忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「月のひつじ」観ました

月のひつじ
原題:THE DISH
製作:オーストラリア’00
監督:ロブ・シッチ
ジャンル:★ドラマ/コメディ/実話

【あらすじ】1969年7月、最初の月面着陸へ向けてアポロ11号が宇宙へ飛び立った。月面歩行の瞬間を世界中に生中継するため準備を進めていたNASAだったが、スケジュールが遅れたために予定変更となる。その結果、オーストラリアの片田舎パークスの、巨大なパラボラアンテナ・通称「ディッシュ」がその大役を担うこととなり…。

かなり前に一度観て、ずっと記憶に残っていた作品を再見してみました。
やっぱりいいですね~。コミカルでほのぼのしてて、でもみんな同じように熱い想いを持っている。月面歩行の中継が行われた当時のことを知っている人なら、感動すること間違いなしです。
そうでなくても、冒頭から”宇宙を目指してきた人類の軌跡”を実際の映像と共に紹介していて、打ち上げシーンなどを見てると、それだけでテンション上がってきました。
しかも原題にもある巨大パラボラアンテナ「ディッシュ」も美しく、老人がそれを感慨深げに見上げるシーンから魅入ってしまいます。これを見たらアンテナ萌えに目覚めるかも?(笑)
イラストは劇中何度も登場するディッシュの姿。朝昼晩と時間帯が違って、それぞれ違った美しさがありました。

また、原題の「ディッシュ」とは程遠い「月のひつじ」という邦題は、人口よりひつじの数が多いパークスの町で、月面着陸の中継を行ったことを指しています。微妙にピントがズレた邦題なんだけども、私の中では月とオーストラリアと「ディッシュ」がピッタリ繋がって記憶に残っていたから、案外良いタイトルということでしょう。
この邦題を目にすれば、あの大きなお皿の上で、オーストラリアの草原を眺めたり、夜空を見上げて宇宙に想いを馳せるシーンが目に浮かびます。
所長が亡き妻の夢を語っていたシーンもこの場所でした。名シーンです!

そして、どことなく可愛らしく描かれた登場人物たちが魅力的なんですよね。
偉人か夢想家か、どちらに転んでも町に名前が残るとそわそわハラハラしている町長と、いつもラブラブな奥さん、反抗期まっさかりの娘と、家族の誰よりも宇宙に詳しい息子。この一家にはホント和みました。
もちろんパークス天文台で頑張る所員も個性的で、「ジュラシック・パーク」のサム・ニール演じる責任感の強い所長クリフ、奥手な電子機器担当グレン、NASA職員に対抗意識を燃やすアンテナ操作担当ミッチ、そして宇宙に想いを馳せるNASA職員のアルも、みんな宇宙を夢見ています。

ミッチはやや性格に難があるものの、やる時はやる男。真剣な表情でアンテナを操作する姿がカッコいい!
すれ違うこともありながら、最後にはみんな気持ちを一つにして、人類の夢を支える一員として中継に全力を尽くす姿に痺れました。
その中継を今か今かとテレビの前で待ち構え、始まってからは目を皿のようにして映像を見つめる世界の人々の姿。そして、今の中継がパークスからだと聞いて歓声をあげる町の人々…。
観ているこっちも嬉しくなって泣いてしまいました。

ちなみに実話を基にしており、脚色部分は町の人たちのキャラクター設定と、勤めていた人数(実際は20人)、NASA職員との摩擦、停電事故くらいだったようだから、けっこう忠実な部類ですね。
実際のエピソードについては、こちらの「シネマの舞台裏」というブログで大変詳しく紹介されていて参考になりました。とくに、パークス天文台がアポロ13号の生還にも一役買っていたというエピソードにはグッときましたよ~。映画を観ながら、ずっと「アポロ13」のことを思い出してたので、繋がりがあって嬉しいです。

また、撮影は実際にパークス天文台で行われ、制御室の様子は当時を知る人がタイムスリップしたようだと驚くほど忠実に再現したんだとか。クリケットで遊ぶシーンなどは、実験を中断してまで撮影に協力してくれたという話もあって、パークスの人たちにとって本当にこの”ディッシュ”が誇らしいものなんだとわかります。(*例のごとく英語のwikipediaの翻訳を参考にしたので間違っている可能性あり)
観ている間、整備ミスやNASAに嘘をつくなどのエピソードは、脚色にしても彼らを馬鹿にしすぎでは?(アメリカ製作かと…)とチラッと思っていたので、本人たちが納得して忠実さよりも楽しめることを優先したのだとわかり、ますますこの作品が好きになりました。
心温まる良作です。

月のひつじ [DVD]

■ Comment

こんばんは☆

「月のひつじ」なんて可愛らしいタイトル!と思い、
素敵なイラストに引き寄せられ、あらすじを読ませて頂きました☆

>その結果、オーストラリアの片田舎パークスの、巨大なパラボラアンテナ・通称「ディッシュ」がその大役を担うこととなり…。

この事実は、数年前に「コズミックフロント」で見たことあると思いました。 世界中で何ヶ所か使ったのですよね??? 

この映画をとっても見たくなったので、楽天を調べたらあったので、次回企画か何かで借りるときに一緒に借りて見ますね♪ 楽しみです~う☆


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2015/11/26 (Thu) 19:06  miri〔編集〕  

>miriさん

> 「月のひつじ」なんて可愛らしいタイトル!と思い、
> 素敵なイラストに引き寄せられ、あらすじを読ませて頂きました☆

ほんのりメルヘンチックな作風ですが、宇宙好きなmiriさんならきっと気に入るかと思います♪
オーストラリアのおおらかな性格が表れた良作でした。

> この事実は、数年前に「コズミックフロント」で見たことあると思いました。 世界中で何ヶ所か使ったのですよね??? 

おぉ、コズミックフロントでやってたんですね。
そうそう、この映画では語られてなかったと思いますが、3ヶ所で中継していた中でもっとも映像が美しかったのがパークスで、最終的にはその映像が世界中に放映されたそうです。

> この映画をとっても見たくなったので、楽天を調べたらあったので、次回企画か何かで借りるときに一緒に借りて見ますね♪ 楽しみです~う☆

実は明日、告知記事アップします。タイミングばっちりですね♪
2015/11/26 (Thu) 20:05  宵乃〔編集〕  

こんにちは☆

この映画、今年最後のレンタルで(どうしても見たかったのがあって、それとこれと2本)借りて見ました☆

>冒頭から”宇宙を目指してきた人類の軌跡”を実際の映像と共に紹介していて、打ち上げシーンなどを見てると、それだけでテンション上がってきました。

ハイ、仰る通り! コズミックフロントで見た映像がてんこ盛りでして、最近の記憶なので本当にテンションあがりました!

>しかも原題にもある巨大パラボラアンテナ「ディッシュ」も美しく、

美しかったです~!!!
宵乃さんのイラストは、一番良い時間帯のディッシュですね♪
繊細な画風が、素晴らしい!

・・・ところが、ですよ、全く残念なことにこの作品、
1~2年に一度あたる「不良デイスク」だったんです!!!!
信じられね~もうガックリですわ。。。

途中、数回見られないんですよね・・・ハードを変えても同じで、
あんまりやると前にハードを壊した事があるので、少し飛ばして見ました。
全部見た後チャプターセレクトで見ても同じでした。
結構重要な場面もあって、マジ、キレてます。。。

>そして、どことなく可愛らしく描かれた登場人物たちが魅力的なんですよね。

良かったと思います。

>脚色部分は町の人たちのキャラクター設定と、勤めていた人数(実際は20人)、NASA職員との摩擦、停電事故くらいだったようだから、けっこう忠実な部類ですね。

エーッ! 停電は脚色~???
それでは一番大事なとこがフィクションなの~???

>心温まる良作です。

宵乃さんの記事は宵乃さんのこの作品への想いが伝わって素晴らしいです。
いつか洋画専門チャンネルでオンエアがあったら再見したいと思います☆
良い作品のご紹介を有難うございました!

追伸:所長さん、私的には「ウィンブルドン」のダンストちゃんのパパです♪


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2015/12/13 (Sun) 11:43  miri〔編集〕  

Re: こんにちは☆

さっそくご覧になりましたか!
冒頭の映像はホント良かったです。そうか~、コズミックフロントなどでも取り上げられることがあるから、そういうのを見てるとより盛り上がりますね~。

> 美しかったです~!!!
> 宵乃さんのイラストは、一番良い時間帯のディッシュですね♪
> 繊細な画風が、素晴らしい!

共感して頂けて嬉しいです。いつもイラストにコメントありがと~。
パラボラアンテナがあんなに美しいものだと知れたのは、この作品のおかげです♪

> 1~2年に一度あたる「不良デイスク」だったんです!!!!
> 結構重要な場面もあって、マジ、キレてます。。。

あわわ、それは災難でしたね。最初っから見られないならまだしも、途中で不良ディスクだとわかると引っ込みつかなくて中途半端に観ることになるし…。観た時の状況が映画の印象にもかかわるんだから、ホント困ります。店員がチェックする以外の方法で、ディスクの不良をチェックすることが出来ればいいのに!

> エーッ! 停電は脚色~???
> それでは一番大事なとこがフィクションなの~???

あはは、そこはちょっと残念でした。個人的には、強風のなか映像を待つ世界中の人々のために頑張るエピソードが本当だったから、納得できたかなぁ。

> 宵乃さんの記事は宵乃さんのこの作品への想いが伝わって素晴らしいです。
> 良い作品のご紹介を有難うございました!

ありがとうございます。私もmiriさんにこの作品を気に入って頂けて嬉しいです。
早く良いオンエアに恵まれるよう祈ってます♪

> 追伸:所長さん、私的には「ウィンブルドン」のダンストちゃんのパパです♪

お、miriさんには馴染みのお顔ということですね。いつか「ウィンブルドン」も再見してみようと思います。
2015/12/13 (Sun) 14:43  宵乃  
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