ジェラール・ドパルデューの欧州美食巡り~ボナペティ~「ブルターニュ」
BS11でやってるシリーズらしく、何故か録画されていたので見てみました。
ジェラールさんが厨房でご馳走になりながら「撮影の時みんなでオナラをしてさ、それぞれ独自の香りがするんだ」とか話してるのが見られます(笑)
彼に遭遇したら必ず何か食べられてしまうという感じで、目の前に食べ物があると何でもパクパク食べ続けてるのが可愛いです。浅瀬で拾った海藻も一人で食べ続けてて「いつまで食ってんだ!」と思わず笑ってしまいました。本当に食べることが大好きなんですね~。
でも、食べ物を大切にする人なので、勝手につまみ食いしてても許せてしまいます。仕事を手伝うことになって「無駄にしたくないんだ」とこぼさないよう頑張ったり、目の前で乳牛のお乳が垂れてるのを見たら乳しぼりを始めたり、料理人と仲良しなのも頷けました。
料理や風景の映像も美しく、欧州の食文化や人々の生活が見られます。
もちろんジェラール・ドパルデューの魅力も満載で、映画好きの方にもお勧めです。
2018/4/5『バスク地方』
今回はスペイン。最初に羊の牧場に行くんだけど「羊のショーン」の羊たちの動きってリアルだったんだな~と気付けました。そしてジェラールは相変わらず食いしん坊で、ベーコンを何度も切ってもらって、最後は自分で切って食べ始める始末。みんなもそんな彼を受け入れていて、別行動してる時に「彼がお腹を空かせてるはずだ。なんせ1時間以上食べてないんだから」とか言ってるし。あの大きなお腹を見てると食べさせたくなるのもわかるけど(笑)サンタクロースの役が似合いそうです。
2018/5/22『イタリア南部』
自ら搾乳機やマッサージ機のところに行き、並んで順番を待つ水牛に驚かされました。コーヒーの取り置きをして貧しい人がコーヒーを飲めるようにする文化とか、葡萄の段々畑の下の空気穴にウサギが来て巣を作るようになったというエピソードも面白かったです。…しかし、何でも食べるジェラールとは言え、ポンペイ人の遺跡で壺の中身(ガムルという調味料の残りかす)を食べたのにはびっくり。砂みたいな味って砂だったのでは(笑)
あと、途中でジェラールが「リシャール」と呼ばれてたのは何だろう?間違えたのか?
「料理とは食材とその産地を知ること」という言葉が印象的でした。
2018/06/22『スコットランド』
エビを包丁でザクっとやって食べたり、仲間が話してる間にホタテをパクパク食べ尽くすジェラールですが、鹿に対しては少なからず思い入れがあるようでした。以前、悠然と佇む雌鹿に一目惚れして撃つことができなかったんだとか。美しかったんでしょうね~。
スコットランドの牛は毛が長くて目が隠れてるのが可愛かったです。もふもふ羊もいるし、でっかいソーセージが美味しそう!スコットランドでは(?)胃袋で作ったそのソーセージを食べる前に詩を捧げるらしい。
番組で流れるナレーションも詩的だし、ジェラールにも何か披露してほしかったです。
今回印象に残ったのは、彼の「映画でもなんでも共有することが大切だ。みんなで食卓を囲んで食事の時間を共有するように」というような言葉。人との交流を大事にする彼らしいです。