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素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「すてきな片想い(1984)」観た

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すてきな片想い(1984)
原題:SIXTEEN CANDLES
製作:アメリカ’84 93分
監督:ジョン・ヒューズ
ジャンル:★青春/ロマンス

【あらすじ】16歳の誕生日を迎えたサムだったが、姉の結婚式を翌日に控えた家族たちはそれを忘れていた。その後も、お調子者のジムにまとわりつかれたり、自分の部屋を祖父母に取られたりと散々な一日になってしまう。しかしその夜、学校でダンス・パーティーが開かれ、彼女は片想いの相手ジェイクに会いたくて…。

なんだか可愛いというか初々しい感じが心地よかったです。ジョン・ヒューズ初監督作品でしたか~。
特別な日になるはずの16歳の誕生日が、姉の結婚式準備で忙しい家族に忘れられて一人傷つくサムの青春ストーリーです。恋や性に興味津々なお年頃なので、そういうネタも多いんだけど、根が誠実で優しい登場人物ばかりなので安心して見られました。

かなりうっとうしい勘違い野郎として登場するモテない小柄なジム君が、だんだんと意外な面を見せていくのが良かったです。仲間とサムをものにできるか賭けをする時も、「証拠にビデオを」と言われて「流出すると困るから彼女のパンティで」と一応配慮してるし、サムの想い人でモテモテのジェイクとは親友で、実はふたりが両想いだとわかるやパンティを貸してくれたお礼にとキューピッド役を買って出ます。しかも、ジェイクに対して「体目当てなら(大柄の男を雇って)お前を殴るぞ」と忠告したりね。
こんなにいい奴なのに、彼女へのアプローチ方法がどうしてセクハラになってしまったのか…焦る童貞くんの残念感を見事に演じてました(笑)

あと、サムの親友がまたいい友達で、パーティで絡んでくるジムを追い払う時も頼もしかったです。彼氏を連れてきてサムの代わりにハッキリ言って追い払ってくれました。登場時間自体は少なめで、さらっと親友との絆を描いているのが上手い。

また、サムと父親の描写もジーンときましたね。誕生日を忘れていたことに気付いて、今日のうちに思い出したことを伝えたかったと夜中に言いにくるところとかマジいい父親。「他にも何か悩んでいるんじゃないか?お前が苦しんでいる間は眠れない」と若干勘違いしながらもフォローしてくれるところが素敵でした。良い父親すぎて泣ける!
母親も朝には謝ってくれたし(夜には気付いていて夫に譲ったと思われる)、こんな素敵な親に育てられたサムもホントいい娘なんですよ。…姉と弟はなぜか性格に難ありだけど。
サムの素朴な可愛さが出ていてあっさりハッピーエンドな展開も楽しめました。

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映画「耳をすませば」観ました

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Tag:日本 

耳をすませば
製作:日本’95 111分
監督:近藤喜文
原作:柊あおい
ジャンル:★青春

【あらすじ】本が大好きな中学生の雫は、ある時、自分が借りた本の図書カードに何度も天沢聖司という名があることに気付く。淡い恋心を抱く雫だったが、実際の彼はぶしつけで粗野な男の子で…。

こちらも久しぶりに再見。観たのは確か1月31日だったような…。サボりすぎですね(汗)
私の中では、タイトルよりも「しずく、大好きだ!!」のセリフが頭に思い浮かんでしまう困った作品です。初見時にツボに入りまくってしまい、家族の間でブームに。今でも「”しずくだいすきだ”でさぁ~」みたいな感じで通じてしまいます。むしろ「しずくだいすきだのタイトル何だっけ?」状態です。ごめんなさい。

それくらい当時はストーカー聖司くんの恋の成就がインパクトあったんですよ。
だって、雫が借りる本借りる本全部を先に借りて図書カードに名前を書き、彼女の落とし物をすかさず拾って中身をチェック。その後も、からかったり急に優しくしたり、教室で呼び出ししたりして距離を詰めながら、最後には早朝に彼女の家の前に来てウロウロしてたら窓が開いて「運命だ!」ですよ。子供(つっても高校生くらい?)ながら「こいつやべぇ…」と思いました。

それなのに雫ちゃんは全然気にせず結婚の約束までしちゃって…。
でも、再見したら「逆にこの歳でここまで周到にできるって大物?」と思えてきたし、たとえ外国で彼が心変わりしたとしても、雫ちゃん的には作家への道を歩み出すきっかけになったんだから、これで良かったんだと思えました。もしかしたら粘着ストーカー気質で浮気なんて考えられないかもしれないし。

まあ、こんな変な感想ばっかり書いてますが、お気に入りのシーンはたくさんあります。
まずは冒頭の電車に揺られるシーン。ご当地アニメはたくさんあるけども、あそこまで実際にそこにいる気分になれるシーンは他にないでしょう。ムーンとの出会いのシーンでもあり、1番のお気に入りです。
次は甘酸っぱい杉村くん告白シーンと、聖司の呼び出しシーン。精一杯告白して「好きな奴がいるのか?」「ただの友達か?これからもか?」というやり取りをしたばっかりなのに、聖司がみんなの前で呼び出しした時の雫の様子を見て気付くシーンはホント切ないですよね…。杉村くんのあの表情!

そして、物語の世界に没頭してバロンと一緒に飛ぶシーン。やっぱりバロンは外せません。これでスピンオフやってもいいんじゃない?と思えるファンタジックな世界でした。
最後にエンドロールで描かれる道。通り過ぎる人々がこの作品の登場人物ばかりなのに気付き、なんだか嬉しくなりました。中には杉村くんと夕子ちゃんの姿も。
カントリー・ロードの歌と相まって、ノスタルジーに浸れました。

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映画「ブロンクス物語/愛につつまれた街」観た

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ブロンクス物語/愛につつまれた街
原題:A BRONX TALE
製作:アメリカ’93 121分
監督:ロバート・デ・ニーロ
ジャンル:★青春ドラマ

【あらすじ】1960年代のブロンクス。9歳の少年カロジェロは、街を取り仕切るソニーが人を殺すところを目撃する。だが、憧れから「彼は犯人ではない」と証言。イタリア移民の父ロレンツォの心配をよそに、カロジェロは裏社会に足を踏み入れる。8年後、17歳となったカロジェロは、黒い肌の美女ジェーンに出会い…。

ロバート・デ・ニーロの初監督作品ですか~。初でこれってすごいですね。かなり引き込まれたし、最後はウルウルしてしまいました。二人の父親と愚かな友人たち、そして肌の色が違う少女との恋。一歩間違えば簡単に命を落としてしまうような街で、カロジェロが自分の道を選択していく青春物語です。
9歳の頃のカロジェロは危なっかしくて、観ていてハラハラしました(あの面通しの仕方は怖い!)。父親が怒るのも当然だし、ソニーが父性に目覚めなかったらヤバかったかも。かなり幸運に恵まれた主人公です。

ソニーは必要とあらば暴力で解決するけど、それ以外の時は意外と優しい面もあったりして憎めないんですよね。でもそれは「恐れられても嫌われてはいけない」という彼の術中にまんまと嵌っているわけで、そういうところが恐ろしい。
幼いカロジェロも彼の影響でどんどん考え方を変えていってしまい、親目線で見ると本当に怖いんですよ。いちおうソニーは自分のようになってほしくないという気持ちを持っているので、ここぞという時にはまともな助言をくれますが、決していい人ではない。
あの愚かな友人たちの末路はもちろん当人の責任でもあるんだけど、目の前に暴力が有効な手段であると示すお手本がいたからね…。カロジェロも父親やソニーのような存在が身近にいなかったらああなっていたんだろうなという哀しさがありました。

また、ここで描かれる黒人との対立は、こんな街でくすぶっているしかないイタリア移民との確執というか、縄張り争いのようなもので、人種差別とはまた違った感じです。一部の馬鹿が差別に便乗して、黒人側はそれを軽蔑してるような雰囲気。
あと、俳優がみんな役に嵌っていて、デ・ニーロと青年カロジェロは本物の親子のようです。ソニーや取り巻きの人たちも素晴らしく、脇役の果物屋のおじいさんなんかも印象に残ったり。
全体的に良かったけど、邦題の「愛につつまれた街」だけは余計でしたね。観終わって違和感しかありませんでした。原題にあるTALEはイタリア語で物語の意味なので、そのままブロンクス物語でよかったのに。

映画「キャンプ・ロック」観た

 | 青春  com(0) 

原題:CAMP ROCK
製作:アメリカ’08 99分
監督:マシュー・ダイアモンド
ジャンル:コメディ/青春/音楽

【あらすじ】歌手を目指すミッチーは、母親のおかげで憧れのキャンプ・ロックに参加できることに。だが、今年はポップ・スターのシェーンが講師として来ており、彼の目に留まろうと参加者同士の激しい競争が。そんな中、シェーンはミッチーの歌を耳にし、その声を持つシンデレラを探し回ていた…。

ディズニーらしい作品でした。
ミュージシャンなどを目指す高校生が集まるキャンプがあって、そこに行くことになった少女ミッチが音楽や恋や友情で悩むティーン向けの作品。ミュージカルではなく、ちょくちょく歌うシーンが入るタイプです。
ミッチーの相手役の男の子シェーンは、実際にアメリカで大人気の兄弟ロックバンド、ジョナス・ブラザーズの眉毛が印象的な次男。さすがに歌が上手くて、音楽映画として楽しめました。個性的な脇役の子たちも生き生き歌っていて、歌だけじゃなく踊りやパフォーマンスも頑張ってます。

ストーリーはまあ学園ドラマっぽいノリなんですが、シンデレラをモチーフにしていて”歌”がガラスの靴の代わりというのが面白い。歌を聴く機会がなかなか訪れないので、知らずにヒロインと惹かれあっていたり。
また、母と娘の関係も描かれていて、経済的に余裕がなく娘の夢のためにキャンプロックのコックの仕事をゲットしたミッチのママと、仕事人間で子供の成功にしか興味がないライバルキャラ・テスのママが対照的。テスは嫌な奴として登場するけど、終盤は母親に愛されようとどんな手段を用いても晴れの舞台で輝こうとしていたとわかり、ちょっと可哀想になりました。
皆に馴染みたくて、つい嘘をついて見栄を張ってしまうミッチの苦悩も、この年代の子ならわりと共感できそう。
ところどころ強引さが目についたものの、細かいところを気にしなければ楽しめる作品でした。

映画「幕が上がる」観ました

 | 青春  com(7) 
Tag:日本 

幕が上がる
製作:日本’2015 119分
監督:本広克行
原作:平田オリザ
ジャンル:★青春/ドラマ

【あらすじ】先輩たちが引退し、2年生の高橋さおりは富士ヶ丘高校の弱小演劇部の新部長となる。だが、部長としてどう引っ張っていけばいいのか分からず、早々に諦めそうになっていた。そんな時、新任の吉岡先生が「学生演劇の女王」だったと知り、指導してほしいと頼み込む。やがて彼らは、真剣に全国大会を目指すようになり…。

アイドル映画の枠を超えた青春映画ということだけ聞いて観てみたんですが、まったくファンじゃないどころか、観ても誰がアイドルだったのかわからない私でも楽しめました。…挿入歌以外は(笑)
ファンの方には申し訳ないけど、あの歌は邪魔以外の何ものでもなかったです。が、それでも楽しめたということは、それだけ青春ドラマとして良く出来ていたということでしょう。

まず、弱小高校演劇部の部員たちが成長していく過程が丁寧に描かれているんですよね。
青春映画に欠かせない努力や苦悩など、練習シーンや脚本に向き合う様子がじっくり描かれているので、彼女たちの成長に説得力がありました。
なぜ演劇をしているのかという問いにも答えられなかった沙織が、何に心を動かされ、どう感じて、どう自分を形作っていったのか、さまざまな経験を通して伝わってきます。

とくに、美術教師であり「学生演劇の女王」と呼ばれた吉岡先生の存在感。彼女との出会いと別れがさおりたちにどれほどの影響を与えたか。そして、さおりたちもまた彼女に大きな影響を与えて…。
彼女の存在がこの作品の肝だったと思います。
お互いに影響しあって変化した彼女たちが、それぞれ別々の道をしっかりと踏み出すという展開が熱い!

あと、女子高生らしい日常風景や、クスリと笑える瞬間、青春ど真ん中なキラキラした女の子の友情など、緩急のつけ方や見せ方が上手かったです。演技は微妙だったかもしれないけど、学園ドラマはちょっと素人臭いくらいが合ってると思うし。思いっきり青春パワーが詰まった作品でした。
ただ、この監督の「サマータイムマシン・ブルース」でもあったけど、ひとりの発言を周りが無視するというシーンが多いのが気になります。ギャグのつもりなんだろうけど、こういうのって悲しい気持ちになる…。

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映画「青春群像」観ました

 | 青春  com(8) 
Tag:イタリア フランス 

青春群像
原題:I VITELLONI
製作:イタリア・フランス’53
監督:フェデリコ・フェリーニ
ジャンル:★青春/ドラマ

【あらすじ】アドリア海沿岸のとある町。美人コンテストで優勝したサンドラは、突然の不調で遊び人ファウストの子を身篭ったと確信した。彼の厳格な父親のおかげで、めでたくふたりは結婚。だが、間もなくファウストの浮気の虫が騒ぎ出す。それを心配そうに見守るサンドラの兄モラルドだったが…。

邦題どおりの内容で、話の中心にもなってるファウストはクズ野郎なんだけども、なんだか目が離せなかったし最後はホロリときました。
色々と印象に残るシーンもあって、とくに故郷を去るモラルドの目に浮かぶ、友人たちの眠るベッドが次々と過ぎ去っていく光景は良かったです。どうしようもないところもあるけど、やっぱり自分を形作ったものはすべてここにあるんだ…という感じで。
あとは、天使像を預けられた浮浪者?が、それを海岸に立ててにっこり微笑むシーンとか、モラルドが駅で働く少年と語らうとこ、レオポルドが老俳優にからかわれたり、労働者を馬鹿にして追いかけられるくだりなども印象に残ってます。赤ちゃんも可愛かったし。

それに、浮気症のファウストの心理が意外とわかりやすく描かれてて、浮気してしまう理由ってこういうことなのか~と納得できました(誰もが彼と同じ理由とは限らないし、納得できたからといって許せるわけじゃないけど)
とりあえず彼の場合は、結婚してから家庭のことでも仕事のことでも惨めで満たされない状態にあって、代わりに別の何かで満たそうとした時、彼にとって一番手っ取り早いのが浮気だったということなんでしょうね。女好きというだけじゃなく、女性に評価されることで満足できる、みたいな。
失敗を盗みや嘘で取り繕うとするのも、彼にとって他人の評価が大きく、評価してもらえるなら中身がともなってなくても構わないという事だと思うし、中身がともなってないから自信が持てず、他人の評価を気にしてしまうという負のスパイラルはわからないでもないです。
後半はしみじみ「こいつクズだなぁ」と思いつつ、彼を突き放せないモラルドの気持ちもわかる気がしました。

浮気癖はそう簡単には治りそうもないけど、「次は私がぶん殴る」と宣言したサンドラと「それでいいんだ」と嬉しそうに笑うファウストを見たら、そんな心配は必要ないようで(笑)
ふたりとも社交的だし、小さな民宿でも始めればいいんじゃないでしょうか。美人のお客に見惚れるファウストに、3倍くらい横に大きくなったサンドラが「何よそ見してるのよ!」バシーン!!みたいな未来を想像したら楽しかったです♪
ちなみに、原題は”雄牛、乳離れしない仔牛”のことで「のらくら青年」を表すリミニ(フェリーニの故郷)の方言なんだとか。

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映画「フローズン・タイム」観た

 | 青春  com(4) 
Tag:イギリス 

フローズン・タイム
原題:CASHBACK
製作:イギリス’06
監督:ショーン・エリス
ジャンル:★青春ロマンス/ファンタジー

【あらすじ】失恋の痛手から不眠症となった画家志望の青年ベン。おかげで毎日8時間の暇ができ、スーパーマーケットで夜間スタッフのバイトを始め”キャッシュバック”することに。やがて、ベンの不眠症が限界に達した時、彼は周囲の時間を止められるようになり…。

失恋のショックで不眠症に陥り、時間を止める力を手に入れた青年ベンの青春ロマンス。
画家志望の彼が時間を止めて何をするかというと、なんと美しい女性たちを脱がせて一心不乱にデッサンすることなんですね~。…これほどまでに時間操作能力を有意義に使っている作品があっただろうか!?
監督がファッション・フォトグラファーなのもあって、美しい女性の裸体がたくさん見られます。とくに、ベンが美に目覚めたきっかけであるグラマーなスウェーデン人のお姉さんはインパクト大。子役の少年は役得ですね(笑)
でも、好きな女性シャロンに対しては触れるのすら躊躇し、子供時代には好きな子とのファーストキスを逃してしまうような、すごく奥手でピュアな主人公なのでエロくなりません。
しかも、時間をとめる能力があるのにワクワクするような展開もないんですよ。せいぜい、おバカな同僚や上司をからかう程度で。…時間を止めたまま年老いて死んだら、時間の狭間で消えるんだろうか、なんてアンニュイな事を考えてるほど。
シャロンに惹かれ始めた自分に戸惑っていて、不器用に恋をするので精一杯なところが彼の持ち味だったと思います。

以下、ネタバレですが…
実は、この能力の事はぜんぶ彼の夢か妄想なのではないかと思わせるところもありました。
そもそも寂れた夜のスーパーマーケットに、あんなプロポーションの良い若い女性ばかり来るわけないし、不眠症で仕事中は時間が過ぎるのを淡々とやり過ごすだけの毎日じゃ、アレくらいの妄想をしてもおかしくありません。
途中、止まった時間の中で誰かが逃げていっても、追うでもなく調べるでもなく投げっぱなしで、手をボキボキっと鳴らすと時間が動き出すというのも適当(笑)
大量のデッサンだって、地道に絵の才能を磨いてきた彼なら記憶だけでも描けそうです。
そんな彼の危うさが「恋愛睡眠のすすめ」と被って、余計に惹かれたんだと思います。

雰囲気映画に近いものがあるかもしれませんが、映像が美しく(とくに雪の舞うラスト!)、ロマンティックでユーモア溢れる作品でした。
彼女のキスで呪縛(不眠症)から解放されるくだりや、彼の想いのすべてが込められた絵が転機になる展開が素敵♪
ちなみに原題はキャッシュバックで、彼が余った時間をバイトでお金に換えることを示してます。邦題の「フローズン・タイム」の方が、時間と彼の心の二つにかかっているようで、この作品の雰囲気をあらわしているかも。
でも、主人公の台詞に「フローズン・セカンド」という言葉があるので、どうせならそっちで良かった気がします。

映画「きっと、うまくいく」観ました

 | 青春  com(12) 
Tag:インド 

きっと、うまくいく
原題:3 IDIOTS
製作:インド’2009
監督:ラージクマール・ヒラニ
ジャンル:青春/コメディ/ドラマ

【あらすじ】超難関の名門工科大ICEに入学したファランとラージューは、そこで自由人ランチョーと出会う。3人はバカ騒ぎを繰り返しては鬼学長の怒りを買いながら、友情を深めていった。だが、ランチョーは卒業と共に姿を消し、その10年後、やっと行方の手がかりをみつけ…。

まとまった時間がとれなくて3回に分けて見ました。まさに娯楽映画という感じで歌と踊りが楽しかったです。
愛すべきバカ3人組が大失敗しながら成長していく青春映画としてもよくできてて、プレッシャーに押しつぶされそうなインドの若者たちに向けた人生讃歌としてもよかったです。
まあ、スピーチのいたずらなんかは笑える感覚がよくわからないし、色々とやりすぎ感、うまく行き過ぎ感はありましたが、お国柄や社会情勢の違いで、求められるものも変わってくるということしょう。インドの学生の自殺率の高さなどを考えると、とにかく笑って泣いて希望が持てるような作品が求められてるのかなぁと。
…これができなきゃダメ、ここで認められなければ価値がないなんてことはない、「きっとうまくいく」と唱えて周りを見回してみれば、別の道がみつかるかもしれない…むしろ自分で新しい道を作ってしまえ!と言っているかのようでした。
この邦題にもなっている「aal izz well(all is well)」という曲が素晴らしくて、指笛を鳴らしながら楽しそうに歌って踊るシーンを見たら、もう細かいことは許せてしまうんですよね。
インドはこの激しい競争社会を勝ち抜いた人々によって急成長をとげているんだろうけど、歪みがあると次の世代にさらに大きくなって現れるものだと思うから、こういう作品も必要かも。というか、この作品が世界中でヒットしてるってことは、それだけ閉塞感を感じてる人が多いってことだろうか…?
他に印象に残ったところと言えば、ファルハーンと父親の和解のくだりと、パンゴン湖と空の青の美しさ。あとは、見事な伏線回収と44歳で若々しい表情をするアーミル・カーンの演技ですね。
ちなみに、チャトゥル(catur)はサンスクリットで「4」という意味だそうです(4バカだった! 笑)

映画「リトル・ランナー(2004)」観ました

 | 青春  com(10) 
Tag:カナダ 

リトル・ランナー
原題:SAINT RALPH
製作:カナダ’04
監督:マイケル・マッゴーワン
ジャンル:★青春/ドラマ/スポーツ

【あらすじ】1953年カナダ。ハミルトンのカトリック学校に通う14歳の少年ラルフは、校長にも目をつけられる問題児だった。だがある日、入院中の母親が昏睡状態に陥ってしまう。奇跡について調べ始めたラルフは、クロスカントリー部コーチのヒバート神父にボストンマラソンの事を聞き…。

<ネタバレあり>
初見の時、番組表のあらすじで「お涙頂戴もの」かと思ったんだけど、評判が意外と良いので警戒しながらも見ることにしたんですよね。
そうしたら、主人公ラルフがまさに性に目覚めた思春期の男の子そのもので、リビドーに正直というか、ところかまわずというか(笑)
将来プレイボーイ確実な言動も14歳なら可愛いものだし、クレア(意外にも一番の面白キャラ 笑)に一目惚れするシーンは青春って感じでニヤニヤしちゃいました。
病気のお母さんとのやり取りも心温まり、突拍子もない事件で騒がせているものの、普通にお母さんが大好きな心優しい少年なのだと伝わってきます。どうすれば女性が喜ぶか知っているのも、お母さんを喜ばせようと頑張ってきたから自然に身についたのかも。

で、いよいよ昏睡状態になるシーンで、ふと「これは母親が自分の意思で眠りについたんだ!」と思えたんです。死期が間近に迫り、別れを受け入れる準備がまったくできていない息子のため猶予期間を作ってあげたんだなぁと。
なので、それ以降は目覚めるかどうかは問題じゃなくなって、結末を知った今でも初見と変わらない感覚で、ほぼ同じように感動できました。
なんたって、一番の感動は彼が起こした真の奇跡…友達もクラスメイトも看護婦さんも先生も町の人も、あの校長ですら心を1つにして、ラルフと一緒に勝利(奇跡)を信じたこと。「一人は嫌だから」と必死に奇跡を追い求めていた彼が、自分自身の力で起こした奇跡です。
少し前まで彼は呆れられたりバカにされたりしていたのに、今ではもう誰もが彼のことを認め、彼の新しい夢を応援しています。
オリンピックで金メダルを取りたいと明るい表情で言ってのける姿に、もう準備は出来たのだとわかり涙が溢れてきました。
正直、最後のシーンは私的に余計だったものの(母親の顔を映して微笑んで見えるくらいで十分)、それまでにもらった感動は本物なので大事にしたいです。

キリスト教寄りなのでとっつきにくいかもしれませんが、わからなくても笑えるし(「目の粗さは?」が最高)、スポーツもの青春ものとしても十分楽しめると思います。神様がサンタクロースの恰好というのも良くて(クリスマスのエピソードが切ない!)、エピソードの合間に入る「~の守護者」のステンドグラスも素敵。最後のステンドグラスが原題の「聖人ラルフ」に繋がります。
むしろニーチェにまつわる台詞の方がわからなくて、勉強不足を反省しました。わりと重要な感じだったので…。

再見してよかったのが、あの怖い校長先生について改めて考えられた事ですね。初見では後半どうしてそこまでと思うところもあったけど、きっと彼も少年時代から苦労していて、世間の残酷さや厳しさを痛感してきたんでしょう。いつでも誰かが助けてくれるわけじゃないから、厳しい境遇に陥った時に自分の力で立ち上がれるように”相手のためを想って”厳しく接する。
その厳しさのなかに多少の”妬み”が隠れていたとしても、本人は気付いていないんだろうなぁと思いました(少なくとも今までは)。
彼のような厳しさは確かに必要だと思うので、これからも厳しく、けど少しは融通も利くようになっていってほしいです。

監督は奨学生としてノースカロライナ大学に進学し、クロスカントリー選手として活躍。1985年のデトロイト・フリー・プレス・マラソンで優勝したランナーだそうです(英語の記事を参考にしたので間違ってたらすみません)。
どうりで練習シーンの描写が丁寧だし、ボストンマラソンのシーンも結果を知ってるのに目が離せなかったはずです。マラソン経験者なら、より楽しめるかも。

今回は、皆さんと一緒にブログDEロードショーでこの作品を観られて嬉しかったです♪
ご参加下さったみなさん、ありがとうございました!

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一緒に「リトル・ランナー」を観ませんか?

映画「リトル・フォレスト 四季」観た

 | 青春  com(0) 
Tag:日本 にゃんこ 

リトル・フォレスト 夏
製作:日本’2013
監督:森淳一
原作:五十嵐大介
ジャンル:青春/ドラマ

【あらすじ】自分の居所をみつけられず、都会から東北の寒村”小森”に帰ってきたいち子。スーパーやコンビニもない村での生活は自給自足に近く、食べるものは自分で育てたり採ってくるしかない。四季に触れながら、いち子は自分と向き合っていく。

Gyaoで鑑賞。スローライフを描いたウンチク漫画の映画化らしくほとんど主人公のモノローグで進行。よく映画化したなぁと思うものの、東北の夏の風景が美しく私的には懐かしいし、橋本愛が生地をこねたり、汗だくで農作業したり、おいしそうに自分の作ったものを食べる様子は健康的エロスがあって見てて楽しいです。
モノローグもウンチクばかり言ってるわけではなく、彼女の個性的な母親とのやり取りなども語られ、ユーモアがあってクスリと笑わせてくれました。
たまに入るファンタジックな表現も面白く、湿度の高さや雑草のしぶとさをCGでユニークに表現してます。
あと、料理とかは言葉で説明されるより目で見た方がわかりやすいから普通に参考になるし、私の嫌いな分割画面も効果的に使っていて見やすかったです。
ただ、普段の会話の声が小さすぎて聞き取れなかった。これも漫画の背景や遠景に描かれるようなシーンを再現してるのかな?
主人公が毎日農作業してるにしてはキレイすぎる気もしたけど、「ニューシネマ~」で若干落ち込み気味だった私には癒しの56分(劇場では2話同時公開)間でした。

<追記:7/31に「秋」を鑑賞>
秋編ではCGがなく、代わりに分割画面がちらほら。失踪したという母親のように野菜炒めがつくれなくて、ある日ふと筋をとっていたんだと発見して、かつての母とシンクロする演出はなかなか良かったです。
淡々とした流れなので、ここと手紙の下りは良いアクセントになってました。
この作品はやっぱり現実とはまるで違う(あれだけの仕事を若い女の子ひとりでやってるにしては小奇麗で余裕すぎる)理想のなかの田舎暮らしなんだけども、日本の四季が美しいし、家庭菜園や料理が好きな人なら「お!」と思うような知識も得られるかも。
ただし、秋編は鴨をさばくシーンがあるので、そういうのが苦手なら観ない方がいいと思います。
あと、にゃんこを飼ってるのに前回書き忘れるくらいちょろっとしか登場しないのが寂しい。

<追記:9/27に「冬」を鑑賞>
春夏秋と同じ調子なので安心して観られます。でも、どうもあの男は浮いてる気がする。チラッとしか出てこないクセに説教臭いセリフを言う役で、いち子の親友が言ってた「あんたはそんなこと言えるほど経験積んだの?」はこいつにも言ってほしい。鑑賞者はいち子が頑張ってるシーンしか見てないんだから、彼にセリフで言わせるんじゃなく本人が気付く展開の方がいいと思う。彼がいなければ、かなり私好みの作品だったのになぁ。

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映画「クレイジー/ビューティフル」観た

 | 青春  com(6) 

クレイジー/ビューティフル
原題:CRAZY/BEAUTIFUL
製作:アメリカ’01
監督:ジョン・ストックウェル
ジャンル:ロマンス/青春

【あらすじ】問題児でクレイジーなお嬢様ニコールは、奉仕活動のごみ拾いでカルロスという青年と出会う。ヒスパニック系の貧しい家に生まれ育った彼は夢に向かって頑張る優等生で、正反対ながら二人は強く惹かれあっていく。だが、周囲の大人たちはそれに反対し…。

人種差、階級差もさらっと描いたボーイミーツガール。
ストーリーだけみたら平凡ですぐに忘れそうな内容なんですが、主演のキルスティン・ダンストが足りない分をすべて補ってくれました。彼女の「本気で愛してるの」には思わず胸を締め付けられます。
終わり方もあっさりだけども、彼女の輝きだけは印象に残りそう。
ヒロインと親友の仲むつまじい様子も良くて、挨拶で「ちゅ」とか、ベンチで膝枕とか可愛すぎる。
登場シーンこそ少ないものの、ニコールの痛みを理解している数少ない親友なんだというのが伝わってきました。
にしても、最近のアメリカ映画って若者も大人も「デートでうっかり大事な用事をすっぽかし、そのまま連絡をせずに後で苦しい言い訳」っていうパターンが多いのは何故?
普通に連絡すればいいのに…。

映画「スタンド・バイ・ミー」観ました

スタンド・バイ・ミー
ひとり1時間半で背景はその合計くらいかかった…。
原題:STAND BY ME
製作:アメリカ’86
監督:ロブ・ライナー
原作:スティーヴン・キング
ジャンル:★青春/ドラマ

【あらすじ】1950年代後半、オレゴン州の小さな町キャッスルロック。兄を亡くしたばかりのゴーディと、リーダー格のクリス、喧嘩っ早いテディ、ノロマなバーンの4人は、性格はまったく違うものの仲がよく、いつも一緒にいた。ある日、汽車の事故で死んだ少年の遺体が森にあると聞き、それを見つけて勲章を貰おうと冒険に出るが…。

ファミリー企画2作品目は、この名作です。青春映画だけど、意外と家族でも観れるよね?
たぶん、小学六年生の時に学校で観たきりだったので、懐かしさに最初っからウルウルしながら観てしまいました。あの音楽が流れただけで泣きそうです。
そうか~、今更気付いたけど彼らと同じ年齢の時に観たのか(おそっ!)
犬から逃げ回ったり、線路で全力疾走したり、体中にヒルが張り付いたり、妙にドキドキする冒険も懐かしくて自分の思い出のように観られました。
わたしも小さい頃は町中を三輪車でかっ飛ばして、入っちゃいけないところはフェンス乗り越えてでも入ったし、ひと気のない工場跡?みたいなところでも遊んだし、動物やら虫やら捕まえたり、男の子とつかみ合いのケンカをしたり、泥まみれ血まみれで遊んだものです。(前歯を何本も折ったことも)
すっかり忘れていた三人の悲しいエピソードもやるせなくて…とくにクリスとゴーディが不安な気持ちを打ち明けるエピソードは涙なしには観られません。
そんな中、お小遣いをどこに埋めたかわからないというバーンがいい味出してましたね~。あんなに性格が違う彼らが一緒にいられるのも、あの”のほほん”としたバーンがいたからかも。
あと、クリスの兄エースも見ていて胸がえぐられるものがあるというか…。クリスも一歩間違えばこうなってたかもしれないし(むしろエースの惨めさを見てこうはなりたくないと思ったのかも?)、エースの言動があまりにも痛々しくて、自分ではそれがわからないんだなぁと思ったり。
そして、この痛みを含みつつも輝かしい思い出の後のあのラストですよ…。切なさが染みる名作です!

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映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」観ました

 | 青春  com(12) 

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
原題:GOOD WILL HUNTING
製作:アメリカ’97
監督:ガス・ヴァン・サント
ジャンル:★青春/ドラマ

【あらすじ】ボストンに住む青年ウィルは、幼い頃から天才ゆえに周囲から孤立していた。だが、彼の才能に気付いた数学教授のランボーは、ウィルに精神分析医のショーンを紹介する。辛抱強く接するショーンにウィルはしだいに心を開き…。

ところどころ何気ない普段の会話(デート時とか?)がしっくりこなかったんですが、前よりも深い感動を味わうことができて、再見できて本当によかったです。
ショーン役のロビン・ウィリアムズと、ウィル役のマット・デイモンの演技が素晴らしいですね。繊細な表情、仕草が言葉より雄弁に語ってます。ただでさえ心に響くセリフが多いのに、彼らの名演も相まって感情移入せずにはいられません。
絵から精神分析をしてショーンを傷つけ、自分がインテリ軟派男の”ひけらかし”と同じ事をしていたと気付かされる公園のくだりや、「君は何も悪くない」と何度も何度も繰り返し、やっとウィルが正直な感情を吐き出すくだりは、胸に迫りました。
でも、今回もっとも印象に残ったのは、親友の友情がひしひしと伝わってくる終盤。
一緒にバカばっかりやってた親友が、ふと「20年後もここにいたら許さない」と本音をぶつけ、「一番のスリルは、お前の家の玄関に行く10秒前…」と告げるシーンは、ここを観るために再見したんだ!としみじみ思いました。
それがラストに繋がり、晴れ晴れとした表情でウィルの家を去るシーンは爽やかな感動が。ささっと仲間のひとりが助手席に移るところも良かったです。
まっすぐな道を車で走るEDに、迷いが晴れたウィルの気持ちが表れているようでした。

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映画「マイ・ガール」観ました

 | 青春  com(4) 

マイ・ガール
原題:MY GIRL
製作:アメリカ’91
監督:ハワード・ジーフ
ジャンル:★青春ドラマ/ロマンス/ファミリー

【あらすじ】1972年ペンシルヴェニア。11才の少女ベーダは、母を亡くしてから父親が葬儀屋の仕事ばかりで、自分に構ってくれないのを気にしていた。そんなある日、美容師シェリーが雇われ、父親と急接近。幼なじみのトーマスと父の恋の邪魔をするベーダだったが…。

若干トラウマになっていた作品。絶対泣くと思って、なかなか再見できませんでした。
ベーダが可愛いですね~。葬儀屋の娘でも遺体のある地下室は怖いし、親友のトーマスの前では素直になれないし、先生に密かに恋してて、父親に恋人ができたら気が気じゃない。年相応なんだけど、ちょっぴり大人びたところもある少女を上手に演じてました。
また、家出や病気アピールなど、母親の事があって何度も父親の気を引こうとするベーダが切ない…。それと向き合おうとしない父親にはやきもきです。シェリー、はやく言ってやってよ!

そして後半、悲しい別れが近づいていると思うと、もうトーマスとのやりとり全てにうるうる…。トーマスの事を父親から聞かされた時のベーダの表情の変化や、めがねがないと何も見えないと取り乱すシーンは、涙なしには観られません。
彼女がそれを乗り越える時、トーマスとの思い出や、詩の授業で習った「心で感じる」ということ、心のままに詩を書き共有することなど、今まで得たものをちゃんと覚えていて、それによって前に歩き出すところも感動的でした。
予想通り泣きまくってしまいましたが、決してただの泣ける映画ではなく、ベーダの心の成長や家族、親友との絆を描いた名作だったと思います。
…彼女の手に戻ったトゥルーリングは今何色かな?

映画「ロッキー・ザ・ファイナル」観ました

 | 青春  com(8) 

ロッキー・ザ・ファイナル
原題:ROCKY BALBOA
製作:アメリカ’06
監督:シルヴェスター・スタローン
ジャンル:★ドラマ/スポーツ

【あらすじ】引退し、地元フィラデルフィアで小さなイタリアンレストランを経営していたロッキー。エイドリアンは既に他界し、息子のロバートともぎくしゃくしていた彼は、再びボクシングを始めようと思い立ち……。

これはロッキーシリーズ(1、2だけでも)を観て、1年くらい間を空けてから観るべきかも。再見なのにタイミングが違うだけで印象がまるで違いました(前はちょっと辛気臭く感じた)。
まず、ロッキーの思い出の場所巡りに付き合うポーリーが泣かせます。ずっと嫌がってて、ロッキーが思い出に浸る間も与えず先を急がせ、ついには「過去に生きるな!」と怒りを爆発。その後の「お前はあいつに優しかった。でも俺は…」でうるうる来てしまいました。自分が良い兄ではなかったと後悔しているんだね…。何気に彼の描く絵がパッションほとばしる感じで、ポーリーの中でも何かくすぶってるのかも?
また、ロッキーが今でもエイドリアンを愛していて、マリー親子への親切が恋愛にいかなかったのもよかったです。まあ、マリーの息子と自分の息子と、ちょっと散漫になっていた気もするけど。
お約束のお説教シーンは安心感あったし、トレーニングに尻尾ふりふりしながら付き合うわんこも可愛かったです。
そして、ラストの試合は胸アツ。これぞロッキーって感じ!
みんなの歓声の中に、エイドリアンの「勝って、ロッキー!」という声も聞こえるような気がした。チャンピオンが勝って、ロッキーの中の猛獣は消えて、みんな感動して、爽やか~。
完結編にふさわしい作品だったと思います。

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映画「若草物語(1949)」観た

 | 青春  com(4) 

若草物語(1949)
原題:LITTLE WOMEN
製作:アメリカ’49
監督:マーヴィン・ルロイ
原作:ルイザ・メイ・オルコット
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】ニューハンプシャーの静かな町コンコード。父が南北戦争に出征したマーチ家では、メグ、ジョー、エミー、ベスの4人姉妹が、母と共に仲慎ましく支え合いながら暮らしていた。そんなある日、お隣のローレンス家に孫のローリーがやってきて…。

15分くらいカットされてるTV吹替え版を観ましたが、これも良かった~。前回観た94年版といいとこどりで脳内補完できました。
まず冒頭のクリスマスのエピソードがステキ。
叔母にお小遣いを貰い「これで欲しかった物が買える!」と歌を歌いながら店に行き、歌を歌いながら帰ってくる。お母さんがツリーの下を見ると娘たちからのプレゼントが…。驚く姿をこっそり覗いて、満足してベッドに戻る様子が微笑ましい。
前半はジョー役の人が老けすぎだろと思ったものの(見た目と態度のギャップで時々イラッとしてしまった 笑)、NYへ旅立ってからはしっくりきて、後で当時32歳と聞いてビックリしました。若い!
あと、このジョーは本気でローリーとは結婚しても上手くいかないと思っている感じが好きです。きっぱりしていて。
エミーも何故か三女になっていて、前半からケバ過ぎ。さすがに前半は別の役者を使ってほしかったです。ケーキへの執着とか面白かったのに…。
でも、ベスは可愛かったですね~。ジョーとの絆を描くにはエミーを挟んでというのがやや無理があるけども、おじいさんとピアノのエピソードでウルウルきてしまいました。引っ込み思案な彼女が喜びで呆然としつつもおじいさんに感謝の気持ちを伝えに行くくだりが一番好きです。
94年版では、おじいさんはあまり印象に残ってなかったんだけど(でてた?)、この作品ではピアノををたまに弾きにきてほしいと頼む時の優しさが素晴らしくて、彼が出ているシーンではもれなく温かい気持ちになりました。
古きよきアメリカを感じさせてくれて、美しいテクニカラーの映像とドレスに舞台セットも楽しめます。こうなったらキャサリン・ヘプバーン版のも観たいなぁ!

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映画「クール・ランニング」観ました

クール・ランニング
原題:COOL RUNNINGS
製作:アメリカ’93
監督:ジョン・タートルトーブ
ジャンル:★コメディ/スポーツ/青春

【あらすじ】選考会で転倒の巻き添えを食い、夏季オリンピック出場の夢を絶たれたデリース。だが、冬季五輪のボブスレー競技で金メダルを取った人物が近くに住んでいると知り、幼なじみのお調子者サンカや、や転倒事故で同じく夢破れたユルやジュニアと共に、ジャマイカ初のボブスレーチームを結成し…。

久しぶりに再見したけど、いいね~。
ジャマイカの明るい雰囲気と音楽からはじまって、コミカルな調子ながら丁寧に、オリンピックへの情熱や、主人公たちの友情、彼らが自信を得ていく(取り戻す)様子が描かれます。
まず主人公とサンカの友情がいいんですよ。村の子供たちと一緒に遊んだり、雪を見た事もないのに無謀な挑戦に乗ってくれたり、一緒に監督を説得したり(トイレにまで押しかける!)
寒さの訓練で、アイスクリーム用冷蔵庫に入ってドレッドヘアがボキッと折れるシーンが最高です(笑)
また、同じく選考会で落ちたユルと、その原因を作ったお坊ちゃまジュニアも良かった~。犬猿の仲だった彼らが、信頼できる一番の親友になっていく過程には何度も目頭が熱くなりました。
とくに、ユルに宮殿の写真を返して優しく話しかけるところ!
尊敬する父親のように自分で道を切り拓くため、その父に背いてまで夢に向かって頑張っている彼は、誰よりもその気持ちがわかるんですよね…。
監督との練習風景や信頼関係も見ごたえありました。
そして、ついにやってきたオリンピック!!
ジャマイカの人たちの熱い声援や、だんだんと彼らの熱に飲み込まれていく会場。クール・ランニング=穏やかなる旅路という名のソリと共にゴールを目指すラストに、思わず彼らと一緒になって応援してしまいました。
後味爽やかな秀作です。

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映画「ロック・ユー!」観ました

 | 青春  com(8) 

ロック・ユー!
原題:A KNIGHT'S TALE
製作:アメリカ’01
監督:ブライアン・ヘルゲランド
ジャンル:★青春/アクション/歴史劇

【あらすじ】14世紀のヨーロッパ。騎士エクスター卿の従者ウィリアムは、卿が亡くなったのをきっかけに、ジュースティング(馬上槍試合)に出場する。みごと優勝した彼は、そのまま身分を偽りジュースティングで名声を手に入れようと考え…。

久しぶりに再見。
みんな楽しそうですよね~。最初っからロックで、見物客(上流階級の人も)がノリノリでリズムとってます。撮影中、怪我の可能性のある試合のシーン以外は、とっても楽しんで演じてたんじゃないでしょうか?
身分を偽れば死刑という時代背景にも関わらず、音楽や登場人物たちの人柄や温かさが、楽観的な空気を作り出してて観やすいです。
お気に入りは、ギャンブル依存な文筆家。主人公に二回も救われて、恩返しに貴族証明書の偽造したり、ヒロインの口説き文句を考えたり手紙を代筆したり、試合前の口上で場を盛り上げたり時間を稼いだり、とにかく大活躍でした。
ふたりの従者仲間もいいですね。なんだかんだ言って、彼の夢に最後まで付き合ってくれて、逃げてもいい時だって側にいて支えてくれます。
パーティーに着ていく服がないのに、ぱぱっと素敵なお召し物を作ってくれるおじさんが頼れる~!
鍛冶屋のお姉さんも好きです。負けず嫌いでなんとなく仲間になって。毎回、彼女の登場シーンで「こっちが本当のヒロインか!」と思っちゃいます(笑)
ヒロインの側には美人の侍女もいるし、実はヒロインってあんまり目立ってないかも?
主人公のお父さんと、回想シーンに出てくるご主人様もいい人で、彼の成功の半分は彼らのおかげかも。
主人公は出会いに恵まれていて、それを自覚して大事にしているところが好感持てます。
ちなみに、原題の意味は”ある騎士の物語”。邦題の方が勢いがあって印象的だし、この作風をうまく表現している気がします。
ノリノリの音楽で、何度でもさらっと楽しく観られる青春映画でした。

映画「若草物語(1994)」観た

 | 青春  com(2) 

若草物語(1994)
原題:LITTLE WOMEN
製作:アメリカ’94
監督:ジリアン・アームストロング
原作:ルイザ・メイ・オルコット
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】南北戦争に揺れるアメリカ。出征した父の帰りを待つ若き4姉妹は、聡明で進歩的な母の下、健やかに成長していた。次女のジョーは小説家という夢を胸に抱きながら、淡い恋や挫折を経験してゆく。やがて戦争は終わり、4姉妹はそれぞれの道を歩き始め…。

かなり駆け足だったけど、「若草物語」は世界名作劇場でしか知らず、それも忘れかけていたのが観始めたらするすると思い出して、妙にジーンときてしまいました。
キャスティングもなかなかで、ウィノナのジョーやキルステンのエミーは、私が持っていたイメージ通り!
四姉妹とにゃんこで演劇してる様子が微笑ましかったです。エミーが悪役で、にゃんこが伯爵夫人役(笑)
ノリノリで演じてる四姉妹を見てたら、ローリーでなくても仲間に入れてもらいたいと思うはず。彼女たちだけの秘密の場所という特別感漂う雰囲気に惹かれるものがありました。
アニメではなかった気がする父親が帰った後のお話が観られたのも良かったです。中でもベスとのエピソードはそんなに病弱だったのかと驚きつつも(もう少し細い子の方がよかったかな)、ジョーが大好きでいつもジョーを見守ってる姿にキュンとさせられました。ベスが亡くなった時にそっと窓を開けるジョーとか、一人で辛い時にベスの宝箱(?)を見つけて胸がいっぱいになるシーンが印象的。
あと、スーザン・サランドン演じるお母さんも素敵です。自分たちの生活だけでも結構大変なのに、困っている人がいればできる事をし、姉妹たちの事もいつも優しく見守っていて悩みがあればすぐ相談に乗ってくれる、頼れるお母さんという感じ。
お父さんももう少しくらい出番があってもよかったのに…(笑)
何回も映画化されてるみたいなので、機会があったら別のも見てみたいです。

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映画「キューティ・ブロンド」観ました

 | 青春  com(2) 

キューティ・ブロンド
原題:LEGALLY BLONDE
製作:アメリカ’01
監督:ロバート・ルケティック
原作:アマンダ・ブラウン
ジャンル:★コメディ/ロマンス

大学でファッション販促を専攻し、成績優秀でみんなの人気者だったエル・ウッズ。政治家志望の恋人ワーナーからのプロポーズを待ち望んでいた彼女だったが、議員の妻にブロンドはふさわしくないと振られてしまう。彼女はワーナーに認めてもらうため、超一流ロー・スクールに合格するが…。

好きな作品だったので久しぶりに再見。
やっぱりいいね~。テンポがよくてサクサク先に進んでいくんだけど、中身もちゃんとあるというか、エル・ウッドというキャラクターの”一瞬一瞬を大事にする生き方”が、そのまま作品に反映されてる感じでした。
この子がホント素敵で、毎日を丁寧に過ごしているのが、小さなエピソードの積み重ねで伝わってくるんですよ。パーティや試験勉強で全力なのはもちろんの事、ネイルサロンでの会話やたまたま知り合った人との会話、高いところの本を取ってもらったというちょっとした出来事なんかも、絶対にないがしろにしたりしないんです。
たとえ相手が酷いことをしてきても、仕返しなんて考えないところが爽やか。相手が心を入れ替えれば過去は水に流して受け入れるし、そうでない人たちの事なんて自分磨きで追い越してしまえば気にならなくなってしまう!
裏切られても、今の彼女があるのは彼らのおかげでもある事を、しっかりわかってるんですよね。
ラストの首席スピーチは、まさにこれまでに描かれてきた彼女だからこそ出てきた言葉だと思います。彼女がみんなの第一印象を覆したように、この作品も観終わって第一印象との違いに驚くかも。
楽しくて元気付けられて、爽やかな感動を味わえる作品です。

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