一気に真夏になったようですね。すでに日中は室温33度まで上がるようになって、あわててベランダにシェードをかけました。これで少しは室温上昇を抑えられる…。冷感マフラーと昆布と麦茶で乗り切れるだろうか。完全遮光日傘買おうかな…(外側白、内側黒の砂漠装束カラーが最強らしい)。
6/6「アンダーグラウンド(1995)」 ぜんぜんストーリーが分からなかったんですが、最終的に主人公たちに巻き込まれて亡くなった罪なき人が多すぎて泣くしかなかった…。意味が分からないのに理不尽すぎて涙がボロボロ出て止まらないという不思議な体験。旧ユーゴスラビアの内戦を描いた作品だったんですね?ブラックユーモア満載の反戦映画と紹介している人もいたけど、紛争がなくてもクロやマルコは周りを不幸にして自滅した気が…と直後は思ってたものの、紛争で崩壊した国だと知って色々考えた結果、この作品が紛争を人間関係に置き換えて描いた寓話だったんだと気付きました。親しき隣人と何かをめぐって争い、裏切り、血を流す苦しみ、巻き込まれることの理不尽さ…。そういうものが何もわかってなかった私にも伝わってきたのはすごいことだと思います。 エネルギッシュで目の前のことしか見えなくなり、大事なものをいくつも取りこぼして独りになってしまった主人公。とくに、息子が初めて朝日(太陽)を見た結婚式の日に不注意で死なせてしまうくだりが悲惨すぎます。息子の声に導かれ、泳いで辿り着いた場所でみんなと幸せに満ちた宴を始めるラストは、この前観たアニメ「平家物語」の終盤を思い出しました。彼らがいる大地が切り離され、ドナウ川を流れていくのが印象的です。
6/10「遠い空の向こうに」 再見なのに、なぜか感想がなかった…。後で追記しようと思って忘れたんだっけ?再見して思うのは、多くの人に見てもらいたい名作だということです。若い人はホーマーたちに思いっきり感情移入して自分のやりたいことに挑戦してもらいたいし、大人も自分を見つめ直したり、夢を見る勇気をもらえると思います。今回は泣きはしなかったものの「博士は偉大だけど、僕のヒーローじゃない」のセリフには本当にグッとくるものがありました。数学が苦手だったホーマーがいつの間にかクラスのロケットオタクよりもロケットに詳しくなっていたのも、タフで頑固な父親の背中を見てきたからでしょうね。一度もロケットを見に来ない夫に発破をかける奥さんも良かった。夢中になってロケットを作るホーマーたちを、ずっと温かい目で見守ってきたもんね(ホロリ)。青い空にロケットが飛んでいく終盤は爽やかで、明るい未来を信じたくなります。町のみんなや入院中の先生も見てたし、息子に頼まれて発射ボタンを押した父親も感無量だったはず。エンドロールで流れる実際の彼らの姿に、自分もやりたいことは後回しにせず頑張ろうと思えました。
6/30「ダーククリスタル」 ずっと見たかったマペットで表現されたハイ・ファンタジー作品。本当にこういう世界があるみたいに感じられて、マペットの良さが堪能できました。ストーリー的には、主人公のはずのジェンが流されるばかりで活躍してなかった気がするけど(汗)ハゲタカをイメージしたような悪役たちとか、亀みたいな種族や甲虫みたいな兵、目玉を取り出せる占星術師?、そして亡くなると砂になって崩れ落ちてしまうなどファンタジーならではの世界が魅力的でした。ラストも神秘的で美しかったです。
6/2「クリムゾン・ピーク」 ギレルモ・デル・トロ監督かぁ…。全体的には雰囲気があったし退屈はしなかったんだけど、ヒッチ・コックの「汚名」を軽くパクってるよね?【鍵を盗んだか確かめるためにヒロインの目の前に鍵束を置いて部屋を出る】【毒を少しずつ盛られて動けなくなる】【身内女性の言いなりの犯罪者】【ヒロインのことは本当に好きだった】辺りが共通点で、スパイものとゴシック・ホラーの違いはあるけどアレンジしました感がすごかったです。そこにがっかりしたし、他の印象的なシーンとかも何かのパクリなんじゃないかと疑ってしまいました。あとヒロインがトーマスに惹かれていく過程が薄い。
6/3「グリーンブック」 1960年代アメリカの人種差別をやんわり描いた実話もののロードムービー。直接的な暴力描写は確か白人同士の殴り合い(主人公から一方的?)くらいだったので、今までの重い作品と比べるととても見やすかったです。悲惨な描写がなくても差別の理不尽さは感じられたし、成功した黒人でもこの扱いなんだから”労働者”としてしか見られていない人たちは…と想像させられます。そしてチンピラみたいな主人公トニーと天才ピアニストDr.シャーリーとの距離が縮まっていく過程も丁寧で良かったです。黒人が使ったコップを捨てるようなトニーが、ドクターのピアノを聞いて初めて敬意を抱くシーンが印象的。音楽は易々と壁を飛び越えるんだなぁ。そして用心棒として必要だったからトニーを雇っただけだったドクターも、彼の家族想いな一面や熱い性格を知って心を開いていく。たぶん人種の違いがなくても反発してただろう二人だから、深まっていく友情にほっこりできました。ロードムービーはこうでなくっちゃね。夫の成長を優しく見守る奥さんの存在も輝いてました。タイトルは黒人向け旅行ガイドブックのことで、こんなものがないと旅もできない社会を象徴してるのかな。
6/5「地球の静止する日」 のんびりした雰囲気のSF作品でした。テーマ自体は真面目なはずなんですけど、異星人が地球にメッセージを伝えるのにどうしても全世界に平等に伝えなきゃ嫌だい!と我がままを言ってるのが滑稽で…(汗)そんな科学が進んでるのに全世界電波ジャックとかできないんですか。そもそも最初は通信でメッセージを送って、ある程度信頼関係を築いてから地上に降りた方がトラブルが少ないと思う。それに、どんなに人類が愚かでも自分たちより圧倒的に進んだ技術を持った星の使者を生死問わず捕えろ、なんて命令は出さないでしょう。ラストの使者の演説は”世界の警察官アメリカ”の宣伝みたいで、フォローしたつもりだろうか。人間と見た目は変わらない異星人クラトゥと、地球の少年との交流は微笑ましかったです。最後は少年出なかったけどね。
5/29「ウエストワールド」 ロボットの反乱を描いた作品で、無言で追ってくるロボット役のユル・ブリンナーが不気味でした。シュワちゃんのターミネーターと同じくらいインパクトあります。未来描写が少なくてもSF感があって、なおかつ西部劇のセットなどを流用できるテーマパークの設定も上手い(商売上手!)。ただ、本物の武器を使っているのに(体温がある物には攻撃できない)、コンピューターが設計した部分が一部解析不能なままのロボットを投入するのはさすがにどうなの(汗)あのテーマパークは殺しもセックスもありで、たぶん刺激に飢えたセレブ客が多いと思うので、何かあったら訴えられて負けるのは目に見えてるでしょう。でも、襲ってくるロボットはやられ役や巻き込まれ役など嫌な役目を負うロボットだったっぽいのは、感情が芽生えたのかもしれないと思えてよかったです。終盤に助けられた美女は主人公の善意に対して「水はダメ」としか言わなかったし(エネルギー切れかもしれないけど)、おそらくロボットだと思われるお馬さんも大人しく主人公を乗せてたから。
5/30「3人のゴースト」 「クリスマスキャロル」系は大抵楽しめてたんだけど、今回は主人公がどうにも好きになれなくて入り込めませんでした。どの作品でも嫌な奴が主役だったはずなのに、なぜこれだけ…?ビル・マーレイは好きな方なんだけど、今回はうるさく噛み付いてる感じでした。ヒロインは笑顔が可愛かったんだけどね。それにしても、下水道で亡くなってたらしき人物は誰だったっけ。本当に亡くなってたのか、ゴーストが見せた幻だったのか?
6/1「クワイエット・プレイス」 あまり低予算とは感じさせなかったところは良かったんだけど…。音を出したら殺されるという状況で、幼い子供(おもちゃを我慢させたばかり)を抱っこや手を繋ぐこともなく目を離して先に歩いていってしまう家族の描写に白けてしまいました。そりゃあ死ぬわ。とてもじゃないけど死と隣り合わせの生活を送ってきたとは思えないです。そして時系列はよく覚えていないけど(少なくとも異変後)、こんな状況で妊娠する意味が分からない。せめて今いる二人の子供が一人で生きていけるくらい成長してからにして…。赤ん坊なんて泣くのが仕事なのにどうするのか、生まれた直後に声帯でも切るのか?と思いながら見てたら、地下室で酸素ボンベ付きの箱に入れて育てるつもりらしい。寝てる時と泣いてる時に閉じ込めるの?精神と肉体の発育に悪そうだし、突然泣き出した時点でエイリアンが家に集まってくるとか終わってるでしょ。あと、くしゃみとかいびきとか寝言とかしゃっくりとかいつでも起こりえるのに今までどうやって生きてきのか想像できなかったし、最後にわかる退治方法もそれくらいなら専門家がまだ生きてた頃に試したのではと思ってしまいました。そもそも騒音のある場所では喋っても大丈夫だとすぐわかっただろうし、いくらでも安全な場所を用意できると思う。
6/2「アンネの日記」 観るタイミングが悪かったですね。今も怯えて隠れている人たちがいると思うと気が滅入って…。でも、そんな状況下でも希望を失わないアンネに惹かれたし、可憐に演じた女優さんが素晴らしかったです。密室劇の緊張感やハッとするような映像美もありました。序盤は猫だけが癒し…とか思ってたのに、むしろ猫による緊張感の方が多かったなぁ。
11/16「ゼロ・グラビティ(ぜろぐらびてぃ)」再見 BSプレミアムだから字幕版を期待してたんだけど、吹き替え版だった…。でもせっかく録画したので今度こそと思い、全力で集中して見ました。そしたらちゃんと楽しめたし感動もできてよかったです。比較的短い映画だから集中力も何とか持ったし、美しい宇宙の様子も堪能できました。やっぱり終盤で一度諦めて、彼が現れてからの展開がいいよね。つかの間の安心感と、それが終わっても一度点いた希望の光は消えないところが。娘のことを彼に伝えるところで、彼女が前向きに生きていけると思えました。やっと帰ってこれた地球で、土を握りしめながら力強く立ち上がる姿に痺れます。ところで、これを見た翌日に「ロシアの衛星攻撃実験」のニュースを見かけてギョッとしました。最近、火球の話題をよく見るけど宇宙ゴミがたくさんあるってことだよね~?
12/30「汚名(おめい)」 久しぶりのヒッチコックでスパイ・ロマンスものです。イングリッド・バーグマンが美しいですね~。モノクロのせいなのかキラキラした宝石がより彼女の輝きを引き立ててました。主演二人の演技も上手くて、恋に臆病で意外とピュアなFBI捜査官と、信じてもらえているのか不安になりながらも彼の役に立とうと奮闘する素人(とは思えない)女スパイにやきもき。そして、彼女に恋する組織の男の嫉妬にもだえ苦しむ姿も何気に切なかったし(真偽を確かめるために鍵を置いておくシーン)、過干渉ながら命を張って息子を逃がそうとする母親の愛情もよかった。そのかいもなく、主人公二人に置いていかれる息子が…。銃を隠し持ってるかもしれない男を、あの状況で車に乗せるのは危険すぎるのは分かるけど、少し可哀そうでした。にしても、デブリンの上司が惹かれ合う二人をすぐに引き離さなかったのは、その方がターゲットの嫉妬心に火がついて冷静さを失いボロを出しやすくなると踏んでのことだろうか…?実際のスパイが映画のようなことをするのかどうかは知りませんが、犯罪者相手とはいえ信頼や愛を裏切って情報を集めるようなやり方は、効率は良くても禍根を残して新たな火種を生むと思うなぁ。
1/14「ドント・ブリーズ(どんとぶりーず)」 空き巣を繰り返していた3人組の若者が、娘を交通事故で亡くし多額の賠償金をもらったという盲目の老人の家に忍び込むが…というお話。今も体を鍛えているらしい退役軍人なので、盲目でもめっちゃ強かったですね。銃の腕も衰えておらず、鋭い聴覚を頼りに反射的に撃ってきます。たぶん犬を二匹飼ってれば、すぐに決着が着いていたと思う。対する空き巣チームは、いちおう同情できる部分もあるものの孤独な盲目の老人を狙った時点で何をされても文句は言えないよなぁ…。でも、真っ先に殺されそうだった彼氏くんが、あの極限状態で彼女を守るために男気を見せたところは格好良かったです。本気で彼女と彼女の妹を救いたかったんだね…。盗みしか選択肢がなかった(教育格差?)というのが悲しい。それなりにまともな家庭で育ったらしいアレックスが何とか真っ当な道へ誘導できればよかったんだけども。そして彼女さんはね、妹想いな一方で強欲というか楽な道を選びがちというか。札束全部持ち出す必要ある?金庫にどれくらいあったのか分からないけど、もし前後に積み上げられていたなら奥の一束だけにしておけばすぐには気付かれなかったかもしれないし、あそこまで徹底的に殺しにこなかったと思う。彼にとって一番大切なのはベイビーとの未来だったわけだし…。しかし、あの老人もとんでもないことを思いつくものです。復讐心がなければ子供を産んでくれる人を雇って、病院で安全に元気な子を出産できたかもしれないのにね。結局のところ「この世に神はいない」と思わせるような理不尽がまかり通れば悲劇が起こるということで、老人も彼女さんも犠牲者だったということでしょうか。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」を見たので、ついでに中間アニメ感想も。
「王様ランキング」 う~ん、やっぱり好きだなぁ。今季アニメで海外の人にも見てもらいたい作品は断トツでこれです。先を知ってても初見みたいに引き込まれるし、登場人物の感情に揺さぶられる。戦闘シーンとか儀式のダンスとかアニメーションならではの魅力も加わってます。OPとEDも大好き。
「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール」 「親子げんか」でついにルディの口からシルフィの名前が出たかと思えば、同時に衝撃の事実が…。まあ発生源であれだから他にも巻き込まれた人がいたんじゃないかとは思っていたけど、想像以上に大規模だったようで。親子らしい関係を築けていなかったことが、ここで一気に亀裂を生むという、とても分かりやすいターニングポイントでした。考えてみると赤ん坊の頃から前世の記憶も意識もはっきりあるのってハードモードですよね。いくら人生経験が少なくても大人が子供らしく振舞うなんて難しいし、子供らしくない息子に親が戸惑うのも仕方ない。パウロは元々嫁がいないとダメなタイプに見えたし、ルディの中身はトラウマ持ちコミュ障で、あそこまでこじれるのも仕方ないかな…?ただ、ルディがパウロの尋常じゃなく憔悴した様子を見ても、家族のことに思い至らなかったのは変な気がしました。
「ブルーピリオド」 話はどんどん進んでいくけど、心の機微は丁寧に描かれていて見ごたえあります。技術面の成長は割と落ち着いてきて、今度は表現という芸術の本質的な部分に迫っていく感じですね。浮き沈み激しくて見てる方も引っ張られるから、主人公が落ち込んでるところで終わると一週間待つのがしんどい…(汗)
「白い砂のアクアトープ 第2クール」 人間関係がほぐれてきて安心感が出てきました。ティンガーラの社長さんがくくるに期待してたのはこういうところだったのかな。あの頑固おやじ上司にも頑張ってきたのが認められて、新しいフロアの担当者に!また一波乱ありそうです。
「吸血鬼すぐ死ぬ(吸死)」 なんだかんだでジョンが可愛い。灰になったドラルクをかき集める姿に癒される…。小学生が喜びそうなお下品ネタも、ジョンがすべて浄化してくれるので気兼ねなく見られます。
「ジャヒー様はくじけない!」 前回書き忘れてたけど夏からずっと見てます。最初の頃は可哀そう(自業自得の面もある)なばかりのジャヒー様だったけど、店長や大家、こころちゃんとの交流で笑顔も増えてきて嬉しい。とくに、こころちゃんにメロメロになってるジャヒー様が可愛いです。魔法少女とも和解(懐柔)し、ついに魔王様登場!なんかもうこのまま近所に魔王城とか作って、みんな仲良くしててほしい。
「最果てのパラディン」 いよいよ旅立ち。育て親3人がもう出てこないっぽいのは寂しいけど、これからどういう風に展開していくのか気になります。布教活動とかするんだろうか…。あとモノローグを多用してて、戦闘中など私にはちょっと聞き取りにくくて困る。声変わりしたら落ち着いた感じになるかな?
「MUTEKING THE Dancing HERO」 家族と一緒に気楽に見てます。ムテキ君の青春っぷりが楽しい。オーロラの正体はやっぱりなぁという感じ。でも指令が下った?時のえっちな声には驚かされました(笑)一体どういう仕組みなんだ…。
「プラチナエンド」 敵は胸糞だけど主人公側がピュアなので見てます。味方が増えてきて少し安心感あるし。そのうちコスチュームを着て活動しそうな流れで笑った。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -」 久しぶりなので細部は忘れかけてるけど、大体TVシリーズと変わらぬ感じでした。人の想い合う気持ちはわかるようになってきたヴァイオレットが、途切れた想いをつなげる手伝いをします。相変わらず絵がきれいだし、ダンスシーンなど気合入ってました。孤児の少女も表情豊かでよかった。でも配達人の男がヒールで歩き回ってるのがどうも受け付けない。彼が一番配達の仕事を舐めてるよね。30代で足腰に不調が出て転職しそう…。
◆もう見てない
「海賊王女」 何故か録画予約が消えてて3話と4話を見逃してたんですよね。で、5話を見たら謎解きで宝探しみたいな状況だったのに、何かに操られたかのようなフェナがぜんぶ一人で解決してしまったという…。しかも、様子がおかしいことに気付いてた雪丸が途中で目を離したせいでフェナ誘拐&絶体絶命とか…。録画できてないのに2週間も気付けなかったくらいだし、もういいや。
「月とライカと吸血姫」 ごめん、私スケート競技の技があまり好きではないんだ…。選手でもないキャラが遊びで滑ってるのに技を決めるのにドン引きしてしまいました。ちょっと上手い子が颯爽と滑ったりクルクル回るくらいの方が可愛いよ。あと普通に演出過剰で笑いを取ろうとしてるのかと思った。
「ルパン三世 PART6」 2話から雰囲気違うと聞いて家族が録画したのを見てみたら、確かに全然違っていたので3話まで見ました。でもやっぱりワトソン君周りが辛気臭い…。たとえ三世?でもコンビの片方が欠けてるのは嫌ということかなぁ。保護プログラムとかで生きてたりしない?
「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」 面白くなる予感がまったくしなかった。
秋のアニメチェックが終わったのでまとめ感想です。映画も一本見たので一番下に感想あります。 ちなみに、木曜日に急に熱が出て「土曜にワクチン接種2回目なのになんてこった!」といっぱい布団をかけて寝て、食事して歯磨きして、また寝てを繰り返して何とか昨日の午後に復活。今朝、病み上がりに接種してきた後に休み休み書いた記事です。今のところ、とくに目立った副反応はありません。前回より腕が少し痛いかもしれない。このまま何事もなく済んだらいいなぁ…。
◆最後まで見る予定
「ブルーピリオド」 世渡り上手な不良主人公が、一枚の油絵を見たことで自分の中の情熱に突き動かされていく青春もの。試し読みで惚れ込んだ。丁寧にアニメ化してるし私的に今季一押しです。美術の先生の指導内容もチョロっと入るので絵に興味ある人にもおすすめ。「美術は文字じゃない言語」というのが伝わってくる母親とのエピソードに涙!にしても”ババア”呼ばわりされてた顧問の先生が若いなぁ…。ラムちゃんの声だしスタイルも肌も良い。
「王様ランキング」 各国の王様がランキングされる世界で、耳が聞こえない非力な王子ボッジがカゲという友人を得たことで一番の王様を目指すお話。絵本的な絵柄だけど結構バトル漫画でもある。一度一気読みして感動で泣いたりもしたけど、最新話に追いついてからは離れてたんですよね。アニメはテンポよく進んでいくし1話ごとに良い感じに終わる予感。キャラクターをじっくり描いていくタイプで、それぞれの多面性に驚かされたり揺さぶられたりします。継母が好き。
「MUTEKING THE Dancing HERO」 タツノコプロの「タイムボカン」系のアニメのリメイク?ダンス好きなムテキ君が、無理やり変身させられて謎のモンスターと戦います(踊って歌ってるだけのような…)。謎な世界観だけど、妙に馴染む曲が好きなので見ちゃう。Gyaoでリメイク元の第一話を見てみたけど、元の方がちゃんと戦ってるじゃないか!!
◆続きなので見る
「白い砂のアクアトープ 第2クール」 ほぼ主要メンバーそのままで安心感はある。くくると風花の関係もそこまでべったりしてなくて、別の部署でそれぞれ頑張ってるし。水族館が大きくなって海の生き物もこれからたくさん見られそう。ただ、くくるの傍に居たいという部分が大きい櫂くんをどう描いていくかで印象が変わりそうですね。彼も自分のやりたいことを見つけていってくれるのかな?
「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール」 作画や話運びは安定してて楽しめるけど、いつになったら主人公はシルフィのことを思い出すんだろうか…。中身のエロ親父部分は相変わらずなので、見境ないのかエリスに心変わりしたのかよくわからない。親があれなのでハーレムエンドもあり得るから困る。
◆以下、様子見。
「吸血鬼すぐ死ぬ(吸死)」 驚いただけで灰になる吸血鬼とヴァンパイアハンターが組むコメディ。お下品な回もあるけど、それが大丈夫なら普通に楽しめると思う。使い魔のアルマジロ・ジョンが可愛い。
「最果てのパラディン」 異世界転生もの。アンデッド3人に育てられた主人公がこれからどうなっていくのか先が気になる。とりあえずアンデッドたちの親っぷりが好きです。それぞれ違ってバランスの取れたメンバー。異世界転生に意味があるのか今のところ分からないけど、これからに期待。
「海賊王女」 亡国の王女?が父親の言葉に従ってエデンを探すお話。割とコミカルだった。幼馴染の雪丸に救われ、恋の予感…というところで頭をガツンと殴られる残念な再会。嫌いじゃないです。あと歯抜けのお爺ちゃん騎士たちになごむ。
「月とライカと吸血姫」 ライカ犬の実験の後、極秘で吸血鬼による有人飛行実験をしようとするSFファンタジーもの。主演が林原めぐみさんということで気合入ってます。今のところイリナ可愛い!と、レフとの関係を丁寧に描写していて好感が持てる。あともう一押し何かほしいところ。
「プラチナエンド」 神候補12人のデスゲームもの?「DEATH NOTE」コンビの新作ということで見てみたけど、相変わらずだなぁ。この主人公は悪堕ちしなさそうなので、それなりに安心感はあります。ライバルの中に夜神月的なキャラがいそう。
「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」 ファンタジースローライフもの?よくあるタイプの導入で今のところ何とも言えない。ヒロインの部屋着が下着にしか見えないのに主人公の前で恥ずかしがらないのが減点。あと一話みて面白くなければ切る。
◆以下、もう見るのやめたやつ
「ルパン三世 PART6」 声優変わってから見てなかったんだけど、さすがにもう大丈夫かなと見てみたらやっぱり駄目だった。内容も第一話から辛気臭すぎる。自分のルパンのイメージはPART2の明るく楽しい雰囲気なので、コレジャナイ感がすごかった。
「見える子ちゃん」 霊が見えるヒロインが取った対策はガン無視すること、というホラー日常アニメ?霊の造形が怖いというより汚くて嫌。そもそも目が合ったら見えてることはすぐバレるし、霊がわざわざ「見える?」と確認してくるのは変でしょ。あとヒロインをお尻の方から見せる描写が多くて男性向けだった。
「サクガン」 地下?コロニーで暮らす親子が、危険な未開地帯を開拓していくSFもの。設定はロマンあってよかったんだけど、冒頭から変な名前を連呼するわ怒鳴るわ五月蠅くてダメだった。あと子供の睡眠を軽視する描写が個人的に苦手。
◆映画感想
「若草の頃(わかくさのころ)」 白熱教室で取り上げられてた作品ですね。この年代の作品を見るのは久しぶりなので、ヒロインの化粧濃すぎ…と若干引き気味で見てしまいました(後半には見慣れた)。例の彫像と同じポーズで姉妹一緒に歌うシーン。一体どんな心情を表してるのか思い出せなかったんですが、とりあえず「インスタに自撮りあげまくってそうな女子だな…」と思ったり(笑)あと、あんなに素敵な家に住んでるのに、嬉々として転勤の話をする父親がどうにも理解できなくて…。上の3人はもう巣立っていく時期でしょ?そしたら新年は思い出のつまった家で家族と迎えたいと思うに決まってるじゃん。お爺ちゃんと呼ばれていたのは奥さんの父親だろうから、もしかして元は奥さんの生家だったりするのか?家族一緒に引っ越すことは当然と思うくらい家族大好きなのに、本当にギリギリまで気付かない父親に半ば呆れながら見てました。気付くシーンはさすがにウルっと来たけども。ハロウィンのエピソードもちょっとついていけなかったです。
11/22「太陽の中の対決(たいようのなかのたいけつ)」 先住民に育てられた白人の主人公が、先住民のための食料を横流しして金儲けしていた白人のせいで金をめぐる争いに巻き込まれるお話。主人公以外にも駅馬車に乗り合わせた乗客も巻き込まれていて、荒野の真ん中で移動手段を奪われた白人たちのために動くかどうかが話の肝になってます。最初は金を持って自分だけ助かればいい(生き残りたいなら付いてきてもいい)という感じだったけど、結局犯罪者であろうとも目の前で死ぬのは見てられないという善良な乗客たちのせいで、主人公が命を張ることに…。ヒロインも自分で行くって決めたんなら、最後まで貫けばいいのにねぇ。アパッチに育てられたという主人公があんまりそういう風に見えなかったです(中盤まで主人公を見失ってた人)。
11/27「西部魂(せいぶだましい)」 5回くらいに分けて見てしまったので途中で主人公を見失ったりしたものの、なかなか良い西部劇だったような気がします。…先住民を笑いものにしてるように感じるシーンもあったけどね。訳アリらしき主人公が怪我人から馬と銃を奪って逃げようとするも、見捨てておけなくて助ける冒頭のエピソードから、ヒロイン登場で恋のさや当てが始まるところがコミカルに描かれてます。電信のための線を張り巡らせる工事を題材にしているのも珍しかったし。先住民の土地を通る危険な旅だと知り、逃げ出そうとする料理人を無理やり連れていくくだりは面白かったけど可哀想でした(汗)そこに南部軍の妨害も入ってシリアスな展開になっていき、最後には主人公決死の決闘に。彼の秘密が明かされ、やるせない思いがしました。
12/02「運び屋(2018)(はこびや)」 何でこんな題材にしたのか不思議に思いながら見てたんですが、レオ・シャープという実在の人物を元にしてたのね…。20歳くらいの時に第二次世界大戦で戦ってたというから、色々と割り切れるようになってしまった人だったんでしょう。そもそも戦場で麻薬に助けられたor助けられた人を見てきたんだから、麻薬が誰かの人生を破壊するなんて考えもしないだろうし。ラストで家族が彼を見捨てなかったのに違和感あったけども、日常に戻れなかった退役軍人の中では”家族から逃げて仕事に打ち込む”のは良い方だったのか。弁護士によると認知症も患ってたみたいですし。まあ映画みたいに自ら有罪を受け入れたわけではなかったけどね。家族ドラマや刑事とのやり取りは引き込まれるものがあったし、組織の下っ端?とのゆるい信頼関係も良かったです。そして奥さんの演技と名台詞が光ってました。
10/26「クルードさんちのはじめての冒険(くるーどさんちのはじめてのぼうけん)」 ファンタジー要素もある原始時代の大移動のお話?新しいものを恐れず挑戦していこうというのがテーマでしょうか。経験則から必要最小限しか洞窟から出ずに暮らしていたクルード家の父親が、終盤までかなり長いことないがしろにされてるのが少し可哀想でした。天災なんて今でも予測できないんだから、どんな行動が正解かなんてわからないよね。だからこそ多様性が重要で、”洞窟から出ない”が結果的に命を守ることだってあると思います。あと、この父親が義母の死を願ってる描写が何度も入るのが悪趣味でした。終盤に顔の大きいにゃんこ(サーベルタイガー系?)と仲良くなって九死に一生を得たところは良かったです。
10/28「ラバランチュラ 全員出動!(らばんちゅらぜんいんしゅつどう)」 落ち目アクション俳優コルトンが、火山の噴火と共に現れた火を噴く蜘蛛から人々を守るお話。テンポが良くて気軽に楽しめるパニックものでした。「シャークネード」が好きな人なら楽しめそうだなぁと思ってたら、フィンが登場して共闘するかと思いきや「サメを退治しないと」とさっさと去ってしまう(笑)「シャークネード4」にはコルトンが出演してたらしいし仲がいいんだろうか?こちらは”火を噴く蜘蛛”以外に突飛なことはなく、王道展開と登場人物のコミカルなやり取りで魅せてくれます。とくにコルトンとバスで出会ったファンのおじさんのコンビが良かったですね。映画ならこうやって危機を乗り越えると教えてくれたり、主人公が差し出した曲がった銃身を何も言わず斧で切り落としたり、息ぴったりのコンビでした。家族を助けることで頭いっぱいの主人公も好感持てるし、蜘蛛の子わらわらシーンは唯一のホラー要素でそれなりのインパクトが。あと息子の無事を祝ってる時に、ちゃんと息子の友達のことも気にかけるところが細やか。映画スタッフが揃って街を救うために結束する展開も熱い。終盤、黒人の同僚が人間効果音やってて「ポリスアカデミー」を思い出してたけど、そのメンバー再結集で作った作品だったのか~。
11/03「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~(たくしーうんてんしゅやくそくはうみをこえて)」 1980年の光州事件と実在する記者&タクシー運転手の話をベースにした韓国版「キリング・フィールド」。序盤はコミカルに、中盤は事件の恐ろしさと情報操作の効果をまざまざと見せ、終盤はエンタメ色がやや強すぎるものの涙なくして見られない感じでした。「キリング・フィールド」では人物の見分けがつかなくてついていけなかった覚えがあるんですが、こちらは安定のソン・ガンホさんと一人だけ金髪のドイツ人記者なので楽。最後に実際の記者さんによる「彼は命の恩人。一度でいいから会いたい」というメッセージが流れ、脚色されているとはいえ実際にあったことなんだなぁとしみじみ。調べてみたら件のタクシー運転手さんは事件の数年後に持病で亡くなっていたそうで、映画公開後に家族が名乗り出たそうです。なんでも彼が勤めていたのは外国人がよく使う高級ホテルで、偽名を使っていたわけではなく調査対象から外れていただけだったみたい…。映画公開によって彼らの家族が一緒に映画を見たというエピソードにホロリとしました。にしても、この邦題を付けた人&許可した人は滅茶苦茶恥ずかしいな…(韓国とドイツは地続き)
10/12「アイガー北壁(あいがーほくへき)」 ナチスの犬みたいな記者だけが悪者みたいに描かれてるけども、登った当人たち以外の周りではしゃいでいた連中全員同類じゃないの?個人的に、こういう命がけのことに魅せられた人々は麻薬中毒みたいなものだと思ってるので、どうしてもそれを他人がチヤホヤするのは受け付けないです。彼らのような人にしかできないことはあると思うし、それが誰かを救うことになることもあるかもしれないから当人たちが挑み続けるのはいいけど、それは自分や大自然との闘いだけであるべきだと思う。そこに承認欲求や功名心を満たしたいという気持ちが加わると、彼らみたいに冷静な判断力を失って命を落とすことになるからね…。なのでこの作品の場合、彼らのことを生贄に差し出したヒロインが諸悪の根源にしか見えなかったです。まあ彼女のエピソードは映画オリジナルだろうけど。
10/16「バニー・レークは行方不明(ばにーれーくはゆくえふめい)」 実在したのか?と疑われ始めた時にジョージ・キューカー監督のある作品が思い浮かんで、後はだいたい予想した通りでした。犯人の狙いに予想がつけば一人しか容疑者いないからね…。原作は1957年刊行だから、きっとそれより前に出た上記作品かヒッチコック監督のある作品にインスピレーションを得たんじゃないかなぁ(調べたら都市伝説?の「パリ万博事件」が着想だそうです)。いちおう少女が一度も登場しないので裏をかいて本当にいないのかもと思わせないこともないし、役者の演技は全体的に良かったです。でも犯人が急に幼児退行というか異常さをわかりやすく見せるのは時代を感じました。ヒロインがそれへの対応を心得ているように見えるのも違和感。とりあえず動機が予想通りでホッとしました。もし金目的だったらもっと後味悪かったと思う。冷静な警部さんが良かったです。
10/21「スイス・アーミー・マン(すいすあーみーまん)」 かなり謎な自分探しサバイバルブラックコメディ?ダニエル・ラドクリフ演じる死体が、万能ナイフのごとくサバイバルを助けてくれます。前半は結構普通に楽しめるんですけど、空想だと思っても衛生面的に不愉快な点は多いかもしれない。まず、どんどん腐っていくはずの死体と一緒に行動してる時点でアレなので、考えるな感じろ!ということでしょう。終盤になると空想が妄想で「何なの!?」となること受けあい。中盤で、死体に映画を見せようと影絵で有名作品を表現するところはとても良かったです。ラドクリフの怪演も好感。でもCMでハリポタ挟みまくるのはやめたげて!
わーお、前回の更新から約1か月。最近は洗濯物を畳む時に大量ならついでに見るという感じで、1本見終わるのにも1週間以上かかってます。その分録画本数も減らしたんだけど、すでに3本くらい溜まってるなぁ…。
9/12「KUBO/クボ 二本の弦の秘密(くぼにほんのげんのひみつ)」 ストップモーション・アニメだったんですね。CGかと思ってたのでびっくりしました。三味線の音色で折り紙を操るシーンが素晴らしかったです。あんなの一瞬で噂が広がって、真っ当な追手だったら隠れ家まですぐ見つかってたと思う(笑)ストーリーだけだったらたぶんあまり盛り上がらなかったけど、折り紙シーンとロックで弾けた戦闘シーンがあったので楽しめました。おサルさんとおとぼけカブトムシとのやり取りも面白かったし。物語がなんかこうぶれ気味だったのがもったいない。
9/15「スパニッシュ・プリズナー(すぱにっしゅぷりずなー)」 これはキッツイものがありましたね…。人間不信気味な人は見ない方がいいかも。割と怪しい言動がわかりやすいので次の展開は予想がつくんだけども、わかるからこそ主人公が罠にはまっていくのを見てるしかないのがもどかしい。しかも、最終的に彼の命と人生は助かっても心は致命傷を受けてそうなのが…。友人を失い、信じたものがことごとく悪意の塊だったと知った彼が、これから先どうやって生きていくのか考えると孤独な人生しか思い浮かびませんでした。彼が救われるにはまた映画一本分は必要だよなぁ。
10/6「ちいさな独裁者(ちいさなどくさいしゃ))」 若い脱走兵がナチス将校の軍服を手に入れたことで、今度は脱走兵を取り締まる側に立つという実話をもとにした作品。前半は引き込まれるものがありましたね。敗戦濃厚で過酷な状況に置かれたら誰だって逃げたくなるし、見つかれば縛り首か射殺となれば生きるために何でもやる気持ちも分からないでもない。極限状態で仲間と支え合うか他人を蹴落としてでも生きようとするか…善悪ではなくその人にとって生き残る可能性が高い方を選んだだけなんじゃないかなぁとも思いました。生まれ持った性質や育った環境で得意不得意は変わるし、少なくとも本能的に危険を避けようとした時に無意識に得意な方を選ぶのは仕方ない。彼の場合、ボロを出すまいとするあまり人間の心を失っていくわけですが…。後半は、一線を越えた恐怖を紛らわせるためか共犯者を増やしてギャングのようになり、緊張感がなくなってしまいました。正体がバレた時に騙されていた人たちの描写もなかったし。勘付いてそうな人もいたから気になってたけど、ヘロルト以外は被害者とも言えるから変に描写できなかったんだろうか。
室温=体温はやめてくれぇ…。
8/6「シックス・センス(しっくすせんす)」 久しぶりに再見。もしかしたら字幕で見るのは初めてかも? オチがわかっていても引き込まれました。ブルース・ウィリス演じるマルコムの表情が良かったです。再見だと彼が置かれている状況もわかるので、その表情から読み取れる感情がより味わい深く見えるというか…。 そしてコール君と心を通わせていく過程、少年の成長と母親との関係の変化、マルコムの気付きと深い愛情が丁寧に描かれていて、決してどんでん返しだけの作品ではないとわかります。 何気に物語の中で何度も”見方が変わる”ポイントがあったことにも今回気付かされたし、再見してこその面白さもあるよね。コールの秘密、救えなかった彼の秘密、幽霊たちが現れる理由、そしてマルコム自身の秘密…。これらが明かされるたびに物語の印象が変わっていくのが面白かったです。再見してよかった!
8/13「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島(せんたーおぶじあーす2しんぴのしま)」 結構楽しかったです。暑いなか何も考えずに見るにはちょうどいい作品でした。ヘリの操縦士のガバチョがいい味出してるよね。熊ちゃんとか呼ばれてそうなずんぐりむっくりした愛嬌あるおっちゃんでした。娘の学費のために死の海域に娘も連れて行くのは本末転倒すぎですが(汗)義理の息子との絆構築のために冒険の旅についてきてくれるロック様と、息子が憧れる祖父との微笑ましい対抗心も可愛らしかったし、ノーチラス号のエイみたいなデザインも可愛い。神秘の島での冒険はまあ映画館で見ていたら迫力ありそうな感じでファミリー映画としてよくまとまってました。
8/16「新・ガンヒルの決斗(しんがんひるのけっとう)」 復讐のためにやってきた主人公が、昔の女の一人娘を預かることになって…という異色西部劇。おじさんカウボーイとおませな少女の組み合わせはほのぼのしてて良かったけど、主人公に絡んでくる悪役ガンマンが胸糞悪い奴でちょっとね…。ホント、銃を振り回して相手を恐怖で従わせて、どうして自分が偉いと思い込めるのか不思議です。いやむしろ自分がみみっちい臆病者で、銃を振り回さなければ誰にも相手にされないクズだと無意識に理解してるから、ムキになってるのかな?手段を知らないから、結局銃を振り回すだけのみっともないチンピラだけども。とりあえず、復讐者は相手に気取られる前に隠密行動で近付いて即暗殺してくれませんかね。いつも相手に気付かれるから余計な犠牲者が増えてる気がする。母子が無事でよかった。
8/17「さすらいのカウボーイ(さすらいのかうぼーい)」 ピーター・フォンダによるピーター・フォンダのための西部劇?自分で撮っただけあって主人公はカッコいいです。そして男の友情を妻に「浮気相手と帰ってきて、一緒に暮らそうだなんて!」と言わせる作品(笑)ブロマンス好きにはたまらないかもしれない。でも冒頭から死のにおいが付きまとうんですよね~。上流から流れてきた少女の遺体に、引き揚げようとすれば崩れるからと見なかったふりをする。そして気のいい若者が馬を気に入られたために殺され、その制裁を下したために主人公の友人も狙われてしまうことに。…まあ中途半端な制裁なんかしたら当然ですが。長年放置してきた奥さんが、まさに苦労した農家の女という感じに肌がボロボロなところがリアリティあって良かったです。変な映像演出は鼻に付きました。
頻繁にうがいをするようになって、ふと舌の筋肉が鍛えられてきたなぁと実感。とくに口の奥の方でぶくぶくしてる時、最初は舌が疲れてたのに最近は大丈夫になりました。つまり、毎日念入りにぶくぶくうがいをすると誤飲やいびき(&無呼吸症候群)を予防できるのでは?口周りの筋肉も使ってるから小顔効果もありそう。というわけで、こまめなうがいの習慣は一生続けられるくらい身につけておこうと思いました。
7/27「ジュラシック・ワールド/炎の王国(じゅらしっくわーるどほのおのおうこく)」 見てる間はそれなりに楽しかったものの、見終わったら驚くほど記憶に残ってない…。まあ、いつも通り人間は欲にかられるとろくなことしないなぁという感じ。しかし、輸血したからもう純粋じゃないとか言ってたけど、最初に生み出された恐竜は純粋なクローンではなく欠けた部分を蛙だか蜥蜴だかの遺伝子で補っていたような…。スイッチを押すためだけに用意された登場人物が哀れ。あとブルーは可愛かった。
7/28「チャップリンの黄金狂時代(ちゃっぷりんのおうごんきょうじだい)」 やっと見られました。有名な革靴を食べるシーンや傾く山小屋、パンとフォークを脚に見立ててダンスするシーンも、物語のどういう位置づけか分かって嬉しいです。とくにダンスのシーンは切なくて、あそこだけ切り取って見るのと全体を見るのとでは印象が全く変わりますね。あと、個人的にお気に入りなのが山師のビッグ・ジムとの友情。山小屋では空腹でチャーリーがニワトリに見えて一触即発だったし、山小屋が落ちそうになってた時は踏み台にしたりしてたけど、チャーリーがピンチになればちゃんと助けたし金鉱の場所を見つけて約束通り富を分け合うあたり、かなり誠実な人だと思いました。富を分け合うといっても金鉱なので一生モノのパートナーということ。苦難を乗り越えた仲で、実はヒロインとの絆より深いんじゃないかなぁ。なんせ迎えに来ると約束したのに無視して(写真を大事に持ってたから忘れたとは言わせない)引っ越そうとしてたくらいですから…。ヒロインが大みそかの約束を忘れたからお互い様ということにしたかったのかもしれないけど、彼女は当日中に思い出したし、謝りたいから直接会いましょうと置手紙まで用意してたので対応がまったく違います。彼女も街を出ようとしていたということは、きっと彼の言葉を信じて待ってたのにぜんぜん来ないし、ニュースでもう住む世界が違うと気付いて区切りをつけるために旅立とうとしてたんじゃないかなぁ…。船で再会して、そのままハッピーエンド風に終わるのは少し納得いきませんでした。
8/4「モンスターズ/新種襲来(もんすたーずしんしゅらいしゅう)」 見たかったのと違う。これを見る人は普通「モンスターズ」の続編だから見るのに、この作品は舞台が同じでも米軍兵士のドラマが中心。戦争映画が撮りたいなら続編でやるなよ…。モンスターたちにとっては人間同士の戦いなんてどうでもいいことで、彼らは悠然と営みを繰り返すだけというスタイルなんだろうか。砂漠で胞子を飛ばすシーンは美しかった。せめて兵士たちのドラマにもう少し”この世界ならでは”というところがあればよかったんだけど。
早く梅雨が明けてほしいけど、また酷暑とかくると体がついていけるか心配です。梅雨なのにすでに夏バテみたいなだるさ。
7/18「レディ・プレイヤー1(れでぃぷれいやー1)」 ゲームやアニメなどの要素てんこ盛り具合は面白かったし、エイチやアイロックなどのキャラは結構好きだし、鍵を手に入れるための謎解きなど割と楽しめました。でもオンラインゲームを題材にした作品で、生命の危機とか社会を巻き込んだ騒動とかもう飽き気味なんですよね…。あと、大切なものを譲る相手は”信頼できる=自分の理解者”がいいってのはわかるけど、プライベート情報をすべて世界に公開して真の理解者のみが解ける難問で選別するとか重度の”かまってちゃん”かよと思ってしまいました。しかし、彼が見た映画などをすべてゲーム内で見られるってのは権利的にどうなんだろう。現実世界ではもうそういった娯楽は消滅してるの?主人公が見たと言っていた映画もオアシスで見たのかな。
7/25「スノーピアサー(すのーぴあさー)」 温暖化対策で人工冷却物質をばらまいたら氷河期になっちゃった!という近未来終末SF。永久機関(たぶん一度止めると再始動に資源や手間が必要でもう用意できない)を載せた列車内だけが生物の生きられる世界となり、後方車両で労働力として虐げられる人々の反乱を描いてます。中盤の「火を持ってこーい!」のところは盛り上がりましたね。火種すら奴隷たちにはそうそう手に入らない代物で、それが形勢逆転のきっかけになる。あと、首相役の女優さんがいい味出してました。「わたくしは生きたいのです」と必死に取引するところが好きです。彼女があっさり退場してからは失速していってしまったけど…。今の時期に見ると「あの環境じゃ、どうせ十数年以内に感染症で絶滅してたよね」と思ってしまって入り込めないところもありました。食べ物などの資源もさすがに維持できないと思うし。でも水族館や植物園みたいな施設がある列車はロマン!
7/27「戦場(1949)(せんじょう)」 相変わらず誰が誰だか見分けられなかったけども、まさに「戦場」に生きる兵士たちの映画でした。霧が晴れない限り味方の援護は得られないし、補給も得られない。苛立ちと恐怖、そして諦めすら漂う中でも、兵士たちはユーモアと音楽と結束で精神の均衡をギリギリ保っています。印象に残ったのは、牧師さんが「この戦争は必要だったのか」と話し始めた途端にみんなの表情が引き締まるところ。そして「それぞれの神に祈りましょう」と戦闘機の音が響く中、祈りをささげるシーンでした。雪にはしゃいでいた兵士が雪の中で眠るように逝ったエピソードや、湿った靴を履いて寝るのが嫌で逃げ遅れてしまった兵士も…。あと、生卵の人もある意味衝撃。ヘルメットに生卵を割入れ、焚火で炒り卵を作ろうとするんだけどいつも邪魔されてしまいます。卵液が滴るヘルメットをそのまま被るとか雑菌の繁殖が…(汗)クライマックスが待ちに待った晴れ間だというのが、梅雨の時期になんとなく合ってました。
あんまり映画を見られてなくて3本しか感想ないけど、あんまり更新しないのも何なので…。元からインドア派なので自粛中も割と普通でした。
6/3「バッド・ジーニアス 危険な天才たち(ばっどじーにあすきけんなてんさいたち)」 特待奨学生のリンが、勉強のできない裕福なクラスメイトたちのカンニングの手伝いをするお話。よくあるコメディではなく、どちらかというと因果応報とか親が子に与えるプレッシャーの弊害とかを伝えている作品かも。全体的にスタイリッシュな見せ方でカンニングのアイデアには面白いところもあったけど、みんな人生を左右しかねない選択をしていて見てて気が重くなりました。一度カンニングを手伝えば脅迫の材料になるし、カンニングでいい成績をとっても自分の首を絞めるだけなんだよなぁ…。それがわからないリンが天才と言われてもいまいちしっくりきません。何故最初に自分からカンニングを手伝ってしまったのか、自分の家庭教師としての能力も相手の努力も信じられなかったの?それと裕福な子たちに賄賂で入学したと言われて、世界で一番真面目だと思っている自分の父親も賄賂を払ったと思う理由もよくわからなかったです。実際に払ってたみたいで驚いたけど。結局のところ、大人が不正をしているという失望から子供も不正に手を染めてしまったという構図で、社会への問題提起作品だったんだろうか?リンの父親が最後にちゃんと受け止めてくれて良かった…。
6/16「サイバー・ミッション(さいばーみっしょん)」 引きこもりのハッカーが犯罪者に目をつけられて巻き込まれるお話。舞台が現代っぽいんだけど、パソコンやスマホから何にでもホイホイ侵入できるわけなくない?と思ってしまってイマイチ乗れませんでした。ブラックハッカーのカップルが仲良しそうなのと、主人公と彼らとのゆるい関係は嫌いじゃないけどね。日本人の能面師モリタケシが裏世界の大物で笑いまいした。…あー、山下智久だったのか。まったく気付かなかった自分が怖い…。
6/20「心の旅路(こころのたびじ)」 昔ながらのメロドラマで、なおかつ悪い人が一人もいない作品でした。古い作品では恐ろしい場所として描かれがちな精神病院も普通で驚いたくらい。内容は記憶喪失を扱ったドラマティックな恋愛もので、あまりにもメロドラマ展開ばかりだから「てんこ盛りだなぁ」と思わず笑ってしまったり。普通に面白くて先が気になるものの、話を盛り上げるために、わざと記憶が戻るのを遅らせているんじゃないだろうかというまどろっこしさはありました。愛の力で社長秘書になれるくらい優秀なら、名乗り出なくても上手い事スケジュール調整とかして、以前暮らした場所や思い出の場所に連れ出すことはできたのでは?それに序盤で主人公が人を突き飛ばしたエピソードで、意識を失った相手を置いて強引に主人公を連れ出したことが引っかかって彼女を信用できないというか…。また、赤ん坊を亡くすのも取って付けたような感じで「だったら産む前でも良かったじゃん」と思ったし、遺産相続の件で揉めそうな雰囲気だった親族も、結局主人公の優秀さがなければ経営破綻させてたかもしれないということで揉めることなく脇役未満で終了。主人公に想いを寄せる女性も物分かり良すぎ。原作の上澄みだけ掬い取ったような作品なのかな…。演技や時間経過の演出なんかは上手かったんですけどね。
やっとゴーヤの芽が出てきた!緑のカーテンを確保するために頑張って育てねば…。「アバウト・ア・ボーイ 」にイラストを追加しました。
5/16「若おかみは小学生!(わかおかみはしょうがくせい!)」 両親を事故で亡くした12歳の少女が、祖母の温泉旅館で幽霊に懇願されて若女将として祖母を手伝うことになるファンタジーアニメ。原作は児童文学ですかー。両親が毎晩夢の中に出てきて亡くなったという実感がわかないところとか、彼女の支えとなっていた幽霊や鬼との終盤の別れなんかは良かったけど、全体的に主人公が働きすぎでね…。接客や着物の着付け、掃除に舞いの練習、そして学校にも通ってるなんて休養ちゃんととれてるの?旅館での仕事は夜の8時くらいまではやってそうな雰囲気だったし、お客様が喜ぶ姿を見ると嬉しくなる!と目を輝かせる姿を見てると、いつか燃え尽き症候群になりそうな危うさを感じてしまいました。子供は子供らしく過ごす時間も必要だと思うなぁ…。
5/19「テンタクルズ(てんたくるず)」 低予算(キャスティングで予算を使い果たしたため)ながら工夫して撮影してるのはヒシヒシと伝わってきたんですが、怖くないんですよねー。本物のタコをアップで撮って、怖がる演技と不気味な音で雰囲気をひねり出そうと頑張ってました…。水中シーンも怖いというより癒し映像。それに赤ん坊や子供が犠牲になる物語は後味が悪くて好きになれないです。それを物語に活かせていたとは思えないし、母親へのフォローもない。お涙頂戴はいらないということなのかと思いきや、後味の悪さをごまかすためかシャチとの友情エピソードがあったりして中途半端でした。シャチの模型?に引きちぎられるタコさんが可哀想…(生きたままやったかわからないけど)。
6/1「ウルフ・オブ・ウォールストリート(うるふおぶうぉーるすとりーと)」 最初の20~30分くらいは、普通の人が快楽の奴隷に成り下がるまでが描かれていて興味深かったけど、それ以降は見てて虚しさが…。いくら贅沢三昧できても、私が大金を手に入れたとしたらやってみたいと思うようなことはほとんどなかったしなぁ。あんな刹那的な楽しさだけで満たされるとは思えないし、結局のところ依存症でハイな状態を維持するのにあれだけのお金が必要だっただけという感じでした。自分がやりたいことをやれていると思っていても、実際は快楽に支配された操り人形みたいな。奥さんは依存症にはなってなかったみたいだけど、子供がいるのにドラッグのある家で子育てできるなんて信じられない。最初から贅沢な暮らしがしたかっただけで、彼を愛しているようには見えませんでした。主人公が退陣しようとした時、結局やめられなかったのは金が一番のドラッグだから。自分が残ればいずれ仲間を売る破目になるのは明確なのに、大金を扱う快楽に抗えなかったというのが怖いところなんでしょう。最後は普通の生活を送っているみたいな描写で、依存症のみじめさや恐ろしさがあまり伝わってこない気がします。
6/2「予期せぬ出来事(よきせぬできごと)」 空港に足止めされた人々を描くグランド・ホテル形式のイギリス映画。見始めたら少しずつ内容を思い出してきて、そういえば初見時も社長のために頑張る健気な秘書さんに好感だったなぁと。主軸になってる不倫カップルの話より、彼女の方がいいよね。ほぼハッピーエンドで終わる話と映画サイトで紹介されてましたが、例の夫人がよりを戻す結末はハッピーエンドと言えるんだろうか?彼女が求めてるのは”自分を必要としてくれる相手”であり、必要としてくれるなら誰でも良かったのでは…。典型的な共依存タイプで、旦那が彼女を必要としている間は幸せかもね。でも、彼女が旦那を振り回したおかげで秘書さんがハッピーになれたのは確か。普通のおばあちゃんにしか見えない公爵夫人がいい味出してました。
6/2「ガンヒルの決斗(がんひるのけっとう)」 カーク・ダグラスが格好良かったです。後半の展開は「決断の3時10分」に似てました。主人公と親友クレイグの関係、クレイグと愛人リンダと嘘つき息子リックの関係、そしてリックと悪友らしきリーとの関係をもう少し掘り下げてほしかったかな…。リーとかただのアホだと思ってたら、割とリックを助けようとしつこかったのでゲイだったのかしらと思ったり。しかし、駅が町のど真ん中にあって驚きましたね。事故とか起きそうだし、煤もすごそう…。別に町の外れでも問題なさそうなのに。
「ミネソタ無頼 」と「ジャイアンツ 」にイラスト追加しました。あんまり映画見られてません。筋トレの成果がじわじわと出てきて、筋肉量と基礎代謝量が少~し増えて、内臓脂肪レベルが少し減りました。このペースで頑張ります。
4/30「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(あいふぃーるぷりてぃじんせいさいこうのはぷにんぐ)」 自分の容姿に自信がない主人公レネーが、頭を打って自分が完璧な美女に見えるようになったことで行動的になっていくコミカルな作品。CGなどで美女のビジュアルを見せるタイプでなく、女優さんの演技とセリフで自分が変わって見えているというのを伝えているのが良かったです。人気コメディエンヌらしく、美女として振舞う姿が堂々としているほど周囲の反応とのギャップで面白かったです。とくにクリーニング店でナンパと勘違いされた男性の反応が良かったですね。まったくその気はないのにグイグイ来るレネーに「怖すぎ…」とドン引きしてて(笑)でも、彼も本来のレネーと同じく自信がなくて、自信満々で振舞うレネーに次第に惹かれていくという展開も良かったです。ただ、レネーと友人たちのエピソードが雑で後半失速してた気がします。急にあそこまで友人たちを見下すようになるのは強引に感じたし、仲直りする描写を端折っていたので説得力に欠けました。楽しい題材だったので残念です。
5/1「地獄の逃避行(じごくのとうひこう)」 「俺たちに明日はない」と「ボニーとクライド」を足して二で割ったみたいな?マーティン・シーン演じるキットは刹那的で何を考えてるのかよくわからないし、15歳の少女であるヒロインは生存本能から感情が麻痺してそうな感じでした。愛してると思った方が楽だもんね…。でも彼女に「銃を持った相手に逆らっても無駄」と教え込んだのは父親だからなぁ。友達も少なそうだし母親は亡くなってて、父親は娘への関心が薄いんじゃあ、あの犬が心のよりどころだったと思う。それを親の言うことが聞けないのかと目の前で撃ち殺されたら、もう感情なんて表に出せないでしょ。二人の逃避行はロマンティックな雰囲気もあったけど、実質は支配する側とされる側でしかなかったと思う。捕まったキットが警察?の人達と仲良くなってるのが印象に残りました。映像と雰囲気は好き。
5/7「人生の特等席(じんせいのとくとうせき)」 う~ん、雑な終わり方。この話は娘さんが奇跡的なほどに親想いな娘さんに育ってなければ成立しないし、奇跡的に目の届く範囲に隠れた才能を秘めた人がいなければ成立しないよね…。主人公?のガスがやったことと言えば、娘さんを自分から遠ざけようとしたことと、それでも未練たらしく選手の観察を時々娘に任せたことくらい。それなのに「娘はやっぱり俺の血を受け継いでるなぁ!」という出来事が起きたら手のひら返しで「俺の自慢の娘だ」という態度をしててモヤモヤ。そしてガスの上司も、ガスたち(同僚含む)より中身のない男を信じたことを忘れたかのように手のひら返し。娘の彼も、親子を信じなかったことを一切謝らずキスして誤魔化すし。どこに感動ポイントがあったんだろう?とりあえず目に問題を抱える奴が車を運転しようとするな。
5/12「夜の訪問者(よるのほうもんしゃ)」 チャールズ・ブロンソンが恰好よかったです。船の操縦してる姿とかカーチェイスのくだりとか。でもストーリーはいまいち盛り上がらず。映画サイトにミステリーってあったけど、そんな要素あったっけ?敵が微妙だったのと、せっかく顔面蒼白で頑張った好感の持てる敵さんがあっさり退場してしまったのが不満です。クライマックスがあっさりしてるし、結局自首する気持ちがまったくないのもね~(彼が巻き込まれた理由が結構酷いので)
「バファロー大隊 」の記事に感想とイラストを追加しました。
04/01「カタツムリとくじら」 カタツムリなのに海!?と思ったら、カタツムリと言っても磯で暮らしてる巻貝(円錐形に近い)でした。海にいるやつもカタツムリと呼ぶんだね。世界に夢をはせる若いカタツムリが、ザトウクジラと共に大海原へ。CGの海が美しかったです。ちっぽけな自分に気付いて落ち込んだカタツムリが、その小さな体と頭をめいいっぱい使って大きな友人を助ける展開が良かった。
04/07「テッド2」 前作と比べると笑いどころも少ないし感動もなかったですね…。何故このシリーズはヤク大好きなんだろう。面白いと思ってるのか、何かメッセージが込められてるのかよくわからないです。いちおう、若い頃にヤクをやり過ぎて子供がつくれなくなったエピソードは意義があるかもしれないけど、他のシーンが酷すぎるからねぇ。いじめ&嫌がらせのエピソードとか不快感の方が強かったです。終盤でモーガン・フリーマン演じる弁護士が引き受けたのは、結局「裁判に勝てる材料ができた」からだし、養子の件もテッドが注目の的になってたから何となくOKされただけにしか見えない。そこら辺がしまらないので、人間とは…という主題も薄まってしまった気がします。
04/14「モアナと伝説の海(もあなとでんせつのうみ)」 普通に楽しめるディズニー映画でした。セルフパロディを交えつつ、ディズニー映画らしくミュージカル部分もノリノリで。入れ墨と話すマッチョなマウイが、最初は長い孤独からイマジナリーフレンド的なのかと思ってたら、自然に浮かんできた謎の入れ墨だったので本当に動いてたのか(笑)にしても、メインキャラクターが滅茶苦茶少ないよね。モアナとマウイとニワトリと海の4名だけって。海が舞台なので水と光の表現は美しいいし大満足なんだけど、海の生き物はほぼ出てこないのがもったいない。あと、モアナが強すぎてマウイの印象がいじけたお兄ちゃん。見てる間は楽しめたけど、あまり印象には残らない気がします。
04/16「カンフー・ヨガ(かんふーよが)」 邦題が適当だなと思ったら、もしかして原題そのままなのか…。別にカンフーとヨガを組み合わせた武術が出てくるとかでもなく、CGがかなり安っぽい。昔ジャッキーがよくやってたインディジョーンズ的なのをやりたかったんだろうなぁ。別につまらないわけではなかったけど、どこかで見たことがあるような展開が多かったです。美女が美女だったし、ラストのみんなでダンスは明るくて良かったです。
04/19「仁義(じんぎ)」 2時間20分は長いね…。とくに前半が冗長に感じて、途中ぼーっとしてしまったので脱走者がいつ主人公の車に乗り込んだのかわからなかったです。最初から合流する予定とかじゃないよね?でも宝石を盗みに入るくだりはクールで良かったと思うし、射撃の名手の元警官がマジで痺れる。登場時は何かの中毒患者なのか幻覚に怯えていたのに、仕事を引き受けてから別人のようにシャキッとして狙撃練習とか特殊な弾丸を作るところとか主人公よりインパクトありました。しかも射撃の腕が必要とされた場面が、そんな方法があったのか!という驚きのテクニックなので、スナイパー好きな人はぜひ見てほしいです。
腕立てもちょっとやってみようかなぁと1か月ぐらい頑張ってるのに、いまだに10回連続でできない…。やり方が間違ってるんだろうか?
3/4「裏切りのサーカス(うらぎりのさーかす)」 あはは、開始5分でどれが誰で何がどうなったのか分からなくなった!お前にはシリアスなスパイものなんて最初から無理だったんだよ!!!しかし2011年の作品にしては映像がざらざらして汚かったような…。画になるシーンは多かったのに残念。頑張って半分まで見たけど結局カンバーバッチさんの顔しか見分けられなくて諦めました。
3/9「BUTA(ぶた)」 25分で子供向け冒険活劇としてよくまとまってると思う。浪人ブタとキツネの子供のコンビがよかったし、短い中、心通わせていく描写もしっかり描かれてました。殺陣もなかなか迫力あったしね(峰打ちだから安心)ただ、宝の地図の奪い合いだけで終わってしまったのが残念。狐の子と家族との再会まで行けなかった…。猫好きな海賊とか漁夫の利を狙うお姉さんなんかもいい味出ていて、続編があるなら見てみたいです。
3/11「テッド(てっど)」 意外と面白かったしホロリとするシーンもありました。テディベアのテッドがのそのそ歩く姿も可愛かった。でも中身はジャンキーな中年エロ親父なんだなぁ…。やっぱりセレブになると汚染されてしまうのだろうか。ただ、テレビ出演でキレッキレのトークを披露してるような雰囲気だったから、元からあんな性格だった可能性も…。しかし、主人公の彼女さんはどうしてあんなにジョンに惚れていたんだろう。ウ○チを片付けるエピソードからも、かなりのダメ男だったと思うんだけど。たとえテッドがいなくても、彼に兄弟とか悪友がいたら同じように”べったり”だったと思う。終盤のテッドの友情にはホロリとしたけど、だからと言って一緒に暮らすのはなぁ…。
3/25「おちゃのじかんにきたとら」 ショートアニメ作品。幼い娘と出かける予定が突然雨が降り出して、それじゃあとケーキやクッキーを一緒に楽しく作り始めるお母さんが素晴らしい。出来上がった頃におなかをすかせた虎がやってきて、礼儀正しくご一緒したいというのでお茶会に招き入れてしまう展開にびっくり。でも、せっかく作ったお菓子どころか家中の食糧を食い漁っていく展開にはドン引きでした。親子ともに楽しそうなのが不思議です。挿入歌の「今は二度と来ない。したいことをしよう!」はいい歌詞だと思うけど、このストーリーってそういうことなの???となりました。あの虎さん、最初と最後に出てきたトラ猫が化けたのかなぁ?
3/25「ヒックとドラゴン 受け継ぐ者たち(ひっくとどらごんうけつぐものたち)」 おぉ、知らないうちに話が色々進んだんだねぇ。トゥースはお相手を見つけて別の場所で子育て中ですか。ヒックも髭もじゃお父さんになってて(髭以外はほぼ変わってない気がする)、ドラゴンに憧れる弟君とやっつけてやると息巻くお姉ちゃんが可愛かったです。子供世代はドラゴンに会ったことがなく、さらに正しい歴史を教えることもなかったようで(昔話で寝かしつけたりしなかったんだろうか?)、慌てて劇で人間とドラゴンの友情を伝えることに。トゥースそっくりのブリキの張りぼてとか、初めてドラゴンを見て目を輝かせる子供のシーンが良かったです。
3/31「捜索者(そうさくしゃ)」 う~ん、再評価されてる作品らしいけどいまいち楽しめませんでした。まずヒロイン(サブ主人公のお相手)の女が自分のことしか考えてなくて引きました。ただの復讐者ならともかく、家族同然の少女が先住民にさらわれて、それを取り戻そうと必死な青年に対してあんなこと言う?少女の心配なんて少しもしてないみたいだし、無理やり諦めさせて結婚して幸せになれると思ってるんだろうか。最初から「〇年は待つけど、それ以上は無理」と宣言して、それが捜索の区切りとなるかならないか賭ければよかったのにねぇ。ならなかったら潔く諦めて、別の町の男と結婚するくらいじゃないと。あと、主人公の心情の変化がさっぱりわからなかったです。姪がすっかりコマンチ族の染まったとみるや、即撃とうとしてたのに結局最後は連れ帰るし。いつ気が変わったんだろう。他にも言葉が通じず先住民の女性を娶ってしまったサブ主人公が、隣で寝ようとした彼女を蹴飛ばして転がすシーンが不愉快でした(主人公がそれを見て笑ってるところとか最低)。
腹筋背筋をやみくもにやっても効果を実感できなくなってきました。どうしても午前中の15分程度しか時間を確保できないので(怠惰だから)、一日何セットもできないんですよね…。効果的だというバイシクルクランチとかいうのをやってみようかなぁ。
02/21「巴里の屋根の下(ぱりのやねのした)」 トーキー映画が広まり始めた頃かな?すべてではなく部分的にトーキーで、私には情報が足りなくてよくわからないところも。というか、あんまり男の顔がアップで映らないので、顔と人間関係を把握する前に話が進んでしまって…。結局ポーラと主人公の親友は最初から付き合ってたということ?いちおう言い寄る悪党に対しても、親切な主人公に対しても男女の関係にはなりたくないという意思は見えたけど、時代が時代なのでハッキリとは断れない雰囲気は感じました。とはいえ、部屋の鍵を盗まれたんなら、まず大家とか警察に相談するのが先では…。簡単に男の家に転がり込んだら勘違いされても仕方ないと思う。
02/22「ウイラード(ういらーど)」 これはあれですね、ペット飼うなら最後まで責任持てというお話です。気弱な主人公ウィラードが精神的にも経済的にも追い込まれていき、ネズミたちと心通わせていく様子は(衛生的には恐怖だけど)微笑ましかったです。そんなネズミたちを私欲のために使ってしまう展開は、ホラーというよりサスペンスでした。ウィラードからは狂気は感じないからね。ただ、彼は自分がネズミを従えていると思っていたけど、実際はベンがボスだったという。ソクラテスの方はもしかしたら心からウィラードを慕っていたのかも。ともかく、ウィラードが最初から”ネズミはネズミ算的に増えていく”ということを理解して、きちんと飼っていればこんなことにはならなかったし、優しい同僚ヒロインがくれた猫ちゃんを受け取っていれば悲劇は回避されていたでしょう(笑)
02/24「オレの獲物はビンラディン(おれのえものはびんらでぃん)」 神の啓示を受け、単身パキスタンに乗り込んでビンラディンを捕まえようとした実話をもとにしたコメディ。どこまでホントなんだとか、あんな男を世話してくれる女性が本当にいたのか、日本刀を持ち込めた理由は?とか色々気になるところはあったんだけども、妙な面白さがありました。ニコラス・ケイジの演技がとても良くて、本当に主人公が魅力的に見えてくるんですよね~。まあ”傍から見てたら”だけど。エンドロールで登場する本人と、顔は違っても雰囲気が同じで驚かされます。愛する人たちと平穏に暮らしたいという気持ちと、神という名の強迫観念?の板挟みになってしまうエピソードはやるせないものがありました。でも、映画の収入で腎臓を買って(腎臓病なので)任務続行しようとしてるってのがなぁ…。
02/28「舞踏会の手帖(ぶとうかいのてちょう)」 未亡人となったクリスチーネが20年前の舞踏会の手帖を見つけ、自分を見つめ直すために踊った相手に会いに行くロードムービー?割と残酷な話で、しょっぱなから会いに行った男が自分のせいで自殺していたと判明するんですよね…。でも、それでも懲りずに別の男に会いに行くクリスチーネの気持ちがよくわからなかったです。気持ちを切り替えるシーンとかまるで描かれてなかったし…。むしろ失恋した男たちの不幸な人生を見るほどに、彼女が生き生き美しくなっていくように見えたのは気のせい?とくに聖職者となって子供たちに歌を教えていたアレンの前に現れた時の彼女は妖艶でした。もしかして男たちには彼女がそう見えているということなのかもしれない。引き込まれるところもあったんだけど、彼女に惚れてた男たちがことごとく(山男は幸せ掴んでたかも。あと床屋も!)不幸になっているので暗い気持ちになりました。そして、これだけの不幸を見てきたのに、最後は彼女だけ楽観的に人生を楽しんでいるのが怖い。でも美化の件など心に迫るものはあり、名作だとは思う。
02/29「マイライフ・アズ・ア・ドッグ(まいらいふあずあどっぐ)」 久しぶりに再見。全然内容を覚えてなかったんだけど、序盤が終わったところで”緑の髪の子が出てくるやつだっけ?”と思い出しました。でもあまり重要なキャラではなかった…。最後までぼんやりした物語に感じたのは、たぶんイングマル少年が最初から達観したところがあって、二つの死を乗り越え居場所を見つけるという変化はあったものの彼自身の成長というワケではなかったからかな?居場所を見つける物語と考えると、緑の髪の少年をはじめとするイングマルと同じ”ちょっと人と違うところがある町の人々”は重要な要素だったと思う。にしても、母親はどうしてイングマルばかり叱るんだろう。兄弟に対して怒っていても最終的にはイングマルの方を追いかけていた気がします。そんな風に弟ばかり気にかけるから兄が嫉妬して弟にちょっかい出してたんだと思うけど…。夫に捨てられ肺病?で衰弱していく中でイングマルが他の子供と違うのもあって精神的に追い詰められていったんだろうか。兄は居場所を見つけられたのか気になります。
02/11「翔んで埼玉(とんでさいたま)」 とても馬鹿らしくて楽しかったけど、感想を書こうと思ったら何も浮かんでこない…。鑑賞後に作者さんについて調べたら「パタリロ」の作者さんでしたか。どうりでBL色が強いわけだ。(見世物的な)男同士のキスシーンはいらなかったかな…。いちおう千葉育ちなんだけども、地理に疎い上に他人にあまり興味がない人間なので他県にコンプレックスとかよくわからなかったです。埼玉がそんなに田舎だというイメージもなかったし。クレヨンしんちゃんの聖地でしょ?しかし、GACKTはああいう格好が似合うなぁ。エンディングの曲も楽しかったです。
02/12「クライシス・オブ・アメリカ(くらいしすおぶあめりか)」 「影なき狙撃者」のリメイクというか同一原作の映像化作品?「影なき狙撃者」では洗脳で手軽に殺し屋を作っていてさすがにそれはなぁと思っていたけど、こちらはチップを埋め込んで脳に直接なんかやってる。麻薬とか使えば行けそうな気もしたけど、ゲノムがどうのこうのと説明していて納得はできなかったです。洗脳状態になった時の表現やメリル・ストーリープの演技はよかったかなぁ。全体的には「影なき狙撃者」の方がよかったかもしれない。
02/15「私が愛した大統領(わたしがあいしただいとうりょう)」 あ、大統領役はビル・マーレイだったのか…。”大統領も人間、昔は見て見ぬふりをするおおらかさがあった”みたいなメッセージがあるのかもしれないけど、この映画自体が亡き女性(愛人)の遺した手記だか写真だかを元に?愛人視点で私生活をほじくり返してるような気もする。それに愛人視点と言っても、大統領はお盛んだったという面に関わってるだけで、他の部分では大して意味がなかったよね。内助の功とかなかったし…。「英国王のスピーチ」のあのジョージ6世とルーズベルトの密談はまあ良かった(いまいち会話の妙がわからなかったけど)
02/18「エンド・オブ・ホワイトハウス(えんどおぶほわいとはうす)」 「ダイ・ハード」系アクション映画で、アメリカ万歳!な展開に既視感しかない。まあでも王道なので見てる間はそれなりに楽しめました。結構虐殺シーンが多いけどね…。大統領と息子との再会シーンとかあったっけ?終盤の展開はかなりおおざっぱだった気がします。
02/20「COP CAR/コップ・カー(こっぷかー)」 10歳くらいの少年二人がだだっ広い郊外の道外れでパトカーを見つけ、人目のなさも手伝って乗り回してしまうんだけど、そのパトカーの持ち主はヤバい悪徳保安官だったというお話。パトカーで遊び始めたところまではほのぼのした雰囲気すらありました。でも、ケヴィン・ベーコンが登場してからは危険の香りがプンプン漂ってきます。まあ、作品紹介から想像していたのとは違って、割と普通の人間なので怖さはなかったですが。保安官よりも少年たちが銃で遊んでるシーンの方が怖い(汗)大抵の災難は自分たちが招いたことだし、子供は目を離すと何をするかわからないからどんな行動が危険なのか教えておいてね、ということかもしれない?真っ暗な道をパトカーで突っ走り、町の明かりが見えてくるシーンが良かったです。
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