2008年02月に観たお薦め映画

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「サマータイムマシン・ブルース」観た

 | SF  com(0) 
Tag:日本 

サマータイムマシン・ブルース
製作:日本’05
監督:本広克行
原作:上田誠
ジャンル:★SF/青春コメディ

【あらすじ】冷房のリモコンを壊してしまい、暑さにだらけるSF研究会のメンバー。そんな時、部室で見覚えの無い機械を発見する。ふざけていてそれがタイムマシンだと知った彼らは、昨日へ行って”壊れる前のリモコン”を手に入れようと考え…。

「タイムマシンで過去を変える」という物語だと、変化した現代で他の人たちはちゃんと主人公と過ごした記憶を持っているのに、主人公がその記憶を持っていないことがよくあるじゃないですか。それってなんか、幸せに暮らしていたパラレルワールドの自分を乗っ取ってるみたいに見えるんですよね。だんだん記憶が蘇ってきたりする場合も”その体に馴染んできただけ”みたいな。…なんか不穏なものを感じます。
その点この作品は、昨日にやって来た自分たちをすでに目撃してる訳ですから、自分たちがタイムスリップすることは予定通り。記憶が変わることはありません。
まあ「すべては初めから決まっていた」なんて引っかかる人もいるかもしれないですが、何かが犠牲になっているかもしれないなんて、後味悪いですし。
少し前に観たタイムマシンが出てくる邦画より、こっちの方が好みでした。

<再見感想:2016/4/29>
改めて見直してみると、きちんと冒頭から彼らの姿が映っているのがわかって楽しかったです。ブツブツ途切れる編集はやや見づらかったですけど。
昨日の自分を尾行しようとか、ペンギンのオブジェを二つにしたいとか、シャンプーを盗んだ犯人を捜すとか、どうにも憎めない作品です。最初から最後まで本当にしょうもないことをやってるだけなのに、そのしょうもなさが青春とばかりに、本気で描いてるのがいいのかな?
一方、リモコンの行方がきちんと1本の線になって繋がるところや、序盤のよくわからない反応の謎が解けるところなど、伏線回収が心地よい。
拓馬の甘酸っぱい恋も可愛らしいですし。クスクス笑わせてくれるところも多かったです。
たま~に再見したくなる作品かも(笑)

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映画「イル・ポスティーノ」観た

イル・ポスティーノ
製作:イタリア/フランス’94
原題:IL POSTINO
監督:マイケル・ラドフォード
原作:アントニオ・スカルメタ
ジャンル:★伝記/ドラマ

チリから亡命した詩人パブロ・ネルーダが、イタリアの小さな漁村にやって来る。漁師の父をもつマリオは、配達物を届けるうちにパブロと親しくなっていく。やがて詩の素晴しさを知った彼は、恋の相手ベアトリーチェに詩を送ろうと考え…。

この映画を一言で表すと、「幸せすぎて怖い」を疑似体験できる映画。というところでしょうか。
いや、本当はもっと注目すべきところがあるんでしょうが、なんせ観てるあいだ気の休まる暇がない。
素朴で誠実なマリオと、気さくで情熱を秘めた詩人パブロ、そして彼らを取り巻く暖かい人々。そんな彼らの過ごす時間全てが幸せに溢れていて、何故か不安を掻き立てる…。
後半に何度、このまま終わってくれと願った事か。…って、まるで悪く言ってるみたいですが、そんな事ないですよ?幸せを願わずにはいられない、そんな風に思わせる素晴しい映画だったと思います。

お気に入り映画「バベットの晩餐会」

 | ドラマ  com(10) 
Tag:デンマーク 

バベットの晩餐会
わからない事があると、身近な人でもこんな風に見えてしまう時がある。
製作:デンマーク’87
原題:BABETTE'S FEAST
監督:ガブリエル・アクセル
原作:カレン・ブリクセン
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】19世紀、デンマークの小さな漁村。敬虔なキリスト教徒の姉妹のもと、匿われることになった亡命者バベット。彼女のおかげで姉妹はボランティア活動に専念できるようになり、村にとってかけがえのない存在となる。そんな時、彼女はクジで大金を当て、村の人達に晩餐会を開く。

ちょっと前にGyaoで観た作品。
とってもほのぼのしていて、穏やかな気持ちになれる映画です。
バベットさんが牧師の娘に世話になったお礼に晩餐会を開くという話なんですが、この村の人々の普段の食事が慎ましいんですよ。パンと魚の干物をぐつぐつ煮込んで、ビールと塩で味付けした「おかゆ」のようなものを食べてるシーンしか覚えがありません。(あれはなんという料理だったんだろう?)
そんな彼らに豪勢な晩餐会を開こうと、新鮮な食材を買ってくるんですが…いきなり亀はびびりますよ、バベットさんっ!
いやぁ、晩餐会の皆さんの様子は傑作でした。

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映画「バベットの晩餐会」再見

映画「アマデウス」観ました

アマデウス
民衆の怒りを買いたくないなら、まず小麦粉の無駄使いを何とかしろという絵。
製作:アメリカ’84
原題:AMADEUS
監督:ミロス・フォアマン
原作:ピーター・シェイファー
ジャンル:★伝記/音楽ドラマ

【あらすじ】神童モーツァルトに憧れ、宮廷作曲家の地位を得るまでになったサリエリ。しかし始めて目にしたモーツァルトは軽薄な若者で、その才能に釣りあうような人間でなかった。やがて、彼の才能への嫉妬と羨望から、「神」をも憎むようになり…。

醜い嫉妬心にとりつかれ、モーツァルトを陥れるために嘘を重ねたサリエリさんでしたが、音楽に対してはいつも正直でどこか憎めない人でした。
根がいい人なので冷徹になりきれてないというか、きっとあのメイドの様に間近で見ていたら、少しは違う結果になったのでは…と思ってしまいます。
内容はもちろん、衣装なども凝っていてとても見応えのある作品でした。

追記(2010/10/2~)
第13回ブログDEロードショーで再見。3回ほどに分けて観ることになりそうなので、忘れないうちに箇条書きで追加していきます。

●冒頭、サリエリの叫び声を聞きながら召使がつまみ食い。うっかりほのぼのしてしまった。慣れているのか尊敬されていないのか、どちらにしろ寂しい晩年。
●病院での神父とのやり取り。やっとわかる曲がきてほっとするのに、モーツァルトの曲で気まずい顔。めんどくさい相手なのに頑張ってます。
●モーツァルト登場。子供の頃は可愛かったのに、笑い方からして下品な青年に。彼が笑うたびに周りが静まるのが面白い。「天才だから変なのは仕方ない」と誰も注意できなかったもよう。
●音楽の才能だけなら純粋に憧れていられたのに、彼という人間を知ってしまったがために苦悩するサリエリ。この辺りからもう、ぐいぐいと惹き込まれてしまう。きっと、神父さんも聞き入っているでしょう。
●練習中にお菓子をぱくり、お客に勧めながら自分もぱくり。そういえば冒頭に召使が持ってきたのもお菓子だったし、モーツァルトに会った時もお菓子つまみ食いしてた。サリエリは甘いもの大好きらしい。ヴィーナスの乳首って(笑)
●音楽も歌声もほんと聞惚れる。だんだんオペラが観たくなってきた。
●芸人もいる賑やかな町並みで和んだあと、貴族の豪華絢爛な馬鹿騒ぎを見てちょっとムカついた。あんな酷いモノマネ見てしまったら、そりゃスパイの一人や二人送り込むよね~。
●逆転勝利するも、埋まらない心の闇。マスクを被り、ついに彼の悪意が具現化!
そんな過去を熱弁する彼のなかに、まだ神への憤りは生きている?
●奥さんがたくましくなっていく。深い愛情が素敵。旦那をウォルフィって呼んでるのが可愛い。
●でも逃げるウォルフィ。義母に叱られていて頭の中で音楽が鳴り響き、オペラのシーンに替わるのが見事。あれを歌う歌手も凄いなぁ。
●病に倒れた彼を手伝い、ふたりで作曲を続けるところが一番好き。ふたりとも本当に音楽を愛しているし、出会い方が違えば親友になれたかも。切ない…。

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映画「カリフォルニア」感想

 | 犯罪  com(0) 

カリフォルニア
この映画のヒロインはアデールだと言い張る。
製作:アメリカ’93
原題:KALIFORNIA
監督:ドミニク・セナ
ジャンル:サスペンス/犯罪ドラマ

連続殺人犯についての本を書くため、恋人と各事件現場を訪ねながらカリフォルニアに向かう事にしたブライアン。ガソリン代を浮かすため同乗者を募るが、現れたのは得体の知れない男アーリーとその恋人アデールだった。

まず始めに断っておきますが、この映画をクライムサスペンスだのロードムービーだのと思って観てもガッカリします。これは、いかれた殺人鬼をそうと知らずに愛してしまった、アデールの悲劇の物語なのです。とにかく彼女に感情移入して見守り、彼女のあやうさにハラハラし、純真さに心打たれ、悲劇に涙してください。
ほんと、最後の演出はうるっときますから。
それはもう、キャサリン救出劇なんて記憶から消え去るくらいに…。

映画「オリバー!」観た

オリバー!
製作:イギリス’68
原題:OLIVER!
監督:キャロル・リード
原作:チャールズ・ディケンズ
ジャンル:★ミュージカル/ドラマ

【あらすじ】救貧院で育ったオリバーは、ある日お粥のおかわりを頼んだために葬儀屋に売られてしまう。そこでも酷い扱いを受けた彼は、希望を胸にロンドンへ。スリの少年ドジャーと出会い仲間になるが、仕事初日に捕まってしまい…。

窓辺で歌うオリバー少年を描こうと思ったけど挫折しました。あの繊細さを出すのは難しい…。

「オリバー・ツイスト」は一度も観たことないので、しょっぱなから孤児達が列をなして踊りだしたのにはびっくりしました。(というか、ミュージカル作品はこれだけ?) ミュージカルには疎い私ですが、スリ団のアジトでの様子はコミカルで楽しかったです。とくにオリバーが「愛の歌」を歌う様子はたいへん可愛らしい! 楽しい踊りとオリバーの純粋な眼差しが、周囲の悪意やサスペンスな展開を跳ね除けていくようでした。
…機会があったら別のオリバーもみてみたいなぁ。

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「オリバー・ツイスト(2005)」感想

映画「ペーパーチェイス」観た

ペーパーチェイス
製作:アメリカ’73
原題:The Paper Chase
監督:ジェームズ・ブリッジス
ジャンル:★青春

ハーバード大学法学部に入ったハートは、契約法の授業で教授の質問に答えられず吐いてしまう。その日から一心不乱に勉強に励む彼だったが、ある日スーザンという女性と知り合い恋仲となる。しかし、実は彼女はあの教授の娘で…。

ちゃらんぽらんな大学生を描いた映画は多いですが、これは受験戦争以上に厳しい法学部の学生生活を描いています。全体的に地味な雰囲気なんですが、何も起こらなくても苦にならない心地よさがあると言うか。やっぱり頑張ってる人を見てると清清しいですよね。
なんとなく好きなのは、離婚が決まった恋人に「ちゃんと(結婚)したい」と言ったら「父の望む法学部の学生そのものね」というような皮肉で返される場面。学部が違うとこうも違うのかと、妙に納得してしまいました。
他にも濃いめの友人達や冷徹な教授とのやり取りなど、淡々とした中に面白さが潜んでいる作品だと思います。

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映画「チャイナ・シンドローム」観ました

ブログDEロードショー まとめリスト一覧

【2017年】
  1. 80 第6回 夏のきもだめし企画(8月)
  2. 79 アフリカの女王(6月)
  3. 78 第2回 春の感涙祭(4月)
  4. 77 人魚伝説(1984年)(2月)
  5. 76 第5回 真冬のファンタジー企画(1月)
【2016年】
  1. 75 「その夜の侍」&「ミロクローゼ」(12月)
  2. 74 第2回 秋の音楽映画祭(11月)
  3. 73 映画「クレヨンしんちゃん」シリーズ(9月)
  4. 72 第5回 夏のきもだめし企画(8月)
  5. 71 ピーター・フォーク出演作品(7月)
  6. 70 映画に愛をこめて アメリカの夜(6月)
  7. 69 第2回 春のファミリー企画(4月)
  8. 68 エターナル・サンシャイン(3月)
  9. 67 第4回 真冬のファンタジー企画(2月)
  10. 66 イタリア・ネオリアリズム作品(1月)
【2015年】
  1. 65 ジョー・ブラックをよろしく(12月)
  2. 64 第2回 秋の夜長のミステリー企画(10月)
  3. 63 勝負映画企画(9月)
  4. 62 第4回 夏のきもだめし企画(8月)
  5. 61 岡本喜八監督作品(6月)
  6. 60 リベリオン(5月)
  7. 59 第1回 春の感涙祭(4月)
  8. 58 インド映画「きっと、うまくいく」or「マダム・イン・ニューヨーク」(3月)
  9. 57 リトル・ランナー(2月)
  10. 56 第3回 真冬のファンタジー企画:アニメしばり(1月)
【2014年】
  1. 55 イントレランス(12月)
  2. 54 藤田進さん出演作品(11月)
  3. 53 第1回 秋の音楽映画祭(10月)
  4. 52 A.I.(9月)
  5. 51 第3回 夏のきもだめし企画(8月)
  6. 50 仁義なき戦い(6月)
  7. 49 第1回 春のファミリー企画+イルカと少年(2011)(5月)
  8. 48 愛は静けさの中に(4月)
  9. 47 鍵泥棒のメソッド(3月)
  10. 46 第2回 真冬のファンタジー企画(2月)
  11. 45 飢餓海峡(1月)
【2013年】
  1. 44 オペラ座の怪人(2004)(12月)
  2. 43 第1回 秋の夜長のミステリー企画(11月)
  3. 42 クライング・ゲーム(10月)
  4. 41 第2回 夏のきもだめし企画(8月)
  5. 40 完全なる報復(7月)
  6. 39 僕らのミライへ逆回転(6月)
  7. 38 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(5月)
  8. 37 白雪姫と鏡の女王(4月)
  9. 36 第1回 真冬のファンタジー企画+「おおかみ子供の雨と雪」(2月)
  10. 35 七人の侍(1月)
【2012年】
  1. 34 スパイ・ゲーム(12月)
  2. 33 チャンプ(1979)(10月)
  3. 32 ギャラクシー・クエスト(9月)
  4. 31 第1回 夏のきもだめし企画(8月)
  5. 30 L.A.コンフィデンシャル(7月)
  6. 29 三つ数えろ(6月)
  7. 28 コーチ・カーター(5月)
  8. 27 リトル・ランボーズ(4月)
  9. 26 素晴らしき哉、人生!(3月)
  10. 25 ガタカ(1月)
【2011年】
  1. 24 十二人の怒れる男(12月)
  2. 23 ジャイアント・ピーチ(10月)
  3. 22 オール・アバウト・マイ・マザー(9月)
  4. 21 アメリ(8月)
  5. 20 ジャガーノート(7月)
  6. 19 トワイライトゾーン超次元の体験(5月)
  7. 18 チアーズ!(4月)
  8. 17 シティ・オブ・ゴッド(2月)
  9. 16 アイ・アム・サム(1月)
【2010年】
  1. 15 ベルリン・天使の詩(12月)
  2. 14 遠い空の向こうに(11月)
  3. 13 アマデウス(10月)
  4. 12 ゴッドファーザー(8月)
  5. 11 カプリコン・1(7月)
  6. 10 ビッグ・ウェンズデー(6月)
  7. 9 パコと魔法の絵本(4月)
  8. 8 スモーク(3月)
  9. 7 丹下左膳餘話 百萬兩の壺(2月)
  10. 6 アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生(1月)
【2009年】
  1. 5 チャイナタウン(12月)
  2. 4 ニューオリンズ・トライアル(11月)
  3. 3 ラブ・アクチュアリー(10月)
  4. 2 影武者(9月)
  5. 1 2001年 宇宙の旅(7月)

映画「カッコーの巣の上で」観ました

 | 社会派  com(6) 
Tag:ミロス・フォアマン  

カッコーの巣の上で
ひと足さきに生まれ、他の卵を蹴落とすカッコーの絵。
製作:アメリカ’75
原題:ONE FLEW OVER THE CUCKOOS NEST
監督:ミロス・フォアマン
原作:ケン・キージー
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】精神異常かどうか判断するため、州立精神療養所に送られた囚人マクマーフィ。瞬く間に患者達と打ち解けた彼は、規則ばかり押し付け患者の自由を奪う看護師たちに皆で対抗する。

とても考えさせられる映画でした。
理解力の乏しい私には、まずタイトルからして謎でしたから。カッコーは他の鳥に子育てを任せるのんだし「じゃあ、カッコーの巣なんてないじゃないか」と思ったんですよね。
で、私なりに一生懸命考えたところ、「カッコーの巣」は「カッコーに乗っ取られた巣」つまり「あるべき姿を失った場所=あの病院(管理社会?)」ってゆう事かなぁ、と。
極端に言うと「カッコー=婦長」
う~ん、これでいいのかなぁ…ちと不安。後でレビューを読み漁って勉強しておきます。
難しい事はわからない私ですが、あの病院でいちばん人の心(欲望とか)を理解していたマクマーフィと、自分の殻に閉じこもっていたチーフとの友情には感動しました。悲劇的な最期でしたが、きっと彼の心は自由になれたでしょう。これで、あの負けず嫌い婦長も少しは変わってくれればいいんですけど…。

<追記:2008/2/10>

タイトルの意味を調べました。原題は「ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST」となりますが、英語のカッコー「cuckoo」には「愚かな、気の狂った」という意味があり、「a cuckoo's nest 」は精神病院の蔑称だそうです。ついでに「cuckoo in the nest」という慣用句もあり、意味は(親子関係を乱す)侵入者…この映画で言えばマクマーフィですね。
解釈の仕方は人それぞれなんでしょうが、カッコーの雛が別の鳥の巣にいる事を疑問に思わず受け入れている様を「愚か」だと称してるようなので、あの病院に疑問を抱かず受け入れている患者達が「カッコー」だと考える人が多いみたいです。(チーフは巣立ちを迎えたんですね。)
いやぁ、普段こんな事調べないんで勉強になりました。オマケに「ロボトミー」という言葉も覚えたし…世界は知らないことばかりだなぁ。

関連記事:同監督
第13回ブログDEロードショー「アマデウス」
映画「アマデウス」観ました

映画「抱擁(2002)」感想

 | ロマンス  com(4) 
Tag:イギリス 

抱擁(2002)
製作:アメリカ/イギリス’02
原題:POSSESSION
監督:ニール・ラビュート
原作:A・S・バイアット
ジャンル:★ロマンス/文芸

【あらすじ】本に挟まった古い手紙を発見したローランドは、それが愛妻家で有名な詩人アッシュのラブレターだと直感する。詩人ラモットがその相手だと考えた彼は、ラモットの研究をするモードと共に真実を突き止めようとする。

とてもロマンチックな映画でした。
古いラブレターから浮かび上がってくる詩人の恋の物語。それを犯罪すれすれの方法(てゆうか犯罪?)で辿るうち、二人の間にも…
という素敵なラブストーリーです。

↓以下、ネタバレ・毒舌含む。
でも思い返してみると、酷い事してるんですよね詩人カップル。
不倫で大切な人たちを傷つけたんですから。
それなのにラモット嬢、「この苦しみに見合うだけのものを手に入れた」と申しております。苦しんだのは貴方だけじゃないですよっ。最低二人が犠牲になってますが、彼女達が何か得たんですか?
レズビアンと不妊奥様の「子供が出来なくても愛があれば」という想いを踏みにじり、ちゃっかり子供を授かったラモット嬢。里子に出した娘に嫌われて「当然の報い」みたいなことを言ってますが、後悔してない(=反省してない?)彼女の自己満足にも思えます。
…う~ん、考えてたら本当に酷い人に思えてきた。唯一の救いは、娘の幸せそうな姿が見れたことでしょうか。
こんなに書いてしまいましたが、映画としては面白かったと思います。現在と過去の切り換えが見事だし、二人の間で交わされる言葉の数々は繊細で情熱的。時折り見せるラモット嬢のどこか幻想的な微笑。そして美しい情景。
何も考えず、ロマンチックな雰囲気に酔うのが良いかと。

映画「インファナル・アフェアI・II・III」を観尽くしました

 | 犯罪  com(0) 
Tag:香港 

インファナル・アフェア
製作:香港’02(Iのみ)
原題:無間道
監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック
ジャンル:★犯罪ドラマ/サスペンス

【あらすじ】香港マフィアのボス・サムによって警官学校に送り込まれたラウ。そして、警視に見込まれサムの下に送り込まれた潜入捜査官ヤン。10年の年月が流れ、二人は神経をすり減らしながらも忠実に任務をこなしていたが、ある事件を境にスパイの存在に気付かれてしまう。

I~IIIまで一気に観ました。というか、魅せられました。
とくに印象に残ってるのは、ヤンと「馬鹿のキョン」の関係の変化。
そして、それでも変わらないキョンの友情。
ああゆう憎めない感じの人、大好きです。
いろんな人達の「絆」が描かれていているので、観る人によって印象に残る場面は変わってくると思いますが、やっぱりIの最後の屋上のシーンは、私の「忘れられない映画のワンシーン」ベスト5に入ります。

映画「コンゴ」観た

コンゴ
製作:アメリカ’95
原題:CONGO
監督:フランク・マーシャル
原作:マイケル・クライトン
ジャンル:アドベンチャー

【あらすじ】レーザー通信開発のため、ジャングルの奥地までブルーダイヤを探しに行った調査員が、猿の様なものに惨殺される。もとCIAのカレンは生死不明の者を助けるため、手話を使うゴリラを森に帰そうとする動物学者を連れコンゴに向かう。

なんとなく観始めたんですが、なかなか可愛かったです。
モンスターパニック物なんですけど、手話を機械で音声化して話すゴリラのエイミーが…。
きぐるみってバレバレなところとか、彼に近づく女に嫉妬するとことか、ゴリラの縫ぐるみ持ってるとことか、なんか可愛い。
まさしくB級映画なんですが、微笑ましくって好きです。

<再見追記:2016/7/28>
再見してみたら、B級ではあるものの意外とちゃんと作ってありました。
確かに、ヒロインや黒人のガイドさんが有能すぎて、ピンチもさらっと乗り越えちゃうから盛り上がりに欠けるし、コンゴの情勢が悪いなど設定を生かせてないとは思います。でも、それぞれ違った思惑を胸にコンゴへ向かう登場人物たちは割とキャラが立ってて見分けやすかったし(ここ重要)、着ぐるみゴリラ・エイミーちゃんの演技は十分本物のゴリラに見えました。
終盤の火山の噴火で地面が割れるシーンなんて、結構大掛かりなセットを使ったんじゃないですかね。時代は感じたものの迫力あります。
5000万ドルという邦画レベルの予算でも、スカイダイビングや爆破、急流下りなど、アドベンチャーものっぽいことは一通りやってやるぜ!というノリで詰め込んでありました(笑)

それにね~、やっぱりエイミーちゃんが魅力的なんですよ。機械を通して手話を音声化してるんだけど、故郷に戻ってきて現地のゴリラに手話で話しかけたら逃げられて、しょんぼりしちゃうエイミーちゃん可愛すぎ!
彼女が話すたびにほのぼのした気分になったし、勇敢にも動物学者(周りから夫婦だと言われるくらい仲良し)を助けに凶暴なサルの群れに飛び込んでいく下りや、故郷で暮らしていく決意をして動物学者とお別れするシーンなんかはホロリときました。
エイミーちゃんが好きだから、また機会があったら再見すると思います。

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