忘却エンドロール

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映画「刑務所の中」観ました

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Tag:日本 

刑務所の中
製作:日本’02
監督:崔洋一
原作:花輪和一
ジャンル:★コメディ

【あらすじ】銃砲刀剣類等不法所持、火薬類取締法違反で懲役3年の刑を受けた花輪和一。受刑者番号222番を与えられ、日高刑務所での生活が始まった。同房の4人とも奇妙な連帯感で結ばれ、そこは意外にも居心地の良いもので…。

これは面白かった!
テンポがすごくいいんですよ。掛け声や足踏みが、まるで音楽のようになっていたり、主人公のモノローグも緩急のリズムが心地よい。食事のメニューをつらつら読み上げるだけでも、山崎努の語りに惹きつけられてしまうんですよね~。
軍隊みたいに整列したり、いちいち許可をもらったり、厳しい規律はあるものの、刑務所生活を満喫している”5匹”の様子がコミカルで楽しそうで、だんだんと刑務所生活も悪くないかもという気にさせられてしまうところが怖いです。
しまいには、懲罰房でひとり紙袋を作る仕事に熱中し、ゆったり入浴して温泉気分を味わい、小便しながら「充実してるなぁ」と人生の幸せを実感しちゃいます。ほんの小さな事で笑い合ったり、やりがいを見つけるのは幸せの秘訣と言いたいところだけど、こんなところで幸せ見つけちゃだめでしょう!(まあ、外に出たら天国に感じるだろうし、ここで見つけられれば外でも見つけられるって事でいいのかな?)
とくに食べ物への執着はすごくて、たまに出てくるごちそう(パンにマーガリンにあんこ)の事を「今まで食べた何よりも美味しい」と言っていたり…。
ここはかなり安全で健全な刑務所だと思うんですが、一部の人間にとっては”何も考えず、言われるままに単純作業をし、衣食住が保証され、ほとんど人と会わなくてもいい場所”というのは居心地が良すぎるんでしょうね。厳しくすればいいというものではないけど、外に出たい、自由になりたいという意欲を持たせないと、社会復帰どころか軽犯罪の常習犯になってしまいそうです。
笑わせつつも考えさせるところがあって侮れない作品でした。

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