忘却エンドロール 映画「八甲田山」再見
素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ
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今頃気づいて返事を書くのは変ですが、2013/11/10 宵乃(編集)のコーナ-に一世一代の大勝負だったんですかと書いてありましたHPでは、丹波企画の小林プロデュサ-に書いていただいた文章を乗っけていますが、今、考えますと売れない役者だったので(結局、最後まで売れませんでしたが)生活は楽ではなかったし長男が生まれて3ヶ月、役は青森の第五連隊でソリ隊の先頭でフードを被って行進はしているカットばかりでどこにいるのか分からない、そこでこの前に書いた監督さんからの死ぬカットはフードを取って坊主頭を生かして雪の中へ飛び込む芝居をしないかと言う話がきたので一か八かの勝負をしましたが、体感温度零下30度だと、耐えられるのが5分位しか持たない、現場についていた山岳隊の人は止めたほうがいいと言っていましたが、そこは男の子(大人でした)半分英雄気取りでやりました。只、もし死んだら女房殿に子供を残して死んだといって恨まれる、プログラムに書いてあるように撮影の前夜、℡をかけ「ひょっとして明日死ぬかもしれない、もし死んだら子供が大きくなった時に、お前の親父はおっちょこちょいで調子に乗って死んだと言ってくれ」と言いました。撮影が終わって家に帰って、女房殿に酔っぱらって、冗談で電話をしてきたのかと思っていたら、本当にやったと言って叱られました。子供は今39歳になって2人の子供の親です、人生はおもしろいですね、あの時フンドシ一つになっていなかったら、今こんな文章を書けなかったんです。
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