忘却エンドロール TV映画 横溝正史シリーズ「本陣殺人事件/真珠郎」観た
素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ
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宵乃さん、こんばんは!(2回分まとめます) このTVシリーズ、最初は結構熱心に観てたし、主題歌(エンディングにかかるやつ)のEPレコードも持ってたんですが、途中でリタイア。 今では古谷さんの顔しか思い浮かびません。 古谷さんの金田一、悪くないんだけど、やっぱり、当時は石坂さんの印象が強いですから・・・。 (原作は、もっさりして風采も上がらず容貌も十人並み>石坂さん、二枚目だしインテリっぽいから、本当はちょっと違うんだけど、映画の主役ですからね~笑、ハマッてたし) なので、TVの話は出来ませんので原作の話を。 (個人的感想です) 「犬神家」以外殆んど読んでるのですが、繰り返し読んでるのは3作だけ、 1、獄門島 2、八つ墓村 3、本陣殺人事件(これが一番短い) あくまで参考ですが、自動的にこれが僕のベスト3 「八つ墓村」が小説としては一番面白いと思うのですが、坂口安吾の「不連続殺人事件」にインスパイアされた作品なので、若干、評価を下げてます。 「八つ墓村」 これは映画、TVでは作れない作品だと思います。 ・真っ暗な洞窟じゃ、映像にならない。(作品の重要な要素が「真っ暗闇の恐怖」ですから~笑) ・殺人の他にも、恋愛、親子問題、幾人もの間にある「しがらみ」、いろんな内容を詰め込んでいるので、本当に作るなら前後編4時間近く掛かる作品。 (通常、短く解りやすくする為に辰弥・美也子・春代の三角関係話にしてしまう) ・この作品は辰弥が主人公で金田一は狂言回しのような脇役(居ても居なくても関係ないくらい~笑)、でも金田一モノとして作るからピントが合わなくなる。 ・表のヒロイン美也子は最初から目立つけど、裏のヒロイン(真のヒロイン)典子が活躍するのが中盤以降だから作り難い、でも、それを改変するから「終」の後の余韻が出ない。(インディ・ジョーンズが一人ぼっちじゃ淋しい) ですので(笑)「八つ墓村」だけは原作を勧めます(映像は副読本)。 駆け出し探偵だった頃の話とかないのかな?>ないです。(笑) その頃の事は「本陣~」に数行書いてあるだけ。 探偵事務所を開設した頃の久保銀造への近況報告、 「門前雀羅、事務所には閑古鳥啼き、主人公は探偵小説ばかり読んでいる」 でも半年後、某重大事件を解決し、いきなりビッグになって警察上層部に顔が通っちゃう(その後、大阪でも難事件解決、そして次が「本陣~」そんな設定になってます。
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