忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「マッド・シティ」観ました

 | 社会派  com(2) 

マッド・シティ
製作:アメリカ’97
原題:MAD CITY
監督:コスタ=ガヴラス
ジャンル:★サスペンス/ドラマ

【あらすじ】地方局に飛ばされたニュース記者マックスは、取材に来ていた歴史博物館で事件に遭遇する。銃を持ち解雇を抗議しに来たサムが、誤射で人を撃ってしまったのだ。独占取材のチャンスに喜ぶ彼だったが…。

今回観た映画は篭城物なんですが、この作品は犯人ではなくマスメディアに焦点を当てています。
地方局に飛ばされたやり手取材記者マックスが、銃で人を脅す場面に遭遇し陰から生中継を始めます。
こいつが酷い男で、外にいた相棒のカメラマン・ローリーがけが人を助けに来た時、どうしてカメラを持ってこなかったのかと怒ったり、人を誤射して途方に暮れる犯人サムに、警察に何か要求しろと焚き付けたりするんですよ。
でも、サムと話をするうちに、彼の中の良心が目覚めていきます。たまに馬鹿をやってしまうけど、本当はこころ優しく陽気な人柄であるサムを、なんとか助けようと奮闘するようになります。
しかしそれとは対照的に、本社から来た[報道=ビジネス]志向のアンカーマンの影響で、優しかったローリーは冷徹なリポーターに変貌してゆきます。彼女の最後のセリフは、まさにマスメディアに潜む「怪物」そのものだったと思います。
とてもやるせない終わり方なので後味は悪いですが、事実を伝えるはずのマスメディアが事実を操作してしまう怖さについて考えさせられました。
ニュースを見るときは気を付けないと…。

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■ Comment

ダスティン・ホフマンは小柄だけど、風格がありますね。
「サタデイ・ナイト・フィーバー」の続編「ステイン・アライヴ」ではギリシア彫刻のような肉体を見せたジョン・トラボルタも「マッド・シティ」では中年太りで腹が出ていました。おまけに子供達の前で唾を風船にして飛ばすと言う汚い(失礼!)演技を見せました。
同じ時期(?)に撮影された「フェイス・オフ」とはまた違ったキャラです。脱皮を図っていたのかな?
この映画。解雇されたサムが気の毒です。まるで今の日本のようです。最後にああいう死に方。やるせないですよね。
爆発が起きた後にその場を去るダスティン・ホフマンの呆然とした表情が良かったです。
1998年。映画館で見ました。
2010/11/20 (Sat) 22:11  間諜X72〔編集〕  

>間諜X72さん

> ダスティン・ホフマンは小柄だけど、風格がありますね。

そうですね~、演技が上手いので役に溶け込んでます。そろそろ「パピヨン」を観る予定なので、どんな彼がみれるのか楽しみです。

> おまけに子供達の前で唾を風船にして飛ばすと言う汚い(失礼!)演技を見せました。

唾を風船!よく覚えてないけれど面白いです。確かに「フェイス・オフ」とは全然違うキャラだ・・・ほんと役者さんは凄い!
ジョン・トラボルタはどちらかというと中年太り後の姿ばかり観ている気がするので、ギリシア彫刻のような肉体が想像できません(笑)

> この映画。解雇されたサムが気の毒です。まるで今の日本のようです。最後にああいう死に方。やるせないですよね。
> 爆発が起きた後にその場を去るダスティン・ホフマンの呆然とした表情が良かったです。

弱者が利用され切捨てられていく、同じことの繰り返しにならないようにみんなで変えていかなきゃいけませんよね。ラストのやるせなさはわすれません。
2010/11/21 (Sun) 11:05  宵乃  
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