2014年04月に観たお薦め映画

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「列車に乗った男」観ました

列車に乗った男
原題:L' HOMME DU TRAIN
製作:フランス・ドイツ・イギリス・スイス’2002
監督:パトリス・ルコント
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】シーズン・オフのリゾート地。くたびれた革ジャン姿の中年男ミランが列車から降り立ち、ひょんなことから知り合った初老の男マネスキエの自宅に泊まることに。少年に詩の個人教授するだけの平凡な日々を過ごすマネスキエと、流浪のアウトロー・ミランという対称的な2人だったが…。

Gyaoで鑑賞。ベタベタしないふたりの男の友情が、ふっと笑みがこぼれるような可愛らしさとあたたかさを含みながら描かれてました。
もうね、マネスキエが可愛いんですよ!
水がなくて頭痛薬が飲めずに困っていた男ミランを自宅に招くんだけども、さっさと薬を飲んで去ろうとする彼に、話し相手がほしいというオーラを全身で発しつつも、おしゃべりは我慢してほどほどに切り上げるところとか。結局他に泊まるところがなくて帰って来た彼を、ウキウキしながら一番いい部屋に案内するところとか。冒頭から見ててニヤニヤしちゃいました。
他にも、こっそり彼のジャケットを着て、鏡の前でワイアット・アープごっこをする姿は胸キュンだし、ピアノを弾きながら「わたしは刺繍以外なら、20世紀初頭の女性の教養は身につけている」とか、床屋で「出所直後とスポーツ選手の中間みたいな髪型にして」とか、銀行で「一度でいいから銀行を襲ってみたい」と言って周りをギョッとさせたりと、とにかく可愛いくて面白いおじいちゃんなんです。
これだけ並べると最初に書いた”ベタベタしない友情”ってのが嘘っぽいかもしれないけども、基本的にマネさんが一方的に話しかけたりしてるばっかりで、ミランが心を開いた頃にはマネさんも落ち着いてきているので(笑)、描かれる友情はホントさらっとしてます。
お互い自分のなりたかった人生を送っていて、そこに憧れと敬意を抱くようになっていくんですよね。
お店で騒ぐ迷惑な客に注意したり、夫に我慢し続ける姉に本音をさらけ出すように言うといった、マネさんにとっての大冒険ができたのも、勇気付けてくれるミランという存在があったからです。
ミランも自分とはまるで違う価値観を持つマネさんの影響を受け、人生を振り返ってみたり。
ふたりが何気なく、でも大切にこの数日を過ごしているのが丁寧に描かれていました。
ラストは”旅立ち”をやや曖昧に描いていて最初は戸惑ったものの、やはり特別な出会いだったんだと感じられるもので良かったです。(おそらく贈り物の室内履きを履きながら)ピアノを弾く男と、列車に乗る男の表情がいい!
列車の音のようなリズムのED曲を聴きながら、余韻に浸れました。

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一言感想まとめ(4/21~4/25)

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え、また!?今回は溜まるの早いなぁ。

4/25「バギークリークの伝説」

これは上級者向けすぎて付いて行けなかったわ(笑)この影響を受けたという「ブレア・ウィッチ・ブロジェクト」も観た事ないしな…。当時は人気だったのか~。

4/24 金田一耕助シリーズ「神隠し真珠郎」

真珠郎ってこんな話だったけ~?と思っているうちに寝落ちしてしまった…。古谷金田一がだいぶ老けてた。

4/24「荒野の七人/真昼の決闘」

今度のクリスはリー・ヴァン・クリーフかぁ。渋いけど、もはや「荒野の七人」でもなんでもないような。奥さんが死んで恋人が出来るまでが早すぎ!

4/24「チャーリーとパパの飛行機」

Gyaoで鑑賞。亡き父のくれた飛行機の模型が命を持つという心温まるファンタジードラマなんだども、中盤、飛行機がちょっと攻撃的で怖い…。しかし、字幕ではきちんと「シャルリ」と書いてるのに、なぜ邦題では「チャーリー」なのか?

4/23「ファンボーイズ」

笑いのツボからことごとく外れていたようで、クスリとも笑えなかった…。

4/23「軍用列車」

殺人の容疑者をいくらなんでも放置しすぎ(笑)西部劇かと思いきやミステリーな展開になったのは驚いたけど、ご都合展開ばっかりで緊張感ないし、アクションも物足りない。

4/22「打倒(ノック・ダウン)」

スポ根ものかと思ったらそうでもなく、なんとなく入り込めなかったなぁ。主人公は前半ボクサーになるのを嫌がっているので、ボクシングのシーンも少ないです。

4/22「さあ帰ろう、ペダルをこいで」

Gyaoで鑑賞。ブルガリアの風景も祖父との自転車ロードムービーも、バックギャモンと絡めた物語もいいと思うんだけど、何故か響かなかった。わたしのツボから外れてたみたい。

4/21「チャップリンの冒険」

こまごまとした笑いが散りばめられ、フィルムの早回しや逆回しを駆使した、楽しいドタバタ劇だった。しかし、溺れていたのは4人だった気がしたんだけど、3人しか救助されてないような?ヒゲが特徴的なキャンベルさんは悪役というより被害者だった(笑)

4/21「チャップリン短編 新米雑役夫」

クビになった後、どうしようかなと迷いつつ助けに行くところがよかった。窓から落ちそうな様子や、犯人から拳銃を奪う動きもコミカルで目を引きました。

映画「幸福(しあわせ)のスイッチ」観た

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Tag:日本 

幸福(しあわせ)のスイッチ
製作:日本’06
監督:安田真奈
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】家族より“お客様”を優先する電器屋の父に反発し、実家を離れて東京でイラストレーターとして働く21歳の怜。上司と衝突して会社を辞めたところに、妹の香から長女の瞳が倒れたとの手紙が。あわてて実家へと帰省した怜だったが、入院したのは瞳ではなく骨折した父で…。

キャスティングがよかったですね~。それぞれのキャラに合っていて、とくに長女役の本上まなみさんがほわわんとしてて、上野樹里演じる怜の発するギスギス感を和らげてました。
彼女のひねくれ方がほんと素直で、謝れない性格とか「こうはなっちゃいかんなぁ」と思うんだけども、身に覚えがあったり。
ストレス発散方法が、お店で回収した使えなくなった電球の処理(破壊)ってのも共感できます。壊して良いものを思いっきり壊すとスカッとするよね!(笑)
そんな彼女が反発していた父親の仕事を手伝う事で、今まで見えなかった父親の一面が見えてきて…となるわけですが、ふっと肩の力が抜けて素直に謝れるようになったきっかけが、お客さんの何気ない「ありがとう」の言葉だったというのが地味に感動。
補聴器のエピソードも思わず涙腺緩みましたよ。そうか~、耳が悪くなると日常会話だけでなく自然界の色んな音も聞こえなくなっちゃうんだ…。
あってもなくてもいいような電化製品でも、世界が変わるような電化製品でも、買った人がみんな幸せそうにしていて心が温かくなりました。
ただ、怜を甘やかしすぎの彼氏は居なくてもよかった気が…。キス魔のいいかげん男は味があってよかったんだけど(怜に持たせるお土産がナイス!)
観終わってから知ったんですが、この作品は和歌山県田辺市を舞台としたご当地映画らしく、和歌山弁(田辺弁)が話せることがキャスティングの条件だったようです。どうりで方言も違和感なかったわけだ~。
ロケ地も厳選されてて、のどかで田辺らしい風景が楽しめます。
前向きに大らかな気持ちにさせてくれる良作でした。

一言感想まとめ(4/13~4/21)

 | まとめ感想  com(4) 

microsoftが「Office Online」とかいうwebサービスを提供してたんだね~。機能制限はあるものの、一般家庭でちょっと使うには十分。
あと、WEB上のofficeファイルを閲覧できる「Office ドキュメントをオンラインで表示」が便利かも。

4/21「チャップリンの霊泉」

回転ドアを使った王道ギャグや、マッサージ師との対決がテンポよく入って面白かった。ラストは活弁バージョンと音楽のみバージョンでは違うらしい。ハッピーエンド版も見たかったかも。

4/21「チャップリン短編 お好みの娯楽」

これはストーリーは無いに等しくて、ただドタバタしてるだけでした。やはり監督が違うとチャップリンの魅力も半減です…。

4/20「名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)」

久しぶりにコナン映画みたけど、ツッコミどころ満載なのに変に真面目なシーンもあってバランス悪い感じ。まあ、笑えたからいいか。最後のおっちゃんの放置っぷりが…。

4/19「ブルーノのしあわせガイド」

Gyaoで鑑賞。ルカが何度も口にする「シャッラ(英語だとtake it easy)」の精神が描かれた、のほほんとしたコミカルなドラマ。ラストの決断はルカの根は真面目で優しいところが表れててよかった。

4/18「自転車泥棒」

見た後どんよりしたけど、あの時代のイタリアは誰もが必死に生きてたんだよね…。パパの側で自分なりに考えて一生懸命頑張っている少年がいじらしい。ラストはふたりの心情を想うと痛ましいけども、あの少年が家族を支える日はそう遠くないでしょう。

4/17「新・荒野の七人/馬上の決闘」

主人公はクリスじゃないといけないんだろうか…。あまりのギャップに入り込めず。別の名前の別のキャラにしてくれてればそれなりに楽しめたと思う。

4/16「ハンナ」

ヒロインが私好みで、彼女が出会う人たちも味があり、終盤まではテンポよく観られた。でも終盤は説明をささっと済ませて理解する前に終わってしまった。結局みなさん(ヒロイン以外)何がしたかったの?あと、音楽がちょっとうるさかったかなぁ。

4/15「大西部への道」

メインのおっさん3人がよく見分けられなくて困ったけど、人間の生命力を感じる作品だった。ただ、子供がふたり死んで、どちらも過酷な旅のせいとかじゃなく不慮の事故だったのがなぁ。

4/14「続・荒野の七人」

敵の目的やボスの事情は意外性あったけど、ぜんぶセリフで説明しちゃったのが残念かも。カッコいいシーンもあったものの、農民たちは物分り良すぎだし印象は薄い。

4/13「映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」

録画を見ようとしたら家族に占領されてしまい、仕方がなく一緒に”ながら観”したけど、クレしん映画の中では意外と上位に入りそうな面白さ。ギャグと友情、「みんなで楽しく食べるのが一番美味しい」というテーマに絞ってるのが良いね。やきそばがホント美味そうだった。

映画「パルプ・フィクション」観ました

パルプ・フィクション
(2014/12/25イラスト修正)
原題:PULP FICTION
製作:アメリカ’94
監督:クエンティン・タランティーノ
ジャンル:★アクション/犯罪

【あらすじ】盗まれたトランクを取り戻そうとする二人組のギャング、ビンセントとジュールス。ビンセントはボスの情婦と一晩のデートをするハメになるが…。一方、ボクシングの八百長試合を受けることにしたボクサーのブッチだったが…。

一回目は疲れてて途中で寝てしまったんですが(ラストは観たけど)、見逃したところを見直し、最初から最後まで早送りでざーっと確認したところ、面白かったです。できれば初見できちんと観たかったけど…(汗)
まずOPの「Misirlou」がいいですね。やっと聴けました。初見なのに馴染み深い音楽です。カッコいいしノリノリ。
で、この曲のイメージにもピッタリなトラボルタが主役とみせかけて、最後にはあの黒人さんしか印象に残らないという…。
会って数分話しただけで通じ合えたというか、相手の人生を変えてしまっただろう事がわかって、黒人さんのこれからの”自分探しの旅”もこの延長にあるんだろうなぁと思ったり。
同じ場所にいながら変わることがなかったトラボルタの事もわかっているから、観始めた時の印象とはうってかわって感動のドラマを観たような気になってしまいました。
ユマとのデートのくだりなんてケラケラ笑えたし、ブルース・ウィリスのエピソードは「え…えぇ!?」みたいな衝撃的変化球で来たのにね~。
まさかこんな風にまとめてしまうとは!
個人的に気に入ったのは、冒頭のバカップルが事を起こすまでの流れと、トラボルタのダンス、ミスター・ウルフの仕事ぶり、ウィリスが日本刀に見入るシーンと、ラストの通じ合うシーンかな。結構いっぱい。
タランティーノ監督の好きなものを思いっきり詰め込んでいるのにもかかわらず、きちんと多くの人が楽しめる作品になってるところがすごいです。
面白かった!

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「レザボア・ドッグス」観た

第48回ブログDEロードショー「愛は静けさの中に」

原題:CHILDREN OF A LESSER GOD
製作:1986年アメリカ
監督:ランダ・ヘインズ
期間:2014/4/25~4/27
愛は静けさの中に
小さな港町の聾唖学校に赴任してきた熱血教師ジェームズと、そこで働く聾唖の女性サラとの愛を描いたヒューマンドラマです。
匿名の方からリクエスト頂きました。
企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

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映画「悪魔の手毬唄(1977)」観ました

 | ミステリー  com(12) 
Tag:市川崑 横溝正史 日本 

悪魔の手毬唄(1977)
製作:日本’77
監督:市川崑
原作:横溝正史
ジャンル:★ミステリー/サスペンス

【あらすじ】古い因習がいまも力を持つ鬼首村にやってきた金田一耕助。だが、村に伝わる手毬唄の歌詞に見立てた殺人事件が発生する。捜査を始めた金田一と磯川警部は、由良家と仁礼家の因縁や、20年前に起こった殺人事件の真相に迫っていく。

「悪魔の手毬唄」は古谷一行版と、古谷さん2時間ドラマ版、そして石坂さん版という流れで観てきましたが(稲垣版は見たかも?)、これは1・2回観ただけじゃわからないですね~。トリックではなく犯人の心情が。
そんなわけで、石坂さん版を短期間で3回くらい観てしまいました。私的に異例のことだし、再見がまったく苦にならない!
脚本や登場人物&キャストの魅力と、変なところで画面が変わって毎度「え、ここで!?」と驚かされたせいかも(笑)
とくに、冒頭で誰かを探しに出たリカさんが落石に驚くシーンとか、唐突だし最後まで意図が謎でした…。凶兆?
あと、金田一が新事実を突きつけられて、すばやくアングルが切り替わるシーンを観て、アニメ「絶望先生」の元ネタはこれか!と思ったり。
手毬唄をワンテンポ遅れで教えてくれるお婆さんも印象的です。あの手まりの動きが妙に気持ち悪くて、でもお婆さんはとてもとても可愛くて、アンバランスなところが素敵。人形が鞠をつく映像では、鞠を人間の手で動かしているように見えたから、お婆さんの時もそうしてたのかも?

でも、最も惹かれたのは観るたびに印象が変わるリカさんでした。

→以下ネタバレ注意!

一言感想まとめ(4/5~4/10)

 | まとめ感想  com(4) 

久しぶりにキッチンの片隅にある収納を片付けたら、賞味期限を1~2年すぎた缶詰・缶ジュース・ペットボトルとか色々出てきた(笑)
ソーダは気が抜けて、炭酸が苦手なわたしでも美味しく飲めたけど、緑茶は濃い茶色に変色しているからやめとこう…。

4/11「来るべき世界」

Gyaoで鑑賞。力あるものの意見がまかり通るというのはリアルなのかもしれないけど、結局独裁者が交代しただけにみえるし、それを批判的に描いているのか肯定的に描いているのか判断つかず。未来都市の美術は素晴らしい。

4/10「女優マルキーズ」

Gyaoで鑑賞。モリエールが出ててびっくり。「恋こそ喜劇」の前の話?映画の内容より、時代考証をしっかりやってそうな衣装やセットが印象に残った。肥だめのような町でハツラツと踊るマルキーズが一番魅力的だったかも。あのチョコは彼女がずっと持ち歩いていたの?

4/9「ティガー・ムービー/プーさんの贈りもの」

ティガーとルーが兄弟のように仲良くなるきっかけのお話ですね。相変らず最後にはウルッとさせてくれるものの、ティガーの病的ともいえる思い込みの激しさにはちょっと心配に(笑)プーさんというより、ルーの贈り物な気がする。

4/9「照明熊谷学校」

Gyaoで鑑賞。映画の照明技師さんのドキュメンタリーで、興味あったけど途中で挫折。引用された映画の音声と被せてインタビュー流したりしてるし、字幕がないと辛いです…。

4/8「機動警察パトレイバー THE MOVIE 」

すごくカッコよくて声優陣も好みだったけど、いかんせんTVシリーズの記憶がなくて(当時小1くらい?再放送ならもっと後かも)どんな人たちなのかよくわからずそこまで入り込めなかった。あと、言ってる事が難しくて旧約聖書の引用とか通訳プリーズ!って感じです。とりあえず、シバさんが独断でOS書き換えを阻止してたところには痺れた。

4/8「四月物語 」

松たか子が初々しかった。前半は新生活でぎこちない雰囲気が淡々と続くものの、後半で一気に物語が色づきだす感じが良かった。まったく悲しくない、喜びに溢れた雨のシーンが印象的。

4/7「宇宙戦艦ヤマト2199/第一章 遥かなる旅立ち 」

劇場用に編集したリメイク版かと思ったら、全7章でほぼそのままなのね。TV版は観てなかったので普通に観られたけど、特別ヤマトが好きなわけでもなく残り15分のところで寝てしまった…。最近多いなぁ…。

4/6「オーシャン・オブ・ファイヤー」

過去記事に追記

4/5「ミニパト」

パトレイバーの劇場用おまけ?3話あって、それぞれ後藤さんが重火器、シバさんがレイバー、南雲さんが二課の秘密について語ってます。1、2話はただの解説なのになんでこんなに面白いのか。オチ担当の南雲さんが重々しく語る内容のギャップが最高!アニメを再見したいなぁ。

4/5「ピアノマニア」

Gyaoで鑑賞。ピアニストの高度で繊細な要求に応えようとする調律師のシュテファンさんがカッコよかった。奏者ひとりじゃ最高の演奏はできないんだね。ピアノ・音楽好きなら楽しめるドキュメンタリー。

映画「ピクニックatハンギング・ロック」観ました

ピクニックatハンギング・ロック
原題:PICNIC AT HANGING ROCK
製作:オーストラリア’75
監督:ピーター・ウィアー
原作:ジェーン・リンジー
ジャンル:★ミステリー/青春

【あらすじ】1900年2月14日、ピクニックに出掛けた名門女子学園の生徒たちの内、ミランダを始めとする数名が忽然と姿を消してしまう。町の人々の必死の捜索もむなしく、手がかりのないまま一週間が過ぎるが…。

いかにも実話を基にした作品のようにみせかけて、(おそらく)創作だということでビックリしました。幻想的なのに妙に説得力あったから、本気で実際にあった事件なのかと…。
確かに、冒頭の少女たちの様子は浮世離れしてたけどね~。恋の話をしたり、詩を口ずさんだり、4人くらいで一列になってきゃっきゃしながら前の子のコルセットを締めたり、切り花がいっぱいの洗面台で美少女が顔を洗ってたり、もう甘美としか言いようがないその世界にうっとりしてしまいました。
美少女ミランダとルームメイト・セーラのやり取りはとくにキュンときて、「私以外も愛しなさい…ずっと一緒にはいられないかもしれない」というミランダの別れを予感させるセリフと、ミランダや生き別れの兄しか心の支えがない孤児セーラの不安げな表情が印象的。
ピクニックに行ってからも、野原で思い思いにくつろいで、ケーキを食べたり、お昼寝したり、本を読んだり、その光景はまるで絵画のよう…。
日の光の下、輝くようなミランダをみて、美しい女教師が「わかったわ。ミランダはボッティチェリの天使よ…」とつぶやく程で、そんなセリフにまったく違和感を覚えさせないんですよ。
それが次第に不気味さをみせ始め、彼女たちが岩山の奥へ引き寄せられていく展開はややオカルトめいていて、ぐいぐい引き込まれてしまいました。
↓以下、ややネタバレ。

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XPのサポートがもう切れるのでバックアップとりました

 | PC関係  com(0) 

このブログにくるwindowsユーザーのうち、20%くらいはXPなんですね~。
まあ、サポートは4/9までだけども、使い続ける人も多そうです。

わたしは今日完全にオフライン用に設定しました。
ブラウザや無線LANのソフトをアンインストールしたり、インターネット関係のWindowsサービスを切ったり…。再起動したら、20秒くらいでOS立ち上がって笑えた!
マルチブートしてなければもっと速かったかも。

で、前から予定していた通り、システムイメージバックアップをとってDVDに焼きました。これで、いざという時も十数分で元通りです(linuxがあるし、もう使わない気がするけど…)
これからもオンラインで使うつもりの人はもちろん準備万端でしょうけど、わたしみたいにオフライン用にとっておく人でも、いざという時のためにバックアップはとっておいた方がいいですよ。
リカバリディスクやインストールディスクでは、SP3の適用やwindows updateは(しばらくは手動で可能?)できなくなりますし。
うっかり忘れてたのはofficeソフトのライセンス認証で、2回もDVDを焼く破目になりました…。

というわけで、サポート終了前にやっておいた方がいいと思うことをメモしておきます(今更すぎ!)

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映画「バベットの晩餐会」再見

 | ドラマ  com(2) 
Tag:デンマーク 

バベットの晩餐会(再見)
原題:BABETTES GASTEBUD
製作:デンマーク’87
監督:ガブリエル・アクセル
原作:カレン・ブリクセン
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】19世紀後半、デンマークの海辺の小さな村。亡き牧師の父の後を継ぎ、村のために尽くしていた敬虔なプロテスタントである老姉妹マチーネとフィリパ。そこに、一人のフランス人女性バベットが現れる。かつてフィリパに恋した男の助けで亡命してきた彼女は、ここに置いてほしいと頼み…。

またもやGyaoで視聴。ネタバレ注意。
淡々とした雰囲気は記憶どおりだけど、親しみやすさも感じる心地よい空気が全編に漂ってました。
姉妹に恋する男のエピソードはすっかり忘れてましたよ~。割と諦めの早い軍人と、積極的すぎてセクハラ扱いされそうなオペラ歌手…さすがパリっ子!
でも、一時の恋じゃなかった事がバベットに託した手紙から伝わってきて好感でした。亡命したバベットを頼むという内容と同じくらい、フィリパへの想いが綴られてたからね。
しかも、それを姉妹にバベットの前で声に出して読まれてしまうという(笑)
軍人も失恋をバネに軍務に打ち込み、立派な将軍になるも、マチーネがいない人生に虚しさを覚えていたり。奥さんはもう亡くなったんだろうか?

一方、結構覚えていた”料理にビビりながら将軍の真似をして食べる村人みんな”の様子や、”晩餐会で素直に感嘆をもらす将軍を華麗にスルーする村人”は相変らず面白かったです。
でも、それ以上に料理に込められたバベットの想い、姉妹への感謝の念に感動しました。
年老いて死を意識するようになった信者たちが、不安のあまり信仰を忘れかけてケンカばかりしていたのに、バベットがその心を解きほぐすんですよ。
この世界の素晴らしさを思い出せば、自然と恐れも消えるんでしょうね。
ここら辺の宗教的な感覚は初見ではまったくわかってなかったので見て良かったです。

ただ、晩餐会に望む彼らが口にした「カナの婚礼を思い出せ」という言葉の意味はわかりませんでした。カナの婚礼といえばルーブルにある絵画と、水がぶどう酒になったエピソードくらいしか…。
贅沢な食事を前に「魂を危険に晒している」とか、「舌はお祈りを唱えるためだけに使いましょう」とか言っていた彼ら的に、カナの婚礼はどういう意味をもってるんでしょう?

わからないところもありましたが、この作品で一番いいたかっただろう最後のバベットのセリフが心に染みました。
『貧しい芸術家はいません』
誰かを感動させる、幸せにするという事が、彼女の人生を豊かにしている…。その前に姉妹(?)が言っていた「天国に持っていけるのは、人に与えたものだけ」というセリフが思い出されます。
この晩餐会は、カトリックとプロテスタントの宗派の違いを乗り越えた上に、バベットが全てを失ったというプロレタリア革命への反逆というか…。彼女が狙われたのは、彼女の料理が贅沢の象徴のようなものだったからだろうし違った、逆でした。お客さんだった貴族などを敵に回したから処刑されそうになったんですね。つまり、前から彼女の料理に対する姿勢はお金とは関係ない”誰かを幸せにする”という一点にあったという事の証明にもなったんだろうなぁと。で、証明の必要もなかったと。…失礼しました!
というわけで、発見もあり初見よりももっとこの作品が好きになりました。再見できて本当によかったです♪

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お気に入り映画「バベットの晩餐会」

一言感想まとめ(3/27~4/5)

 | まとめ感想  com(9) 

前に洗剤や石鹸のことを調べて、気になってた石鹸による洗髪を試してみた。
最初はべたついて、やっぱり固形石鹸じゃだめなのかな?と思ったけど、ネットで調べたら『泡立たないうちは汚れが残ってると思え!』とのこと。
そこで、頭に直接石鹸でゴリゴリやるくらい思いっきり石鹸を使って泡立て二度洗いし、ブラシで梳かしつつ、よくすすいでみた。その後、お酢を薄めたリンスを使い………一ヵ月。
なんとビックリするほどサラサラフワフワの髪に♪
抜け毛も減りまくったし、髪のうねりもおさまってきて、わたしには石鹸が合ってたんだと実感です。

4/4「くまのプーさん/ルーの楽しい春の日」

ルーという可愛い弟分のおかげでティガーが超いい子。ストーリーは「クリスマスキャロル」的な感じで、ラビットが嫌われ役を…好かれてるけど。みんなそれぞれ欠点を持ってて、それを受け入れて一緒にいることの素晴らしさを伝えてます。

4/4「機械人間 感覚の喪失」

1935年ソ連製作の幻のSF作品。Gyaoで鑑賞。今見るとチャチだけど、当時としてはかなり頑張ったロボットもの。サックスで命令を出すのが面白くて、主人公の演奏に合わせてロボットたちがダンスするシーンにほのぼの。冒頭は「モダン・タイムス」の工場シーンと同じ事を表現してるのに、くそ真面目で印象がぜんぜん違った。

4/3「クローズZERO II」

前作を忘れてしまって、ぜんぜん付いていけず。でも、前はもう少し駆け引きとかあったような?大勢で血みどろになって殴り合いしてるばっかりだった。

4/3ジェシカおばさんの事件簿「海に消えたパパ」

OPのあの曲とジェシカさんの語りからして懐かしい。第1話から保安官を顎で使ってるというか、主導権握ってるというか(笑)来週から13:00放送らしい。

4/2「群盗荒野を裂く」

チュンチョが何であんなに”坊や”を気に入ってるのかよくわからない。ゲイなの?

4/1「超高層プロフェッショナル」

Gyaoで鑑賞。期限内にどこまで仕上がってないと破産して給料払えなくなるのを、期限ギリギリで明かすのって酷くない?給料のために無茶しなきゃいけなくなるじゃない。人死にが出てるのに、敵の車にふざけて鉄骨落しするのもどうかと思った。

3/31「パルプ・フィクション」

4時間かけて掃除してたら疲れて途中寝ちゃった…。始まり方と終わり方はなかなか良かったので、後で真ん中見直そう~。

3/29「バレエ・カンパニー」

Gyaoで鑑賞。バレエ嫌いを改善したくて時々挑戦してるけど、やっぱりダメだわー。とくにモダンバレエは拒絶反応が出ることが多い。でも映画としては、バレエの舞台裏をドキュメンタリーのように丁寧に描いており、見ごたえがあった。

3/28「草の上の仕事」

Gyaoで鑑賞。50分と短いし、爆笑問題の太田さんが主役という事で観たけど、草刈のバイトで先輩?と少しづつ打ち解ける様子を描いているだけの映画だった。のんびりした雰囲気には浸れるかな。

3/27「富士山頂」

建設が始まってからはドキュメンタリーのようで単調だったけど、ドームをヘリで運んで山頂で取り付けるくだりからハラハラドキドキ。命がけでも挑戦したいという、まさに”男たちの映画”。こういう男たちがいたからこそ今があるんだね~。でも一番印象に残ったのは、裕次郎が久しぶりに帰って来て寝てるのを発見し、嬉しそうに側に座る奥さんのシーンでした。

映画「忘れじの面影(1948)」観ました

 | ロマンス  com(4) 

忘れじの面影(1948)
原題:LETTER FROM AN UNKNOWN WOMAN
製作:アメリカ’48
監督:マックス・オフュルス
原作:ステファン・ツヴァイク
ジャンル:★ロマンス/ドラマ

20世紀初頭のウィーン。決闘を明日に控えたステファンは名も知らぬ女からの一通の手紙を受け取る。そこには、彼がピアニストとして嘱望されていた頃、彼の隣室に住んでいた少女の初恋から始まる物語が、その想いと共に綴られていた…。


これはよかったですね~。後半の流れに「あれ?」と思ったものの、結局のところ泣かされました。私的に後半の主役は旦那!

まずヒロインが本当に美しくて儚げで引き込まれるんですよ~。金髪でも赤い口紅をしてないせいか、どの年齢を演じている彼女も素晴らしいと思えました。たぶん16歳~35歳くらいを演じてたんじゃないかな?(当時31歳だと!?
少女の頃に恋に落ちた、美しいピアノの音色を響かせる甘いマスクの青年。貧しいながら出来る範囲でオシャレをしたり、ダンス教室の外から見よう見まねで練習したり、彼の執事?の手伝いをしてこっそり家に侵入したり…、幼くも一途でひたむきな恋模様にキュンとさせられました。

そして、一度しか直接会うことなく、憧れと募る恋心を抱えたまま大人になった中盤。仕事が終わったら彼の家の前で毎日毎日毎日張り込みし(一晩中じゃないよね…?)、ついに再会して”ミステリアスな女”を演じるところがまた可愛い。粘着質だけど余りある可愛さ!
この彼女の行動(自分の素性を隠す)が後の悲劇に繋がるとも知らず、デートを楽しむくだりも胸キュンです。
人力で背景を動かす列車のアトラクションで、もっと一緒に過ごしたいと彼が何度も最初からやり直させて、その後も演奏家が逃げ出すほどダンスを続けたり(笑)
でも、この脳みそ溶けてる男は、彼女に対して(たぶん深層心理レベルで)特別なものを感じながらも、いつもの女遊び程度の感覚で別れちゃうんですよ。しかも、またしても顔を忘れてしまうという…。”忘れじの”面影なんじゃないの!?

その後の彼女の行動は共感できないけれど(悲恋に酔って自分の事しか考えてない気が)、二度目の再会を描いた終盤で、一気にもう一人の男の人生が浮かび上がってきます!
冒頭で、ステファンがすっぽかそうとしていた決闘が一気に重い意味を持ち、どんな結末になっても何も報われないことがわかるんですね。おそらく生き残るだろう彼の事を思うと涙が…。
繊細なタッチの美しいモノクロ映像と、ドラマティックな展開が見事な、悲しいメロドラマでした。
ちなみに、原題の意味は「見知らぬ女からの手紙」。あと邦題と同じタイトルのあの有名な歌とは関係ないです。

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