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素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ファインディング・ニモ」観ました

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ファインディング・ニモ
原題:FINDING NEMO
製作:アメリカ’03 101分
監督:アンドリュー・スタントン
ジャンル:★ファミリー/アドベンチャー/ファンタジー

オーストラリア、グレートバリアリーフ。カクレクマノミのマーリンは、妻が命と引き換えに守った1つの卵に”ニモ”と名付け、過保護なまでに育ててきた。だがある日、ニモが人間のダイバーにさらわれ、彼は陽気なナンヨウハギ、ドリーの助けを借りてニモ救出の旅に出るが…。

久しぶりに再見。どうなるかわかってるので最初から結構涙目でした。ホント、子供のために頑張る親に弱くて…。
すでに10年以上前の作品になりますが、CGに違和感はありません。それどころか力を入れている水の表現が素晴らしくて、本当にCGなの!?と思ってしまう程。
生き生きした海の生き物の描写も、初めて目にした時は「可愛くない!不気味!」と思ったものの、それも物語が始まったら一瞬で消えた覚えがあります。今見てもカクレクマノミ親子は可愛いし。ドリーやウミガメ、ペリカンやカモメ、サメや水槽の仲間たちなど、みんな本当に生き生きしていて魅力的なんですよね。
夢中になってマーリンたちの大冒険を見てしまいました。

それにしても、再見してみるとドリーの存在感の大きさがよくわかります。彼女がいなければマーリンはニモと会えなかったし、この作品の魅力も半減してたと思います。
ドリーが主役の続編は作られるべくして作られたんだなぁと納得。
サメから逃げ回って魚雷を大爆発させたり、くらげの上を飛び回ったり、クジラ語を話したり、海流に乗って亀の子たちと遊んだり…。彼女がいると退屈しないどころか、困難な道のりも楽しくなってくるんですよ。

彼女に振り回されたり助けられたリ、そしてその他の魚たちとの出会いを重ねていくことで、マーリンが子育てや生き方に対する考え方を勇気をもって変えていくところも感動的でした。
ニモの片方の小さなヒレやドリーの物忘れ、そしてちょっぴり変わった海の仲間たちなど、ありのままの姿でいいんだということや、個性を受け入れ愛する気持ちが伝わってきます。
親子ともに気付きを与えてくれる良作!

個人的にお気に入りなのが「ちょーだい、ちょーだい」なカモメさんたち。無表情で食欲のままに飛びかかってくる様子はホラーでした(笑)
でも、あのちょーだいコールが、意外とカモメの鳴き声に似てるんですよね。声優さんすごい!
あと、あのサメトリオは魚を食べないなら何を食べてるんだろう。海の哺乳類か…もしくは人間!?

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映画「となりのトトロ」観ました

となりのトトロ
製作:日本’88 88分
監督・原作:宮崎駿
ジャンル:★ファンタジー/ファミリー/ドラマ

【あらすじ】考古学者の父に連れられ、母がいる病院近くのぼろ家に越してきたサツキとメイの姉妹。となりには山の様にそびえるクスノキの森があった。彼女たちはやがて、不思議な生き物トトロと出会う。

音楽映画祭3本目。当時は「さんぽ」がしつこく流れていたせいで、この曲は嫌いだったりします。そのせいで、この作品自体もあまり再見する気が起きなかったんですよね~。トトロ自体は可愛いと思っていたし、ネコバスには一度でいいから乗ってみたいと思っていたので、今回いい機会だと思って再見することに。
…思ってたよりぜんぜん楽しめました。優しくノスタルジックでファンタジックな世界が完成されています。サツキとメイも純真で健気で強い子で、後半はホロリとさせられました。

でも、個人的にはやはりネコバスですね!
人間がつくった道なんて気にせず風のように駆け抜けて、行きたいところに連れて行ってくれるナイスなにゃんこです。メイを見つけるだけでなく、言わなくてもお母さんの所へ連れて行ってくれるところなんて感動的!
メイを案じて裸足で走ったサツキや、疲労困憊していたメイも、ネコバスのふわふわで温かい背中に乗せてもらって、気持ちいい風を感じながら心も体も癒されたと思います。うらやましい…。
チェシャ猫を思わせるお顔で親しみも湧いたし、そういえばメイやサツキは木の根の間の穴に落ちていったシーンもあって、これは「不思議の国のアリス」をモチーフにした作品だったのか~と今更気付いたり。

あと、サツキに一目惚れ?した少年のことは再見するまですっかり忘れていて、素直になれないところや、やっとのことでサツキに傘を貸すことができて、今までの悪い印象を払拭できたと一人で喜んでいるところなんかがすごく可愛いかったです。
…それと、どうでもいいけど子供と暮らすなら腐った柱はさっさと修理してほしいと思いました(汗)

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「映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」観ました

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Tag:日本 

映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
製作:日本’96 97分
監督:本郷みつる
原作:臼井儀人
ジャンル:★ファミリー/コメディ/アドベンチャー/ファンタジー

【あらすじ】幼稚園の遠足で“群馬ヘンダーランド”に来たしんのすけたち。みんなとはぐれ、メモリ・ミモリという女の子を見つけるが、スタッフは人形だと言い張る。代わりに見せてもらった歌って踊る人形トッペマのネジを巻いたことで、地球を侵略しようとする魔女マカオたちとの戦いに巻き込まれ…。

これも面白かったです。「ブタのひづめ」と違って泣き要素は少なめですが、あの怖いもの知らずのしんちゃんの子供らしい一面を見られて大満足でした。
ヘンダーランドで迷子になって、悪い人たちと戦って思いっきり怖い目に遭ったしんちゃんが、女の子のお人形トッペマに魔女を倒すのを手伝ってほしいと頼まれるんですが、なんと怖いから無理だと断ってしまうんですね。そこに「ブタのひづめ」で怖がる様子をほとんど見せなかったしんちゃんの面影はありません。
これを見て、いつもしんちゃんがリラックスできたのは、友達や家族が傍にいたからなんだと納得できました。
独りぼっちの時に怖い目に遭い、その上、幼稚園にやってきたス・ノーマンという刺客は、またたく間に友人たちや先生、みさえとひろしの心を掴んでしまいます。そして、いくら彼が悪い奴だと言っても信じてもらえず、唯一信じてくれたまさお君も、もう暗いから帰らなきゃと行ってしまうんですよ。
孤立無援の状態では普通の幼稚園児。そして裏を返せば、しんちゃんの勇気の源が友達や家族だということがわかって、ジーンときました。

そんな状況を救ってくれたのが、魔法のトランプで呼び出した、正義のヒーロー、アクション仮面とカンタム・ロボ、そしてぶりぶりざえもんというのも素敵です。
この魔法はしんちゃんのイメージを実現できるんですが、線路を出したり、自分が電車などに変身した時は、ラクガキみたいな曖昧なイメージなのに、この3ヒーローはハッキリとしたイメージで、それぞれ人格も(おそらくTV通りに)ちゃんとしていて、いかにしんちゃんが彼らを大好きなのか伝わってきました。
熱い正義の心を持つアクション仮面とカンタム・ロボ、卑怯な手も辞さないぶりぶりざえもんのやり取りは楽しく、しんちゃんも彼らの登場によっていつもの調子を取り戻します。
ス・ノーマンのキャラもよくて、しんちゃんの「作戦ターイム!」に何度も「認める」と待ってくれるから、この3ヒーローとしんちゃんのおバカなやりとりを思いっきり楽しめました。
「家を破壊してしまうかもしれないがカンタムパンチを撃ってもいいか?」「火事になるかもしれないがアクションビームを撃ってもいいか?」で、答えを待たずに撃っちゃうところとかサイコー!

あと、ホラー色も結構強くて、両親とヘンダーランドに行って、帰りにトイレから出てきてから家の風呂場までの恐怖演出は子供映画とは思えないくらいぞわっとします。映画の序盤はあんなに楽しそうで、とくにヘンダーランドを楽しみにしていた風間君が可愛すぎて微笑ましかったのに、いつの間にやらホラーになっていたので驚いてしまいました。
オカマ魔女のマカオとジョマのインパクトもすごいし、ババ抜き勝負やヘンダー城での追いかけっこも見応えあります。
企画で選んだ作品がこれと「ブタのひづめ」で本当に良かったと思えました。

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「映画クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦」観ました(同原作者)

「映画クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦」観ました

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Tag:日本 

ブタのヒヅメ大作戦
製作:日本’98 99分
監督:原恵一
原作:臼井儀人
ジャンル:★ファミリー/コメディ/アクション

【あらすじ】謎の女”お色気”に巻き込まれ、一緒に捕まってしまったしんのすけたち。心配するみさえとひろしの前に、国際情報組織SMLエージェントが現れる。しんのすけが秘密結社“ブタのヒヅメ”に捕まったと知り、一家は無理やり彼について行こうとするが…。

色々あって迷ったんですが、初見時に感動したこの作品をチョイス。
もう最初の方からウルウル来てしまいました。ニュースで「…野原しんのすけちゃん、5歳」を聞く、ひろしとみさえのシーンなんてブワッですよ。
そして、その後の彼らの機転と度胸と粘り強さには深い愛を感じました。エージェントとのトイレをめぐる攻防も、笑えるしウルっとくる。
あんな強面の筋肉ダルマを前に、一切の迷いなく我が子を助けに行くために自分にできることを考え、行動し続けられるのがすごいです。だって、他の子供たちの親は彼に任せるしかないと思ったんだろうし、実際、どれだけの人があの状況で役立てるのか?
ひろしとみさえも戦力としては半人前にも満たなかったけど、大きく足を引っ張ることもなく、できることをやって最後までやり遂げたのが素晴らしいです。親の鑑ですよね。
しかも、夫婦でお互いにいつも支え合っていて、小さなことでも常にさりげなくフォローしているんですよ。エージェントがバツイチという設定だったから対比のために、いつもよりそういう描写が増えていたのかもしれないけど、この二人ってこんなに良い夫婦だったんだ~と改めて発見した気分です。

また、カスカベ防衛隊もいいですよね~。怖いもの知らずのしんちゃん(足元を銃撃されながらも、いつものお下品芸を見せる度胸がすごい!笑)を先頭に、一人で行かせるわけにはいかないからと後から続くメンバーの友情にもウルウルしちゃいました。何気にしんちゃんに続くのは(たぶん)いつも風間君で、友情だなぁと思ったり。
とくに荒野のど真ん中で迎えた子供たちだけの夜のくだりや、ぶりぶりざえもんとコンタクトを取るため、無防備な状態になったしんちゃんを守るシーンが良かったです。

そして、やっぱり一番の感動はぶりぶりざえもんとのエピソードですよね。
「ぶりぶりざえもんのぼうけん」はしんちゃんの持つ優しさや真っすぐさがすごく伝わってきて泣けるし、そんなしんちゃんが創りだしたぶりぶりざえもんもね、ほんともう…!
終盤の方は思い出すと泣けてきてしまうので、自分で見て下さいとしか書けません…。

全体的にアクション描写に力を入れており、制作スタッフの「スパイアクションやりたかったんだ~~~!」という想いが伝わってきて、アクション好きな人なら「クレしん」に馴染みがなくても結構楽しめると思います。
今回再見することができて、有名な2作品以外も面白いというのを再確認できました。
リクエストして下さったポールさん、良い機会をつくって下さりありがとうございました!

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短編アニメ「グラファロ もりでいちばんつよいのは?」観た

グラファロ もりでいちばんつよいのは?
原題:The Gruffalo
製作:イギリス・ドイツ’09 27分
監督:ジェイコブ・シュー、マックス・ラング
原作:ジュリア・ドナルドソン(作)、アクセル・シェフラー(絵)
ジャンル:★ファミリー

【あらすじ】外を怖がる子リスたちに、母リスは小さなネズミの物語を聞かせる。木の実を求めて森を歩いていたネズミは、道中でキツネ、フクロウ、ヘビという天敵に出会ってゆく。か弱いネズミは知恵を絞り、天敵をかわしてゆくが…。

小さいお子さんと一緒に見たくなるような短編アニメーション。絵本が原作なんですね。
天敵に追われる母を見て、食料を取りにいくのも怖がるリスの子たちに、母親が勇気の出るお話をしてあげるという流れ。
小さなネズミが、キツネ、フクロウ、ヘビなどの天敵と出会った時どうするのか?
知恵を絞って危機を乗り切る展開は王道ながら小気味良く、そのホラ話が実は…という展開とその後の機転の良さもあって、幼児向けですが意外と大人も楽しめるかも。
キャラクターの造形も案外可愛いし、まるでクレイアニメのような質感のCGも温かみが感じられます。キノコをぴょんぴょんと渡って行ったり、たんぽぽの綿毛を掴んでふわ~っと飛ぶシーンなど、森の描写も良かったです。
ちいさなネズミから勇気をもらった子リスたちが、率先して外の木の実を取りに行くラストに、「リスのお母さんやるな!」と思いました。
良作ファミリーアニメだったと思います。

ちなみに、続編の「グラファロのおじょうちゃん」も観ました。そちらは怪物の幼い娘が主役で、父親に「森には怖い怪物がいる」と教えられていたのに、夜中にその怪物を見に森へ、というお話。
何でも自分の目で確認しなさいという教訓なのかもしれませんが、危険だから行っちゃダメだという親の言葉まで無視されたら困るのでは…(汗)

TVアニメ「スノーマンとスノードッグ」観ました

スノーマンとスノードッグ
原題:THE SNOWMAN AND THE SNOWDOG
製作:インドネシア/イギリス/フィンランド’2012 23分
監督:ヒラリー・オーデュス
原作:レイモンド・ブリッグス、ヒラリー・オーデュス、ジョアンナ・ハリソン
ジャンル:★ファンタジー/ファミリー

【あらすじ】秋も深まった頃、老いた愛犬と新しい家に引っ越してきた少年ビリー。だが、間もなく愛犬が亡くなり、寂しさからサンタクロースへの手紙に犬の絵を描くのだった。そんな時、たまたま床下から前の住人の思い出の品を見つける。それは、かつてスノーマンと冒険した少年の写真と、彼のスノーマンのパーツで…。

本当はこの前にもう1本記事を仕上げるつもりだったんですが、描く気が起きなかったので先にこちらを。
有名な「スノーマン」の続編ですね。前は躍動感あふれるアニメーションがすべて手描きだったんですが、今回は飛行機とか結構CGも使ってるようでした。もしかしたら、CGに手描きの絵を貼り付けてるところもあるかも?
でも、基本的には色鉛筆のやさしいタッチは変わらず、前作との違いは(テーマ曲以外は)気にならなかったです。スタッフさんは同じみたいだし。
ストーリーも素晴らしくって、私がクリスマスに観たかったのはこういう作品なのよ!と嬉しくなりました。元気出そうと思って観た青春作品で大ダメージくらった後だったので、やっと心が浄化されてきたよほんともうスノードッグ可愛い!!!

どこぞの作品紹介ではあらすじが間違ってるんですが、この作品で一番泣けるのは、少年がスノードッグを亡くなった愛犬の代わりにしなかったところなんですよ。
一番良く知る愛犬と似たような形にしたのは仕方ないとして、ちょっと悩んでから手袋でブチ模様をつくります。愛犬は模様のない茶色い犬で、このスノードッグは少年がサンタさんへの手紙に描いた犬でした。
もちろん愛犬の思い出を今でも大切にしていて、自分の部屋には愛犬の写真がベッドから眺められる位置にあるくらいです。その上で、前向きに新しい友達と歩き出そうと思ってるんですよね。
台詞はないけど、そんな少年の気持ちがひしひしと伝わってくるから、スノーマンとスノードッグが動き出してからはもうウルウルきちゃって…(涙)
ファンタジックな冒険の様子は、たぶん前作とそう違わないのに、わんこが一緒にいるだけでひときわ楽しそうに見えました。

ラストも本当に良かったね。エンドロールはやたらとしんみりしていたものの、前作を踏襲しているというか、あんな冒険のあとなら仕方ないというか。でも、テーマ曲はやっぱり前作には敵わなかったかなぁ。
短いながら心に染みるアニメーションでした。

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ファンタジーアニメ企画でディズニー映画二本立て

『ミッキーのクリスマスキャロル:Mickey's Christmas Carol』

(米’83、バーニー・マティンソン監督、チャールズ・ディケンズ原作)
この冬3本目のクリスマスキャロルです。
スクルージおじさんってクリスマスキャロルのスクルージが元になってたんですね。考えてみればそのまんまだ(笑)
25分の短編なので「アメリカン クリスマス・キャロル(1979)」を観た後ではダイジェストのように感じたけど、ディズニーキャラたちが違和感なく納まってるし、大事なところは抑えているし、何より活き活きとした映像表現がさすがで見ていて飽きない。
とくに最初は影として現れるマーレイの亡霊が良かったです。
しかし、ドナルドは大好きなんだけど、リスペクトだかなんだか知らんがあの台詞が聞き取れない声をいいかげんやめてほしい…。

『ピーター・パン2/ネバーランドの秘密:RETURN TO NEVER LAND』

(米’02、ロビン・バッド監督)
第二次世界大戦下のロンドンで暮らすウェンディの娘ジェーンがネバーランドに行く話。
ピーターに「彼女なんかに似てるな…そうだ大人だ!」と言われるほどのリアリストに育った彼女が、子供の心を取り戻すまでを描く作品のはずなんだけども、前作に比べるとネバーランドの魅力が伝わってこなくて物足りない。
また、妖精を信じない彼女のせいでティンクが死にそうになるくだりは、ピーターとティンクの絆が伝わってきてウルッとしたけども、そもそもジェーンがウェンディの話を信じなくなったのは戦争が始まってからで、直接それを言った頃には口では言ってても前よりは信じてたような…。
ピーターが一目でジェーンをウェンディとは別人と気付いたところや、最後に母親になったウェンディと再会するところは良かったですね。原作ではおばあちゃんになってからだと思ったけど、たぶん彼女との再会で少なからずショックを受けて、自分も今度こそは一緒に年を重ねたいと思ってネバーランドを後にするのかな?
そこら辺を想像すると切なかったです。

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映画「アーサー・クリスマスの大冒険」観ました

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アーサー・クリスマスの大冒険
原題:ARTHUR CHRISTMAS
製作:アメリカ’2011
監督:サラ・スミス
ジャンル:★ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー

【あらすじ】サンタクロースがソリに乗ってプレゼントを届けていたのはもう昔の話。今では最新のテクノロジーと妖精たちのサポートにより、一晩で世界中の子供たちにプレゼントを届けていた。だが、ひとりだけプレゼントを配達し忘れ、心優しいドジな末っ子アーサーは、おじいサンタと一緒にプレゼントを届けに行くが…。

楽しくて笑えて、最後にはほっこりした気持ちになれるクリスマスファミリーアニメの良作で、ファンタジーアニメ企画第一弾にピッタリの作品でした。
冒頭の、子供の素朴な疑問を書いたお手紙から掴みはOK。「一晩で世界中の子供たちにプレゼントを配ろうとしたら、サンタさんとトナカイが(摩擦で)燃えちゃうって友達が言うの。私はサンタさんを信じてるけど、どうやってプレゼントを配っているの?」という現代っ子な質問も良いんですが、それに添えられた絵が燃えるサンタっていうのが…。絵だけ見たら脅迫状だよ(笑)
そして、サンタへの手紙すべてに真摯に答えるアーサーがまたいいんですよね。サンタ一族の落ちこぼれなんだけども心から父親の仕事を尊敬していて、子供たちの気持ちが嬉しくてたまらないといった感じ。

一方、ハイテク化されたプレゼント配りも楽しくてカッコいい!
巨大宇宙船から一斉にサンタや妖精がロープで降下、誰にも気付かれないように「ミッション・イン・ポッシブル」のごとくプレゼントを配る様子はクールです。
サンタよりも妖精たちの方が優秀で、鈍った体でよたよたプレゼントを届けようとするサンタを、子供たちに見つからないように全力でサポートしてました。
アーサーとの冒険で大活躍する妖精ブライオニーがとくに良い味出してて、万能なラッピング能力を駆使して数々のピンチを乗り切ります。ラッピングってこんなに役に立つんだ…!

他にも、懐古主義のおじいサンタと合理主義な息子の対決や、サンタの地位にしがみつく父親と、そんな彼らを見守り支えながらも自分の人生を楽しむお母さん、そしておそらく子供たちに覚えていてもらう事が存在意義な妖精たちなど、登場人物それぞれキャラが立ってました。
アーサーの不気味なトナカイスリッパの使い方も良かったし(笑)
終盤、プレゼントを見つけて大はしゃぎする子供の姿を見て、感動する男4人の横顔にウルッときました。
去り際のちょっとしたアクシデントも夢があっていい感じ。
ただ、アーサー以外は妖精をぞんざいに扱っていて、そこらへんを反省して欲しかったかなぁ。そもそも、なんであんなに尊大になってしまったんだろう?
あと、3D作品だったようで今まで観た3D作品の中で一番、2Dでも差し障り無かった(つまり無駄なシーンがない)し、3Dで見たらもっと迫力あっただろうなぁというつくりでした。センスですね。
見たのは吹き替え版で、エンディング後にアーサーの声がウエンツ君だったと知ってビックリ。上手いというわけではないけど、役柄にピッタリで台詞が聞きとりにくいという事もありません。はまり役でした。

ピクサー短編集「ジャック・ジャック・アタック!」観ました

ジャック・ジャック・アタック
原題:Jack-Jack Attack
製作:アメリカ’05
監督:ブラッド・バード
ジャンル:★ファンタジー/コメディ

【あらすじ】ヘレンにジャック・ジャックの子守を頼まれた少女カーリ。だが、彼女がモーツァルトのCDを聞かせたことによってジャック・ジャックの超能力が目覚めてしまい…。

「Mr.インクレディブル」でカットされた部分を短編化した特典映像です。ピクサー短編集がオンエアされはじめてからずっと期待して待ってたんですが、今回やっと観られました。
これは面白いですね~。家族が戦っている間、裏でこんな事が起こっていたとは!
本編で何度かかかってくる電話でシッターに何かが起こってるのはわかってたけど、確かにあの子の世話は大変だわ(笑)
でも、トイレにつっこもうとして、お風呂に変えたところとか偉いね。
一晩耐えて、彼の発火能力やビームに脊髄反射で対応してるところなんかベビーシッターの鑑かも。
目の下の隈が悲惨だけど(笑)
でもって、壮大な雰囲気のBGMがピッタリ嵌りすぎて盛り上がってました。
5分なのに大笑いできる短編です。

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映画「モンスターズ・ユニバーシティ」観ました

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モンスターズ・ユニバーシティ
原題:Monsters University
製作:アメリカ’2013
監督:ダン・スカンロン
ジャンル:★ファンタジー/コメディ/青春/アニメ

【あらすじ】人間の子どもの悲鳴をエネルギー源として用いるモンスターの世界。怖がらせ屋に憧れるマイクは、小柄で怖くないために仲間に疎まれ劣等感を抱いていた。だが、本物の怖がらせ屋の仕事ぶりを生で見た日から努力し続け、ついに名門大学「モンスターズ・ユニバーシティ」に入学するが…。

期待通り、思いっきり楽しめました。
でも、どうせなら前作を再見してから観ればよかったな~!
もちろん、前作を未見でも十分すぎるくらい楽しめると思うけど、カメレオンくんの最後の一言とか、前作の内容を知ってれば(覚えていれば)きっともっと理解できたのにと思うところも。
二作揃って、さらに魅力が増すような作品だと思います。
にしても、子供マイクが可愛かった~!!
見た目も声も性格も可愛くて、憧れの”恐がらせ屋”を見つめるまなざしにキュンとしてしまいました。一瞬で子供時代が終わってしまうのは寂しいですが、MU(モンスターズ・ユニバーシティ)に入学するまでを、2Dアニメでさらっと流すOPも良かったです。
そして、サリーがウザかった~!
そうか~、昔のサリーは天才を鼻にかけた怠け者だったのね。前作は忘れかけているものの、あふれ出る違和感を探知(笑)
そんな彼らが、反撥しつつ、マイケルはマイケルで秀才と認められる頃には驕りが見え初めて、大切な事を”落ちこぼれ”たちから学ぶ図書館のくだりが素敵です。
成長はもちろん、ふたりの間に友情と信頼が芽生える過程もしっかり見せてくれました、完璧なコンビネーションを見せるようになるまでの朝の支度の様子をさらっと見せるところが上手い。ちょっとうるっときました。
あと、何気に学長が素敵です。あの脚!あの飛び方!あの冷たい目!
どうみてもホラー映画に出てきそうなモンスターなのに、「ああ、学園ものには必ずこういう先生いるよね~」と思ったり(笑)
終盤、自分の実力を試すため、強硬手段に出たマイケルと、親友を助けるために力をふりしぼったサリーの連携プレイが最高!
人間にとっての恐いシーンが、モンスター側から見るとあんなに興奮するなんて!
これは楽しい仕事ですね~♪
夢が少し形を変えて、より自分らしく親友と夢を追うラストは、爽やかな感動がありました。
観られてよかったです!

映画「くまのプーさん/クリストファー・ロビンを探せ!」観ました

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くまのプーさん/クリストファー・ロビンを探せ!
原題:POOH'S GRAND ADVENTURE: THE SEARCH FOR CHRISTOPHER ROBIN
製作:アメリカ’97
監督:カール・グアーズ
原作:A・A・ミルン
ジャンル:★ファミリー/ファンタジー

【あらすじ】ある朝、クリストファー・ロビンがいない事に気付いたプーさんたちは、彼の置手紙から居場所を推測し、彼を探す冒険の旅に出る。旅ではいろいろなハプニングが起こるが、プーさんたちは友情と勇気で乗り越えていき…。

前に観た完全保存版の前の時期を描いた作品ですね。
何気に哲学的な事をいうクリストファー・ロビンとプーさんたちを、ほのぼのと、けどどこか儚さを感じさせる繊細な雰囲気で描き出していました。
不安に押しつぶされそうになりながら大好きな友達を探しにいく冒険譚は、子供向けといえども侮れません(というか、扇動好きな?ふくろうとか、書物を盲信するラビット、ネガティブな方向に達観しているイーヨーは大人向けのキャラかも?)。
とくに、迷子になって途方に暮れ、みんな疲れて眠ってしまった時、夜空に向かってプーが語りかけるくだりは、切なくて切なくて涙なくしては観られません。
「君のいないところばかり探して、君がいるところだけが見つからない」とか、「君がいなくなったら、もう”ぼくら”と言えなくなっちゃう(うろ覚え)」とか、心に響くセリフがたくさん!
それぞれが成長する様子もしっかり描かれ、大切な事を教えてくれる温かい作品でした。

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映画「マダガスカル2」観た

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マダガスカル2
明けましておめでとうございます。午年なのでシマウマです。
原題:MADAGASCAR: ESCAPE 2 AFRICA
製作:アメリカ’08
監督:エリック・ダーネル、トム・マクグラス
ジャンル:★コメディ/アドベンチャー/ファミリー

【あらすじ】マダガスカル島に漂着してから数年後、ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、カバのグロリア、キリンのメルマンの4頭をはじめとしたセントラルパーク動物園の仲間たちは、ついにニューヨークへ帰ることに。修理を終えたオンボロ飛行機で飛び立つのだったが…。

前作より確実に面白くなってました。正直「1」は、肉食獣と草食動物の友情というテーマと、個性的なペンギンズ、声優がド嵌りしていたマーティ(柳澤慎吾)、キング・ジュリアン(小木博明)以外は印象が薄かったからなぁ。
今回は、メイン4匹それぞれ掘り下げられていたし、ペンギンズやジュリアンたちも大活躍!
コワルスキーが修理(仮)したポンコツ飛行機を飛ばすとか、グレムリンのごとく翼にしがみつくモートとか、雨乞いのため生贄を捧げようとするジュリアンとか、ライオンより強いおばあちゃんとか、これくらいハチャメチャなのが丁度いいです。
また、ライオンキングのパロディなのか、アレックスがきちんと主役らしくなってました。父親や群れに認めてもらうため、ライオンでありニューヨーカーである彼の個性を発揮しつつ、収拾つかなくなりそうな状況を上手くまとめて決着をつけてくれます。
シマウマの群れの中でまったく見分けがつかなくなってしまったマーティとの友情もキラリと光って、情けない姿ばかり見せていた前作のイメージを払拭してくれました。
あと、グロリアとメルマンの恋模様も、ジュリアンが思わずまともな助言をしてしまうほど可愛かったです。前作はホント”居るだけ”だったからなぁ…。
前作しか観ていない人も、ペンギンズが好きな人にもぜひ観てほしい、良作ファミリー映画になってたと思います。
にしても、「ペンギンズ」は2の後の話かと思ったら、まだ3があるんですね。2015年にはペンギンズの劇場版を公開予定らしいし、これはなんとしても3を観ておかないと!

映画「白雪姫(1937)」観ました

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白雪姫(1937)
原題:SNOW WHITE AND THE SEVEN DWARFS
製作:アメリカ’37
監督:デヴィッド・ハンド
原作:グリム兄弟
ジャンル:★ファミリー/ファンタジー

【あらすじ】いつか素敵な王子様と出会う事を夢見ていた白雪姫。だが、日に日に美しくなる彼女を妬み、継母である王妃は白雪姫を殺すように猟師に命じる。猟師同情され逃がしてもらった白雪姫は、森の奥で小人の家に辿り着き…。

「魔法にかけられて」はこの作品のパロディがメインだったんですね。井戸や掃除のシーンなど見覚えのあるものがたくさんあって、確かに「動物が料理を手伝うなんて汚い!」と思ったり(笑)
また、ゆらゆらりと優雅に歌い踊る白雪姫が印象的で、そのなめらかな動きに見入ってしまいました。
ストーリーは前から知っているものの、ディズニーテイストが加わると一味違います。

まず、白雪姫の絶対的姫ポジション!
最初は、森に逃がされても生き残れないだろと思いましたが、その後の彼女を見てたら野垂れ死になんてありえないと確信しました。
だって、どんな動物も小人も人間も(とくに男)、彼女の歌を聴いたらイチコロなんだもの!
自分の衣食住を確保するために動物を使役し、小人たち(おこりんぼ除く)を瞬く間に虜にし、夕飯の時間には完全に主導権を握っている事に軽く戦慄を覚えました。
終いにはママみたいに振舞いはじめ、可愛いんだけども追い出されるなんて微塵も頭になさそうで、そのふてぶてしさがまさしくお姫様です。
何かに守られているような安心感すらあり、はっきり言って「白雪姫と鏡の女王」の姫より強そうな気がしてしまいました(笑)

そして、王子より重点を置かれている小人たちも素晴らしかったです。
小さいおっさんなのに、何故か可愛いんですよ。
食事の前に手を洗うエピソードなんて、いきなり子供向けの教育番組になったみたいだし、他にもパーティやらお出かけのキスやら、小人たちとの交流に時間を割きすぎなくらい。
でも、この積み重ねのおかげで、終盤はまさかの感涙!
時間をかけてツンデレな”おこりんぼ”が白雪姫に心を開いたと思った矢先の、哀しい別れ…。白雪姫が目覚めるとわかっていても、ガラスの棺の周りで沈む小人たちや動物たちの姿に思わず涙が…。
その後、白雪姫は突然現れた王子に当然のようにかっさらわれていくわけですが(姫も笑顔で別れを惜しむことなく「bye~♪」)、彼女が倒れた時のおこりんぼの悲しみを見たら、今は心から姫の復活を喜んで、幸せを願っているのがわかってまた泣けました。

脇役を主役級に描くのはディズニーのいつものやり方のようで、今回はわたし的によかったです(「眠りの森の美女」ではダメだった…)。
お馴染みの「SomedayMyPrinceWillCome」をやっと聴けたのも嬉しかった!
ディズニーのミュージカルは断然字幕版ですね♪

映画「くまのプーさん/完全保存版」観た

 | ファミリーアニメ  com(8) 

くまのプーさん/完全保存版
原題:The Many Adventures of Winnie the Pooh
製作:アメリカ’77
監督:ウォルフガング・ライザーマン、ジョン・ラウンズベリー
原作:A・A・ミルン
ジャンル:ファンタジー/ファミリー

【あらすじ】ディズニーの「くまのプーさん」長編作品第1作。中編映画「プーさんとはちみつ(1966年)」、「プーさんと大あらし(1968年)」、「プーさんとティガー(1974年)」の3作品に、繋ぎのシーンとエンディングを新たに追加した。

「くまのプーさん」ってなんでぬいぐるみが普通に森で暮らしてるんだろうと思ってたら、彼らはクリストファー・ロビンのひとり遊びのなかで生み出された空想の産物だったんですね。
冒頭は実写で、彼の部屋に並べられたプーやイーヨー、ティガーにルーなどのぬいぐるみが映され、そこから本の挿絵がアニメーションになって物語が始まるというのが面白い。物語が始まってからも、挿絵から挿絵にジャンプしたり、文字の上を歩いたり、ナレーターとキャラクターたちが話したりすることもあって、凝った演出が楽しめます。
ただ、ストーリーというか、プーの声や性格が個人的にあまり好きになれないんですよね~。なんでオッサンの声なの?
オッサン声でラビットに蜂蜜をせがんだ挙句に、食べ過ぎて穴に嵌って動けないとか(笑)
そんなメタボ体型のプーに「プーのおばかさん」とお兄ちゃんぶるクリストファー・ロビンが妙に寂しく見えてしまいました。
後で調べたら、原作者は息子のために息子のぬいぐるみが活躍する物語を考えたそうで、舞台は別荘のそばにある森らしいから、避暑にやってきて、たまたま年齢の近い子供がいなかったという設定なのかな?
ラストにクリストファー・ロビンが「ぼくはもう”なにもしない”ってことができないから、プーはこれからも森で”なにもしない”ということをしてね。そして、ぼくを忘れないで。」というような事を言うんだけど、ここら辺は「トイ・ストーリー」を思い出したり。
ちなみに”なにもしない”というのは、出かけようとしている時に「何しに行くの?」と聞かれ、「なにも」と言って出かけていってする事…つまりは今まで彼らがしてきた事です。
わたしが今まで観たプーさん作品には彼が登場してなかったので、やっと原点を(原作がホントの原点ですが)観られて良かったです!

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映画「ピーター・パン(1953)」観ました

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ピーター・パン(1953)
原題:PETER PAN
製作:アメリカ’53
監督:ハミルトン・ラスケ、クライド・ジェロニミ 、ウィルフレッド・ジャクソン
原作:ジェームズ・バリー
ジャンル:★ファンタジー/アドベンチャー

【あらすじ】ロンドン郊外、ピーター・パンの影を見つけた少女ウェンディは、彼がそれを取りに来るのを待っていた。ある晩、妖精ティンカー・ベルと共に彼が現れ、影をつけてくれたお礼に、ウェンディと弟マイケル、ジョンを“ネバーランド”へ連れて行き…。

前に観た実写版ほどじゃないけど、ウェンディはおませさんなんですね。出会ってすぐにピーターにキスしようとするのは原作通りってことでしょうか?
そして、ティンクは登場時からウェンディにやきもち。真っ赤になって怒っている時は、葉っぱを焦がすくらい熱いらしい。
ピーターに「ちょっとおかしいんだ」と紹介されたり、ぎゅっとつかまれて妖精の粉を使われたり、しょっぱなから扱いが悪くて、機嫌が悪くなるのも当然です。でも、ネバーランドについたとたんに暗殺を企てるところがさすがというか…。

しかし、ピーターはモテモテですね~。人魚の入り江でも嫉妬の嵐だったし、助けたタイガー・リリーはウェンディを差し置いてピーターにキス!
ウェンディに「キスしてもいい?」とたずねられた時は「キスって何?」とか言ってたけど、実際にキスされたら真っ赤になってしまいます。
でも、この後ティンクが身を挺して自分を救ってくれた時、傷ついたティンクに「世界で一番大切なのは君なんだ」と叫ぶのは、たぶん家族としてという事なんだろうな~。ピーターに恋するティンクの乙女心がちょっと切ない…。あとティンク復活のくだりにもっと時間を割いてほしかったです。

そんな女の子たちの心をかき乱しまくっている天然タラシなピーターですが、フック船長の心も思いっきりかき乱してました。彼があそこまでネバーランドに執着し、海賊のくせに沖に出ないのは、ピーターが必要以上にフックをからかうからだと思うんですよね。腕をワニに食わせるというのも結構酷いし、自分がフックをおちょくる様子を、わざわざウェンディに見せるような性格です。

何気に殺伐としたシーンが多いにもかかわらず、子供でも楽しめる作品になってるのは、フック船長のキャラによるものでしょう。気まぐれで冷酷かと思えば、ワニに怯えてスミーにすがりつき、そのくせティンクの嫉妬を上手く利用してピーターを陥れる策略家でもあります。
彼の一挙一動が悪役らしく、そしてコミカル。彼がいなければこの作品はここまで楽しめなかった気がします。
何気に初見だったのに驚きでした。

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映画「ミトン」「レター」「ママ」観ました

 | ファミリーアニメ  com(4) 
Tag:ソ連 

ファンタジー企画の最後の作品は、大好きな「チェブラーシカ」の監督ロマン・カチャーノフの短編集。どれも10分と短く、セリフもないんだけど、人形の細やかな動きで感情の機微を丁寧に描いています。哀愁ただよう音楽も相変わらず素敵で、寂しさやそれを包み込む母子の愛情にあふれた作品でした。
ミトン

『ミトン:Varezhka(MITTEN)』ソ連’67

犬を飼いたいのに母親に反対され、しょんぼりしていた女の子アーニャのお話。
あまりの可愛さに絶叫しちゃいました。窓の外で犬と遊ぶ子どもを眺める様子とか、本ばっかり読んでいるお母さんを横目に寂しそうにしている様子とか!!
しかも、紐のついた赤い手袋を子犬に見立てて遊び始めるんですよ…。通りがかりの犬さえも足を止めてしまう寂しい光景。その後のファンタジックな展開には、きゅんきゅんしっぱなしで、ひとりでと悶えてました(笑)
ラスト、母親が娘の寂しさと自分の過ちに気付き、ハッとして、すぐに娘のために走るところが良かったです。アーニャの代わりに『ありがとうお母さん!!』と抱きつきたい。

『レター:Pismo(LETTER)』ソ連’70

戦争に行った父親からの手紙が途絶え、不安げな母親を心配する少年のお話。
これもよかった…。母親を思いやる息子の気持ちがひしひしと伝わってきて。手紙が途絶える前の、二人だけの貧しい生活でも笑顔が絶えない様子とのギャップがね。人形なのに、息遣いまで聞こえてきそう。
母親を思う息子の気持ちが奇跡を起こす展開も、その時に父親の船長の帽子を被っているところもよい。
ラスト、二人を見つめる郵便屋さんたちと一緒に、温かな気持ちになれました。

『ママ:MAMA』ソ連’72

幼い息子を寝かしつけ買い物に出かけたママが、長蛇の列でなかなか帰れず息子を心配するお話。
これはファンタジーではなかったけど、やっぱり素晴らしい作品でした。当時の物不足な社会情勢を反映してるのを知らないと、ちょっとわかり辛いものはあったけど。
列に並びながら、ちょっと青い顔で、もし坊やが剃刀で遊んだら、もし家に泥棒が入ったら、もし窓の外に出てしまったら…。考えれば考えるほど不安になっていく母親の気持ちがひしひし伝わってきます。
坊やが最優先で、文字通り走って買い物に出かけ、人にぶつかっても見向きもせず、走って帰ってくるところも素敵。
ネタバレだけど、坊やが何事もなく安らかに眠っている様子を確認して、安堵のあまり一筋の涙をこぼす様子に、もらい泣きしそうになりました。

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映画「ヒックとドラゴン」観た

 | ファミリーアニメ  com(6) 

ヒックとドラゴン
原題:HOW TO TRAIN YOUR DRAGON
製作:アメリカ’2010
監督:クリス・サンダース、ディーン・デュボア
原作:クレシッダ・コーウェル
ジャンル:★ファミリー/ファンタジー/アドベンチャー

【あらすじ】村を守るため、ドラゴンと戦い続けるバーク島のバイキングたち。そのリーダー、ストイックの息子ヒックは、気が優しくて非力な落ちこぼれだった。ある日、彼は皆が恐れるナイト・フューリーを打ち落とすが、止めをさせず、あまつさえ“トゥース”と名付けエサをあげるようになり…。

まだ続いてるファンタジー企画第5弾!
王道ストーリーながら、ヒックとトゥースが心を通わせていく過程が自然で、いつの間にか彼らと一緒に冒険できるような作品でした。
憎むべき敵の目に”怯え”を見たことから始まった、ヒックとドラゴンとの交流。
持ち前の優しさと賢さ器用さを発揮して、ヒックはトゥースとの距離を縮めていきます。
”ドラゴンを倒す事がすべて”な村では認めてもらえなかった彼の才能と、お父さん譲りの勇気。それがなかったら、彼らは理解しようとすることもなく殺しあっていたかもしれません。
「リロ&スティッチ」の監督さんらしく、警戒心が解けていってからの”トゥース”の仕草がとってもキュートでした。くりっとした瞳で見つめて、小首をかしげる様子なんて仔犬みたい!
初めて触れようとした時、もどかしくてトゥースの方から近づくところは、なんだか初々しいキスシーンみたいでした(笑)
ふたりが空を駆け抜けるシーンはサイコーです。スピード感あふれる映像が気持ちよく、3Dだったら本当に空を飛んでいるみたいな気分になれそう!

また、ドラゴンの知識によって危険な修行を乗り切り、仲間たちの彼を見る目がみるみる変っていくのも良かった。悔しがるヒロインや、一喜一憂する父親の心の機微も、言葉より映像で表現していて、出番が少なくても納得できました。
ペット発言はちょっといただけないものの、冒頭でドラゴンを害虫(pests)と呼んでいたのにかけてるそうで、翻訳の問題みたい。
怪獣大決戦を終えてのラストはちょっと驚きでした。色々とそこに込められた意味もあるんだろうけど、一番大事なのは、それでも二人一緒なら、家族や仲間が笑っていられれば、サイコーに幸せだっていうことだよね!

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映画「ティンカー・ベルと輝く羽の秘密」観た

 | ファミリーアニメ  com(8) 

ティンカー・ベルと輝く羽の秘密
原題:SECRET OF THE WINGS
製作:アメリカ’2012
監督:ペギー・ホームズ
ジャンル:ファンタジー/ファミリー

【あらすじ】物づくりの妖精たちで冬支度をする中、ティンカーベルは立ち入り禁止の冬の森に興味を示す。こっそり境界線を超えたところ自分の羽が光ったのだ。 ある冬の妖精がその理由を知っていると聞いた彼女は、禁じられた境界線を越えて冬の森に入って行き…。

ファンタジー企画三作目です。
あいかわらずどっぷりファンタジー世界を堪能できる作品。ティンクも成長したのか、顔を真っ赤にして怒ることはなくなりウザさも半減。でも、相変わらず掟と聞けば片っ端から破らずにはいられない性格です(笑)
毎回そのせいで必ずピクシー・ホロウや友達の命の危機を引き起こしてるのにな~。反省しないな~…。
まあ、ネタバレしてしまうと、今回は破っても仕方ない理由がありました。なんとティンクの生き別れの双子の姉妹がいたんですよ!!
同じ赤ん坊の笑いから生まれ、運悪く離れ離れになってしまったティンクとペリウィンクル。冬の妖精は暖かい場所では羽が融け、その他の妖精は寒い場所では羽が凍って割れてしまうという悲劇の姉妹!
大冒険はないものの、ふたりのために頑張る仲間たちの描写は微笑ましいし、何より姉妹が可愛い。守ってあげたくなります♪
後半は強引で笑えました。大根おろしで出来た降雪機があんな危機を引き起こすとは…ものづくりの妖精すげぇ~!!(笑)
ティンクと同じく、引き離される辛さをよく知っている女王の恋物語も王道でよかったです。でも、そのせいかイッケメーンなテレンス君の出番がほぼ無し。ペリウィンクルにボーイフレンド?と聞かれて、ティンクは「う~ん…」と口ごもってたしなぁ。将来的にはピーター・パンが現れるわけで、テレンスの恋の行方は…。
次回作に期待ですね。

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映画「ふしぎの国のアリス(1951)」観ました

 | ファミリーアニメ  com(3) 
Tag:にゃんこ 

ふしぎの国のアリス(1951)
原題:ALICEINTHEWONDERLAND
製作:アメリカ’51
監督:クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスケ、ウィルフレッド・ジャクソン
原作:ルイス・キャロル
ジャンル:ファンタジー/アニメ

【あらすじ】時計うさぎを追いかけて穴に落ちてしまった好奇心旺盛な少女アリス。たどり着いたのは、今まで見たこともない魔可不思議な世界だった。彼女はへんてこな住人たちと出会いながら、うさぎを追っていくが…。

一つ一つの出来事を真面目に考えたら頭がおかしくなりそうな内容を、まったくそんな気にさせない楽しいノリで一気に見せてくれるアニメ作品でした。
不思議の国のアリスの世界をよくぞここまで、という感じ。まあ、原作もそんなにくわしいわけではないですが、観ている間は本当にこんな世界が存在していると思わせてくれます。
個人的に好きなのは、チェシャ猫、いもむし(歌がいい!)、いかれ帽子屋かな。あと、可哀相なとかげのビルとか(笑)
子供の頃に読んで印象に残っていた”トドがカキを騙して食べる”くだりは、今観てもうわぁって感じでした。食べる側と食べられる側で意思疎通できてしまうのって、なんだか怖い!
ほいほい知らない人に付いて行ってはいけない、という教訓もあったりして、ちゃんと子供向けに作ってあるんですよね~。
好奇心旺盛で、ちょっと独特な小走りをするアリスも可愛かったです。挨拶の仕方を何度も注意されているのは、きっと普段から言われ続けていた事なんだろうな。
いつも言いつけを守らず突っ走っちゃうからこんな事に…と泣いてしまうシーンもあったりと、成長していく様子が見られるのもいい。ハチャメチャなだけの作品じゃないんです。
いつも拍手イラストを描くたびに、参考画像を探してこの作品のいろんなシーンを目にしていたけど、映画を観るのは今回がたぶん初めてでした。
観られてよかったです!

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映画「長ぐつをはいたネコ」観ました

 | ファミリーアニメ  com(8) 
Tag:にゃんこ 

長ぐつをはいたネコ
製作:アメリカ’2011
原題:PUSS IN BOOTS
監督:クリス・ミラー
ジャンル:★アドベンチャー/コメディ

【あらすじ】無実の罪で故郷を追われ、お尋ね者となったプス。流れ着いた町で、幼なじみで兄弟分の卵ハンプティ・ダンプティと久々の再会を果たす。2人は謎めいた美女猫キティを仲間に加え、一緒に伝説の秘宝“金の卵”を探すことにするが…。

「シュレック」で好きだった猫ちゃんのスピンオフだと聞いて観たんですが、意外にも正統派冒険活劇で、可愛いだけじゃなく面白かったです。西部劇仕立てなのも嬉しい♪
無実の罪で故郷を追われ、その剣の腕で生きるプス。酒場で悪漢をいなして一目置かれる流れとか、仕事で鉢合わせした覆面の黒猫と張り合ってたら、相手が美女猫だとわかってうろたえるところとか、王道ですよね~。
それに、やっぱりプスやにゃんこたちの魅力に溢れてました。小さい体で目一杯動き回って戦って、しなやかにダンスも踊っちゃいます。ワイルドに振舞ってたかと思うと、次の瞬間ミルクを可愛くぺろぺろしちゃったり、光を見ると追っかけちゃうとこなんか可愛すぎて悶えました。その上、子供時代も見せてくれるっつーんだから、まったく…あのにゃんこばかりのバーに行きたい。入り浸りたい…!
ただ、うるうるおめめは「シュレック」の時の方が可愛かったかな。特典映像「悪の三銃士」のウルウル宇宙バージョンは凄かったけども(笑)

メインである、ハンプティダンプティとの確執や、ママへの愛情も良かったです。プスの生い立ちやブーツの意味もしっかり見せてくれました。
ハンプティのキャラがいいんですよ。卑屈で寂しがり屋で、悪たれなんだけどもどこか憎めない。信用できない感じの顔も素晴らしいですね~。声をあててる勝俣さんも雰囲気ぴったりで、違和感がまったくありませんでした。
空のお城での冒険が若干物足りなかったけど、この時点では目しか見えない怪物がなかなか。まさかあんな姿をしてるとは!
可愛さ目当てで観始めたけど、それ以上に楽しめました。

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