忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「イージー・ライダー」感想

 | ロードムービー  com(2) 

イージー・ライダー
製作:アメリカ’69
原題:EASY RIDER
監督:デニス・ホッパー
ジャンル:青春ドラマ

コカイン密売で儲けた大金をバイクのタンクに隠し、放浪の旅に出たワイアットとビリー。彼らは南部を目指しながら、ヒッピー部落やラスベガスのパレード、ニューオリンズの謝肉祭に寄っていく。だが、彼らが求めたものはそこにはなく…。

わたしはロードムービーは好きなほうだし、アメリカン・ニューシネマも嫌いではないんですが、コカイン密売で得た金で幸せになろうなんて人間には吐き気がするので、この主人公たちの末路には何の感情も覚えませんでした。
家族と暮らす男に敬意を感じるシーン、楽しそうにパレードについて回るシーン、ただ颯爽とバイクを走らせているシーンなど、心惹かれる場面はたくさんあるけれど…。やっぱり、彼らの売ったコカインで、育児放棄や家庭内暴力、親を失って路頭に迷う子供がいると思うと楽しめません。
ただ、彼らに対するあまりにも理不尽な行為は、サイコサスペンスを観たときのような言い知れぬ気味の悪さを感じました。最近多い”ホームレスへの暴力”と同じように、当時のアメリカではヒッピーへの暴力が多かったのかも。
突然訪れるラストは、彼らを”自由”ということも、その見せ掛けの自由を恐れることも、どちらも間違っているといってるんでしょうか…?

ちなみに、タイトル「イージー・ライダー」の意味は、”気ままにオートバイであちこち移動するヒッピー”をさす言葉らしいです。そして、彼らは生活も気ままだったことで、”売春の斡旋業で生計を立てている奴”など悪い意味も色々あるそうです。

■ Comment

自由

自由に生きる事は無理だとこの映画は言ってると思いますね。
「働かざる者 食うべからず」です。
僕はアメリカの南部の事は全くしりませんが、この二人のような者を嫌う傾向にあるのでしょうか?
弁護士が殴り殺される時の音がリアリティがあって、怖かったです。

育児放棄。今、日本でも問題になっていますね。信じられません。
2010/09/19 (Sun) 16:15  間諜X72〔編集〕  

>間諜X72

> 自由に生きる事は無理だとこの映画は言ってると思いますね。
> 「働かざる者 食うべからず」です。

いらっしゃいませ!コメントありがとうございます。
自由にもいろいろと解釈があると思いますが、この二人の求めた自由は完全に間違ってましたよね。あんな自由は許されていいものじゃありません。

> 僕はアメリカの南部の事は全くしりませんが、この二人のような者を嫌う傾向にあるのでしょうか?

以前記事にした「アリスのレストラン」という作品もこの2人のような(ここまでワルじゃないけど)ヒッピー達が描かれているんですが、こちらはわたしは意外と大丈夫でした。最後に主人公の考えが変わるからかな?
もし機会があったら試してみるといいかもしれません。

> 弁護士が殴り殺される時の音がリアリティがあって、怖かったです。

ほんとうにあのシーンは恐ろしい・・・!
確かに衝撃的な作品ではありました。

> 育児放棄。今、日本でも問題になっていますね。信じられません。

そうなんですよね。コカイン密売がこういう事を引き起こすと思うと、彼らには嫌悪感しか抱けません。彼らに共感するひとの気持ちが私には理解できないんですよね。(共感が映画の全てではないですけど)
もしかして、彼らが吸っているのがマリファナだから(撮影にも本物を使ったとか!)、密売したのもマリファナだと勘違いしている人がいるんでしょうか・・・?

この記事にはあまり反応がなくて、こんな風に感じているのは私だけなのかと不安になっていたところでした。間諜X72さんの意見を聞けてとても嬉しいです!
これからもどうぞよろしくお願いします。
2010/09/20 (Mon) 11:54  宵乃  
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