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映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」観た

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Tag:ジョニー・デップ 

チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密
原題:MORTDECAI
製作:アメリカ’2015 107分
監督:デヴィッド・コープ
原作:キリル・ボンフィリオリ
ジャンル:★コメディ/アドベンチャー

【あらすじ】英国貴族にして美術商のチャーリー・モルデカイは、ロンドンの郊外に大きな屋敷を構えていたが破産寸前。そんな時、MI5のマートランド警部補にゴヤの幻の名画を捜索して欲しいと要請される。高額な報酬につられ、最強の用心棒ジョックと共に名画追跡に乗り出したモルデカイだったが…。

吹き替え版なのにエアロバイクを漕ぎながら見たので謎解き部分はぜんぜんわかりませんでしたが、チャーリーと用心棒ジョックの関係が面白くて個人的に大好きです。ほぼ無能の癖にやたらと自信満々なチャーリーに何度もひどい目に遭わされ、それでもなお揺るがぬジョックの忠誠心がもうおバカの域に達してるんですよ。普通に考えたら、給料もままならない状況で命を懸けて守るに値しないチャーリーなんて見捨てられてもおかしくないのに!

そんなジョックのことをチャーリーも信頼していて、何かあれば「どうすればいい?」と聞いて、それが結構無茶な内容でも彼なりに実行するところが憎めません。全力で走ってと言われても、ヘンテコな小走りしかできないんですけどね(笑)
でも大男と一緒に窓を破って飛び降りたところは頑張ってました。
それが、終盤で「私は大丈夫だから行ってください!」とかなり無理してるジョックのいうことは聞かないところがまたいいんですよ。あの無力な、荒事なんてまるで向かないチャーリーが、ハンマーを掴んで突進する姿に、なんだか親のような気持ちで「よくやった、チャーリー!」と思ってしまいました。

あと、こんな彼でも得意なことが一つだけあって、ぼやけた写真に映る絵の一部分だけを見て、それが何の名画なのか気付いたところには驚かされました。色々逸話のある名画らしく、どでかい本を引っ張り出してきて「この絵だ」と示したのがほんの1,2cmしかなさそうな絵の中に描かれた絵なんですよ。…インチキ美術商だと思っててゴメン。

また、髭が生理的に受け付けない奥さんとのあれこれも面白かったです。あまりに受け付けないので、キスしようとするだけでゲローとなる奥さんに、ついもらいゲロしてしまうチャーリー。お互い深く愛し合ってるのに、お互いこれだけは譲れないと髭を巡る争いが…(笑)
くだらないけど大好きですね~。ラストはオチが読めても笑えました。

ちなみに、未亡人から盗むのはちょっとな…と思ったものの、持ってたら持ってたで犯罪に巻き込まれそうなヤバい品物だし、絵としての価値に惹かれているチャーリーの手に渡るのが結局一番良かったのかも。
私的に、難しいことを考えずケラケラ笑いたい時に観たい作品です。

映画「DEEP SEA」「アンダー・ザ・シー」観ました

DEEP SEA(2006)
『ブルーオアシスII:DEEP SEA(米・加’06)』
『ブルーオアシスIII:UNDER THE SEA(米’08)』
監督:ハワード・ホール
ジャンル:★ドキュメンタリー

海中に住む不思議な生き物たちの生態を描いた40分程度のドキュメンタリー作品2本。
ディーライフでは違うタイトルで放送されていたけど、日本では「ブルーオアシス」シリーズとして劇場公開されてるんですね。あの海の世界を3Dで体験出来たら楽しそうです。
連続で観たのでどっちがどっちだか区別が付かないけども、2作品ともまるで宇宙生物を見ているようでした。
毒クラゲにパクつく海亀や、ウニをバリバリ食べる魚、空飛ぶマカロンみたいな貝、地面から植物みたいに生えてるアナゴなど、面白い海の生物たちの姿が描かれます。舞い踊る小魚たちの煌きもステキ!
どの生物も今の生態系を保つのに一役買っていて、恐ろしいサメだって小魚が中型魚から身を守るのに必要だし、その小魚がいないと珊瑚は藻に覆われて死んでしまう…。
流れるように魅力的な海の生き物たちを描きつつも、自然なままの状態がいかに調和の取れた美しい世界なのかを教えてくれます。
人間もその中にいるということを自覚して、節度を守って生きないと、結局自滅してしまうんでしょうね~。
まあ、たとえ核戦争とかで今の生態系がぶっこわれても、新しい環境に適応した新しい生態系(甲虫天国みたいな)が生まれるだろうし、それが人間からみて美しくない世界でも、それはそれでロマンなんですが(SF好きの病)。
あと、地球温暖化についても触れていて、増えすぎた二酸化炭素のせいで海が酸性化し、サンゴなどが溶けてしまうそうです。
以前観たコズミック・フロントで、地球温暖化の本当の原因は宇宙線の強い地帯に地球が入ったせいとかなんとか言ってた気がするので、二酸化炭素削減の意味について考えた事もありましたが、サンゴや海の生物、ひいては自分たちを守るためだと思えば良いんですね。
いろいろ興味深い内容だったと思います。

映画「エド・ウッド」観ました

エド・ウッド
原題:ED WOOD
製作:アメリカ’94
監督:ティム・バートン
ジャンル:★伝記/ドラマ

【あらすじ】ある日、往年のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシと出会った映画青年エド。ふたりは瞬く間に意気投合し、ルゴシは俳優としてもう必要とされてないと嘆いた。そんな時、自分にぴったりの映画が製作されると知り、ルゴシを出演させることを条件に、その映画で監督デビューを飾るが…。

再見。やっぱり大好きです。映画が大好きな気持ちと、映画を愛する人への尊敬が伝わってきて、映画好きには心地良いんですよね~。
冒頭から雰囲気たっぷりで、吸血鬼の語りや、墓場をうねうねと進みながら墓石の文字を映していくタイトルバックが素敵。
あえてモノクロなのも効果的でした。途中、ドレスの色をおじさんに尋ねたら「どちらが赤だ?色の見分けなんてつかんよ」と言ってて笑えます。
ベラとの出会いから無二の親友になっていく様子も微笑ましくて、彼の演技を目を輝かせて見つめる様子は、純粋にただの一ファンという感じ。
この人をまたスクリーンの世界に連れ戻したいという気持ちや、弱っている彼を思い遣る気持ちがひしひし伝わってきて、もう序盤からうるうるしてしまいました。
一方で、何がなんでも映画を撮りたいという姿勢や、どんなに作りや演技を妥協しても自分が伝えたい事はしっかり伝えるところなど、服装倒錯者で孤独を感じていた彼の、そういう強いところも見せてました。

もし彼らが出会ってなかったら一体どんな道を歩んでいたのか…。でもきっと出会う運命だったと思えるふたり。
彼らが心から映画を愛し、映画という居場所を求めているから、彼らに協力してくれる人々も、いつも大変そうなのに楽しそうにやってるんですよ。
こういうところが、ティム・バートンや多くの人の心を掴んだんでしょうね。
ルゴシの最後のフィルムを観ながら、熱っぽく語る姿が印象に残ります。

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映画「シザーハンズ」観た

シザーハンズ
製作:アメリカ’90
原題:EDWARD SCISSORHANDS
監督:ティム・バートン
ジャンル:ファンタジー/ロマンス

【あらすじ】完成間際に生みの親が亡くなり、手がハサミのまま山頂の屋敷に取り残された人造人間エドワード。セールスに来た心優しいペグに発見され、彼女の家で暮らす事に。やがて、町の人気者となり、彼はペグの娘キムに恋をするが…。

久し振りに観てみました。ちょっと思い出補正がかかってたみたいで、終盤は若干「あれ?」という感じでした。面白くなかったわけじゃないけど、想い出のままにしておいた方が輝いていたかも。
とりあえず、冒頭からティム・バートン作品とは思えない明るいパステルカラーの住宅街が並び、「お?」と思っていたら、そのすぐ目の前にそびえ立つ山の異様なこと(笑)
見た目的には鬼でも住んでそうな山なんですけど、実際にはピュアな人造人間エドワードが、一人で美しい庭を手入れしたりしながら暮してるんですよね。それに比べて、街に住む人々は裏表のある自己中心的な人ばかり。そのギャップが面白い。
例外的存在ペグは、わたしの記憶より素晴らしかったです。人気者から一気によそ者扱いになったエドワードに、「専属の美容師がいるんですもの」と言って何度も髪のカットを頼む優しさ!
出会うのが20年早かったら、キムじゃなく彼女と恋に落ちてたかも?
でも、心優しい彼女も娘のキムも、男を見る目がないのが残念。心ここにあらずな旦那は、よそに女でもいるんじゃないかと疑ってしまいました。
キムの方も本当に悪い男に騙されてて、エドワードと出会ってなければどうなっていた事か。ラストは切ないものの、ふたりともかけがえのないものを手に入れて、雪景色もひときわロマンティックでした。
…どうしてよりによってハサミを手の代わりにつけてしまったのか、そんな不粋な事はとても訊けないです!

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映画「ネバーランド」観た

ネバーランド
製作:イギリス/アメリカ’04
原題:FINDING NEVERLAND
監督:マーク・フォスター
原作:アラン・ニー
ジャンル:ドラマ・伝記

【あらすじ】1903年、ロンドン。新作の公演が上手くいかず、気分転換に公園に来た劇作家ジェームズ。そこで、未亡人シルヴィアと4人の子供たちに出会い、すぐに打ち解ける。彼は、心を閉ざしてしまった三男ピーターを気に掛けるようになるが…。

再見です。
冒頭から、想像力豊かなジェームズの見た世界というものが自然に描かれていて、子供たちとの出会いからファンタジックな”ごっこ遊び”が繰り広げられるのが楽しかったです。子供たちがベッドで跳ねるシーンから窓の外へ飛んでいくシーンは感動もの。
その想像の世界を共有できるかできないかでできてしまう隔たりというのも、なんだか寂しさを湛えた感じでよく描かれていたと思いました。
ただ、ラストのベンチの二人が消えていく演出は、ただCGをグラフィックソフトで一部分ずつ消していく感じで、なんか好きになれません。今までの感動も一緒に消えてしまう気がします。もっと他の表現方法があったような?
また、どのシーンを描こうかこの時点で決まっていなかったので巻き戻して見ていったんですが、ちょうどいいアングルが探しても探しても見つからない…。もうちょっと斜めにして二人を一画面に映して~!!みたいなことが多く、二人が話しているときは交互に映してばかりで困ってしまいました。
観ている間は結構楽しめたのに、一気に冷めてしまった瞬間です。
…ところで、ダスティン・ホフマンってどこに出てたんでしょう?

映画「ギルバート・グレイプ」観ました

ギルバート・グレイプ
製作:アメリカ’93
原題:WHAT'S EATING GILBERT GRAPE
監督:ラッセ・ハルストレム
原作:ピーター・ヘッジズ
ジャンル:★青春ドラマ

【あらすじ】冴えない田舎町エンドラ。食料品店で働くギルバートは、知的障害をもち警鐘塔に登るのが好きな弟アーニーの面倒をいつも見ていた。家の中にも外にも問題は絶えないが、間もなくアーニーの18歳の誕生日だ。そんなある日、トレーラー・ハウスで祖母と旅を続ける少女ベッキーと出会い…。

町に新しいものが入り込み、それを受け入れる人々と取り残される人々がいる。それを傍観する主人公も内心では焦りを感じているものの、今は大切な家族を守ることでいっぱいだ。
でも、家族を愛していても不満に思うことはたくさんあって、それを押さえ込もうとしても苛立ちはふいに顔を現す。それは家族も一緒で、そんな彼らの心を表すかのように、彼らの家の床は軋んだ音を立て始めていた。

大切なものを失って、やっと自分の人生を歩み始めるというラストが、なんとも切ないです。
でも、その新しい人生には、大事な弟と大切な女性ベッキーがいて…。
彼らの前には確かに道が続いている。そう思える、希望のあるラストでした。
弟役のディカプリオとギルバート役のデップ(観終わってから彼だと知って、顔を覚えられない自分に驚いた…)の好演が光ります。

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映画「妹の恋人」観ました

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Tag:ジョニー・デップ 

妹の恋人
ファンでなくてもときめいたシーン。
製作:アメリカ’93
原題:BENNY & JOON
監督:ジェレマイア・チェチック
原作:バリー・バーマン、レスリー・マックネイル
ジャンル:★ロマンス

【あらすじ】両親の事故の日から、精神を病んでしまった妹ジューン。すぐにお手伝いを追い出し、ベニーは自分の事を考える暇も無い。そんな時、字が書けない変わり者の青年サムが現れ、ジューンの心を開いていく。

兄妹の強い絆と、精神的病を抱えた妹の初々しい恋。そして、それぞれの心の成長を描いた素敵な作品でした。
でも、なんと言っても素晴しかったのは、ジョニー・デップが演じる青年サム。彼の”ピュアなこころ”があったからこそ、気難しい妹と自然に接し心を開く事が出来たし、心配なあまり妹を束縛していた兄にそれを気付かせることが出来たんだと思います。
言葉よりもからだで表現し、悩むよりもすぐ行動に移してしまう。
一歩間違えばアホっぽくなってしまいそうなこの役を、ジョニー・デップは見事に演じてくれました。
…まるで少年のように輝く瞳に、あまり俳優に興味のない私でもファンになってしまいそうです。

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