ホラー/パニックカテゴリのご紹介

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ディープ・ブルー(1999)」観た

 | ホラー/パニック  com(2) 

ディープ・ブルー(1999)
原題:DEEP BLUE SEA
製作:アメリカ’99 104分
監督:レニー・ハーリン
ジャンル:★スリラー/SFパニック

【あらすじ】太平洋上ににある巨大な海洋医学研究施設アクアティカでは、サメの脳組織からアルツハイマー治療薬を製造する研究が進められていた。だが研究を急ぐあまり、責任者であるスーザン博士はDNA操作によってサメの脳を大きくする。それによって高度な知能を持つ巨大サメが襲い掛かってきて…。

これ好きなんですよね~。サメ映画と密室脱出系パニック映画を足したようなB級パニック作品!
この手の作品のお約束を無視してあえて突っ走るところや、緊迫シーンで笑いを取ろうとする姿勢が好きです。これぞB級。

サメさんの食いつきっぷりもよかったし、DNA操作で巨大化・高知能化したサメなので、いい具合に主人公たちを追い詰めていってくれます。おかげで水没&崩壊しつつある研究施設から脱出するシーンは「ポセイドン・アドベンチャー」みたいでハラハラできたし、サメとの対決もあって緊張感を持続させてました。
あと、黒人のコックさんがホント魅力的で、彼がいるだけでこの作品の好感度が3倍くらいにになってると思います。

とくに厨房でサメと対決するシーンがお気に入りです。ピンチなのに相棒のオウムを助けようとするし、それで水に投げ出されて必死にオーブンに逃げ込んだ時の「コックがオーブンで丸焼きなんて、何かの冗談ですか!神様!!」というような祈りが好き。思わず「神様じゃなくて監督or脚本家の仕業だよ」と教えてあげたくなりました(笑)
あと、ビデオカメラを見つけた時に家族にメッセージを残すところも彼らしさが出ていて大好きですね。色々悩んで、一番伝えたいことが「美味しいオムレツの作り方」というところが。
すごく良い人で死んでほしくないと思えるキャラなので、ピンチになるたびに必死に応援してしまいました。
ラストは思わぬ大活躍でカッコよかったです。因果応報な結末もスカッとしました。

関連記事
「マインドハンター」観た

映画「ハウンター」観ました

ハウンター
原題:HAUNTER
製作:カナダ・フランス’2013 97分
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
ジャンル:★ホラー/サスペンス

【あらすじ】ある朝リサは、自分が誕生日の前日を何度も繰り返していることに気付く。家族に訴えても信じてもらえず、いつもと違う行動をとっても結局は同じ繰り返しに。外に出ることすらできない彼女は、この家で起こる怪現象に注目し…。

Gyaoで9月11日まで。きもだめし企画で観た最後の作品です。
これは個人的に好きですね~。主人公の黒髪少女が眼力あって素敵だなーと思ってたらアビゲイル・ブレスリンちゃんでびっくり。頑張ってるようで嬉しいです。
「CUBE」の監督さんのホラー(どちらかというとサスペンスファンタジー)作品ですが、グロは一切なしの安心設計。考えるな、感じろ!という流れは見る人を選ぶものの、家族や自分と同じ年頃の女の子たちのために必死で戦うヒロインが好きなら楽しめると思います。あとは、ストーリーのある悪夢を何度も繰り返してみるタイプの人にお勧めな作品。リアルな悪夢感を楽しめます。

私はそういうの大好きなので思いっきり嵌りましたね~。最初は「またこのタイプか」と思ったけど、それが明かされてからが本番!
なんだかよくわからない曖昧なルールを、フィーリングと意志の力で解き明かして、道を切り拓いていきます(笑)
正直、ヒロインの行動やセリフで初めて「あ、そういうことなの?」となったこともちらほらあったものの、繰り返す一日、薄暗い洗濯室、洗濯機の裏にある小さな扉、通気口の向こうから聞こえるクラリネットの音と声、濃霧で何も見えない家の外…など不気味でミステリアスな雰囲気に身を任せて楽しめました。
相手の持ち物を通じて呼びかけるとか、クラリネットの演奏でシンクロするところとか、自分のためよりも誰かのために頑張るヒロインの気持ちが伝わってきて感動的。
悪役も実に悪役らしい奴なので、彼女を素直に応援できるんですよね~。色んな役を演じ分ける渋い俳優さんも良かった!
ラストは彼女と家族の笑顔が見られて思わずホロリ。思わぬ拾い物でした。

映画「人造人間13号」観た

 | ホラー/パニック  com(0) 
Tag:カナダ 

人造人間13号
原題:13 EERIE
製作:カナダ’2013 87分
監督:ローウェル・ディーン
ジャンル:ホラー/SF

【あらすじ】大学で犯罪科学捜査を学ぶ6人の若者たちが、人里離れた元刑務所で本物の死体を使った試験を受けることに。だが、用意していない4つ目の死体を発見し…。

クリスマスに鑑賞したゾンビ映画です(笑)
低予算ながら、安心して観られるゾンビ映画でした。この邦題は意味不明ですが、ゾンビ(仮)の発生源となった場所が「恐怖の13号刑務所」だからということだと思います。ぜんぜん人造人間じゃない!

邦題はともかく、内容は良かったです。とくに導入が興味深い。人里離れた場所でオッサン二人が死体をあれこれいじっているところから始まるんですが、そこに若者がやってきて恐怖体験!?と思いきや、科学捜査研修生の卒業試験の場所なんですよ。で、本物の死体を使って現場と遺体の検証を行っていたところ、用意していないはずの4つ目の死体を発見し…という流れ。

みんな卒業のために必死だし、死体には多少慣れてるし、そもそも変なことがあっても「これはテストだ。教授が俺たちの反応を見てるんだ」と考えてしまって、なかなか逃げ出しません。
本能的に恐怖を感じているひともいるものの、誰も相手にしてくれない!
二人一組で三か所に分かれてるから、異常を察知した人たち同士はなかなか出会わないという…。

ゾンビは走る系で、元刑務所という舞台なのに外や小屋での戦いが基本。ボロいから床からバーン!と出てきたりして、これはこれで緊張感あります。タトゥを入れたゴツめの囚人服ゾンビがなかなか怖いかも。
一番グロイシーンは化学薬品を使ってゾンビを倒すところですかね。しかも相手は元友人たち。容赦なく一人で二体と戦うヒロインに痺れました。かと言って無敵というワケではなく、ちょっとしたドジで彼氏を殺しかけたり…。

期待しすぎると肩透かしになりそうですが、低予算だと割り切ってみれば十分見られる安定のシリアスゾンビ系。ラストはちょっぴり茶目っ気もあって、ベタだけど好きです。
しかし、ヒロインと教授はもっと早く本気出せよ!

映画「SOSタイタニック/忘れえぬ夜」観ました

 | ホラー/パニック  com(5) 
Tag:イギリス 

SOSタイタニック/忘れえぬ夜
原題:A NIGHT TO REMEMBER
製作:イギリス’58 124分
監督:ロイ・ウォード・ベイカー
原作:ウォルター・ロード
ジャンル:★パニック/ドラマ

【あらすじ】1912年、不沈の船と言われる豪華客船タイタニック号は、2200人以上の乗客を乗せ処女航海に出た。だが、氷山との衝突によって想定外の損傷を負った船体は、ゆっくりと黒い海の中に沈み始め…。

実は先月上旬に見ました。音楽がというか、演奏シーンがとても印象的だったので、そのつもりで見たわけじゃないけど音楽映画祭の作品にしようか迷ったくらい。
さて、邦題は”SOS”の部分がちょっとダサいけども、これは傑作だと思います。タイタニックの事故のことを知りたいならこれを観ればいいし、キャメロン監督の「タイタニック」が好きな人にもぜひ観てもらいたい!

まず、1958年に作られたのに映像でガッカリすることはほとんどないというのが素晴らしいです。ショボく感じたのは氷山くらいかな?
モノクロの映像をテレビの小さい画面で見たにもかかわらず、船が軋み真っ黒い海に沈んでいくシーンは圧巻でした。たぶん構図とかも上手いんだと思います(キャメロン監督が真似したぐらいだし…)

それでいて映像に頼り切りというわけでもないんですよ。「この船が沈むわけがない」と思い込んでいる人たちののんきな様子と、一等客室(の女子供)を最優先で助けるのが当然という空気、それをわかっていて最後まで人々のために音楽を奏でる演奏家たち、そして、すぐ目の前で起こっていることに最後まで気付かなかったカリフォルニアン号の船員たち…。その様子が淡々と描かれており、どうなるかわかっている鑑賞者の焦りと恐怖を掻き立てます。

ホントもう、救難信号を必死に送り続ける通信士や、海水が侵入してくるなか修理を続ける機関士たち、母親とはぐれた幼い子供と彼を必死に抱くおじさん(演奏家のひと?)などを観ていると、『カリフォルニアン号許すまじ!!』って感じですよ!!!
あの船の通信士が眠ってなければ、通信に気付いた人が通信士を起こしていれば、船長が報告を真面目に受け止めていれば、甲板にいた船員が異常に気付いていれば、…あと、タイタニック号も救命ボートを人数分以上用意していれば、きっとほとんどの人が死ぬことはなかったのに!
あの場にいたのがカルパチア号だったら、と何度思ったことか…。

この事件の後、救命ボートの数と通信士の24時間体制のルールが追加されたらしいけど、ナレーションのように「この事故は無駄ではなかった」とは素直には思えなかったです。むしろ、ここまで死者を出さなければわからなかった、ということが腹立たしいし哀しい。その2つが見直されるのは当然のことで、それ以上に事故の予防、事故が起きた時の被害を減らす方法を徹底的に話し合ったかどうかが気になります。

船に残ると決めた設計士アンドリュースと、ボートでも周りの人たちを救ったライトラー2等航海士の自戒の言葉が印象的でした。

映画「ロンドンゾンビ紀行」観た

 | ホラー/パニック  com(0) 
Tag:イギリス 

ロンドンゾンビ紀行
原題:COCKNEYS VS ZOMBIES
製作:イギリス’2012 88分
監督:マサイアス・ヘイニー
ジャンル:★コメディ/ホラー

【あらすじ】祖父が入居する老人ホームが閉鎖されることになり、仲間を集め銀行強盗を決行したテリーとアンディたち。しかし、なんとか金を手に入れたところで、町中にゾンビがあふれかえっていることに気付く。兄弟は祖父を助けるため、ゾンビを掻い潜り救出に向かうが…。

これは良いゾンビ映画ですね。OPからカッコよすぎだし選曲もセンスあります。
前半は割と普通なんですけど、舞台がお祖父ちゃんたちがいる老人ホームに移ってからグッと面白くなってくるんですよ。数あるB級ゾンビ映画に埋もれないように個性発揮してます。
この作品のゾンビは昔ながらのノロノロ、知性なしで、怪力でもありません。ノロノロでも緊張感を出すには、数で勝負したり、人間側にも不穏分子を置いたり、逃げ場がない状況に追い込んだりしますが、この作品はまったく別の方法を編み出しました。動きがノロノロのゾンビには、同じくノロノロの老人で対抗すればいい!という新発想です(笑)
このノロノロ追いかけっこが、見せ方がいいのもあって大笑いなんですよ。ノロノロしてるのに物語のテンポも悪くなってないし、むしろここからが本領発揮。

若い方のチームでは割と早い段階で不穏分子が退場して、最強にクールな老人たちと合流してヒャッハー状態へ突入です。ミッキーとか言うイカレ野郎を仲間にした時は「バカなの?」と思ったけど、入れといて正解でしたわ。彼がいなかったら生き残れなかったもんね~。それに、頭に鉄板入ってる伏線があんな風に活きてくるとは。彼もこの物語に欠かせない人物でした。
戦争経験のある祖父もさることながら、他の老人たちもはっちゃけてて良かったです。歩行器に固定したマシンガンでゾンビを一掃する老人や、銃の扱いに妙に手馴れているおばあちゃんも良い。
ラストは妙な感動と爽快感もあり、若者と老人が手を組んでイギリスを元気にしていこうぜ!という力強さがあって、またいつか観たいなと思えました。
ちなみに、原題の意味は「ロンドン下町っ子VSゾンビ」。まさにそんな内容。

映画「スウィング・オブ・ザ・デッド」観ました

 | ホラー/パニック  com(0) 

スウィング・オブ・ザ・デッド
原題:THE BATTERY
製作:アメリカ’2012 100分
監督:ジェレミー・ガードナー
ジャンル:★ホラー/ドラマ

【あらすじ】ゾンビが蔓る終末世界。元野球選手のベニーとミッキーは、車で移動しながらキャンプ生活を続けていた。点々と移動する生活にうんざりしていたミッキーだったが、あるとき拾ったトランシーバーからアーニーという女性の声が聞こえてきて…。

これはすごく好きです!
ゾンビやグロ描写がほとんどないのにもかかわらず、絶望的で切なくなる青春ロードムービーなんですよ。ゾンビものでロードムービーというと「ゾンビランド」が思い浮かびますが、あれと比べると超低予算映画なのでグロ描写はほとんどありません。それでも絶望感は断然こちらが上でした。
好きな人はすごく好きだと思います。ぜんぶ説明されるより、描かないことで想像力を掻き立てられるタイプの作品が好きな人にはお勧めですね。

男ふたりが、ゾンビだらけになった世界で旅をしているところから物語は始まります。
髭男のベンは、現実主義者で行動的でタフな男なのに対して、ミッキーはロマンチストで一人じゃ何もできないヘタレ。ゾンビと遭遇してもベンがバットで退治するのをそっと見守るだけだし、その癖、文句ばかりでベンに当たり散らします。
でもベンは、そんなミッキーにキレるわけでもなく、見捨てることもなく、癇癪を起した子供を見守る父親のように接しているんですよね~。

ここでミッキーにイラっとする人も多いかもしれませんが、そんなダメダメなミッキーがいるからこそ、彼の心配をすることでベンは色々な不安から目をそらすことができます。
こんな風になってしまった世界で唯一信頼できる相手が「バッテリー(原題です)」であるミッキーで、ベンにとってもかけがえのない存在だからこそ、ミッキーの子供っぽい言動も我慢できる…どころか、楽しんでいるようにも。
野球っぽい要素はたまにキャッチボールをするくらいなのに、彼らが元野球選手だという設定がいきてました。

この世界で一番注意しなければならないのが”他人”だということは、無線から聞こえてきた女性の声の警戒する態度からもわかります。
彼女に興味を抱くミッキーに対し、彼女が属しているコミュニティは厳しい規律によって安定を保っているようで、関わらないでほしいと冷たく言い放ちます。
他にも、車を奪われそうになるエピソードもあり、ゾンビが少ないのどかな前半が嘘のように緊張感が増してきます。

その後の展開はもう静かながら絶望的で、あまり動きのない映像にもかかわらず心臓がギュッと縮まるような感じがしました。バカ騒ぎをしているくだりが切なくて、二人の神経が削られていくのが見て取れます。
とくに、車内の長回しのシーンは見ていて泣きそうになるくらいで、ベンが初めて見せる動揺が印象的です。バッサリ見せない演出も効いてました。

そしてラスト、ベンが無線に向かって放つ言葉…彼の強い決意が、不思議とこの作品の後味を悲しくも清々しいものにしています。
最近は走るゾンビや運動能力が異常に発達した化け物のようなゾンビが多いですが、のろのろで弱くて知能も低いからこそ、物語が盛り上がる場合もあるんだと教えてくれました。
今年の肝試し企画最後の作品がこれでよかったです♪

肝試し企画まとめ感想(8/21~8/27)

 | ホラー/パニック  com(5) 

さすがにホラー映画ばかりで飽きてきたので、次の単独記事で私の肝試しは終了です。
B級C級Z級の作品を観まくったおかげで、許容範囲が(主に下に)広がったぜ!

8/27「感染創世記」
ゾンビ映画というより戦争映画でしたね。ゾンビから日常を守るために戦う集団に、主人公が取材する様子を描いた作品で、まともな神経では元人間を毎日何百体も殺せないというのがわかっていく。いちばんイカレているのが、若い女ゾンビを捕まえて…のエピソード。感染のリスク高すぎぃ!手ぶれがなければ、社会派ゾンビ映画としてそれなりに観られる作品だったと思います。
8/27「シー・オブ・ザ・デッド」
「ゾンビ沼」と同じ監督さん。相変わらず斬新でBGMが合ってなくて血みどろだったけど、機材がパワーアップしていて映像がキレイ。ブラジルの肉感的な女優さんを楽しめるし、今回はオッパイもいっぱいです。後半ははっちゃけすぎていて意味が分からなかった(汗)
8/27「デス・マングローヴ ゾンビ沼」
Z級ゾンビ映画。見る人は選ぶものの、色々と斬新。一匹かと思ったら沼の中から次々にゾンビが立ち上がって囲まれているという絶望的な状況とか、感染しかけた人をふぐ毒で救うとか。あと、ブラジルの民間療法なのか、焼きレモンが万能薬扱いでウケた。色々と拙い部分が目立ちますが、ゾンビの特殊メイクは力が入っているし、CGなしで頑張っていて好感が持てます。エド・ウッド作品が好きなら楽しめるかも。
8/24「ホステル3」
ホラーおみくじで出たので鑑賞。個人的に拷問系はストレスが溜まるだけだから、パワーダウンしたらしい3でよかったです。それでも最初の犠牲者のシーンは痛々しい…。でも、序盤の展開や、後半のただのアクション映画と化した展開はそれなりに楽しめました。ラストは主人公覚醒しすぎ!ぜったいご近所さんに通報されるだろ(笑)
8/21「シャークネード エクストリーム・ミッション」
なんかついていけないと思ったら3作目か。1も2も観てないよ!しかし、サメ台風という発想は面白いし、チェーンソーでバッタバッタとなぎ倒すノリも好きだけど、89分はさすがに長くないですか?何気に「トリプルヘッドジョーズ」が登場したり、007風のオープニングや、ちゃんと使える金のチェーンソー、ライトセイバー風の改造チェーンソー、ラストの大気圏突入や赤ん坊の登場の仕方などは面白かったです。やはり1作目から見ないとダメか~。

映画「死霊館」観ました

 | ホラー/パニック  com(4) 

死霊館
原題:THE CONJURING
製作:アメリカ’2013 112分
監督:ジェームズ・ワン
ジャンル:★ホラー

【あらすじ】数々の心霊現象を解決してきた超常現象研究家ウォーレン夫妻のもとに、ある女性が相談に来る。ロードアイランドの人里離れた一軒家に引っ越したペロン一家が、不気味な怪現象に悩まされているというのだ。家族を守りたいという彼女の想いに共感したロレインは夫と共に調査に赴くが…。

これは怖かったですね~。悪魔祓い系って、どうも嘘くさくて傍観者みたいな気持ちになることが多かったんですが、この作品は引っ越してきたら家の中で奇妙な現象が…という始まり方で、その奇妙な現象というのが身近に起こり得そうな雰囲気ありまくりなんですよ。
物が勝手に動いたり、物音がしたり、鳥が突っ込んできて死んだり、家族が夢遊病でフラフラしたりなど、昔ながらの恐怖描写が秀逸。観た後は暗いところに行くのが怖くなります!

しかも、実在する超常現象研究家の二人も人間味があり、子供を想う気持ちに共感して調査に来るというところも親しみがわきました。
悪魔祓いものだとエクソシストがメインキャラになりがちですが、キリスト教が身近でない私にとっては使命感やら何やらよりも、こういう動機の方が感情移入しやすかったです。
夢のマイホームが悪魔憑きというシチュエーションもありそうで怖いです。お金がないから、死ぬほど恐ろしくても家から出ていけないというのが悲しいんですよね~。
でも、あんな目に遭ったら、私なら信者じゃなくても裸足で教会へ逃げ込むと思うんだけど、その場合でも追い出されてしまうんでしょうか?
そこが少し疑問だったものの、じわじわと迫りくる恐怖に引き込まれて気にならなくなりました。

霊の露出や怪奇現象が段階的に増えていくのが自然なんですよ。誰もいないはずの場所から気配を感じてゾッとしたり、足を引っ張られたり、シーツによって人型が浮かび上がったり、不穏なメッセージを受け取ったり…とちょくちょく小出しに見せていくので、だんだんとエスカレートしていっても”あり得そう”の許容範囲も広がっていってるので受け入れられます。

そしてラスト。絵的には怖いはずなのに、神々しく感じました。母の愛に心打たれます。
おススメのホラー映画です!

映画「バタフライルーム」観た

 | ホラー/パニック  com(0) 
Tag:イタリア 

バタフライルーム
原題:THE BUTTERFLY ROOM
製作:イタリア・アメリカ’2012 87分
監督:ジョナサン・ザラントネロ
ジャンル:★サスペンス

【あらすじ】孤独な中年女性アンは、母子家庭で寂しい想いをしていた隣室のジュリーと親しくなる。彼女の家には「バタフライルーム」という蝶の標本を飾っている部屋があり、ジュリーはそれに興味を抱くが…。

肝試し企画6作品目。これも未公開の人間が怖い系サスペンスホラーで、なかなか引き込まれました。
主人公の設定や周りに配置したキャラクターが上手く嚙み合っていて、時系列を乱す構成で彼らの裏の顔が次第に明らかになっていくのが面白い。(巻き戻しの演出は作風に合ってなかったけど…)
OPは湯船に浸る少女の脚のシーンで、赤いクレジット表記がお湯に溶けていくオシャレな演出が目を引いたし、途中から湯船が真っ赤に染まって何事か!?というところで、別のシーンから物語が始まるところもよかった。

怖いかと聞かれればNOなんですが、先が読めても退屈にならないのは、登場人物とバックストーリーの魅力によるものだったと思います
お隣の自分勝手な母親や、アンを毛嫌いする女性、アンのアパート付近で仕事をする内装業者、そして生きるために自分の価値を最大限に活用する少女とその母親など、どんな人かわかるにつれて「実はまともな人がほとんどいない?」という状況になってきたり。

終盤はアンが本領発揮で不気味な魔女そのものと言った感じ。小悪魔少女の顛末も、彼女の家庭のことを知ると必死だったんだよなぁと哀れに思えました。
ラストの幸せなひと時に、急に陰りが見える負の連鎖も秀逸!
バタフライルームいっぱいの蝶の標本が、主人公のいびつな愛の虚しさと哀しさを表しているようで印象に残ります。

肝試し企画まとめ感想(8/19~8/20)

 | ホラー/パニック  com(6) 

肝試し用にタイムシフト予約してあった「人間が怖いホラー」7本観ました。とりあえず単独記事にするほどでもない作品の感想を。

8/20「マッド・ホステル」
これは酷い…。前半は、おバカな学生たちが空き家を占拠してたら、閉じ込められて…という流れで普通に観られたのに、後半は残酷描写カットしすぎで、状況把握すら難しいという(汗)場面と場面の繋がりも変になっていくし、ラストは唐突でぽかーんとしてしまうこと請け合い。
8/19「呪いのフェイスブック」
東南アジアのホラーは男の浮気が原因で女が悪霊化するやつばっかりなんだろうか。溜めたり焦らしたりせず最初から姿を見せて、フェイスブックで友達登録してきた浮気野郎&浮気女を片っ端から始末していくアグレッシブな悪霊が笑えました。しかし、ヒロインがクソすぎて、見た人はみんな「早く死ねばいいのに」と思いそう。そしてラストが意味不明ぶつ切り感。
8/19「CAGE ケージ」
ハロウィンの夜に不審者たちが侵入して、ベビーシッターが戦うオーソドックスなスリラー。普通にハラハラしたし、ヒロインが覚醒してからが痛快でした。的確に容赦なく犯人たちを倒していきます(笑)でもオチは結構ハチャメチャ。ヒロインのいじめエピソードはどうなった!?
8/19「元カノ ~憑き纏う女~」
こっちの方が1作目。この監督は夢オチ、撮影オチが多すぎ。割と王道ホラーだったけど、ちょっとダラダラしてたし、さっさと本命殺しとけよと思ってしまう。女性は浮気した男より、その相手の女性を憎むっていうけどね~。ラストの畳みかけはまあまあだった。
8/19「元カノDeath」
冒頭からグロくて掴みもOKなんだけども、音で驚かせるシーンが多い上に、何重にも夢オチで疲れる。構成がわかりにくいなぁ…と思っていたら、「ホラーだからそれでいいのよ。混乱させて怖がらせるの」と言っててウケた。でも、別に混乱=怖いではないと思う。終盤は意外性あったものの、今までの退屈さを挽回するほどでもない。タイホラーなら以前見た「心霊写真」の方がよかったな。

映画「操り人間」観た

 | ホラー/パニック  com(0) 

操り人間
原題:CASSADAGA
製作:アメリカ’2011 113分
監督:アンソニー・ディブラシ
ジャンル:ホラー

【あらすじ】心に深い傷を負ったリリーは、新たな人生を求め小さな田舎町カサダガへと移り住む。そこで特待生として学びつつ、子供たちに絵を教え始めるが、ある出来事をきっかけに少女の霊に取り憑かれてしまう。身を守るため、少女の死の謎を突き止めようとする彼女だったが…。

ホラーとしては微妙だったけども、ラストは意外と感動してしまいました。
まず冒頭のショッキングさだけでもインパクトあります。半数の人が、もうこれだけで縮み上がるかと(笑)
で、出オチかなと思っていたら、序盤のヒロインの妹想いのエピソードからホロリとくるものがあって、意外と見せてくれます。

後天的に耳が聞こえないヒロイン(この設定意味あった?)が移り住むことになるお屋敷は、旧館あり、施錠された謎の部屋あり、二階の部屋に引きこもる孫ありと、怪しさ満点。
ホラー描写はウジがキモイだけで怖くはないものの、推理パートの潜入調査では、ヒロインが優秀すぎて笑えます。ピッキングとか潜入先から逃げ出す方法とか、もはやプロだろ(笑)
断片的な記憶で描いた絵が、ぴったりパズルのピースのようにくっつくのもありえなさすぎぃ!

ただし、ここら辺でサイコ野郎の描写も入り始め、冒頭の出来事と考え合わせると普通に犯人がわかっちゃうんですよね~。
後半のミスリードもあまりミスリードになってないし…。警官が優秀で良い人だったので、なんでヒロイン気付かないの~!と思ってしまいました。

サイコ野郎との対決は、凡ミスもありつつ、最後はアシストがあったり、的確に急所を突くなどのファインプレーもあってまあまあ。
サイコ野郎の動機が理解できず、さらに「サイコ野郎の気持ちなんてわからなくて当然」とも思えないのが残念でしたが。たぶんあれ、犯人自身もどうして自分があんなことしてるのかわかってないわ…。ぜんぜん楽しそうじゃなかったし、自分探しみたいな?
”操り人間”自体はビジュアル的に良かったのに…。もっとそれを生かせてればなぁ。
それと、具体的にどこをチョッキンしたのかわからないけども、犯人役はもう少し小柄で中性的な役者の方が合ってた気がします。

ラストは霊の感謝の贈り物が粋でね~。普通にウルっときてしまいました。これもしかして、序盤とラストだけでよくない?
でも、彼氏はどうなったのと思ったらエンディング後のCパート。キレイに終わろうとしてたのに、あの展開で笑っちゃいました。ここは余計(笑)
変なところもあるけど、B級映画ならと笑って許せる人なら楽しめる作品だと思います。

ちなみに、原題は彼女が引っ越してきた町の名前。珍しく、邦題の方がいい。…内容が伴ってないのが難点だけど。
あと、妹ちゃんの猫耳ヘッドホンが可愛かった。たぶん聞いていたのはフランス語講座的なもので、そのせいで事故ったと思われ。ヒロインが「パリに行くなんて言わなければあんなことには」と言ってたし。

映画「ディスコード」「ディスコード/ジ・アフター」観た

 | ホラー/パニック  com(0) 
ディスコード DISCORD

『ディスコード -DISCORD-』

原題:THE PACT
製作:アメリカ’2012 89分
監督:ニコラス・マッカーシー
ジャンル:★ホラー/サスペンス

【あらすじ】母と絶縁状態にあったアニーは、突然の母の訃報で生家に戻る。だが、母の遺品を整理していたはずの姉が、荷物を残したまま忽然と姿を消していた。姉が娘を置いて蒸発したと考え、そのまま葬儀を終えるが、その夜、彼女は身も凍る体験をし…。

劇場未公開作品ですが、なかなか怖い良質ホラーでした。低予算幽霊系なので暗い画面が多いし、音で驚かすようなシーンもあったけど、メインは舞台となる家の不気味さと、ミステリアスな展開、幽霊系なのに急に○○攻撃がくる意外性です。
終盤まで敵が何者なのかわからないところが、怖さを引っ張ってました。
序盤のビデオ通話中の「ママの後ろにいるのは誰?」はヒヤっとしたし、天井にいる!?のシーンも印象に残りますね~。霊能力者の女の子の病的なビジュアルも秀逸。
髪を縛り付けて身動きできなくするシーンはなるほどと思いました。

しかし、”彼女”はもう少し穏やかにメッセージを伝えられなかったんだろうか?
ヒロイン打ちどころ悪かったら死んでたと思う(汗)
そして、最後の最後。ホラー定番のあれがあるんだけど、この設定の場合「この家どうなってんの!?」って感じで笑えました。
ちなみに、タイトルは「不協和音」という意味。原題のTHE PACTは「約束」です。…約束って、誰と誰の約束?

<ネタバレ注意>
ヒロインが母親に虐待されていたというのはなんだったんだろうなぁ。それがあの家の不気味さを演出してはいたんだけど、ストーリーには直接関係ないというか、生かせてなかった気がします。
それとも彼と同じオッドアイだったのがヒントで、実はヒロインは彼とジェニファー・グリックの娘で、彼に心酔する母親が嫉妬したとか?
そうなると、「何かあったら逃げるのが我が家の伝統なのよ」というヒロインの言葉から父親の失踪がうかがえますが、それは彼に殺されたんじゃなく、彼自身が父親だった可能性も…。
う~ん、近親相姦はありえるかも。

『ディスコード/ジ・アフター』

原題:THE PACT II
製作:アメリカ’2014 96分
監督:ダラス・ハラム、パトリック・ホーヴァス
ジャンル:ホラー/サスペンス

【あらすじ】殺人現場の清掃員として働くジューンの元に、ある日FBI捜査官のバラードが訪れる。彼女の実の母親は、2年前に死んだ猟奇殺人鬼“ジューダス”の被害者であり、ジューン自身も模倣犯のターゲットになっているというのだ。 その後、彼女の周りで猟奇殺人事件が起こり…。

すでにホラー色が薄れてきているけど、二番煎じにならないように工夫してるのは伝わってきました。犯人探しやアシスト役が誰なのか予想するのは楽しかったです(犯人はすぐわかるけどね…)。
怖いシーンは、何度目かに鏡に人影が映るお約束シーンや、驚かせシーンくらいですかね。幽霊があんまり怖くないパターンなので、安心感があるというか。
でも、それを知らないヒロインはもっと怖がっていいと思う。なんでこの手の作品の主人公はすぐに霊のいる家から逃げないのか(笑)

前作のヒロインや霊感少女も登場し、ダブルヒロインで頑張ります。引き取った姪がどうなったのかが気がかり…。
そして、前回の終わりで「なんでやねん!」と思ったあれの真相もわかったり。ナイフでカーペットを切り裂いて登場するのが斬新でした。
3作目も作る気満々なラストも貪欲でいいと思います。

映画「アラクノフォビア」観た

 | ホラー/パニック  com(2) 
Tag:にゃんこ 

アラクノフォビア
原題:ARACHNOPHOBIA
製作:アメリカ’90 109分
監督:フランク・マーシャル
原作:ドン・ジャコビー、アル・ウィリアムズ
ジャンル:★パニック/ホラー/コメディ

【あらすじ】南米で化学探検隊の一人が新種の猛毒グモに刺され死亡する。遺体は故郷カリフォルニア郊外の町へ運ばれるが、同時に毒蜘蛛も連れてきてしまうのだった。一方、その町に家族と越してきた医者のロスは、蜘蛛を見ると体が硬直してしまうほどのクモ恐怖症(アラクノフォビア)で…。

どこか、のんびりしたパニックホラー・コメディ。クモや昆虫が嫌いな人以外なら、怖いのが苦手な人でも楽しめると思います。ホラーに慣れてる人だと物足りないかもしれないけど、犬猫好きならハラハラできるよ!
モンスターみたいな蜘蛛は出てこない代わりに、SFXによるリアルすぎる蜘蛛がたくさん登場。実際にいそうな大きさの蜘蛛が、わらわらと家の中にわいてくる(密集はしてないのがまたリアル)のは、実際に起こりえそうで生理的嫌悪感を掻き立てます。
シリアルの中に毒蜘蛛が潜んでいたり、トイレや入浴、就寝中に忍び寄ってきたり…。小さいからこそ存在を悟られにくく、「あぶなーい!」というシーンが何度もあって最後までダレなかったです。
それでいて「ジュラシック・パーク」シリーズよりは怖くないし、笑えるシーンもあるので気楽に見られました。

クモ恐怖症の主人公がなかなかいいキャラしてるんですよ。息子が「蜘蛛こわーい!」と言ってきたら、「これから田舎で暮らすんだから蜘蛛くらいに怖がってちゃダメだぞ!」と言いつつ、次の瞬間には「よし、お母さんを呼んで倒してもらおう」です(笑)
しかも、奥さんがやってきて蜘蛛と対峙するのを、後ろの方で不安そうに眺めているという…。息子よりヘタレ!
まあ、奥さんとラブラブなので、励まされれば”納屋の美しい巨大蜘蛛の巣”を見に行くくらいの勇気はあるんですが。

そんなタイトル通りのクモ恐怖症なだけでなく、やたらとついてないのがこの主人公。
田舎の町医者が引退すると聞いてわざわざ引っ越してきたのに、急に引退はやめたと言い出すし、患者は来ないし、患者第一号は変死するし…。しかも、町医者に医療ミスだと因縁をつけられ、行く先々で不審死に立ち会ったために「死神先生」と子供たちに呼ばれる始末。
その後も、買った家の床が腐りかけていると発覚したり、蜘蛛嫌いなのに猛毒の蜘蛛と戦わなきゃいけなくなったり、その過程でワインセラーとワインコレクションが壊れたり、不幸の連続でした。
ラスボスとの闘いでは、タガが外れて「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ~!」みたいな状態になってるし(笑)
家族で「ドク・ハリウッド」らしき映画を見ているシーンがあって、田舎に憧れてやって来たみたいだったのに…ホロリ。

その他、真っ先に死にそうな人が案外生き残ったり、大活躍したり、無事だろうと思った人物が普通に無事だったり、気づかないうちに毒蜘蛛を潰してたり、割と安心して見られる小品でした。
ぬるすぎてつまらないと思う人もいそうだけど、蜘蛛好きなので個人的にはお気に入りです♪

関連記事
「コンゴ」観た

映画「ジュラシック・パーク III」観た

ジュラシック・パーク III
原題:JURASSIC PARK III
製作:アメリカ’2001 94分
監督:ジョー・ジョンストン
原作:マイケル・クライトン
ジャンル:SF/パニック

【あらすじ】古生物学者グラント博士の元へ、ソルナ島上空を飛ぶツアーガイドをしてほしいというカービー夫妻がやってくる。研究資金のため渋々引き受けるアランだったが、何故か飛行機は島に着陸。なんと、彼らは行方不明の息子を探しに来たのだった。

これも2と同じく評判はあまり良くないようですが、確かに一作目には遠く及ばないものの「ロストワールド」で気になった点(画面が暗い、専門家が足を引っ張る)は改善してるし、「ジュラシック・パーク」っぽさも多少戻った気がします。
何より、登場人物の成長も描かれてたしね。その成長を見せてくれるのが、子どもではなく仲の悪い夫婦ってところが情けないですが(汗)
彼らのせいでどれだけ犠牲者が…とか、大きな声出しすぎでムカつくとか思わないでもないけど、素人で可愛いわが子を助けるためにあそこまでできるのは愛だなぁと素直に感心したし、初めて巨大な肉食恐竜を目の前にしてじっとして黙ってられる人なんてそういないでしょう。むしろその後の奥さんの成長に拍手。
頼りなさそうなお父さんが、家族を助けるために命がけで恐竜に立ち向かうところもカッコよかったです。

それに、鳥籠のくだりは結構「ジュラシック・パーク」の雰囲気を味わえました。最初はそこがどこだかもわからず、濃い霧のなか崩れ落ちそうな橋を一人ずつ渡っていく…。ひとり、ふたりと無事渡り終えて安心してきたところで…!
博士がそこがどこか気付いて、やっと鳥籠の全貌を映すんですよ。その巨大さにワクワクしました。

また、助手がボロボロのパラシュートで死のダイブをするところも痺れます。そのちょっと前に博士とケンカしていたので、酷いことを言ってしまったと少年にしんみり話したり。その後の溺れるか電話が通じるかの瀬戸際もハラハラしたし、全体的に緩急がしっかりあって楽しめます。
「ピーターパン」の時計ワニみたいなエピソードもお茶目で好きです。何気に印象に残ってる人が多いのか、あの着信音を携帯に設定してる人もいるそうで(笑)

ただ、2ヶ月ひとりで生き延びた少年が、見た目的にも精神的にも普通だったところは多少引っかかりました。(恐竜の描写については詳しくないので気にならず)
恐竜についての知識があり、運動神経も運も良さそうだから生き残るのはいいとしても、もっと汚れてやつれていてもよかったのでは。「エイリアン2」の女の子くらい心を閉ざしていないと、2ヶ月の重みが感じられません。
そこが違っていれば、親子再会も感動的になっていた気がしました。
あと、ラストの島を出て行くプテラノドンの様子を明るく見送る主人公たちが…。もっと危機感持って!?

ちなみに「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」の感想はこちら。
これ単品で観ればパニック映画として普通に楽しめるんだけど、前作が傑作だとどうしても比較してしまう。感動はほとんどなかったし、暗い画面で後半ストレス。あと、サラとニックがトラブルメーカーすぎる。マルコム博士と、彼の娘の大車輪キックは好きです(笑)

関連記事
「ジュラシック・パーク」観ました
「ミクロキッズ」観ました(同監督)

映画「ハプニング」観た

 | ホラー/パニック  com(10) 

ハプニング
原題:THE HAPPENING
製作:アメリカ’08
監督:M・ナイト・シャマラン
ジャンル:サスペンス/ミステリー

【あらすじ】ある日、NYのセントラルパークで突然、人々が自らの命を絶った。その不可解な出来事は、やがてアメリカ全土へ拡がっていく。人々がパニックに陥るなか、フィラデルフィアの高校教師エリオットは、妻のアルマたちと共に安全な場所を求めて避難を開始するが…。

ミステリー企画第一弾の作品は、なにやら巷では評判の悪いらしいこの作品にしてみました。普通に面白かったです。
まあ、人に勧められる作品じゃないし、何度も見返したい作品かというとそうでもない…。でも、ホラースイッチ入った私的には、悪趣味ながら十分ハラハラさせられ、最後まで引っ張ってくれる(妄想を掻きたてる)ホラー寄りミステリーでした。
残酷描写が苦手な人や、シャマラン監督と聞くと反射的に”どんでん返し”を期待するような人には向かないでしょう。あと、残酷描写目当てにホラーとか見る人には、逆に物足りないようで…。
確かにB級っぽさはあって、自殺に至るまでが想像できないようなシーンがあったり(ロープを手に外に出て木に登ってから首吊った?)、みんなまるで経験者のようにテキパキと確実に死んでいく様子は、その画を撮りたい気持ちが先行してる感じがしました。私はB級作品好きだからいいけど。

良かったところは、目に見えない何かに怯え、必死に生き残る道を考える主人公たちや、恐怖から保身的で攻撃的になる人々の姿、何かが起こっていると感じさせる風の不気味さなどかな。自分でもよく分からないけど、終末モノって妙に惹かれるんです。
危機を乗り越えていくうちに心のわだかまりを解消し、夫婦の絆を取り戻す展開はベタながらホッとしました。通信管ごしの会話がロマンティック!
ラストは意味深な感じで収束するんだけども、そんなことより妊娠したとわかって家の前でルンルンしながら待ってる奥さんが可愛すぎて、これだけでも観る価値あるかなぁと思ってしまいました。
「生半可な気持ちで娘の手をとるな」というようなことを言われ、それに応えるように最後まで頑張った奥さんなら、愛する家族と一緒にこれから起こる危機も乗り越えられると思えます。

<以下、ネタバレ>
植物が攻撃を仕掛けるのは、人間がたくさんいる場所か、怒りを発している人間の周りだけだったので、最後に彼らが助かったのは”丁度収束した時だったから”だけではなかったと思うんですよ。
エリオットとアルマが忘れてしまったという”愛の色”は、おそらく黄色でしょう。前半でジェスに「黄色は笑いたいときの色だ」と言っていたけれど、あれは彼女を元気付けるための出まかせで、あの時の彼女の感情は”母親に会いたい。ずっと一緒にいたい”というものだったはず。
それはエリオットのムードリングが黄色だった終盤も同じですよね。
人間が愛を感じた時、誰かと一緒にいたいと強く望んだ時に起こる体の反応こそが、毒を中和する特効薬だったのかもしれません。

<書き忘れ>昔から「グリーン・レクイエム」という作品が大好きで、その中に「植物は太古の昔、地球を支配するほど繁栄していたが、その時代の生物には有毒な酸素を大量放出して死の星にするところだった」というような台詞があるんですよ。
それが印象に残っていたのでこの映画の設定もすんなり受け入れられたし、太古の生物が偶然ミトコンドリアを細胞に取り込み酸素を無害化できたように、偶然よくわからないまま主人公たちが生き延びたとしてもおかしくないと思えました。
また、”わからない”ことはとても恐ろしくて、強引でもいいから推測と憶測に基づいた推理を展開し「助かるための行動をとっているんだ」と自分を安心させる主人公には共感できます。

関連記事
「アンブレイカブル」観ました

映画「ジュラシック・パーク」観ました

ジュラシック・パーク
恐竜の絵じゃないのかよっ!
原題:JURASSIC PARK
製作:アメリカ’93
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作:マイケル・クライトン
ジャンル:★SF/パニック

【あらすじ】南米コスタリカの沖合いに浮かぶ島。大富豪ジョン・ハモンドの招待で島を訪れた古生物学者グラントとサトラーは、数学者マルコムらと共に究極のアミューズメント・パークを視察することに。だが、そこで目にしたのは遺伝子工学によって蘇った恐竜たちで…。

きもだめしで観るつもりが間に合わず、ちょうどいいので今回の「勝負映画」企画で久しぶりに再見しました。
まず驚かされるのが、やはり本当にその場にいるかのような存在感を放つ恐竜たちですよね〜。今観ても十分迫力あるし、躍動感がすごいです。現在でもこれだけちゃんとしたCGをつくるには、かなりお金をかけた作品じゃないと無理かも。B級映画のCGとか今でも酷いし…。
草原を駆け抜ける恐竜たちや、獲物を狙って室内を飛び回るヴェロキラプトル、すべてをなぎ払いそうなティラノサウルスなど、いきいきとした恐竜たちを観るだけでも楽しいです。

また、そのCGの恐竜たちに息を吹き込んだのは技術者ばかりではありません。まるで本当にそこにいるかのように振る舞う役者さんたちも良い仕事してました。
とくに子役の二人が素晴らしい!
それまでの姉弟の描写の積み重ねもあるんだけど、厨房での闘いは思わず涙が…。弟くんと比べたら恐竜や未知のものに対して及び腰だったお姉ちゃんが、追い詰められてもう息をするのも困難という時に、弟を助けるために自ら恐竜の気を引くんですよね。(イラストは追い詰められたところ)
そして有名な収納?の扉が閉まらないくだり。どうなるのか分かっているのにハラハラして、彼女の必死な様子から目が離せませんでした。
まさに「勝負映画」にふさわしい名シーンだったと思います。

他にも、恐竜と人間の対決や、恐竜と恐竜の対決、人間と人間との対決など、いくつかの勝負が描かれていて、どれも手に汗握る展開です。
子供が苦手なグラント博士と元気一杯の子供たちとの対決も面白かったし(笑)
また、ティラノサウルスが現れる時に、コップの水に波紋が広がる演出とか、電気柵を乗り越えようとしている時に、電源が入りそうになるくだりとか、ホント最初から最後まで緊張感を保ってるんですよね。
改めて傑作だなぁと思いました。再見できて良かったです♪

関連記事
「ジュラシック・パーク III」観た
「激突!(1971)」観ました(同監督)
第52回ブログDEロードショー「A.I.(2001)」(同監督)
「アンドロメダ…」観ました(同原作者)

映画「ラブド・ワンズ」観た

ラブド・ワンズ
原題:THE LOVED ONES
製作:オーストラリア’09
監督:ショーン・バーン
ジャンル:★ホラー

【あらすじ】オーストラリアの小さな町に暮らす高校生のブレントは、交通事故で父親を亡くしたショックをまだ引きずっていた。そんな時、冴えない同級生ローラからプロムに誘われる。恋人がいるからと当然のように断ったブレントだったが…。

<ネタバレあり>
こんなほのぼのイラストだけど、きもだめし企画の5本目のホラー作品です。
何気にかなり狂ったシーンなんですよ!
グロというより痛々しく、血はたくさん出てるものの犯人のズレた思考回路の方が怖い作品。
この作品の面白いところは、イケメンなブレント君と冴えない友人(名前は忘れた…)それぞれの、まったく違うプロムナイトが並行して描かれるところですね。
キチガイ親子に誘拐されて血みどろになっていくブレント君と、またとないチャンスで童貞卒業できそうな友人Aの対比がもう!!可哀想すぎて泣ける!(笑)
しかもこの友人、”○○してると殺される”というホラーのお約束にけっこう抵触してるので、この二人がどうなるのか結構ハラハラ。
ホッとしたところを、またブレント君パートで恐怖のどん底に落とされる緩急の付け方も上手いです。

また、「ミザリー」系監禁ホラーかと思いきや…な展開には思いっきり心を鷲掴みにされてしまいました。
ホラーのなかでも監禁系や拷問系はあんまり好きじゃなかったのに、この犯人の狂い方がちょっといじらしいというか…それでいて思いっきり被害者のブレント君に同情できて最後まで目が離せないんですよね。
ここからは完全にネタバレなので、未見の方は知らずに観た方がいいと思います。

この愛が重い系ヒロイン(犯人)のローラちゃん、最初はプロムに誘ったブレント君を無理やり誘拐してラブラブするのが目的かと思われたんですが、実はブレント君なんて端から眼中にありませんでした。
それじゃあ何が目的かと言うと、溺愛する娘のために自宅でささやかなプロムパーティーを開こうと、何から何まで準備してくれたパパの気を引くためなんですね〜。
むしろパパもローラのムチムチバディに目が釘付け状態で(嫌われるのがまだ一線は越えてないっぽい)、今の関係からステップアップするためのきっかけというか、前戯みたいなものなんですよ。

このパパがローラに負けないくらい、いやそれ以上にイカれていて、実はローラのママもブレント君と同じ被害者。ローラは大好きなパパの気を引くためにパパと同じことをやっているわけです。
ただ、彼女がそうなってしまったのも、考えてみればロボトミー手術をされた母親がまともに子育てできるわけもなく、キチガイな父親の愛情のみを受けて育ったためで、ある意味可哀想な子なんですよね。
でも、一番可哀想なのは、間違いなくそんなことのために利用されたブレント君や被害者、そしてその遺族たち。終盤の反撃は思わず応援してしまいました。
…まあ、遺族の女の子がホント最後まで救われないので、見終わってスッキリとはいきませんでしたが、オーストラリア産ホラーも侮れないです!

映画「ブラインド」観ました

 | ホラー/パニック  com(2) 
Tag:韓国 

ブラインド(2011)
原題:BLIND
製作:韓国’2011
監督:アン・サンフン
ジャンル:★スリラー/ドラマ

【あらすじ】警察学校に通うスアは、自分のミスで弟分を亡くした上に視力を失う。3年後、視覚障害者として盲導犬スルギと暮らしていた彼女は、一人で外出した時に、乗っていたタクシーが人を轢いたと気付く。だが、警察に通報しても目が見えないスアの”目撃証言”を聞こうともしなくて…。

肝試し企画3作目はこちら。
<ネタバレあり>よくできたスリラーだけど、犬好きは観ない方がいいかも!
これは面白かったです。「暗くなるまで待って」へのオマージュもありつつ、現代らしい小道具の使い方が上手くて。
「暗くなるまで待って」では、か弱いヒロインが機転を利かせ、限られた空間の中で犯人と対峙するわけですが、こちらのヒロインは護身術程度は使える元警察学校生。しかも、健気な盲導犬と文明の利器がついてるので、行動範囲も広いです。
制限が少ない分、緊張感が薄れそうですが、いつどこから犯人が襲ってくるかわからない恐怖と、増える犠牲者。ヒロインと犯人が一対一になるシーンも多く、ギリギリのところを知恵と勇気で乗り切るという展開には手に汗握ります。
とくに上手いと思ったのは、夜の地下鉄で犯人と二人きりになってしまったスアを、もう一人の目撃者ギソプがスマホで誘導するくだり。その前に、ギソプの「盲人にフルHDのスマホを売りつけるなんて」というようなセリフもあり、伏線を丁寧に張って回収していくところも気持ちいい。

あと、スアがどんな感じで空間認識しているのか、映画ならではの映像表現がよかったです。
知っている場所だったら過去の記憶と重ね合わせて、知らない場所なら視覚以外の感覚をフルに発揮して、ぼやぁっとした霧のようなイメージがだんだんと形になっていくというような演出。
後天的に視覚障害者になったヒロインだけども、天性のものか努力のたまものか、見えなくても見える人よりさまざまなことに気付くという設定があり、この演出のおかげもあって走って逃げるようなシーンでも説得力が増してました。

また、彼女を支える盲導犬スルギ(知恵の意)も素晴らしかったです。
いつでもちょこんと側にいて、彼女の生活をサポートするだけでなく、心も支えているんですよね。傷ついたスアにとっては大切な家族であり、日常生活を送るには欠かせないパートナーでもあります。
そして、この作品にとってもスアの内面を表すのに欠かせない存在でした。
一人で外出するエピソードなんかは自分の能力を過信しているのが伝わってくるし、スルギの一番の見せ場では彼女自身がそのことに気付き、自分の無力さを思い知らされます。

この作品はスリラーとして良く出来ているけれど、彼女がトラウマを克服し成長していくのを描いたドラマとしてもしっかり掘り下げられており、見応えあります。
「目が見えないことは障害じゃない。本当の障害は心の中にある」という孤児院の院長のセリフも効いていているし、弟を重ねてギソプを守ろうと必死になる姿に涙腺が…。
彼との交流もあって、諦めずに夢を追うと決める流れも爽やかでした。
ただ、いい味出してたチョ刑事があんなことになるとは…。サイコパスな犯人の強さと凶悪さを際立たせる役割だったのかな。演技が良かっただけに残念です。

映画「2000人の狂人」観た

 | ホラー/パニック  com(4) 

2000人の狂人
原題:TWO THOUSAND MANIACS!(2000 MANIACS)
製作:アメリカ’64
監督:ハーシェル・ゴードン・ルイス
ジャンル:★ホラー

【あらすじ】南部の小さな町プレザント・ヴァレー。車に乗って流れ着いた6人の旅行者が、百年祭の主賓として歓迎される。祭は2日間かけて盛大に行われ、滞在費や食事の費用もぜんぶ町が持つという。先を急いでいた教師のトムは断ろうとするが、住人たちに強引に引き止められ…。

<ややネタバレあり>
肝試し第3弾はスプラッタ映画のさきがけと言われるこの作品。
いやぁ、なんか憎めない作品でした!
ホラー映画にありがちな設定なんだけど、底抜けの明るさと、狂人たちがふと見せる”虚しさ”のコントラストが素晴らしい。
2000人は盛りすぎだけど、画面に映る30人くらいの住人たちのなかにも、復讐に満足してるひともいれば、冷めてしまう人もいるんですよ。計画してる時は楽しかったのに、やってみたらなんかスカッとしないぞ?みたいな(笑)
たぶん、この”記念すべき日”に、お祭り騒ぎをすること自体が復讐なんですよね。『あの程度のことで、俺たちはへこたれねーぜ!』という気概を感じました。

スプラッタのさきがけというだけあって、そういう描写は現代のものと比べるとまだ大人しい方で、あっても血糊感丸出しだからグロさはあまり感じなかったです(個人差あり)。いちばん痛々しかったのは、最初のナイフと樽のくだりかな。
むしろ、お祭り騒ぎで楽しそうに処刑の準備する住人たちが不気味であり、愉快でもあります。
色仕掛けとか、「主役が来なきゃバーベキューが始められませんよ(ニヤニヤ)」とか、電話交換手による罠とか、みんな笑顔で協力し合ってます。真っ黒こげのバーベキューを放置して歌い踊りまくってるし!
それに、実行委員のふたりがいい味出してるんですよ。祭を盛り上げようと大張りきりで、子供がいたずらを考えるみたいにワクワクしながら処刑ショーを考えたんだろうなぁと容易に想像がつきます。

普通は登場人物がバカだとスリルがなくなってしまいますが、主人公は結構機転がきくし、狂人たちは底意地が悪く、賢いかと思えば天然かよというマヌケさもあって、それが絶妙なバランスに。
大人たちの行動をまったく疑問に思わず残酷なこと(にゃんこが…)をしている子供も、キャンディーや車の誘惑には弱かったりと、素朴な一面があってほのぼのしてしまいます。
とくに底なし沼の件は大笑いで、オチがこれかよ!っていう驚きに、なんかもうすべて許せてしまいそう(笑)
『ヒィーーーーーーヤハァ!』という掛け声が印象的なBGMも好き♪
6人にこだわる理由がよくわからなかったものの、とても満足できるB級ホラー映画でした。
グロ描写が強化されてるリメイク「2001人の狂宴」もいつか観てみようかな?

映画「ダーク・ウォーター」観た

 | ホラー/パニック  com(4) 

ダーク・ウォーター
原題:DARK WATER
製作:アメリカ’04
監督:ウォルター・サレス
原作:鈴木光司
ジャンル:ホラー/サスペンス

【あらすじ】離婚調停中のダリアは、5歳の娘セシリアの親権をめぐって元夫と争っていた。娘と一緒に暮らすため、NYのルーズベルト島にある薄汚く不気味だが安いアパートを見つける。母娘ふたりの新生活が始まるが、寝室の天井にある黒い染みが日に日に大きくなり、黒い水までしたたり落ちてくるようになり…。

きも試し参加第二弾ということで「仄暗い水の底から」のリメイクを再見してみました。
とりあえず、邦画と比べると怖さはかなり薄れてましたね~。といっても、「仄暗~」はかなり前に観たのであまり覚えてませんが、ジャパニーズ・ホラーの十八番であるジメジメ感や不気味さでやっぱり見劣りしてると思います。

ただ、元からこのハリウッド版はホラーより母子愛を中心にしているようで、母親に棄てられたトラウマを抱えながら、必死に娘のよき母になろうと頑張るダリアの様子が健気です。
あんなアパートさっさと引っ越せよとも思いますが、なまじ意思が強いから、親権を得るために耐えねば…と我慢してしまうんですよ。父親が(彼女からみて)信頼ゼロの浮気野郎なのでなおさら。
何より、娘のセシリアちゃんが可愛い。とっても素直な(思ったことはハッキリ言う)お母さん想いの子供らしい子供で、守ってあげたくなります。
転校初日の朝に、髪を結いつつ挨拶の練習をする母子の姿に胸キュン!
そんな彼らの幸せがずっと続いて欲しいと思うからこそ、アパートで起こる不気味な出来事や、いかにも怪しい管理人などの不安要素にハラハラしてしまいました。

クライマックスは、娘を想う母の選択に感動する場面なのかもしれないけど、個人的にはもっとやれることを全部試してからにしてほしかったですね。せっかく強化ガラスにヒビが入ったのに、そこで諦めるの!?みたいな。
オリジナル版に比べて強い母だった気がするので、ここは違和感ありました。たぶんオリジナルの方が納得できる展開だったと思う…。
ただ、その後のエレベーターのシーンはハリウッド映画らしくて良かったです。
口が上手くて、契約のためなら通行人まで利用する大家とか、面倒ごとを避けることしか頭にない管理人など、霊より利己的な人間が怖い作品でした…。

関連記事
「セントラル・ステーション」観ました
.