2013年09月に観たお薦め映画

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

夏の終わりに見たちょっと珍しいもの

 | 日常生活  com(4) 

夏の終わりに、庭で変なものを見かけました。
珍しいかどうかはわからないですけど、私的には初めてで、一体何がどうなっているのかしばらく考え込んでしまいました。
最初はアゲハチョウが二匹仲良く飛んでいるのかなぁと思ったけど、なんだか様子がおかしい…。
よく見たら、なんとお腹の部分でくっついているんですよ。
もしかしてシャム双生児的なあれですか!?
…と思ったけど、ネットで調べたら交尾してるだけでした。
交尾後、安全な場所で休むため?、くっついたまま移動するみたいです。
オスとメスのどちらが飛ぶかは、種によって決まっているんだとか。見分けられないからわからなかったけど!
というわけで、いちおう写真を撮ってみました。残念ながら飛行中はブレブレなので、葉に留まっているところです。
見たい方は「続きを読む」で。虫が苦手な方は逃げて下さいね~!!

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ワンクッションに畑で収穫した紫芋でも。ふかすと紫色が濃くなります。
さつまいも
でも、虫食い&内部褐変症(水不足で固くなる)で、可食部が少なかった…。しかも、甘くなかったので蜂蜜入りマッシュポテトにしました。
畑の残り全部こうだったらショックです!

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第42回ブログDEロードショー「クライング・ゲーム」

原題:THE CRYING GAME
製作:92年イギリス
監督:ニール・ジョーダン
開催日:2013/10/4~10/6
クライング・ゲーム
人質となった英軍兵士とIRA闘士との友情ドラマや、ロンドンで出会った謎の美女との危険で甘美なラブ・サスペンスが描かれます。
匿名の方からリクエスト頂きました。
企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショーとは」のリンク先をご覧下さい。

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映画「メンフィス・ベル(1990)」観た

 | 戦争  com(2) 

メンフィス・ベル(1990)
原題:MEMPHIS BELLE
製作:アメリカ'90
監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
ジャンル:★青春/戦争

【あらすじ】24回の白昼爆撃任務を遂行した唯一の爆撃機、メンフィス・ベル。故郷に帰るまで最後の一回の飛行を前に、若き乗組員達はそれぞれの思いで前夜を過ごしていた。翌朝、メンフィス・ベルと10人の若者は飛び立ち…。

以前は顔を覚えられず早々に諦めつつ見てしまったけど、今回は再見ということで、わりと把握できたと思います。
あまり深く考えると引っかかる部分はあるものの、敵も味方も次々と死んでいく異常な状況下、一兵士である彼らの目線で観ると、いつの間にか引き込まれてました。
自分が死ねば仲間も死ぬかもしれないし、またこの任務のために他の兵士が送られる…。彼らはただ、自分が頑張ればそれだけ戦争は早く終わると信じて、任務を遂行するしかないんですよね。
出撃前のパーティでのそれぞれの様子や、お守りへの執着、女性や犬との触れ合い、想いを綴った詩など、(初見では気付かなかった)それぞれの不安の表れもしっかり描かれてました。
一方で、このプロパガンダのための作戦を成功させる事しか頭にない上官がちょこちょこイラつかせてくれるので、ますます彼らへの感情移入がしやすかったです(笑)
出撃後は、B-17の中が主になりますが、しだいに緊張感が高まり、いつの間にか彼らが全員無事に帰れるよう願いつつ観てました。
印象的なのが、撃ち落とした敵機に巻き込まれ、味方機が墜落するくだり。不慮の事故とはいえ、やるせない…。彼は一生忘れられないでしょう。
民間人をなるべく巻き込まないよう危険をかえりみず目的地上空に旋回するくだりも熱いです。美化してるだろうし、その後、米軍は方針を180度変え、彼らも東京などで無差別爆撃に加わったようですが、この時は”任務だから”ではなく良心もあったと信じたい!
いろいろ頭をよぎりつつ、それでも「帰れる!」とはしゃぐ彼らの姿に目頭が熱くなりました。
帰還中も詩を朗読した彼が負傷してハラハラ…ラストまで目が離せません。
再見してよかったです♪

映画「白雪姫(1937)」観ました

 | ファミリーアニメ  com(5) 

白雪姫(1937)
原題:SNOW WHITE AND THE SEVEN DWARFS
製作:アメリカ’37
監督:デヴィッド・ハンド
原作:グリム兄弟
ジャンル:★ファミリー/ファンタジー

【あらすじ】いつか素敵な王子様と出会う事を夢見ていた白雪姫。だが、日に日に美しくなる彼女を妬み、継母である王妃は白雪姫を殺すように猟師に命じる。猟師同情され逃がしてもらった白雪姫は、森の奥で小人の家に辿り着き…。

「魔法にかけられて」はこの作品のパロディがメインだったんですね。井戸や掃除のシーンなど見覚えのあるものがたくさんあって、確かに「動物が料理を手伝うなんて汚い!」と思ったり(笑)
また、ゆらゆらりと優雅に歌い踊る白雪姫が印象的で、そのなめらかな動きに見入ってしまいました。
ストーリーは前から知っているものの、ディズニーテイストが加わると一味違います。

まず、白雪姫の絶対的姫ポジション!
最初は、森に逃がされても生き残れないだろと思いましたが、その後の彼女を見てたら野垂れ死になんてありえないと確信しました。
だって、どんな動物も小人も人間も(とくに男)、彼女の歌を聴いたらイチコロなんだもの!
自分の衣食住を確保するために動物を使役し、小人たち(おこりんぼ除く)を瞬く間に虜にし、夕飯の時間には完全に主導権を握っている事に軽く戦慄を覚えました。
終いにはママみたいに振舞いはじめ、可愛いんだけども追い出されるなんて微塵も頭になさそうで、そのふてぶてしさがまさしくお姫様です。
何かに守られているような安心感すらあり、はっきり言って「白雪姫と鏡の女王」の姫より強そうな気がしてしまいました(笑)

そして、王子より重点を置かれている小人たちも素晴らしかったです。
小さいおっさんなのに、何故か可愛いんですよ。
食事の前に手を洗うエピソードなんて、いきなり子供向けの教育番組になったみたいだし、他にもパーティやらお出かけのキスやら、小人たちとの交流に時間を割きすぎなくらい。
でも、この積み重ねのおかげで、終盤はまさかの感涙!
時間をかけてツンデレな”おこりんぼ”が白雪姫に心を開いたと思った矢先の、哀しい別れ…。白雪姫が目覚めるとわかっていても、ガラスの棺の周りで沈む小人たちや動物たちの姿に思わず涙が…。
その後、白雪姫は突然現れた王子に当然のようにかっさらわれていくわけですが(姫も笑顔で別れを惜しむことなく「bye~♪」)、彼女が倒れた時のおこりんぼの悲しみを見たら、今は心から姫の復活を喜んで、幸せを願っているのがわかってまた泣けました。

脇役を主役級に描くのはディズニーのいつものやり方のようで、今回はわたし的によかったです(「眠りの森の美女」ではダメだった…)。
お馴染みの「SomedayMyPrinceWillCome」をやっと聴けたのも嬉しかった!
ディズニーのミュージカルは断然字幕版ですね♪

DS「逆転裁判4」やったよ!

 | ゲーム  com(2) 

みぬきアニメgif
きもだめし企画の前にクリアしたのに、イラストの準備とか色々あって、こんなに遅くなってしまいました。
今回はちっちゃいけど力作です。
アニメーションgifとドット打ちで、デフォルメちびみぬきちゃんの「帽子くん」芸を再現してみました(笑)
きもだめしのアニメgifは練習だったのですよ!
「帽子くん」動画を探して、コマ送りで必要なシーンをキャプチャし、それを参考にしながら描きました。使ったのはいつも通りAzPainter2と、natmというアニメgif制作のフリーソフトです。

久しぶりにプレイした「逆転裁判」の面白さと、キャラクターたちがいきいき動くことに感動して、どうしてもつくりたくなっちゃいました。ちびみぬきちゃん可愛いです。
ドット打ちはほとんど初めてだったんですが、本当はもっとグラデーションがかかって輪郭線はないものらしいです。わたしにはこれが限界…。

やっぱり逆栽はいいですね~。キャラクターが魅力的で、やりとりを追っていくだけで楽しいです。
主役交代で批判されてたらしいですが、わたしには以前のナルホドくんと、これのオドロキくんの違いがわからなかったり…。ナルホドくんの登場シーンと、発声練習という単語が出た時くらいしか、「あ、ナルホドくんじゃないんだ」と意識しませんでした(笑)
それに、ナルホドくんが超ステキになっててビックリしました。以前の彼には微塵も興味がなかったのに、この気だるげな表情のナルホドくんにはズキューンですよ。このままおじさん路線で行ってほしかったけど、5では元に戻っちゃうんですよね~ガッカリ。
頭の中お花畑な大学生時代といい、彼は自分の置かれた状況で変貌すぎです(笑)

真宵ちゃんが一切登場しないのは寂しかったものの、茜刑事も頑張ってたし、個性豊かな証人たちも面白かったし、十分楽しめました。
ストーリーや調査法なども凝っていて、やりごたえありました。まあ、音楽関係まったくダメで(「どれがピアノの音だよ、ぜんぶ電子音だろ!?」というレベル)、ラミロアの章ではあてずっぽうで進めたけどね!
お気に入りは、わけのわからないもうろくジジイのせいで人生滅茶苦茶にされたバランさんです。
めげずに立ち直って、続編に出てきてほしいなぁ。

今は3DS「レイトンVS逆転裁判」とSFC「イーハトーヴォ物語」とPC「洞窟物語」をプレイしてます。クリアできないかもしれないけど、頑張るぞー!

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映画「ヒア アフター」観た

ヒア アフター
原題:HEREAFTER
製作:アメリカ’2010
監督:クリント・イーストウッド
ジャンル:ドラマ/ロマンス

【あらすじ】臨死体験後、死後の世界に興味をもったマリー。霊能者として有能であるために孤独を抱え、能力を使う事をやめたジョージ。突然の交通事故で、双子の兄を亡くした少年マーカス。彼らはやがて、導かれるようにロンドンで出会い…。

CMは観てたのにすっかり忘れてました。冒頭の津波が怖かった…!
その後の展開は全く知らず、ちょっと長かったし、淡々としていて目新しい事はないんだけども、メインの三人をじっくり描いているので入り込みやすかったです。
理解者がおらず、理解者を欲する三人。とにかく三人とも行動的で、淡々としている割に展開は早いかも。なんせ、まったく接点のない、別の国で暮らす三人ですからね。自分から動かなければ物語は動き出しません。
強引に感じるシーンもあったけど(ジョージの能力がばれるくだりや、知られたくない過去があるのに霊視をしつこく頼む彼女など)、孤独を抱える三人の”どうにか変えたい”という強い気持ちが伝わってきて、そんなに気になりませんでした。
とくに少年のエピソードは胸が締め付けられました。母親の問題もいい方に向かい始めたと思ったら、突然の兄の死。そして、母との別れ。幼い子供が何かを求めるのもうなずけます。
いきなり霊能者だったのは双子だからかな。みえない”繋がり”というものを経験から知っていたのかも。
そして、彼との出会いで変わるきっかけを得たジョージ。後半の言葉は彼の思いやりだったように思えました。
その後の少年の小さな感謝の気持ちに心が温まります。吹っ切れて、表情も豊か。マリーの泊まるホテルを探し出す手口もなかなかのものでした(笑)
ラスト、ジョージの一瞬の妄想?がいいですね。未来に向かって歩き出そうという彼の心情がわかりやすく表現されていて。
手袋を外して明るい表情で握手を交わす二人の姿に、(正直マリーは好きになれなかったのに)明るい未来を信じたくなりました。

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3DS充電台の接触不良

 | ゲーム  com(4) 

最近、3DSを充電台に載せておいても、赤いランプが点滅したり、充電失敗したりしてたんで、策がないか調べてみました。
そしたら、同じように困ってる人が多いようで、完全にいらない子あつかいされてるんですね(笑)

でも、個人的には気に入ってるので、なんとか自分で解決できないものかと調べたところ、接点復活剤で接触部分を掃除すれば改善するとか!
接点復活剤っていうのは、金属表面の腐食を除去する薬剤だそうです。
買うと300円~1000円くらいで色々あるようですが、ウチに置いてあるkure5-56でもいいみたい。
いつも使ってるのに、ぜんぜん知らなかった!

kure2-26っていうのもあって、そちらは接点復活専用らしいけど、kureのホームページをみたら、ちゃんとkure5-56の活用方法として「接点復活剤として」と書いてあるし、大丈夫でしょう。(自己責任ですので、心配な方は専用のものをどうぞ)

さっそく綿棒にスプレーを噴きかけ(直接接点に噴きかけないで下さい。本体が傷む恐れがあります)、3DSと充電台の接点を磨き、乾いている方の綿棒でしっかり拭き取り…たかったけど、綿棒では大きすぎたので綿を引き伸ばして、爪楊枝の頭で押さえて拭き取りました。

そして、充電してみると…直ってる!!
最近は赤いランプがつくまで何度も位置を直してたのに、一発でつきました。
一週間様子をみたところ大丈夫そうだし、家中の充電器・充電台を掃除してみたり(笑)
腐食防止にもなるようなので、長持ちさせたい人は一度使ってみるといいかも。
あ、でもしょっちゅう掃除してると逆に寿命が減りそう。
何事もほどほどがいいですね。

(追記)
コメントで情報頂きました♪
公式のFAQに、「5-56は接点復活剤としても使用できますが、専用の2-26やコンタクトスプレー、接点復活スプレーをおすすめします。」と書いてあるようです。
拭き取りをしっかり行うか、専用のものをお使い下さい。

映画「遠距離恋愛 彼女の決断」観ました

 | ラブコメ/ロマコメ  com(2) 

遠距離恋愛 彼女の決断
原題:GOING THE DISTANCE
製作:アメリカ’2010
監督:ナネット・バースタイン
ジャンル:★ロマンス/コメディ

【あらすじ】NY、音楽業界で働くギャレットは、新聞社のインターンでサンフランシスコから来ていたエリンと出逢い意気投合。後腐れのないひと夏の関係を楽しむ事に。だが、彼女が帰る頃には別れがたいほど愛が深まり、遠距離恋愛がはじまって…。

これは面白かったです!
目新しい事はないし下ネタもあるけど、ふたりの会話は気が利いていた楽しいんですよね。彼らの心情や、惹かれあって愛に変わっていく過程も納得。最後まで応援したいと思えるふたりでした。
キレイごとやご都合主義もなく、しっかり決着つけてくれるのも好感持てます。
エリンを演じるバリモアは(観ている間は気付かなかったけど…)いつもながら良かったですね~。
最初はぱっとしない感じで、寝起きの顔なんて酷かったのに、恋してるモードに入ってから表情が輝き始めます。遠距離の壁に突き当たってからも一喜一憂する様子がキュート。さすがラブコメ女王!
あと、ギャレットの友人と、エリンの姉一家がいい味出してました。
変わり者のルームメイトは、薄い壁の向こうからしっかりギャレットの恋の行方を見守ってるし、もう一人の友人も、常識人とみせかけてやっぱり変。ヒゲをはやしている理由が…(笑)
でも、ギャレットもエリンもおおらかで、それを受け入れちゃうところがステキでした。
また、姉一家も笑わせてくれます。ギャレットとの出会いのくだりはサイコー!
いくら久々の再会で燃え上がっても、姉のお宅の食卓の上ではダメだよね~。電気をつけたらそこには…という展開には大笑いでした。ラストもこのネタでくるとは(笑)
OPと彼らが長距離移動するたびに地図上を飛んでいく飛行機など、ペーパークラフトのような手作り感あるデザインもお気に入りです。
ちなみに原題は「最後までやりぬけ」という意味。邦題は「彼女の決断」が微妙にズレてるかな~。

映画「天国の約束」観た

 | 家族  com(3) 

天国の約束
原題:TWO BITS
製作:アメリカ’95
監督:ジェームズ・フォーリー
ジャンル:★ドラマ

1933年、大恐慌のアメリカ。12歳のジェンナーロは、新しい映画館が今日の18時までなら半額だと聞き大はしゃぎ。だが、母親も、自分が亡くなったら25セントやると約束していた祖父もお小遣いをくれない。彼は街でお金を稼ごうとするが…。

わが街 セントルイス」に続き、またもや大恐慌時代の映画です。
あらすじでちょっと引いたんだけども、心温まる良作でラストはホロリ。
大人たちのイラつきや疲労感、子供の素直な欲求、そしておじいさんとの別れの準備。あの時代の良い所も悪いところも地味~に描いてました。
大人が少年に対して、やたらと八つ当たり気味な会話をしたり、すぐに我に返って大人らしい対応をし直すところもなんかリアル。
終盤でお祖父さんが言う「もう25セントは必要ないのか?それともほしくないのか?」「まるで違うとも。腹は食べ物が必要だが、心は夢がほしいんだ。」というセリフの通りですね。
生きるためにお金を必要としている大人たちは、映画を観るという夢のためにお金(仕事)をほしがる少年に、つい反感を抱いてしまうよう。
そして、観る前にひっかかっていた”お祖父さんが亡くなったら25セントもらえる”という約束。冗談めかして「今頂戴よ」と言う事はあっても、心の中ではずっとお祖父さんと一緒にいたいと思っているのがわかって(モノローグで説明しちゃってたけど)すんなり観られました。
お小遣いをもらえなくても「じゃあ自分で稼ごう」と思えるいい子だし、仕事は最後までやりきり、できなかったらお金を返そうとする立派な子なので安心して観られます。
まあ、一日でここまで起こるのは映画ならではという感じで、現実味に欠けるかもしれませんが、冒頭の結婚式と葬式のダブルブッキングなど、最初から映画的で気になりませんでした。
お医者さんの奥さんや、お祖父さんを憎むお婆さんとのくだりなど、12歳の少年が一日で経験するには辛すぎたけどね~。
ラストは少年とお祖父さんとの絆にじんわり心が温かくなります。お祖父ちゃんの25セントと、約束が、少年に笑顔を!
「求めよ!」という力強い言葉の意味もきっとわかるようになって、彼は立派に成長していくのだと思えました。
ちなみに、原題は25セントの事です。

映画「すべて彼女のために」観た

 | 犯罪  com(10) 
Tag:フランス 

すべて彼女のために
原題:POUR ELLE
製作:フランス’08
監督:フレッド・カヴァイエ
ジャンル:サスペンス/犯罪

【あらすじ】パリ。美しい妻リザと、幼い一人息子オスカルと共に平穏で幸せな毎日を送っていた国語教師ジュリアン。だがある日、リザが逮捕され殺人罪で20年の禁固刑に。彼女を信じるジュリアンは、妻の自殺未遂を機に脱獄させる事を決意し…。

テンポがいいし、愛一直線かつ、なるべく周りを傷つけないようにはしていて、犯罪ものなのに(殺人も犯している)わりと感情移入できました。
だって、最初の幸せそうな様子と、突然踏み込んできて愛する妻を警察に連れて行かれ、何もわからない子供がわんわん泣いている様子を見ちゃうとね…。
それに、冤罪というのが恐ろしい。凶器に残された指紋を調べれば向きや位置などで殺害時のものかどうかわかるだろうし、彼女の襟に残された血痕も、位置的におかしいし他に返り血はない。
これで有罪になってしまうなんて、本当に怖すぎる!
まあ、後半あれだけ全てを賭けられるなら、最初から一流の弁護士を雇いなさいよとは思いましたが。
他にもちょこちょこ気になるところはあって、妻が子供より旦那っていう男の理想像って感じだし(帰って来て子守の話を聞いただけで確認に行かず夫といちゃいちゃ、面会で真っ先に夫に飛びつく、自殺未遂)、旦那はわざわざ壁紙に計画を書き出して、逃げる直前に剥がしてゴミ袋につめてポイ。せめて燃やしてよ!
銀行の代わりに売人から奪おうとするのは、ある意味では良かったものの、息子の未来を思うとちょっと心配になりました。こういう人たちは警察よりしつこい気がして…。
こんな感じで、現実的に考えてしまうとやっぱり間違えてると思うけど、ロマンティックな夢物語としてはよくて、観ている間は引き込まれました。
お気に入りは、脱獄はするよりした後が大変、覚悟がないならやめた方がいいと、しっかり助言してくれる元脱獄常習犯。
あと、息子の母親との距離感ね。父親には甘えてべったり。でも、会いたがっていたはずの母親には目を合わせようとせず、キスも拒む。これが最後の逃避行の時、やっと「ママ…」と擦り寄ってくる姿に涙。ここが一番よかった!

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「スリーデイズ(2010)」観た

映画「AKIRA」観ました

 | アニメ/人形アニメ  com(13) 
Tag:日本 

AKIRA
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製作:日本’88
監督、原作:大友克洋
ジャンル:★SF/アクション

【あらすじ】第3次世界大戦後の2019年、ネオ東京。バイクの事故で転倒し、軍に連れ去られた鉄雄。彼の幼馴染である金田は、鉄雄を探している折に反政府ゲリラの少女ケイと出会う。その頃、鉄雄は人体実験により不思議な能力に目覚め…。

わたしの肝試し大会、最後の作品。ホラーじゃないけど長年のトラウマ映画です。
まずは緻密な描き込みにビックリしました。猥雑な街の様子は「ブレードランナー」を髣髴とさせて私好み!
そこに暴走族の少年たちによる乱闘が起こるんだけど、絶対死人でまくりという殺伐としたシーンなのに、バイクの走る映像がカッコいい!
ランプの残像とBGMが相まって疾走感出てました。
このBGM「金田のテーマ」がいいんですよね~。どことなく未来的なのに、青森ねぶた祭りの「ラッセーラー」という掛け声が入り、さらに楽器は東南アジアっぽい?
テンションがあがる曲なのに、そのアンバランスさが一緒に不安感も煽ってくれて、この先なにが起こるのかハラハラしてしまいました。
そして登場する青白い皺だらけの子供たち。いったいどれくらいの間”実験体”として生活していたのか…。見た目は老人でも声は子供そのもので、胸が締め付けられます。
彼らを番号で呼ぶ科学者と、名前で呼ぶ軍人の違いが印象的でした。どんな事情があるにせよ、こんな恐ろしい実験は悪魔の所業です。
そして、長年のコンプレックスから暴走していく鉄雄も、こんな力を手にしなければ、あんな事にはならなかったと思うと切ない…!
きっと金田と対等でいたい、認められたいと思っていただけなんだよね…。
また、勝手に頭の中をいじられた恐怖や、子供たちが見せる悪夢がおぞましく、今回の企画で観たどのホラーより怖かったです。
でも、意外な事に例のトラウマシーンは悲しい方が勝って、怖いとは思いませんでした。鉄雄の悲痛な叫びが胸に刺さります…。
ラストはよくわからなかったし、アキラとかあの力とかこの世界のこともぼんやりとしかわからなかったものの、それを補って余りある完成度の映画で、トラウマも克服できたし、本当に観てよかった!!
永久保存しようと思います♪

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「スチームボーイ」感想

映画「八甲田山」再見

八甲田山再見
製作:日本’77
監督:森谷司郎
原作:新田次郎
ジャンル:★伝記/ドラマ

【あらすじ】明治34年末、日露戦争を目前にして陸軍は寒地訓練の不足を痛感していた。ロシア軍と戦うためには雪中行軍をし、兵士たちに雪と寒さの厳しさを教えなければならない。そして、生きては帰れぬ冬の八甲田山が訓練地に選ばれ…。

ホラーじゃないけど怖い作品です。
前に観たのがTVカット版で、完全版が見たくてBSシネマにリクエストを送ってたのと、最近観たアニメにこれのオマージュがあったっぽいのと、長くてなかなか再見できないと思ってたら肝試し企画が始まったので再見しました(多い!)
やはりすごい作品です。突然発狂して服を脱ぎ出す辺りから、冬山の恐ろしさに背筋が寒くなってきました。
辛いながらも着実に行軍を続ける徳島一行と、ピクニック気分からこの世の地獄絵図に変わり果てていく神田一行。バタバタと人が倒れ、発狂し、絶望に染まっていく様は何度見ても恐ろしいし、そんな状況だからこそ春や夏の美しく懐かしい風景に想いを馳せてしまう人間のたくましさに圧倒されます。これが出来ない人から発狂していったんだろうね…。
徳島一行の案内人への敬意には相変わらず惚れたし、完全版だからか、意外と後半になっても神田一行の士気はかろうじて残っているのがわかって、素直に軍人すげぇと思いました。
サバイバルサスペンス作品とか、ここまでの状況に陥ったらほんの一部以外はばらばらになってしまうのが定番だし。ちゃんと命令聞いて上官を引きずって歩くとかすごいよ!
また、遠く離れていても、弟の最期の声がはっきりと聞こえたくだりや、亡き神田と語るシーン、そして「もっと早く来ていれば…!」という無念の想いには涙ボロボロ。
本気で後悔して反省して耐え切れなくて自害する上官の姿にも複雑な思いがしました。生き残った人も凍傷で手足切断したという話だし…。
この作品を本当に八甲田山まで行って撮影したというのは凄いけど、イカレてるとつくづく思います(汗)
あと、アニメで使われていた軍歌「雪の進軍」も改めて聞くと歌詞が悲惨で、それがこの映画にぴったりだった事に気付きました。
再見できてよかったです。

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「八甲田山」観ました

映画「スティーヴン・キング/痩せゆく男」観た

スティーヴン・キング/痩せゆく男
原題:THINNER
製作:アメリカ’96
監督:トム・ホランド
原作:スティーヴン・キング
ジャンル:★ホラー

【あらすじ】ジプシーの老婆を轢き殺してしまった弁護士ビリーは、警察署長、判事と共に事件をもみ消す。だが、ビリーのもとにジプシーの長老が現れ、彼に「痩せてゆく」と告げて去って行くのだった。やがて、彼はみるみる痩せて行き…。

これは結構怖いし面白かったです。ホラーが苦手な人でも観られます(注意:人間の醜さを描いた後味悪い系)
ジプシーに呪いをかけられるというと「スペル」と同じですが、こちらはジプシー、主人公ともに死んでも自業自得という感じだったし、どんどん痩せていく恐怖が伝わってくるのがよかったです。
主人公ビリーの痩せ衰えていく様子がいいんですよ。まあ、太った特殊メイクから、だんだんと減らしていって、本来の体型の後はあんまり変らないんですけどね。それでも、頬骨を強調する特殊メイクや、陰影のメイクだけでなく、精神的に参ってますという感じが出てました。
ヒステリックになりながらガツガツ食べる姿や、たいした証拠もなく奥さんの浮気を確信するところが狂気じみる…!
精神的にきてるビリーが迫力ありすぎて、義理堅いマフィアのおじさんが、ちょっといい人に見えてしまいました(笑)
終盤、観念した長老が呪いの解き(?)方を教え、「心まで汚すな」と忠告するんですが、「お前が言うな!」と思ったり。見ず知らずの男をリンチしといて…。
だいたい、ビリーはとっくに心が汚れてるでしょう!(笑)
ラストはどうなんでしょうね。毒を食らわば皿までの精神というか、いちおう道連れにするつもりだと解釈しました。
浮気の真相は…マイクはそのつもりで近づいていたとは思うけど、奥さんはなぁ。事の発端を作った人とはいえ、あの悲惨な姿を見ると誤解でなったとすれば可哀相。
娘さんの事といい、あの後どうなったのか…。想像すると怖くなります!

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映画「モールス」観た

 | ホラー/パニック  com(8) 

モールス
原題:LET ME IN
製作:アメリカ’2010
監督:マット・リーヴス
原作:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
ジャンル:ホラー/ロマンス

【あらすじ】母親と2人きりで暮らし、学校ではいじめられている12歳の孤独な少年オーウェン。ある日、隣に引っ越してきたばかりの謎めいた裸足の少女アビーと出会う。2人はしだいに打ち解けあうが、やがてオーウェンは彼女の驚くべき秘密を知ってしまい…。

前回「ぼくのエリ」を観たので、ハリウッドリメイクのこちらも観てみました。
かなり忠実なリメイクだったと思います。雰囲気も似せてあるし、とくにアメリカらしいところもなく、ただ薄めた感じ?
本作の特徴は、両親を見せないでふたりの世界を中心に描いている事、アビーと男の関係を単純化して明示している事くらいでしょうか。
あと、アビーの体を見てしまうシーンは彼が目撃したという映像だけで、視聴者に解釈をゆだねてます。ここは潔くてよかったです。

両親を見せないのは、私的に閉塞感が薄まってしまったように思えました。いじめに気付かない母親、自分の事を優先する父親…それを見せることで少年が”ミステリアスな少女”にのめりこんでいって、最後には彼女を守るために人生を捧げる事になるのも納得しやすいというか。
アビーと男の関係の方は、ある写真を少年が見てしまうシーンがあるんですよね。そのせいで、ラストの旅立ちの先にあるものが限定されて、想像の余地がなくなってしまってます。
プールでアビーの笑顔を映さないのもがっかり!
先に観ていたら楽しめただろうけど、「ぼくエリ」のインパクトに負けてしまいました。
内容を知っているからか、アビーの行動もオーウェンを次の”従者”としてたぶらかそうとしているように見えてしまったし。

あと、最近知った事なんだけど、自称吸血鬼がネット上で血の提供者を募集して、実際に提供する人がいるらしいので、彼らも20年くらい頑張れば安泰だろうなぁと思ってしまいました(笑)
そもそも、昔から吸血鬼信仰の人はたくさんいるので、そういう人たちを見つけ出せれば、あんなリスクの高い事をしなくてもいいんですよね~。
それとも、アビーは吸血鬼界で指名手配とかされてるんでしょうか?

ラストのモールス信号のやり取り、メモして調べてみたら、アビーは「HI」、オーウェンは「IL」。アビーは挨拶だとして、ILって何?
更に調べると、american morsecodeというのがあって、そちらだとオーウェンのモールス信号はOX=hug and kissということでした。
タイトルにするほどのものでもないし、原題の「LET ME IN:わたしを受け入れて」の方がしっくりくるかな~。
あ、でもクロエちゃんは可愛かったですよ。中性的で、繊細さの裏に強かさも感じられて、演技も素晴らしかったと思います!

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