忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「冒険者たち」観ました

冒険者たち
要塞島ボワイアー砦。
製作:フランス’67
原題:LES AVENTURIERS
監督:ロベール・アンリコ
原作:ジョゼ・ジョヴァンニ
ジャンル:★青春ドラマ/アドベンチャー

【あらすじ】レーシングカーを造るローランと曲芸飛行が得意なマヌー、そして芸術家のレティシアがひょんな事から共同生活を始める。しかし、三人とも挫折を味わい、コンゴに財宝探しへ行くことに。ところが、財宝を探しているのは彼らだけではなく…。

何ともいえない心地良い雰囲気に包まれた作品でした。
夢を追いかける3人の男女が出会い、青春を共有し、挫折しても新しい夢を追いかける。
まさしく「夢」を見ているように、取り留めなく話が展開して先が読めません。
そして、それが哀しい終りを迎えて目が覚めても、彼らが過ごした輝かしく温かい時間が消えることはない…。

あなたも幻想的で儚い世界に浸ってみませんか?

<再見追記感想 2013/6/5>
前に観たのはテレビ編集版だったし忘れかけてたのもあって、ほとんど初見気分で観られました。
三人が打ち解けるまでがやたらと早いのに、それが納得できてしまう彼らのキャラがいいね。夢に向かって一生懸命なのですよ。
レティシアがダンスの相手に「飛行機で凱旋門をくぐれる?自動車業界を革新しようと思う?」と質問して、男がNOと答えたら去っていくところからも、一緒に夢を追えるという事がいかに特別な事なのかわかります。
まあ、そんな彼女を忘れて帰っちゃうふたりがいるんだけども(笑)
コンゴで彼らの同類が登場し、仲間を裏切ってまで三人に共鳴してしまうのもステキです。元仲間に脅されても最後まで口を割らなかったし、彼も夢追い人だったんだよね。
レティシアが欠けてからの、未来に向かって進み出すローランと、完全にあの時から時間が止まってしまったマヌーの対比も切ない。
ラストの「彼女はお前と暮らしたいと言ってた」「うそつきめ!」と言う時の笑顔…ドロンが一番ステキなのはこの作品かも。
「冒険者たち」という邦題は、一度観てしまうとこれ以外ありえないと思えるいい邦題だと思う。夢を追うという事は、それだけで冒険なのです!

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■ Comment

「若草の萌えるころ」のタイトルに騙されてしまった

冒険者たちは観ていないのですが、録画していた「若草の萌えるころ」を観終え、宵乃さんとmiriさんのブログをチェックしてみました。
やはり、どちらも記事にされていないのですね。
もったいぶった割にはちっともピンと来ない映画でした。ジタ伯母さんとアニタの結びつきが強かった割には何も描かれていないし、ドクターがどうして夜の街に娘を置いて連れて戻らなかったのかも不可解でした。
結局一晩の女の子のアバンチュールに他ならない。
原題の「ジタ伯母さん」より「若草の萌えるころ」の邦題が合っているのだけど・・・。

で、ただジョアンナ・シムカスが出演しているという共通項で「冒険者たち」へ来たというわけです。
「冒険者たち」は良く耳にする映画なので縁あれば観たいと思います。
2011/08/30 (Tue) 13:25  bamboo〔編集〕  

>bambooさん

いらっしゃいませ、わたしも「若草の萌えるころ」、みましたよ~。
親しいひとの死を受け入れるまでを描いているようでしたが、逃げ回っていたら偶然受け入れられるようになっていたという感じでしたね。

> ドクターがどうして夜の街に娘を置いて連れて戻らなかったのかも不可解でした。
> 結局一晩の女の子のアバンチュールに他ならない。

若い女性が襲われる事件があったと聞いた後(でしたよね?)ですもんね~。別の辛い事が起きて欲しいみたいに見えてしまいました。
わたしも邦題から思い浮かべたのとはまったく違っていて、置いてかれた感じでした。

> で、ただジョアンナ・シムカスが出演しているという共通項で「冒険者たち」へ来たというわけです。
> 「冒険者たち」は良く耳にする映画なので縁あれば観たいと思います。

余韻に浸れる作品です。ヒロインが同じ役者さんだったんですね!
2011/08/31 (Wed) 10:23  宵乃  

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2011/12/09 (Fri) 22:18    

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2011/12/10 (Sat) 10:51    

フランス(ボワイヤール砦)へ行きたしと思えど、フランスはあまりに遠し

 宵乃さん、こんばんは。
 いつも、コメントを頂き、ありがとうございます。
 ちょっと「ユー・ガット・メール」気分の毎日です。(笑)

彼らが過ごした輝かしく温かい時間が消えることはない>本当にそうですよね。
挫折する前も、悲劇を迎える前も、3人は眩いばかりに煌いてて、人生に一度有るか無いかの熱い時間を一緒に過ごしてる。
それが、羨ましくて、憧れにもなって、見てる方も、マヌー、ローラン、レティシアと一緒になって、空を飛び、レーシングカーのアクセルを踏み、溶接バーナーを振り回し、海底へ宝探しに行っちゃう。

終わり方も含めて、男が夢見る理想的な青春の形なのかもです。

「冒険者たち」、「フォロー・ミー」、「太陽はひとりぼっち」、「華麗なる賭け」の「風のささやき」、ミキス・テオドラキスの「戒厳令」テーマ曲、これが、僕の映画音楽ベスト5、但し、今日現在。(笑)
2012/06/22 (Fri) 00:36  鉦鼓亭編集〕  

>鉦鼓亭さん

いらっしゃいませ、こちらこそコメントありがとうございます
あはは、「ユー・ガット・メール」気分ですか。昔見た時は、まだPC持ってなかったから、こうして頻繁に顔も知らぬ相手と交流を持つ日がくるなんて、想像もできませんでした。
しかも、映画トークで盛り上がれる相手なんて、身近にそんなにいないしなぁ。ホント良い時代になったものです。
あ、でも、忙しい時は遠慮なく仰ってくださいね~。

> それが、羨ましくて、憧れにもなって、見てる方も、マヌー、ローラン、レティシアと一緒になって、空を飛び、レーシングカーのアクセルを踏み、溶接バーナーを振り回し、海底へ宝探しに行っちゃう。
> 終わり方も含めて、男が夢見る理想的な青春の形なのかもです。

映画に求めるものって、やはり登場人物と一緒に夢のようなひと時を味わうことなんでしょうね~。映像美とかストーリーも大事ですけど、この作品はそれよりも青春のエッセンスをぎゅっと濃縮して詰め込んでありました。

> 「冒険者たち」、「フォロー・ミー」、「太陽はひとりぼっち」、「華麗なる賭け」の「風のささやき」、ミキス・テオドラキスの「戒厳令」テーマ曲、これが、僕の映画音楽ベスト5、但し、今日現在。(笑)

いいですねぇ~。後でyoutubeで探してじっくり聴いてみます!
わたしは映画音楽は観てるときはいいなぁと思っても、なかなか覚えられなくて(笑)
メモとかしておけばいいんですけどね。
2012/06/22 (Fri) 07:30  宵乃〔編集〕  

No title

 宵乃さん、こんばんは

三人が打ち解けるまでがやたらと早い>正味10分くらいでしょうか。
宵乃さんの仰る通り、キャラクターと役者の勝利だと思います。

彼女を忘れて帰っちゃうふたりがいるんだけども>(笑)賭け事、特に一発大逆転の大勝負で負けたら頭の中は抜け殻、思考能力ゼロ。
(だから(結婚生活に響くので)、20年前に止めました~笑)
※ルーレットでの、あの賭け方は、僕の考えてた方法と同じで、やるなら辛抱強く流れを見て、黒/赤か奇数/偶数で勝負した方が可能性がある気がします。(爆)

パイロット>昔、観た時は、かなり鬱陶しい存在だったんだけど、
あの行動は仕方なかったし、レティシアへの責任もマヌー、ローランへの責任も自覚していて、最期は男になって三人へ仁義を通して死んでいく。
もしかしたら、この作品の登場人物の中で一番大人なのかも。
初見の時の違和感は、子供の中に大人が混じった違和感なのかな。
(最初の登場シーンは、これ以上ない情けなさ、なんですけど~笑)

マヌーとローランの対比>レティシアが発表会をした高架下をマヌーが眺めてる、バックに海葬のシーンで流れたメロディが被さる(ここはスキャットと違うバージョン)、このシーンも好きです。


ドロンが一番ステキなのはこの作品かも>僕も、そう思っています。
2013/06/06 (Thu) 00:29  鉦鼓亭編集〕  

>鉦鼓亭さん

どうも~、追記感想にコメントありがとうございます♪
改めて観ると、本当に役と俳優さんがぴったりマッチしていて、彼らのための作品という感じでしたね。

> 賭け事、特に一発大逆転の大勝負で負けたら頭の中は抜け殻、思考能力ゼロ。
> (だから(結婚生活に響くので)、20年前に止めました~笑)

あはは、経験者の言葉は重みが違います。
ルーレットはやった事がないけど、たしかゲームを持ってたと思うので、鉦鼓亭さんのやり方を試してみようかな?

> レティシアへの責任もマヌー、ローランへの責任も自覚していて、最期は男になって三人へ仁義を通して死んでいく。
> もしかしたら、この作品の登場人物の中で一番大人なのかも。

確かに一番大人でしたよね。まずレティシアにも平等に分け前をやる事にすんなり同意したのには驚かされたし、彼女が撃たれた時もなんともいえない表情を浮かべていて、再見するまで忘れていたのに一気に好きになっちゃいました。カッコいい男です!

> レティシアが発表会をした高架下をマヌーが眺めてる、バックに海葬のシーンで流れたメロディが被さる(ここはスキャットと違うバージョン)、このシーンも好きです。

そのシーンは切なくて印象に残ってます。
ドロンはあまり好きじゃなかったけど、良い役者さんなんだなぁと今更実感したり。やはりこの作品での彼が一番輝いてますよね!
音楽の使い方も良かったです。
多くの人にとって特別な作品だというのがよくわかりました。これからも時々再見すると思います♪
2013/06/06 (Thu) 12:08  宵乃〔編集〕  
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「冒険者たち」
 「冒険者たち」(1967年・仏)    監督 ロベール・アンリコ    音楽 フランソワ・ド・ルーべ    出演 アラン・ドロン        リノ・バンチュラ        ジョアンナ・シムカス        セルジュ・レジア二  現在、40代半ばから6...
セピア色の映画手帳|2012-06-22 00:38
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