忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ナイロビの蜂」観ました

 | 社会派  com(10) 
Tag:イギリス 

ナイロビの蜂
製作:イギリス’05
原題:THE CONSTANT GARDENER
監督:フェルナンド・メイレレス
原作:ジョン・ル・カレ
ジャンル:★ミステリー/ドラマ

【あらすじ】ケニアのナイロビ。ガーデニングが趣味の英国外務省一等書記官ジャスティンには、アフリカで精力的に救援活動を続ける妻テッサがいた。彼女の活動には深く関わらない彼だったが、ある日、彼女が何者かに殺されて…。

居間の大きいテレビで画面が揺れる作品を観たのは初めてだったようで、酔いまくって二日にわけて観ました。しかも内容が重いし、誰も信じられないし…。彼がテッサと話すシーンと、子供たちの笑顔のシーンでだけ温かみというものを感じて、最後まで観られた気がします。
テッサがちょっと無謀すぎて(妊娠中なのに…)感情移入できませんが、そんな彼女を理解しようと追い求めるジャスティン目線のテッサは美しいんですよね(本当に妊娠してたんだ!)。スーツ姿で事なかれ主義を貫いてきたジャスティンが、汚れたシャツでアフリカを飛び回るのも素敵。彼と彼の深い愛を堪能できた作品でした。
利益のためなら人の命なんて顧みない企業のやり方については、ほんとうにありそうで恐ろしくなってしまいます。一方では、黙って自ら飛行機を降りて主人公を見送る少年もいたりして、人間の心ってこうも違いがでてしまうものなんだとつくづく悲しくなりました。
ラストのジャスティンの行動は賛否両論ありそうですが、わたし的にはあれは彼の”選択”というわけではなく、彼女のこころを辿る旅の終着点があの湖だっただけという気がしたので受け入れられました。

ちなみに原題は”誠実な園芸家”とか”いつも庭弄りをしているひと”というような意味。自分の事(庭)以外には無関心な人々(ジャスティン)を指しているようです。
また邦題の方は、蜂がトレードマークのスリービーズ社と、相手を刺して命を落とすミツバチのように、命がけで告発しようとしたテッサたちを指しているんでしょうか。印象的だし、なかなかいい邦題だと思います。

関連記事
一緒に「シティ・オブ・ゴッド」を観ませんか?

■ Comment

こんにちは☆

>居間の大きいテレビで画面が揺れる作品を観たのは初めてだったようで、酔いまくって二日にわけて観ました。

そうだったんですね~!
私もあまりリビングでは見ないようにしています。ほんのたまに・・・です。
でも・・・画面が揺れる・・・?
えっ! もしかして3Dテレビ? あぁもしそうならウチは違うので、失礼いたしました☆

>テッサがちょっと無謀すぎて(妊娠中なのに・・・)感情移入できませんが、

そうですね~色々と事情はあっても、命にかかわること(もしそう思っていなかったら、バカ?)を、夫に言わないのは、どうでしょうね~?

>利益のためなら人の命なんて顧みない企業のやり方については、ほんとうにありそうで恐ろしくなってしまいます。

私は、これを一番思いました。きっとあるに違いない、と。そしてやっぱり私には見る資格はないな・・・と思いました。

>一方では、黙って自ら飛行機を降りて主人公を見送る少年もいたりして、

やはり先日の映画と同じで、物心つく頃には、自分がどちら側の人間か、ハッキリと分かるのだと思います。

>彼女のこころを辿る旅の終着点があの湖だっただけという気がしたので受け入れられました。

同感です。決して自分から命を粗末にしたわけでもなく、センチなことでもなく、あれが二人なりの今生での場所だったのだと思います。

>印象的だし、なかなかいい邦題だと思います。

そうですね。今回ケニアとかナイロビとかどこにあるのかマジマジと地図を見て、周りの国々も・どこもここも・色々と名前を聞く国ばかりで・・・東アジアの島国では、何も分からないという事が、身にしみました。

イラスト、イイ感じです! 久々のカラーで人物の大きな絵ですし!!!
良い場面をチョイスなさったと思います☆
とにかく凄い映画でした。
2011/03/08 (Tue) 17:29  miri〔編集〕  

宵乃さん、こんにちは。

あんまり内容を覚えていなかったですが
テッサとジャスティンの愛をひしひしと
感じる作品だったように思います。

>相手を刺して命を落とすミツバチのように、
>命がけで告発しようとしたテッサたちを
>指しているんでしょうか
それは思いつきませんでした!
そう考えると深い、いいタイトルですね。
ラストも覚えていないので、
↑の事を考えながら再見してみたいと思います。
2011/03/09 (Wed) 07:20  マミイ編集〕  

>miriさん

> でも・・・画面が揺れる・・・?
> えっ! もしかして3Dテレビ? あぁもしそうならウチは違うので、失礼いたしました☆

いえ、3Dテレビではない普通のテレビなんですけどね、ハンディカメラの揺れが結構激しかったです。

> そうですね~色々と事情はあっても、命にかかわること(もしそう思っていなかったら、バカ?)を、夫に言わないのは、どうでしょうね~?

どの病院で産むかも彼女が勝手に決めてしまって、赤ん坊の命まで賭けて潜入捜査してるつもりなのかなぁと疑ってしまいました。

> 私は、これを一番思いました。きっとあるに違いない、と。そしてやっぱり私には見る資格はないな・・・と思いました。

今までしてきた募金が悪用されてたら、と思ったら怖くなってしまいました。
”見る資格”とまでいくと・・・個々の関心が抑止に繋がるかもしれないですし・・・。

> 同感です。決して自分から命を粗末にしたわけでもなく、センチなことでもなく、あれが二人なりの今生での場所だったのだと思います。

同じ意見を持つ方がいてよかったです。なんだか他の方の感想を読むと、絶望したとかあったので。そういう悲愴なものではなかったですよね。

> 今回ケニアとかナイロビとかどこにあるのかマジマジと地図を見て、周りの国々も・どこもここも・色々と名前を聞く国ばかりで・・・東アジアの島国では、何も分からないという事が、身にしみました。

いろいろと変化が激しい場所ですしね。実際の距離だけでなく、本当に遠いということを思い知らされました。観てよかった作品です!

> イラスト、イイ感じです! 久々のカラーで人物の大きな絵ですし!!!
> 良い場面をチョイスなさったと思います☆

ありがとうございます。次もがんばりますね~♪
2011/03/09 (Wed) 12:37  宵乃  

>マミイさん

いらっしゃいませ、コメント&TBありがとうございます!

> テッサとジャスティンの愛をひしひしと
> 感じる作品だったように思います。

彼らの愛のおかげで、重い内容もなんとか観ることができました。
できれば手ブレもなければよかったんだけど(笑)

> >相手を刺して命を落とすミツバチのように、
> >命がけで告発しようとしたテッサたちを
> >指しているんでしょうか
> それは思いつきませんでした!
> そう考えると深い、いいタイトルですね。

この作品は邦題と原題、甲乙つけがたいものがありました。短い言葉に込められた意味を探る、言葉遊びのような楽しさがあるタイトルはいいですよね。
再見なさって、新説を思いつくことがあったら教えてくださいね~。
2011/03/09 (Wed) 13:28  宵乃  

☆本作は☆

公開当時、劇場で観ました。

『レッド・ドラゴン』を観た人には、
ちょっと信じられない、主人公の戦闘スキルの低さ
だったのかも知れませんね。。
2011/03/09 (Wed) 21:57  TiM3  

>てぃむさん

> 『レッド・ドラゴン』を観た人には、
> ちょっと信じられない、主人公の戦闘スキルの低さ
> だったのかも知れませんね。。

レッド・ドラゴンでは闘う役だったんですか?
観たけど覚えてないという・・・きっと全然違う雰囲気をまとっていたんでしょうね。
役者さんの演技分けにはいつも驚かされます。
2011/03/10 (Thu) 10:44  宵乃  

記憶が不明瞭なので・・・

私も劇場で観ました。
BSであるのは知っていたのですが、再見したい気持ちが薄くてとうとう~。

>ラストのジャスティンの行動は賛否両論ありそうですが

たぶんラストの印象が後を引いていたのでしょうね。

>原題は”誠実な園芸家”とか”いつも庭弄りをしているひと”というような意味。自分の事(庭)以外には無関心な人々(ジャスティン)を指しているようです。
また邦題の方は、蜂がトレードマークのスリービーズ社と、相手を刺して命を落とすミツバチのように、命がけで告発しようとしたテッサたちを指しているんでしょうか。印象的だし、なかなかいい邦題だと思います

思い出しました!
私もタイトルの付け方に感心したのです。
どちらも引けをとっていません。
>自分の事(庭)以外には無関心な人々
では効きすぎていてちんぷんかんぷんですもの。
園芸が得意な人をgreen
‐fingered とか、とてもウイットな表現ですよね。

最近、映画だけでなく本にしてもストーリーに入り込めなくて
めげています。で、コミックを何年ぶりかで読みましたよ。


2011/03/10 (Thu) 16:13  bamboo〔編集〕  

>bambooさん

> 私も劇場で観ました。
> BSであるのは知っていたのですが、再見したい気持ちが薄くてとうとう~。

観るのに少なからず気力が必要ですしね。映画は観たい時に観るのが一番です。

> 私もタイトルの付け方に感心したのです。
> どちらも引けをとっていません。

ですよね~。原題のことを調べていて、主人公のキャラクターがいかにぴったりだったかわかりました。
タイトルをがんばっている作品は、それだけで好感が持てます。

> 園芸が得意な人をgreen
> ‐fingered とか、とてもウイットな表現ですよね。

「グリーンフィンガーズ」という作品もありましたね。
英語の授業は大嫌いでしたけど、こうやって映画に関わる事だと楽しく学べます。

> 最近、映画だけでなく本にしてもストーリーに入り込めなくて
> めげています。で、コミックを何年ぶりかで読みましたよ。

お疲れでしょうか?
今は大量に録画してとっておけますし、とりあえず楽しめることから気楽にね~!
2011/03/10 (Thu) 17:03  宵乃  

庭いじりしか生き甲斐が
なかったかの夫が妻の意思を
継ぐ姿は良かったです。
足跡を辿り事件の真相
妻の知られざる一面
バランスが良くて飽きませんでしたよ。
「イングリッシュ・ペイシェント」みたいな
愛情表現は好みではないですが、こちらは
共感も感じました。
2011/03/11 (Fri) 22:13  hiro  

>hiroさん

こちらもコメントありがとうございます。
投票のほうも盛り上がってきたようで安心しました♪

> 庭いじりしか生き甲斐が
> なかったかの夫が妻の意思を
> 継ぐ姿は良かったです。

そうですよね、考えれば考えるほど彼の”庭いじりが好きな外交官”というキャラクターがよかったと思います。イギリス人らしいし、一瞬でイメージが固まりました。それが変化していくっていうのもまた・・・。

> 「イングリッシュ・ペイシェント」みたいな
> 愛情表現は好みではないですが、こちらは
> 共感も感じました。

「イングリッシュ・ペイシェント」の内容はよく覚えてませんが、ジャスティンの想いには共感できました。同じ人が主演だったんですね~。
2011/03/12 (Sat) 10:21  宵乃  
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

この記事のトラックバックURL
トラックバック一覧
命の値段
ナイロビの蜂 原題:THE CONSTANT GARDENER 製作2005年 イギリス 監督:フェルナンド・メイレレス 原作:ジョン・ル・カレ 脚本:ジェフリー・ケイン 出演:レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ 妻の死の謎を追うサスペンスというジャンルだったようですが 私は…
子育て 時々 映画|2011-03-09 07:22
.