始め…。

お人好しなうえに流されやすい哀愁を帯びた優しい目のおじさんが、訓練士と一緒にボンボンを金儲けの道具にしてしまいそうになるお話。
おじさんと動物のまったりしたロードムービーなんてわたしの好きな要素ばっかりだし、ずっと前から一緒にいたみたいに仲良しなおじさんとボンボンも魅力的だったんですが、なんとな~く不完全燃焼な感じでした。嫌いじゃないですけど。

ネタバレですが、スピーチでうまく喋れなくなる訓練士の家の娘も、EDになっちゃって種付けができないボンボンも、原因は訓練士(と妻)のやり方に問題があると思うんですね。それで、ラストに家出したボンボンをおじさんが発見して(交尾中 笑)、ふたりで旅立ってハッピーエンドになるわけですが、わりと強欲そうに見える訓練士と話をつけたのかが気になって素直に喜べませんでした。
訓練士はこの業界では顔が広いみたいだし、話をつけずに勝手に大会に出たり種付けしたりしたら遅かれ早かれ彼の耳に入ると思うんですよ。一応、訓練代はこれからの稼ぎを山分けと約束したんだし、多少は大会などで稼がないと一緒に居られませんし…。
これからはおじさんも簡単には流されないでしょうが、カッとなりやすい訓練士のことを考えると不安の残るラストでした。

ちなみに原題はスペイン語で犬のこと。そして「なんて名前をつけたんだ」と呆れられていたBOMBO'Nは一口サイズのチョコの事で、「食べてしまいたいくらい可愛い子(女性に使う場合が多い)」という意味もあるらしいです。

追記(2011/8/18)
時間を置いてからまたこの作品のことを考える機会があったんですが、彼にはナイフがありましたね!
彼が細工を施したナイフはいいものらしいし、今ならボンボンという素晴らしい相棒がいる。これならお金持ちなお客と犬の話で盛り上がってナイフが売れる、という流れが容易に想像できます。
気がかりがなくなったのでお気に入りの★つけとこうっと♪

映画「幸せのレシピ」観た

 | 家族  com(11) 

幸せのレシピ
製作:アメリカ’07
原題:NO RESERVATIONS
監督:スコット・ヒックス
ジャンル:ドラマ/ロマンス/コメディ

【あらすじ】マンハッタン。料理長を務める完ぺき主義者のケイトは、突然の事故で姉を亡くした。姪のゾーイを引き取り一緒に暮らし始めるが、ゾーイは彼女の料理を口にしようとしない。だが、新しく入ったシェフ・ニックの料理を美味しそうに食べ…。

リメイク版も再見してみました。ホントは「マーサの幸せレシピ」と同じシーンを描き比べるつもりが、いまいちだったので諦めて孔雀の羽根を眺めるシーンに。「リトル・ミス・サンシャイン」の時とは一年しか違わないのに、彼女の表情がずいぶん大人びて見えますね。
さて、個人的には先に観たオリジナルが印象に残ってるものの、こっちはこっちで好きなところもあったりします。
ひとつはゾーイ役のアビゲイルちゃん。ふたりが目の前でキスをした時に、照れながら顔を隠してしまうシーンが可愛いです。他の主演ふたりはどうしても違和感があったけど、彼女は演技が上手で気になりませんでした。その分、彼女の父親とのエピソードをぜんぶカットしてしまったのが許せん!!
もう一つは、ラストですね。オリジナルももちろん好きだけど、三人の名前が書かれた看板を回すゾーイが微笑ましくて、幸せな気分で見終われました。
ちなみに原題には、”予約なし”という意味と、”遠慮、気兼ねや秘密はなし”という意味があるそうです。

関連記事
「マーサの幸せレシピ」観ました

映画「ハスラー2」観た

 | 青春  com(8) 

ハスラー2
製作:アメリカ’86
原題:THE COLOR OF MONEY
監督:マーティン・スコセッシ
原作:ウォルター・テヴィス
ジャンル:ドラマ/スポーツ

【あらすじ】かつてのハスラー、エディは現役を離れ、シカゴでハスラーの胴元などをして生活していた。ある時、連勝する青年ビンセントの姿が目に止まり、彼に若い頃の自分を重ねる。エディは彼を最高のハスラーに育て上げようと決心するが…。

なんか気付くと”2”をやっていて”1”を観た事がないんですが、スルーするのも飽きてきたので先に観てしまいました。
それで、私ハスラーってただのビリヤードをやる人のことだと思ってたけど、ビリヤードで稼ぐ勝負師のことだったんですね。原題も直訳すると”銭の色”で、ドルは緑インクで印刷されているので緑色のビリヤード台のことを指しているんだとか。ギャンブル関係のテーブルでたいてい緑の布が張られているのは、全部そういう意味なんでしょうか?アメリカから広まったのかな。

それはともかく、ポール・ニューマンが渋くて格好良かったです。酒を売ってる冒頭の彼は普通のおじさんだったのに、ビンセントを見つけてから次第に眼光が鋭くなっていくのが痺れます。後半の哀愁漂う姿もいいですね~。
ビンセントの要らぬお節介でエディが傷つくエピソードでは、彼の無神経さに腹が立ったりもしたんだけど、よく考えたら「金を稼ぐためには負けることも必要だ」と教えてきた上に、ビンセントがそれを無視して真剣勝負にでたのをきっかけに途中で投げ出したわけだし、"お金が一番!”と思われたとしても自業自得ですよね。自分の事は棚に上げて「傷ついた」とか言っちゃうエディが可愛いです。

ところで、こいつどっかで見た顔だなぁとずっと思ってたらビンセント役はトム・クルーズでした。最後までわからないとか、自分の顔識別能力の低さに唖然!
あと、”2”を先に観た呪いなのか(笑)、ラストのエディのセリフのところが電波障害で見られませんでした。たぶん昔の気持ちを完全に取り戻して、「何度でも挑戦してやるぜ!」って感じだったと思うんですが…再放送を待つしかないか(できれば”1”からやって下さい!)。

<追記感想:2016/3/7>
初見でラストの台詞がわからなかったようなので再見。確認したところ「復活だ!(カムバック!)」でした。渋いです。
概ね初見時と同じ感想でしたが、今回は一目でトム・クルーズを見分けられましたよ。「ア・フュー・グッドメン」を観た直後だったからね!
恋人に夢中なガキっぽい彼を、エディがハスラーというヤクザな道?に引きずり込むわけですが、「彼女はお前に退屈してる」と唆す様子はまさに”悪い大人”でした。
言うことを聞かないビンセントに「はじめてお前を見た時、情熱がよみがえった」的なことを熱っぽく語っていたので、それも本心だったとは思います。でも、半分はどう見ても金儲けなんですよね。
大会でビンセントに勝ってひとりで「よしっ!」と小さくガッツポーズをした後、ネタばらしされて傷つくくだりは相変わらず切なかったものの、やっぱり初見時と同じく、それに対して怒るのは大人気ないと思いました。…相手は単細胞なビンセントですし。ただ、カルメンが気付かないのはしっくりこなかったかな~。実はわかっててけしかけたとか?(怖い!)

しかし、エディがビンセントの成長を見守る師弟関係が描かれると思いきや、最終的には哀愁漂う、おじ様の青春ストーリーという展開は狙ってのことなんでしょうか?
次観た時も騙されそうです(笑)
あと、相変わらず1作目のオンエアには巡り会えません…。

関連記事
「アリスの恋」観た

映画「スティング」観ました

スティング
製作:アメリカ’73
原題:THE STING
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
ジャンル:★コメディ/犯罪

【あらすじ】1936年、シカゴ。詐欺師三人組が通り掛りの男から金を騙し取った。だが中身はニューヨークの大物ロネガンのもので、怒った彼は仲間の一人ルーサーを殺害。復讐を決意したフッカーは、天才賭博師ルークに組もうと持ちかける。

昨日は家の中を蟻が行進していて焦りました。誰だジュースこぼしたの!
それはともかく、久しぶりの「スティング」面白かったです。ちょうど映画をよく見るようになった頃に出会った作品で、ラスト以外はさっぱり覚えておらず新鮮な気持で見られました。
あの音楽が流れてきた途端に懐かしさがこみ上げ、楽しい映画の時間が始まるぞー!と気持ちが盛り上がります。そして、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが揃って、安心感と緊張感が同時に湧き上がってくるんですよね。これだけ身構えていても、これっぽちも退屈しないのがお見事。

彼らだけではなく、一緒に大仕事を成し遂げようとする仲間たちも生き生きしていて、詐欺師が素敵な職業に見えてしまいます。ロネガンが部屋を出て行ってから、彼らが素に戻るところが映画の撮影現場みたいで面白い。
そんな楽しい雰囲気から、突然殺し屋の襲撃があってヒヤッとするところもいいですね。殺し屋の正体はすっかり忘れていたのでギョっとしてしまいました。
一方、ふたりの間の緊張感はさすがに結末を知っていると感じないんだけども、こうやって観客を騙していくんだという事がアリアリとわかってにやけてしまいました。
何度でも騙されたい!気持いいくらいの傑作だと思います。

関連記事
「華麗なるヒコーキ野郎」観ました

映画「友よ静かに死ね」観た

 | 犯罪  com(2) 
Tag:フランス イタリア 

友よ静かに死ね
製作:フランス・イタリア’76
原題:LE GANG(DANS LES GANG)
監督:ジャック・ドレー
原作:ロジェ・ボルニッシュ
ジャンル:★犯罪

【あらすじ】1945年、戦争の傷跡が残るパリ。神出鬼没のシトロエン・ギャングのロベールらは、いつものように仕事に出ていた。だが、帰って来た時の様子から、ロベールの恋人マリネットは不安に駆られる。彼女は彼との出会いを思い返し…。

カーリーヘアのアラン・ドロンがノリと思いつきと運でギャングごっこをしている感じの作品。原題はどちらも”ギャング”の事なんだけどね。
計画性は皆無だし、みんな仲良しで裏切りの気配もない。銃撃戦が始まった時はやっぱりギャングモノかと思ったけど、どうも弾が当たってる気がしないんだ。実は作中で一人しか死んでないんじゃないだろうか。
そんなちょっとぬるいギャングモノなんだけども、アラン・ドロン演じるロベールがなかなか愛嬌があって好感が持てました。
やってることは目茶苦茶でも、優しさは人一倍持ってるんですよね。感化院出の自分を実の子供のように育ててくれた夫婦、とくに半身不随になってしまった老父(ボス?)の肩を抱き、子供の頃を回想するシーンはよかった。仲間が彼を信頼しているのも、彼が大事な人を大切にする人間だと知っているからでしょう。
友達の赤ちゃんの洗礼のパーティで、男たちでわいわい遊んでいるのを眺めながら「今が永遠に続けばいいのに」と呟くマリネット。これが長く続かないとわかっているから、よけいにその幸せに満ちた風景が美しく見えました。
彼女がロベールのもとへ必死になって駆けつけるラストが切ない。

関連記事
フリックストーリー

映画まとめ感想

この前、寝不足の状態で朝食を準備していたら、キャベツを刻んでいただけなのに爪の真ん中から先端に向かってザクっと(5mmくらいだけど)やっちまいました。どんだけ弱いの私の爪!
まあ、オロナイン塗って絆創膏で固定してたら、案外くっついてきたんで一安心。なんせ、しょっちゅう爪の(指の?)先端を切り落としていて、どんどん爪が短くなっていたので、これ以上なくなると困るんですよ。というか、いい加減包丁の使い方を覚えろって話ですが。
そんなわけで、イラストを描くのが面倒なのでまとめ感想です。

『伊豆の踊子(1974)』

(日’74、西河克己監督)
山口百恵ちゃん主演のやつですね。百恵ちゃんの可愛さもさることながら、他の役者さんも親しみを感じる方ばかりで安心して観られました。妙に吉永小百合版と被るなぁと思ってたら、同じ監督さんだ。そんなに「伊豆の踊子」好きなんですかね?
全体的によかったけど、カオルが刺青の男に絡まれるシーンで終わって後味悪かったです。原作では”いい思い出にしないで迎えに行けばよかった”みたいに後悔してたような気もするので、その苦い想いを表現したかったのかな。個人的には、映像よりモノローグで表現してくれた方がよかったです。

『タイムライン:TIMELINE』

(米’03、リチャード・ドナー監督)
冒頭から入り込めませんでした。考古学熱を爆発させて勝手に過去に行ったじいさんが、息子や教え子を危険に巻き込むとわかって助けを求めるのがちょっとね。まさか素人ばかりで助けに来るとは思いもよらなかったのかもしれませんが。お姫様と教え子の恋愛模様は絵になっててよかったです。

関連記事
「16ブロック」観た(同監督)
「アンドロメダ…」観ました(同原作者)

『ブーリン家の姉妹:THE OTHER BOLEYN GIRL』

(英・米’08、ジャスティン・チャドウィック監督)
貴族の醜いあれこれで子供が犠牲になる話はあんまり好きじゃないんですが、あんな浮気者の王様を愛そうと努力するメアリーは健気ですね。でも、金髪のスカーレット・ヨハンソンには興味ないんだ。彼女の賢い母親が可哀そうでなりませんでした…。

『この自由な世界で:IT'S A FREE WORLD...』

(英・伊・独・スペイン’07、ケン・ローチ監督)
いきなり解雇されて見返してやるって頑張っていたのが、だんだんと”弱い立場の人間を食い物にする”ことに味を占めていくシングルマザーのはなし。自分と息子の生活を守るために頑張ってる普通の人が、自分で気付かないうちに人間性を失っていくのが怖い。あんな母親の姿をみたら、息子はもっとグレるだろう。わたしの理解力が足りないのかもしれないけど、どんな悪事をして誰に裏切られたのか、お金を全部返してどうやってラストのように上手く仕事を軌道に載せたのか、いまいちわかりませんでした。

映画「フル・モンティ」観た

 | 青春  com(8) 
Tag:イギリス 

フル・モンティ
製作:イギリス’97
原題:THE FULL MONTY
監督:ピーター・カッタネオ
ジャンル:★コメディ

【あらすじ】イギリス北部、かつて鉄鋼業で栄えた街シェフィールドは、今では失業者が溢れていた。息子の養育費を払えず共同親権を失いそうなガズは、親友デイヴと男性ストリップショーで稼ごうと思い立つ。彼らは4人の仲間を加え準備を進めるが…。

懐かしかったので再見。それぞれ問題を抱えた哀愁漂うおじさんたちが、ストリップショーに向けて頑張る姿がいいんですよね~。爆笑するタイプではなく、クスクス笑い時々ホロリという感じ。
情けないけど愛情深い、やせっぽっちの主人公がいい味出してます。息子を誘って盗みをしたりするダメな父親なんだけども、よくできた息子と一緒ならいつか誇れる父親にもなれるかも。そう思えるから、つい応援したくなります。
また、その親友で太ってるのがコンプレックスなデイブや、彼らのもと上司で失業した事を奥さんに言えないジェラルド、ブレイクダンスが得意な初老の黒人ホースも、それぞれの人柄だけでなくその家族を含めてひとつのキャラクターを作り上げている感じでした。
印象に残ったのは、みんながダンスを諦めて職安で並んでたところに、『フラッシュダンス』の曲が流れてきて自然にからだが動き出すシーン。一生懸命練習して踊るのが楽しくなってきたというのが伝わってきて、前の彼らを思い出すとおかしくて嬉しくてニヤニヤしてしまいます。
ちなみにタイトルの意味は、イギリスで”すっぽんぽん”を意味する俗語。語源はモンタギューの仕立て屋さんでスーツ一式を頼むときに、「go for the full monty」と言ったことから。「一式」→「丸ごと」→「すっぽんぽん」になったらしいです。
<追記>これには他の説もあって、軍人バーナード・モントゴメリーがいつも勲章を一式全部つける習慣があったとか、フル・イングリシュ・ブレックファーストを毎日頼んでいたからとか。また、スペインのトランプのゲームの山札をモンティと言ったからなどがあるみたいです。

関連記事
「ポビーとディンガン」観た

映画「青い珊瑚礁」観た

 | 青春  com(7) 

青い珊瑚礁
製作:アメリカ’80
原題:THE BLUE LAGOON
監督:ランダル・クレイザー
原作:ヘンリー・ドヴィア・スタックプール
ジャンル:青春/ドラマ

【あらすじ】南太平洋。船上で火事が発生し、幼いリチャードと従妹のエメラインは、料理番パディとボートに乗り込む。だが、父親のボートとはぐれ、無人島に漂着。彼らはパディに生きる術を教わりながら生活するが、やがて彼が亡くなり…。

もっと若い頃に観たかったなーと思いました。
なんというか、ひねくれてしまった今の自分では、あまりの楽園っぷりに「本当はここ天国なんじゃないの?」と疑ったり、”なぜ争うのかわからない”みたいなことを言うリチャードに「つい最近ケンカしてエメライン失いかけただろ」とつっこみを入れたり…。
でも、パディおじさんがいる頃のほのぼのした擬似家族みたいな様子や、大人になっていく過程の瑞々しさ&照れくささはよかったです。何も知らなくても自然に子供を産み育てる様子は生命の神秘を感じますね~。
余談ですが、このシーンでほとんど内容を覚えていない映画「ミラクル・ペティント」を思い出してしまいました。主人公夫婦が心から子供を望んでいるのに、子供の頃の誤った知識のせいで子宝に恵まれないまま年老いてしまうんですよね。最初からまるで何も知らなければ、彼らみたいに自然に結ばれたのかもと思ったら切なくなってきました…。
まあそれはいいとして、エメライン役のブルック・シールズはほんと可愛かったです。露出度の高い服を着てもエロ過ぎない爽やかさが漂ってますね。何より島の美しい風景に溶け込んでいたし。
そこら辺、オリジナル版と比べてみたいみたいところです。

関連記事
「グリース」観ました

DS「いろづきチンクルの恋のバルーントリップ」やったよ!

 | ゲーム  com(5) 

いろづきチンクルの恋のバルーントリップ
良質なアドベンチャーゲームでした。
内容は、怪しい通販で”読むだけでモテそうな本”を買った35歳独身男が、本の世界に引き込まれて”主人公チンクル”となり、舞踏会でプリンセスと踊るためにエメラレラ・シティを目指すというもの。「オズの魔法使い」がベースになっていて、おばかだけど純粋無垢なカカシ、合理的で心をもたないロボット・ブリキ、怪力だけど臆病なライオンを仲間に、様々な冒険を繰り広げていきます。

その冒険の中で、一番の障害となるのがチンクルの容姿(哀)
アドベンチャーゲームなので、調べたり話したりして謎を解いていくんですが、このキモい容姿と怪しすぎる全身タイツ(旅立ち時に渡される)のせいで、女性たちが協力してくれないんですよ。そこで、拾ったりミニゲームのダンジョンで貯めたルピーをはたいて、プレゼントを購入。相手の好みを探りながら貢いでいきます。昔ながらのゲーム、ヒット・アンド・ブロー(マスターマインド)の要領ですね。
他にもパチンコシューティングや釣り、パズル的要素も満載で、飽きずに楽しめました。難易度もヘタレゲーマーの私ができるくらいだから、誰でもできるんじゃないかなぁ。
ネタバレ仙人も居ることだし!

あと可愛いキャラクターたちや(濃いのと可愛いの半々くらい)、絵本みたいな世界観&過去へ戻るバルーントリップもよかったです。ちょくちょく任天堂ゲームのパロディが入るのも楽しい!
何人かいるヒロインを差し置いて、印象に残るのはやはり3人の仲間たち。ギャグ担当のブリキはもうやることなす事面白いし、常識人のライオンさんとのやり取りもほのぼの癒されます。
なかでもカカシは別格で、もう可愛くて可愛くて仕方がありませんでした!
可愛いだけで(もちろんいい子でもある)みんなに優しくされるところはチンクルと対極にあるんだけど、カカシはチンクルが大好きだし、チンクルもぜんぜん妬んだりしないで可愛がります。カカシを救出するエピソードが何度かあるから、一番ヒロインらしいかも!?
最後にヒロインと世界をそれぞれ選ぶ事になるんだけども、「ぼくはいつでもおじさんと一緒にいるよー」とか「行っちゃやだよ、おじさ~ん!!」とかカカシが言うもんだから、どのヒロインでもいいからとにかくこの世界に残りたい!と思ってしまいました。

手に取りにくいパッケージ↓で躊躇していたけど、予想外の感動展開で心に残る作品に。でも、ラスボス戦はドライアイの私にはきつくて、残念ながらエンディング全部を観る気にはなれません…。

関連記事
DS「ラストウィンドウ 真夜中の約束」やったよ!
3DS「nintendogs+cats」その後
.