忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「砂と霧の家」感想

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砂と霧の家
製作:アメリカ’03
原題:HOUSE OF SAND AND FOG
監督:バディム・パールマン
原作:アンドレ・デビュース三世
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】夫に捨てられ父の遺した家で悲しみに暮れていたキャシーは、郡のミスにより家を差し押さえられてしまう。保安官レスターの助けもあり家を取り戻そうと立ち上がるが、家はすでにイランから追放されたべラーニ元大佐に売却されていた。

悲劇としか言いようのない内容でした。
孤独な女性キャシーと、国を追われ地位も財産も失った一家の主が、ある家をめぐり対立する物語なのですが、終わり方があまりにも悲惨です。
どうしてここまで哀しい結末にしなければならなかったのか、と問いたくなるほどに。

家族と疎遠になり夫に捨てられたキャシーが、”父親が生きていた頃の幸せな家庭”の象徴である”あの家”にこだわるのは分かります。
そして、労働者に身をやつした元大佐が、家族の誇りを取り戻し再出発するために、”あの家”を簡単に手放せないのも分かります。
でも、悲劇の引き金となった保安官の行動には、どうも釈然としないものがありました。
仕事をクビになったとか、別れた妻に多額の慰謝料請求されたとか、何か理由があればよかったのですが。保安官である彼を犯罪に走らせるほどの”動機”が見当たらず、無理やり悲劇に仕立てたという感じを受けてしまいました。とても深いテーマを扱っていて、大佐側の描かれ方も素晴しかっただけに残念です…。

失って、初めて気付いた。
求めていたのは、家(ハウス)ではなく 家庭(ホーム)だったと…。

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