2008年10月に観たお薦め映画

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「悪魔の美しさ」観ました

 | ファンタジー  com(2) 

悪魔の美しさ
製作:フランス/イタリア’49
原題:LA BEAUTE DU DIABLE
監督:ルネ・クレール
ジャンル:★サスペンス/ドラマ

勤続50年で退職を迎えるアンリ・ファウスト教授に、魂を狙う悪魔が囁く。しかし、一向に誘いにのらない彼に、痺れを切らした悪魔は無償で”若さ”与えた。それを満喫するアンリだったが、消えた”ファウスト教授”の殺人容疑をかけられ…。

わかりやすいのに意外と考えさせる内容で、なにより面白い作品でした。
主人公を陥れようとする悪魔メフィストフェレスが、自分で”二流悪魔”と言ってるだけあってけっこう間抜けで憎めないところがあるんですよね。仕事を忘れアンリの老いた身体で”人間の快楽”を堪能したりしてました。でも、飴とむちの要領でしだいにアンリの心を欲望まみれにしていく様子は、さすが悪魔といった感じです。
若さ、金、名誉…そして女に権力。
どんなに強い心の持ち主でも、これだけのものを与えられれば変わってしまうものですよね。
アンリたちが錬金術を発表し国中に金をばら撒いて喜ぶ国王たちや、これで世界中の飢えをなくすと言ってるアンリの姿が滑稽でした。

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映画「父と娘の歌」観ました

 | 家族  com(0) 

父と娘の歌
製作:日本’65
監督:斎藤武市
ジャンル:★ドラマ

元オーケストラクラリネット奏者の父と二人で暮す紘子。彼女は音大を目指しアルバイトとピアノの練習に励んでいた。ある日、有名なピアニストの指導を受ける事が決まり父の職場へ報告に行くが、父が心臓病で仕事を辞めていたことを知る。

BSで吉永小百合主演映画をたくさんやっていたので観ました。
何故か最後に主役が死ぬ作品ばかりでうんざりしていたところだったので、父娘の絆を描いたこの作品に心洗われた気持ちでした。
とにかく二人がお互いに思いやる気持ちが温かくて、娘が父親に股引を買ってきたら父親は娘の靴下を買っていたというエピソードが微笑ましいです。
そして度々入る紘子の演奏。
クラシック曲が主ですが、「ひょっこりひょうたん島」の曲を弾きながら子供たちと歌うシーンもあり懐かしいです。それら全てを実際に吉永さんが弾いていたと後で知り驚きました。父親に心配かけまいと、ひたすらピアノに打ち込んだ紘子と同じように頑張ったんでしょうね。
ラスト、父娘で臨んだコンサートが素晴しいです。

映画「髑髏銭」観た

 | 時代劇  com(0) 
Tag:日本 

製作:日本’56
監督:松田定次
原作:角田喜久雄
ジャンル:時代劇

【あらすじ】ある晩、知らない男に包みを託された小夜。しかし、届けにいった先で黒頭巾の男に襲われ、危ないところを浪人・三四郎に救われる。包みには黒猫の死骸が入っており、それは秘宝のありかを示す髑髏銭の謎に関わるものだった。

ストーリーはありきたりだったんですが、お姫様の切れっぷりが面白かったです。
そのお姫様というのが武芸の達者な気の強いお嬢さんで、自分を腕ずくで連れてゆけるような男じゃなきゃ結婚しないと、将軍様(?)からの誘いも蹴っちゃうような人物なんですよ。それで、何らかの理由で小夜さんが彼女のとこの女中にされて (ここら辺、よく覚えてません)、連れ戻しに来た主人公とお姫様が対決する事になります。

…ものの3秒で決着がつき、主人公は約束どおり”この城の人物をひとり”連れ出すことに。
言うまでもなく小夜ちゃんです。
しかしお姫様、これを聞いてえらく動揺。
『わたしじゃないのっ!?』とでも言いたげです。
どうやら、若くて美しくてお姫様な自分を選ぶと勝手に勘違いしていたようです。プライドを酷く傷つけられたお姫様は、『ええい、この狼藉者をひっとらえよ!!』と約束を反故。その後、主人公を逃がそうとした小夜をとっつかまえ、主人公の事を詳しく聞きだそうとしたり、主人公との関係を問いただしたり、仕舞いには彼女を自分の身代わりに将軍様に献上したりと手段を選びません。小夜も小夜で、勝ち誇ったように”悲劇”に浸っていました。
…まさかこんなところで”醜い女の争い”に遭遇するとは。

映画「五月の恋」観た

 | ロマンス  com(2) 

五月の恋
”五月の雪”と呼ばれる油桐花
製作:台湾・中国’04
原題:五月之恋
監督:シュー・シャオミン
ジャンル:ロマンス

台湾の人気バンド”メイデイ”のギタリストを兄に持ち、公式サイトの管理を任されるアレイ。ある日、ファンからのメールにボーカルのアシンだと返信し、”五月の雪”と呼ばれる花を見せてあげると約束してしまい…。

爽やかで微笑ましいラブストーリーでした。
メールの返事が欲しくて名前を偽ったり、待ち合わせの場所に来ても名乗れず尾行してしまうヘタレ主人公が、大切な届け物のために雪の中で毎日待ち続ける姿は心温まりました。(ちょっとストーカー気質?)
ただ、台湾と中国本土で引き離されたというヒロインの祖父の物語は、もう少し詳しくやってもよかったかなぁと思います。あまりにさらっと描かれていて、わたしには状況を整理するので精一杯でした。

ひらひらと一面に舞い落ちる”五月の雪”が美しいです。

映画「ココシリ」観た

 | 歴史・実録ドラマ  com(0) 

ココシリ
目が死んでるけど、チベットカモシカです。
製作:中国/香港’04
原題:KEKEXILI: MOUNTAIN PATROL
監督:ルー・チューアン
ジャンル:実録ドラマ/サスペンス

1993年、中国最後の未開の地”ココシリ”。絶滅の危機にあるチベットカモシカを守るため、地元では密猟者を取締まる有志のパトロール隊が結成された。北京から取材にきた記者ガイは、命がけで密猟者を追うリータイたちに同行する。

人物像があまり描かれていなかったので、顔を見分けるのが苦手な私は誰が誰なのかわからなくなってしまいました。(私がぼやっとしていただけかもしれない。)
でも、密猟者によって打ち捨てられた何百頭ものカモシカの骨が荒野に広がるシーンでは、胸が詰まる思いがしました。
どうしてこんな酷い事ができるのか!?
と怒りが沸きあがったりもしたんですが、彼らも好きでこんな事をしているわけじゃないんですよね。
今日食べることもままならない状況になれば、私も同じことをしただろうか…と考えてしまいました。

お気に入り映画「オープン・ユア・アイズ」

 | ミステリー  com(2) 

オープン・ユア・アイズ
製作:スペイン’97
原題:ABRE LOS OJOS
監督:アレハンドロ・アメナーバル
ジャンル:ミステリー/サスペンス

恋人殺しで捕まったセサルは夢と現実が曖昧になり、自分の顔が醜くただれていると思い込んでいた。そんな彼と話しをする事になった精神科医は、ひとつひとつ彼の現実を明かにしていき…。

私が映画をみはじめた高校生の頃に、なんとなく観た映画です。結構前のことなので内容はほとんど覚えてないんですが、何が現実で何が夢なのか一生懸命考えながら観た記憶があります。
印象に残っているのは”薄暗い部屋”に”怯える男”、そして屋上から見渡せる”青い空”。
面白かったかどうかすらわからないくせに、時々ふと思い出すんですよね。
そのうち、これのリメイク作品「バニラ・スカイ」も観れるだろうし、それまでにもう一度観直しとこうっと。

映画「天国と地獄(1963)」観ました

 | 社会派  com(2) 
Tag:黒澤明 日本 

天国と地獄(1963)
製作:日本’63
監督:黒澤明
原作:エド・マクベイン
ジャンル:★サスペンス/ドラマ

【あらすじ】次期株主総会で社長らを出し抜くため全財産をつぎ込んだ権藤専務。しかしその矢先、自分の息子と間違えられ運転手の息子が誘拐されてしまう。三千万という多額の身代金を要求され、権藤は子供を見捨てるか破産かを迫られる。

キングの身代金?、87分署シリーズって何?という状態だったんですが、この映画を観て読みたくなりました。今まで観た黒澤作品の中でいちばん好きかも知れません。(いや、「椿三十郎」があったか…)
前半の密室劇の重厚さ! 苦悩する権藤はもちろん周囲の人物の心理も巧みに描かれていて、画面から目が離せません。そして、後半の捜査風景は興味深く、犯人を追い詰めてゆく様子を夢中でみてました。
それにしても、この映画を観て誘拐を企てた人間がいるというのが残念です。しかし、それをきっかけに誘拐罪に対する刑が見直されたのも事実なんですよね。改善されただけまし…なんでしょうか。

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映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」観尽くしました

 | ファンタジー  com(0) 

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
製作:香港’87(Iのみ)
原題:倩女幽魂
監督:チン・シウトン
ジャンル:★ホラー/ファンタジー
雨で帳簿を駄目にした集金屋ニンは、宿代がなく寂れた蘭若寺に泊まることに。その夜、琴の音に誘われ美しい娘シウシンと出会い恋に落ちるが、彼女は妖怪に脅され男を誘い込む幽霊だった。ニンの優しさに彼女は役目を忘れ…。

いろんな要素ぎっしりの娯楽活劇で、3作がっつり観れました。
見どころは、お気楽な雰囲気をかもしつつ二人の恋もしっかり描かれている事。中でも水がめに隠した主人公に空気を口移しするシーンは素敵です。
2作目のキスシーンもある意味ロマンチックでした。(でろでろ妖怪に変わってゆく彼女をキスで救った)
でも、妖怪に遺骨を捕られ成仏できなくなった彼女が「助けて、遺骨を生家に戻せば生き返れるかもしれない!」とか言い出したときには正直「あれ???」という感じでした。さりげなく付け加えて「助ける事=生き返らせる事」にすり替えたようです。しかも、何故生き返れるのか一切説明なし!
…まあ、面白いからそんなに気にならないんですけどね。
もう一つの見どころは、妖怪たちの造形&動きです。特にゾンビみたいな奴のぎくしゃくした動きには、愛おしさまで感じました。(わたしだけ?)
他の連中も”モンスター・パニック映画”に分類したくなるような造形で、口がでかくて汚くて触手とかも飛び出しちゃって、モンスター好きには垂涎ものです。それらを魔術で派手に爆破していくのも爽快でした。

こんなにでろでろな妖怪ばかり出てきたのに、観終わって印象に残っているのが幻想的な彼女の姿だという事に驚きです。

映画「チャイナ・シンドローム」観ました

チャイナ・シンドローム
向日葵で放射能汚染浄化
製作:アメリカ’79
原題:THE CHINA SYNDROME
監督:ジェームズ・ブリッジス
ジャンル:★サスペンス/ドラマ

【あらすじ】原発の取材に来ていたキンバリーとリチャードは、建物の揺れと技師たちが怯える様子を目撃する。特ダネに興奮する彼らだったが、上からの圧力でフィルムはお蔵入りする事に。その頃、発電所の技師ジャックは原発の欠陥を発見していた。

最初から最後まで固唾を呑んで見守っていました。
「1日でどれだけの損失だと思っているんだ!」の一言で、手抜き検査→運転再開となってしまう恐ろしさ。
あそこの技術者の中に、ちゃんとした知識を持った人が何人いたのか?
外部の人間が調査しなくても済むということ自体信じられません。
すぐ側にある危険に気付かない振りをして、利益を優先してしまう人間が恐ろしく見えてくる作品でした。

ちなみにタイトルのチャイナ・シンドロームとは、原発がメルトダウンを起こしたら地面を溶かし地球の裏側の中国まで貫通するというアメリカンジョークから来たそうです。この映画の影響で、~シンドロームという言葉が一般的になったとか。
また、映画公開の12日後にスリーマイル島原子力発電所事故が起き、世界を震撼させたことでも有名です。ハッピーエンドとバッドエンドの二種類ありますが、時期的なものもあったのかハッピーエンド版が広まったとかなんとか…。(間違いだったかも)

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映画「ピエロの赤い鼻」観ました

 | 戦争  com(0) 

ピエロの赤い鼻
製作:フランス’03
原題:EFFROYABLES JARDINS
監督:ジャン・ベッケル
原作:ミシェル・カン
ジャンル:★ドラマ/戦争

1960年代フランス。教師でありながら、日曜日にはピエロとなって人々を笑わせるジャック。そんな父親の姿が気に入らないリュシアンに、父の親友がピエロになった理由を語り始める。それはドイツ占領下の悲しい出来事だった。

”自分の罪を認めること”と”他人の罪を許すこと”っていうのが、いかに難しくて大切なことなのか考えさせられました。
ジャックたちの犯した罪が消えることはないのかもしれません。でも彼らが罪を告白する事で、犠牲者の奥さんは「夫のした事は無駄ではなかった」と少しは救われたんだと思います。そして、夫を信じて彼らに”罪の告白”の機会を与えた彼女は、彼らの人生を救いました。
その許しがあったからこそ、彼らは自分たちを救ってくれた2人の犠牲者への償いとして、あの兵士に教わった”笑い”を奥さんやその他の人々に伝える事ができたんですよね。
ラストの笑い溢れるピエロ”ゾゾ”のステージが、冒頭のときに抱いた楽しいイメージから一変して温かいものに感じられました。

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「勝負(かた)をつけろ」観た

映画「フェリーニのローマ」観た

 | ファンタジー  com(4) 
Tag:イタリア 

フェリーニのローマ
製作:イタリア’72
原題:FELLINI'S ROME
監督:フェデリコ・フェリーニ
ジャンル:アート/ファンタジー

【あらすじ】イタリア北部で育ったフェリーニが二十歳になって訪れたローマの姿は、学校で教わったものよりはるかに活気に溢れ魅力的なものだった…。

あらすじ見ても何が何だか分かりませんね。簡単に説明すると、フェリーニが見てきたローマを取り留めなく思い出しているという感じです。
面白いかどうかと聞かれればよく分からないというのが本音なんですが、不思議と退屈はしませんでした。映像が賑やかで飽きないんですよね。
でも、”聖職者むけのファッションショー”はとても楽しかったです。
それはもうパレードのように華やかで、聖職衣を身に付けたおじさんがスケートでくるりと回って去って行ったり、電飾やら骸骨やら出てきたと思ったら、ついには「紅白かよっ」と言いたくなるようなきらびやかな法王(みたいなひと)が登場!!
…観覧席の方々は泣いていました。
とまあ、鈍い私はここら辺まで観てやっと”事実だけを描いているわけじゃない”と気付いたわけなんですが、結局”外気に晒された途端フレスコ画が消えてゆく”シーンはどっちなんでしょう?
実際にありえることなのかどうか…。無さそうだけど、世の中ビックリする事だらけだしなぁ。

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「青春群像」観ました

映画「幸福な食卓」観ました

 | 青春  com(2) 

幸福な食卓
製作:日本’06
監督:小松隆志
原作:瀬尾まいこ
ジャンル:★ドラマ/青春/ロマンス

父親の自殺未遂をきっかけに、秀才の兄は農業を始め母親は家を出る。そしてある朝、父親が”父さんをやめる”と宣言。中学3年生という事もあり不安になっていた彼女の前に、大浦という明るい転入生が現れる。

”父親やめる”宣言で始まってかなりビックリしました。
鬱な内容かと身構えてしまったんですが、家庭崩壊の危機で足もとぐらぐら状態だった彼女を大浦君が引っぱりあげてくれるんですよね。
あまり感情を表に出さない佐和子と、元気で明るくて天然な大浦君とのピュアな恋模様には胸がきゅんとなりました。
佐和子が”あの言葉”をとなえて歩き出すラストに元気づけられます。

映画「ポセイドン(2006)」観た

ポセイドン(2006)
製作:アメリカ’06
原題:POSEIDON
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
原作:ポール・ギャリコ
ジャンル:パニック/アドベンチャー/サスペンス

【あらすじ】新年を祝っていた豪華客船ポセイドン号が、突然の異常波浪に襲われる。船は転覆し、僅かに生き残った者たちは船長の指示でその場に留まることに。しかし、ギャンブラーのディランは脱出を企て、彼を信じた数名がそれに協力する。

オリジナルの方をちゃんと観た事がなかったんで、評判に惑わされる事なく観れたと思います。
感想としてはまあまあかな、という感じ。
前半はハラハラしながら楽しく観れたんだけど、どうも”自殺を考えてたゲイのおじちゃん”の扱いがね…。
私的には、ベタでもいいから”青年を死なせたのを悔いたおじちゃんが、命がけで助けた女性が青年の関係者だった…というのを観客だけが知っている”みたいな図が良かったかな。
まあ、監督は”危機的状況における人間の行動”をリアルに描きたかったらしいので(そのわりにつっこみどころ多いけど)そこら辺はまだいいとして、せめて彼女の遺品を弟に届けようとか思わないのだろうか。宗教よくわからないので十字架は死者に返すべきだったのかもしれないけど、他になにかあるじゃないですか。時計とかね。
…おじちゃんのいい笑顔が、なんか後味悪いと思ったのは私だけではないはず。

<再見追記感想(2015/12/9)>

初見は地上波のCM入りまくり吹き替え版で観たんですが、今回CMなし字幕版で観てかなり楽しめました。
津波のCGや船内の豪華なセット、それが一瞬で破壊されるスペクタクル、テンポのよさと手に汗握る展開。「ポセイドン・アドベンチャー」とくらべると人間ドラマは薄いけど、観ている間はしっかりと引き込んでくれて、B級パニック映画として満足できました。…記憶には残らなさそうですけどね(汗)
初見で思ったおじちゃんについては…今回も同じように思いました。だいたい、船の設計者なんだから「残る」と言った人たちにも「逆さまになって浮く構造じゃない」と教えてやれよ。そして後半、設計者として役に立てよ!
あと、生き残るのは裕福な白人ばかりで、自分の意思に関係なく死ぬのは貧乏人とアル中だけっていうのも気になるかな。
…なんて細かいところを考え始めるとキリがないので、ここら辺にしときます。観てる間は楽しめたので。

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映画「ワイズ・ガールズ」観ました

 | 犯罪  com(0) 

ワイズ・ガールズ
製作:アメリカ/イギリス/カナダ’02
原題:WISEGIRLS
監督:デヴィッド・アンスポー
ジャンル:★サスペンス/犯罪

NYの高級イタリア料理店で働き始めたメグは、同僚レイチェルとケイトに温かく迎えられる。ある日、重傷を負った客を救った事でオーナーに信頼され新しい仕事を任されるが、次第にレストランの裏の顔が見えてきて…。

地味に面白いサスペンス作品でした。
主人公が悲しみを乗り越えるまでを描いたドラマだと思って観ていたら、店がマフィア御用達だったという流れになったんでちょっと驚きです。しかも、メグが元医学生だったとわかり彼らに目をつけられてしまったんじゃないかな、という不安がじわじわと高まってくるんですよね。最初に”自分から辞めたりしない”と約束していたので、簡単には逃げ出せないし。深く関わらないようにすれば大丈夫、と無理やり自分を納得させている感じがして、静かな緊張感が伝わってきます。
そして後半に入って驚きの事実が!…なんて煽るとがっかりするのがオチですね。でも私は普通にビックリしてしまいました。
その後はセオリー通りの展開なんですが、三人の友情がきらりと光る後味のいいラストだったと思います。

映画「エアポート’80」観た

 | サスペンス  com(4) 

エアポート’80
製作:アメリカ’79
原題:THE CONCORDE-AIRPORT '79
監督:デヴィッド・ローウェル・リッチ
原作:アーサー・ヘイリー
ジャンル:パニック/サスペンス/コメディ

【あらすじ】恋人が行った武器不正輸出の証拠を手に入れたマギー。公表する気だと知った彼は、あらゆる手で彼女の乗る超高速旅客機コンコルドを葬ろうとする。しかし、その機を操るのはベテランパイロットのメトランとパトローニだった。

かなりぶっ飛んでいて笑える映画でした。
まず、あらすじの”あらゆる手段でコンコルドを葬ろうと…”という部分からしておかしいですよね。何故に飛行機ごと!?到着した彼女を暗殺者が待ち構えるとかじゃダメなの?
しかも選んだ手段が、彼がつくった新型ミサイルのテスト中にこっそり攻撃目標を変えるとか、どっかから調達した戦闘機で攻撃とか、やたらとリスクの高そうなものばかり。
…たとえ葬ってもすぐ足がつくんじゃダメですよね。
そして、とくに出番もないのに乗客のキャラ濃すぎだったり、ミサイルで狙われたりした次の日に何事もなかったように平然と同じ飛行機に乗ってたりと、つっこみどころ満載です。アクションシーンも”横転(?)してミサイルをかわす”というある意味凄い出来になってました。
TVに向かって気兼ねなくつっこみを入れられるひとなら、いいストレス解消になると思いますよ。

<再見追記:2015/5/17>
「大空港」を見たついでに、同じく93分番組でオンエアしてたこちらも再見。さすがに2度目となるとほとんど笑えなかったか~。笑えたのは、社長の席だけ床が抜けて落ちそうになるシーンだけでした。
このツッコミどころ満載なストーリーの元凶であるマギーの恋人が、二人きりの時に彼女を始末できないのが悪役としてヘタレすぎですね。自分の手を汚したくないのかもしれないけど、その割りにコンコルドを狙うのは自分がつくったミサイルなわけで…。
でも、シャープなフォルムのコンコルドが飛ぶ姿はカッコよかったし、音楽も意外と良かった。
撮影に使われたコンコルドは、その後、墜落事故を起こしてしまったそうです…(汗)

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