忘却エンドロール

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TV映画「横溝正史シリーズ/犬神家の一族」観た

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Tag:横溝正史 日本 

横溝正史シリーズ/犬神家の一族
製作:日本’77
監督:工藤栄一
原作:横溝正史
ジャンル:ミステリー

信州財界の大物・犬神佐兵衛が莫大な遺産を残してこの世を去った。だが、彼の遺言は遺された者たちを争わせるような内容で、親族の間に緊張感が漂う。何か起こるかもしれないと、犬神家の顧問弁護士に雇われた金田一耕助だったが…。

映画版で忘れかけてるところを補完しながら楽しめました。
とくに、犬神左兵衛の人生については、いまいち理解できてなかったので、このゆっくりテンポ(4時間くらい?)がちょうどよかったかも。
全体的におどろおどろしさは少なくて(死体はモロ人形だし)、金田一のキャラ的にものん気なところが。でも、私的には結構好きですね~、古谷一行の方が石坂浩二よりイメージが合ってる気がします。各話の最後にいつもずっこけてる金田一に親しみが湧きました。
スケキヨの方も、マスクが違っていて随分と印象が違います。ぎょろりと覗く眼が見えない分、怖さは半減してたし、体の動きで演技しているせいか感情が見えて割と普通。
窒息しそうなのは相変わらずでしたが(笑)
彼が母親の着物に顔をうずめて匂いを嗅いでいるシーンでは、何事かと思いましたよ。そういえば入れ替わってたんでした。マザコンか…、ろくな兄妹いないな。
何気に、この作品で一番男前なのは、ひたすらお嬢様を守ろうとする猿蔵かも。きっと誰よりもお嬢様のことが好きなんでしょうね。左兵衛の命令なんて関係なく、彼女の幸せを心から願っているのが伝わってきました。
あと、どうでもいいけどアイキャッチのチャンチャララージャーン!がお気に入りです。
この作品は、探偵vs犯人ではなく、犬神佐兵衛vsこどもたちなんだなぁと、つくづく思いました。

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「犬神家の一族(1976)」観ました
「横溝正史シリーズ/八つ墓村」観た

■ Comment

こんばんは☆

全体的に気に入って頂けて、本当に嬉しいです!
若かった当時の私の感想とは、ちょっとズレているかもしれないけど、

多くの映画やポワロなどのドラマを鑑賞されているお目の高い宵乃さんが
気に入って下さって、本当に嬉しい☆

>何気に、この作品で一番男前なのは、ひたすらお嬢様を守ろうとする猿蔵かも。

このヒトについては、たしか原作を読んだ時にも、そう思ったと思います。

この作品は、あんまり読みたくなくて、高2の夏休みに一気に読んだ時とは
全然別の時に(でもまだ若かった頃です)読んだので
もしかしたら、ちょっと違うかもしれませんが・・・。

今後も見続けられるのですよね?
もし記事を書かれるなら・・・楽しみにしてお待ちしています♪

あ、イラスト、すっごく良いです☆
もう、この空気感!!!
2012/10/11 (Thu) 19:19  miri〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
なかなか楽しめましたよ~。初見のはずなんですが、金田一役の方のイメージがしっくりきて懐かしい感じもしました。

> 多くの映画やポワロなどのドラマを鑑賞されているお目の高い宵乃さんが
気に入って下さって、本当に嬉しい☆

いやいや、miriさんに比べたら私なんてまだまだです。
原作を読んだことすらなくて、金田一がどういう位置(有名人?)にいるのかもよくわかってません(笑)

> このヒトについては、たしか原作を読んだ時にも、そう思ったと思います。

お~、お仲間ですか!
憎悪の塊になったシズオに、母親を止められないスケキヨ、問題外な兄弟など、ろくな奴いないですもんね~。あんな格好をしていても、お嬢様を守るナイトという感じでした。

> あ、イラスト、すっごく良いです☆
> もう、この空気感!!!

ありがとうございます!影のつけ方をちょっと工夫してみました。
確認してみたところ「三つ首塔」はなかったんですよ、残念…。録画できた分は全部観るので、今後はまとめ感想も交えつつやっていくつもりです。
2012/10/12 (Fri) 10:14  宵乃〔編集〕  

こんにちは

金田一の容貌って、「金田一耕助の冒険」の中で他人の視点として描写されているのですが、「ナメクジと蝙蝠をたして2でわったような顔」と記述されています
そう考えると、失礼ながら古谷一行さんてぴったりだと思いませんか?
私が子供の頃みていた金田一が古谷さんだってのもあるんですが、金田一=古谷一行さんで固定されちゃってます
だから近年の稲垣版とか、どうしても違和感があるんですよねぇ
あとこの頃のTVシリーズもおどろおどろしい雰囲気があって良かったと思います
この作品では原作の良かった部分が変わっていたりもしてるのですが…^;
せっかく長いのだから、原作どおり青沼菊乃が別人として生きていて佐清と対面できるシーン及び佐清と珠世の思い出シーンがもっとあったほうが良かったとは思います
2012/10/12 (Fri) 11:07  maki編集〕  

No title

>でも、私的には結構好きですね~、
>古谷一行の方が石坂浩二よりイメージが合ってる気がします。
私も金田一=古谷一行です。
地元が岡山だからか、小さいころは
夏休みに毎年、古谷一行の金田一を再放送してたんです。
宵乃さんが今回観られたものと同じものだったのかしら???
内容はあまり覚えてないのですが(^^;
小学生ながらに終わりの歌が好きでした。

どうでもいいですが、『バタリアン』で
倉庫に置いてあって甦った死体がいたのですが、
密かにスケキヨ・・・と思ってました。
皮膚の質感がゴムっぽかったので。
2012/10/12 (Fri) 16:05  マミイ編集〕  

こんばんは

宵乃さん こんばんは

>ろくな兄妹いないな。

あまりにも端的な一文で
爆笑してしまいました。

・・・確かに。

ある意味、真っ当な人間を探すほうが難しいこの一族の方々ですが(笑)

>この作品は、探偵vs犯人ではなく、犬神佐兵衛vsこどもたちなんだなぁと、つくづく思いました。

ですねぇ・・・。

佐兵衛が楽しんでいるとしか思えません。
死してなお、金や欲、母心すら利用して
操り人形のように一族を動かしている印象を受けます。

犯人はおそらく、その佐兵衛の目論見にうすうすm気づきつつも、殺人を繰り返していく。

それすら、佐兵衛の計画には織り込み済みなんでしょうが・・・

おそらくは、一番にそんな佐兵衛を憎んでいるにもかかわらず、犯人が、憎んでいる佐兵衛の冷酷さ、酷薄さを強く受け継いでいる(似ている)のは皮肉ですね。

そう考えると、だからこそ、“馬”では“犬”には勝てなかったのかもしれませんね。

それでは! また。
2012/10/13 (Sat) 00:11  きみやす  

>makiさん

> 「ナメクジと蝙蝠をたして2でわったような顔」と記述されています

あはは、すごい表現ですね!
ちょっとかわいそうだけど、古谷さんは原作のイメージに合ってたのか~。初めて見たはずなのにしっくりくるわけだ(笑)

> だから近年の稲垣版とか、どうしても違和感があるんですよねぇ

初見が古谷さんなら完全にイメージ固定でしょう。稲垣版はもうパロディとして受け止めるしかないかも!

> あとこの頃のTVシリーズもおどろおどろしい雰囲気があって良かったと思います

映画と比べるとやや物足りないですけど、最近の軽くて薄いTVドラマと比べたらよっぽど雰囲気ありました。事件のおぞましい背景なども丁寧に描いてますしね。

> せっかく長いのだから、原作どおり青沼菊乃が別人として生きていて佐清と対面できるシーン及び佐清と珠世の思い出シーンがもっとあったほうが良かったとは思います

お~、菊乃さん生きてたんですか!
原作を知らないので、驚きました。ぜひそういう部分も映像化してほしかったです。ぜんぶ描いたら、もしかして「犬神家」だけで連続ドラマになるのかな~。

いつもコメントありがとうございます♪
では、makiさんの記事も後で読ませていただきますね~。
2012/10/13 (Sat) 07:25  宵乃〔編集〕  

>マミイさん

いらっしゃいませ!
マミイさんも金田一=古谷一行派ですか。しかも金田一耕助ゆかりの地のご出身とは。子供の頃から親しみ深い作品だったんですね。
ちょっと調べてたら、名探偵金田一耕助ミステリー遊歩道なんてものをみつけて驚きました(笑)

> 小学生ながらに終わりの歌が好きでした。

主題歌は何種類かあるみたいです。オンエア順がめちゃくちゃで何種類あるのかわかりませんが。「犬神家」の主題歌「まぼろしの人」は私も気に入ってます♪

> どうでもいいですが、『バタリアン』で
> 倉庫に置いてあって甦った死体がいたのですが、
> 密かにスケキヨ・・・と思ってました。

確かに!!!(笑)
一番最初に灰にされちゃったやつですよね。そういえば頭部の質感がそっくりです!
2012/10/13 (Sat) 08:29  宵乃〔編集〕  

>きみやすさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!

> ある意味、真っ当な人間を探すほうが難しいこの一族の方々ですが(笑)

ですよね~(笑)
金田一がずばずばと死ぬ前の息子たちの行動を語るシーンで、母親が泣き崩れる姿に、こういう部分は普通の母親なのになぁと思ってしまいました。

> 佐兵衛が楽しんでいるとしか思えません。
> 死してなお、金や欲、母心すら利用して
> 操り人形のように一族を動かしている印象を受けます。

彼のそのおぞましさは一体どこから来るのか…。得体の知れない恐怖に支配されて、身を滅ぼしていく彼らが哀れでした。

> おそらくは、一番にそんな佐兵衛を憎んでいるにもかかわらず、犯人が、憎んでいる佐兵衛の冷酷さ、酷薄さを強く受け継いでいる(似ている)のは皮肉ですね。

そうですよね。金田一がいなかったら、あのまま連綿と憎悪が受け継がれていったかもしれません…。

> そう考えると、だからこそ、“馬”では“犬”には勝てなかったのかもしれませんね。

ホント、この作品を観終わってみると、静馬よりも佐兵衛や松子の印象が強いです。どんよりと黒いものを纏っているかのようでした。
2012/10/13 (Sat) 09:13  宵乃〔編集〕  

TV版

今度はこちらに来ました。

>でも、私的には結構好きですね~、古谷一行の方が石坂浩二よりイメージが合ってる気がします。

僕もそう思いますよ。こちらの方が好きです。それと那須ホテルの女中はる。映画版では坂口良子。テレビ版では女中のキヨちゃん。演じるのは井上聡子と言う女優さん。田舎っぽさが良かったです。

>この作品で一番男前なのは、ひたすらお嬢様を守ろうとする猿蔵かも。

新海丈夫。ドラマや映画にいろいろ出てますね。

>探偵vs犯人ではなく、犬神佐兵衛vsこどもたちなんだなぁ

僕が子供の頃、リアルタイムでこのシリーズを見た時に同じ事を思いました。
2014/02/09 (Sun) 20:59  間諜X72〔編集〕  

>間諜X72さん

いらっしゃいませ、こちらもコメントありがとうございます♪
間諜X72さんも古谷さんの金田一がお好きでしたか~。石坂さんももちろん良いんだけど、古谷さんのあのお顔立ちとか雰囲気、たたずまいがぴったりですよね。

> それと那須ホテルの女中はる。映画版では坂口良子。テレビ版では女中のキヨちゃん。演じるのは井上聡子と言う女優さん。田舎っぽさが良かったです。

全体の雰囲気しかもう覚えてませんが、田舎っぽさは確かによかったですね。
田舎の古くから続く家だからこそのしがらみ、人の念みたいなのがありつつ、そこで暮らす人々の温かさなんかもあって。

> >探偵vs犯人ではなく、犬神佐兵衛vsこどもたちなんだなぁ
> 僕が子供の頃、リアルタイムでこのシリーズを見た時に同じ事を思いました。

お~、子供の頃から深いところまで理解なさってたんですね。
さすが金田一シリーズや映画をたくさん観てらっしゃる間諜X72さんです!
わたしももっと前にこのシリーズに出会いたかったです。
2014/02/10 (Mon) 07:44  宵乃〔編集〕  

京マチ子

>古谷さんのあのお顔立ちとか雰囲気、たたずまいがぴったりですよね。

そうなんです。そして犬神松子役の京マチ子(現在89歳で健在)が良かった。宵乃さんのイラスト。彼女の恐ろしさがうまく表現されていますよ!

>田舎の古くから続く家だからこそのしがらみ、人の念みたいなのがありつつ、そこで暮らす人々の温かさなんかもあって。

田舎は人情もあるけども、いろんなしがらみもあります。

>わたしももっと前にこのシリーズに出会いたかったです。

時の流れの儚さ・残酷さを感じる今日この頃。僕よりもずっと若い宵乃さんが羨ましいです(苦笑)。
2014/02/11 (Tue) 20:57  間諜X72〔編集〕  

Re: 京マチ子

> そして犬神松子役の京マチ子(現在89歳で健在)が良かった。宵乃さんのイラスト。彼女の恐ろしさがうまく表現されていますよ!

ありがとうございます♪
彼女の迫力に惚れ惚れしてしまいました。
今もご健在だったのですね~。女優として良い年の重ね方をしてきたんだろうなぁ。

> 時の流れの儚さ・残酷さを感じる今日この頃。僕よりもずっと若い宵乃さんが羨ましいです(苦笑)。

いやいや、気持ちが若々しい間諜X72さんなら、きっと実際よりお若いんじゃないですか?
わたしなんか昔から老人くさいというか、周りの元気さについていけなかったというか(笑)
心と体の健康が若さの秘訣ですよね~。
2014/02/12 (Wed) 11:21  宵乃〔編集〕  

こんにちは☆

映画の本数が今月の分終わって、録画したままの
このシリーズを見ようと思い、とりあえず2作品だけ見ました☆

>この作品は、探偵vs犯人ではなく、犬神佐兵衛vsこどもたちなんだなぁと、つくづく思いました。

仰るとおりですネ~。
記事にもあるようにゆっくりなので多少原作に近いように思いました。

イラストのシーン、止めてマジマジと見ました、迫力が伝わります☆
私はこの作品は映画版とこのテレビシリーズの配役が
ごちゃまぜになってて、京マチ子さんの息子があおい輝彦なんですよ(笑)。

高2の春にテレビで見て(録画機のない時代)
それ以降、チラ見はあれどちゃんと見たのは多分初めてで、
宵乃さんの記事を覚えていたので良い機会でした、有難うございました☆


.
2016/03/25 (Fri) 13:49  miri〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ、今月は金田一シリーズですか。
ドラマ版は映画より原作に近いんですね。やはり2時間に収めるには内容が濃密すぎるのかな?
いつもイラストのシーンを確認して下さってありがとうございます♪

> 私はこの作品は映画版とこのテレビシリーズの配役が
> ごちゃまぜになってて、京マチ子さんの息子があおい輝彦なんですよ(笑)。

色々見てると誰がどちらに出演してるのかわからなくなってきますよね~。
いっそ印象に残っている方の俳優を集めて撮り直してほしい!(笑)

> それ以降、チラ見はあれどちゃんと見たのは多分初めてで、
> 宵乃さんの記事を覚えていたので良い機会でした、有難うございました☆

高2以来の再見ですか。私の記事がきっかけになったということで嬉しいです♪
ドラマ版はけっこう時間をとられるから、なかなか再見できないですもんね~。
コメントありがとうございました。
2016/03/26 (Sat) 11:54  宵乃〔編集〕  
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