忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ブルグ劇場」観ました

ブルグ劇場
幾多のカップルを誕生させたに違いないアコーディオン弾き。
製作:オーストリア’37
原題:BURG THEATER
監督:ヴィリ・フォルスト
ジャンル:★ロマンス/コメディ/ドラマ

【あらすじ】ウィーン国立ブルグ劇場の名優ミッテラーは、有名人好きな男爵夫人に付き纏われうんざりしていた。そんな時、美しい仕立て屋の娘レニに一目惚れしてしまう。だが、彼女には俳優を目指す恋人がおり、彼の欲しがっていた男爵夫人からの招待状を、ミッテラーに届け物をした時につい盗み出してしまうのだった。

この清純な娘レニの”つい”が、舞台一筋だった老優ミッテラーを振り回してしまいます。
『業界人に顔の利く男爵夫人のコネがなければ、自分なんて一生ブルグ劇場に立つことなんて出来ない!』と嘆く恋人のために、レニは招待状を盗み恋人宛に書き換えて投函。そして、パーティで鉢合わせさせないため、その日時にミッテラー会う約束をするんですよね。
やってることはかなり腹黒いんですが、当人は恋人のために必死でまるで悪気がありません。

一方、年甲斐もなく若い娘に恋してしまったミッテラーも、おそらく初めての恋で完全に舞い上がっています。「友達として君の力になりたい、なんでも頼ってくれ。」と言っていたのに、実際頼られてみるとそんなことは頭から消え「彼女は私を愛している!!」と誤解してしまうのでした。
”人付き合いの嫌いな孤独な老人”だった彼が、少年のように恋に一喜一憂する様子が可愛くて微笑ましく、それ故に全てを悟った時の苦悩が際立ちます。直後に演じた戯曲「ドン・カルロス」で、「私は無力な老人だ」と言う時の表情は見事でした。
また、一度は成功を手にするも、心無い噂のせいで将来を断たれ自殺を考えるレニの恋人に対し、嫉妬の気持ちを抑えて叱咤激励する姿にはぐっときます。
ハッピーエンドというわけではないですが、観終わってすがすがしい気持ちになる作品でした。

■ Comment

おはようございます、宵乃さん☆

この作品、昨日鑑賞しました。
イラストのアコーディオン弾きさん、イイ感じです☆

ミッテラーさん可哀想でしたが、一度も恋をしないままよりは良かったと思います。
レニのした事がライナーに分からないままですが、全てを明らかにしなくても良いと、この場合は心から思いました。

あと、男爵夫人が夫からのあの言葉で、初めて本当に大切な人が誰かを知る演出が良かったと思います。

「会議は踊る」は昔見ていますが「野ばら」は見ていないので、楽しみにしています☆
「プレイス・イン・ザ・ハート」のイラストがなかったのが寂しかったので、追加になっていて嬉しかったです♪

寒暖の差が激しいのでお互い気をつけましょうね~!
2010/04/07 (Wed) 09:02  miri〔編集〕  

>miriさん

アコーディオン弾きさんは、やや顔色がわるくなってしまいましたが、「わたしにまかせておきなさい」みたいな雰囲気がだせたのでよかったです。

描きかたによってはドロドロになってしまいそうな話ですが、これは後味よかったですよね。ミッテラーは今回の経験でまたひとつ大人になったし(笑)、レニや男爵夫人のカップルはこれから仲睦まじく暮らしていけると思えます。

> 「会議は踊る」は昔見ていますが「野ばら」は見ていないので、楽しみにしています☆

「野ばら」ですか~、きれいな歌声が懐かしいです。「会議は踊る」もいいですよね。

> 「プレイス・イン・ザ・ハート」のイラストがなかったのが寂しかったので、追加になっていて嬉しかったです♪

こちらこそ、喜んでもらえて嬉しいです。いつもプチギャラリーまで見てくれてありがとうございます!
これからも、時間がある時は追加していきますね~。
2010/04/07 (Wed) 14:25  宵乃  
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